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げんちゃんの発達障害プロジェクト

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野田あすかさんの楽譜が読めない、がよくわかる。

  野田あすかさんという、発達障害のピアニストのドキュメントを見ました。
 30代の彼女は、最近、ピアノ演奏とお母様の講演を合わせた演奏会を各地でされているそうです。とても興味深く見ました。
 
 目が釘付けになったのは、彼女が、楽譜が読めない・・・というところでした。小さいころから、どうしても楽譜が読めなくて、大好きなピアノ演奏をするために、あらゆることを試して、楽譜をものにする彼女のスタイルを手にしたのだそうです。

 そのやり方は、まずは、五線譜に補助線を引き、なんとか譜を読み取り、それを、口に出して、録音する。今度は録音した声を聴きながら紙に書いていく。リズムも、また、同様に一つ一つ拾っていって、書いていく。
 それを最後に、一つにまとめて、音程のイメージを線で表していく。

 正確ではないかもしれませんが、とにかく、え~!っと思うようなめんどくさい工程を経て、彼女が楽譜を自分で弾ける形に翻訳するのです。長い複雑な曲なら、その工程だけで、何十日もかかってしまいます。普通の人なら、その段階で、挫折しそうですが、彼女は、それをコツコツ続けて、やがて、演奏につなげていくようです。

 私は、テレビでその光景を見て、かつてのげんちゃんの姿がありありと思い出されました。どんなに、教えても、楽譜が読めない・・・ここは、ミだからその上は何?と言っても、わからない。ドレミファソラシドは、言えるのに、ミの上が何かわからない。違和感は無限にありました。わけわからない! 私は、泣きそうでした。先生は、譜読みも大事だけど、まずは、指が動くことが大事、と言って、音と弾き方を口承で伝えるようなやり方でげんちゃんに、なんとか教え込んでひかせていました。

 ピアノの練習をさせることは、私にとって、ストレス、すさまじいストレス。エネルギーも気持ちも、すべて彼に吸い取られるようになりながら、へとへとになってげんちゃんにピアノをやらせていたことを思い出します。まさに、気が狂いそう・・・そんな感じ。

 ある発達障害の女性が、
「私たちは、ピアノなんて無理です。両手の指がそれぞれ違うことをするなんて、脳が混乱しまくります。げんちゃんは、ピアノが弾けるなんてすごいです。」
私にそう言ったことがありました。確かに、げんちゃんが、ピアノが弾けるまでの行程は、涙なくしては語れない、そんな感じです。

 5年生くらいだったか、半年に1曲のペースで、多少は進化していっていたピアノでしたが、譜読みがあいかわらずできないのを苦にした私は、先生になんとかならないか、相談しました。先生は、それにこたえて、チューリップくらいの簡単な曲ばかり集めた本をげんちゃんに与え、練習曲とは別に、自力で譜を読んで弾くという課題を出してくれるようになりました。

 ほんとにコツコツコツコツ・・・学習も普通の子より、膨大な時間がかかるのに、ピアノまで練習させるのは、ものすごいエネルギーがいりました。思い出すだに恐ろしい! 

 しかし、やはり継続してよかった。げんちゃんは、今、なんとモーッツアルトのトルコ行進曲を弾こうとがんばっているのです。半年近くかかって2ぺージという遅滞ぶりですが、げんちゃんは飽きもせず、少しの時間をとってはコツコツやっています。今では、横でついていても、昔のようなストレスは少ないです。本人がやりたいと意欲的だし(クラッシック音楽にはまって、自分からリクエストした曲ですものね。)譜読みも、なんとか、自分でカナうちしたりして読めています。

 野田あすかさんは、形態認識が弱いので譜読みができない、と解説されていましたが、げんちゃんの形態認識は、あすかさんより良くなったというのでしょうかね~・・・

 でも、それなら、なぜげんちゃんより、譜読みができないあすかさんが、あれほど素晴らしい演奏ができるのか・・・ほんとに能力だけではないのですよね~。それこそ強い意識世界のことを示唆するようです。

発達障害のげんちゃんに感じるものもあすかさんと通じています。大きなマイナスとともに、それを克服していける強い魂をもらって生れてきてる子たちなんだな、と思います。

ああいう報道では必ず言われるのは、”寄り添って”という言葉です。私は、この寄り添ってというのが、どうも、障害は変わらないものだから、こっちがしてあげる・・・と言う風に、解釈されやすいことを感じます。でも、げんちゃん育児を通して感じるのはそうではありません。
寄り添って、というのは、あくまでも、げんちゃんの今の能力を見極めて、伸びていける環境を作ってあげる、ということなのだと解釈しています。そして、能力の、1段階上、時には、3段階上(トルコ行進曲は、3段階上でしたね~。)を目指して、チャレンジさせる。その頑張る力、忍耐力、粘り強さ・・・弱いと思われている彼らの中に、ちゃんと神様が供えてくださっている。そんな気がします。

 ”寄り添う”のニュアンスに少し違和感を覚えながら、げんちゃんにビシバシ寄り添って(笑)、毎晩、ぐったり疲れて眠り込んでしまう日々です。

by glow-gen | 2018-11-20 23:08 | ピアノレッスン | Comments(12)

中学1年生のお習い事

  げんちゃんは、中学校に行き初めて、毎週毎週どんどん変化しています。どんどん良くなっている、というわけではありません。赤になったり、青になったり、緑になったりしていくような感じです。弱い角度でゆっくり上にいくらせん階段みたいに、やはり、ちょっとは上に上がってるんだね・・・・という感触はありますが、らせん階段のように、規則的に、上がるわけでもなく、ひたすら
停滞しているように感じるときもあります。

 中学校では、クラブには入らず、すぐに帰ってくるのですが、それでも、5時をまわって帰ります。
ホームスクールもなくなっている今では、ほんとに毎日があわただしく、やりたいカリキュラムのほんの少ししかできない毎日です。なぜ、クラブに入らないか、というのは、明確です。まず、時間がなくなる。クラブより、今は優先しないといけない課題がある。そして、周りの友達に対して興味もないげんちゃんは、クラブで吸収できることは少なく、それより、時間のロスの方が大きい。そういう理由です。

 あと3年くらいしたら、たぶん、クラブというシステムも、彼の肥やしになるかもしれません。でも、今は優先順位の下位の方なのです。周りへの興味の薄いげんちゃんは、毎日まったく学友としゃべりもせずに暮らしていても、たいして苦にもせず、友達がほしくないわけではないけど、めんどくさい、という方が先立つようです。その証拠に、友達の印象もうすく、どんな子?なんていう質問に対しても、「さあ?どうだっけ」というレスポンスでがっくりします。

 中学になって、月曜に行っていたサッカーをやめました。というより、げんちゃんの行っていたサッカークラブも野球も、小学生で卒業するシステムです。サッカーは、1年生の時に入りました。

 入った時は、時期尚早で、能力の3段階上くらいだと感じたのに、先生の好意で入ることができました。それから、今では、普通にクラブをこなすようになったげんちゃん。やめるときは、私の方がセンチメンタルになるくらい、しんみりしました。それほどお世話になりました。ここで、伸ばしていただいたことはたくさんあります。

 野球の方は、中学でも、もう少し続けることにしました。チームで、中学1年生はげんちゃん一人になりました。特別許可です。中学になれば、皆、クラブに入るので、誰も続けません。げんちゃんは、6年の終わりから、バッティング練習をたまに部屋でしていました。エアーバッティング(ただ、ポーズを勝手にするだけ)で、何度か振る程度で、練習とも言えないものですが、うまくなりたい、と意識を働かせているのがわかりました。上のクラスにシフトしましたが、皆年下です。自分より小さな子の中の方が、げんちゃんは、生き生きしているし、もう少しここで、泳がせてみたい、という感触もありました。チームメートの雰囲気が、サッカーよりげんちゃんに合っているようでした。
 
 そんな中、新しくなった野球教室を見に行きました。しばらくぶりに見てびっくりしました。自分の打順もわからず、小さな子に命令されていたげんちゃんは、いつの間にか、きびきびと、教室のルールに従って動いていました。教室で友達に対して心を動かさないげんちゃんではなく、クラブメートと多少は交流しているし、ほかの子は、げんちゃんに対して、普通にフレンドシップを持っている様子です。
 自然な笑顔も見えます。

 なかなか、突き抜けないげんちゃんに、取り上げたほうがいい古巣もありますが、野球は、直感的に、しばらく続けるのがいい、なぜかそう思いました。

 そして、日曜日は、3回目のピアノの発表会でした。初めてソナチネの曲と、それよりは、少しやさしい曲、2曲を弾きました。今回は、私は、ノータッチでした。練習も見てません。彼は、初めて、自分で言われた部分練習をこなし、私が帰ってない時間に、自らピアノの前に座り、自分だけで練習しました。半年はかけて準備したので、上手に弾けるようになりました。

 中学の生活をこなしながら、ピアノの練習をするのはやはり大変でした。でも、数日前は、1時間半も一人で練習していたみたいです。ピアノは、ある意味突き抜けた、と言ってもいいかもしれません。なんせ、途中から曲を弾くなんてことも昔は無理だし、部分練習なんてのも、絶対一人ではこなせないし、いやがりました。ただ、なんとなく、楽譜も見ずに適当に練習した、というクオリティーの低いものでした。

 発表会の前日
「明日は、間違えずに弾けるかな。ミスしなければいいけどな~。」
と不安げに言いました。これも、彼にとっては成長で、2年前は、そういうことを言葉に乗せることは無理でした。
先生が言うには、舞台のそでで、
「あの~・・・先生。最後に確認なんだけど、ペタルには、最初から足を置いておくの?」
と質問したそうです。意識がしっかり入った発表会だったと言えるでしょう。ピアノは、意識のオンとオフが、わかりやすいし、自分でもそれを認識できやすい。

 これが、学習に投影されることを期待したいところです。


また、発表会が終わったと同時に
「次は何を弾こうかな。」
とも言いました。きっと、すべてに先駆けて、げんちゃんの行く方向性を見せてくれたようなピアノです。


 


by glow-gen | 2018-05-03 00:06 | 中学入学 | Comments(4)

さかのぼって、脳のつながっていない穴を埋めてあげる作業

 げんちゃんが、今取り組んでいることは、すべて、基本にもどして、1つ1つあらためて入力していくということです。

たとえば、ピアノを例にとるとわかりやすいのですが、今こんなことをしています。

とりあえず、ブルクミュラー(中級の入門くらいかな~)のアラベスクをひきこなした時点で、そのレベルの曲を新しく追加するのはお休みしてます。そのレベルの曲は、げんちゃんにとっては、譜読みをして自分でひきこなしたというより、ママが、横で、譜を読んでやって教えてやって、なんとか弾けるようになりました。

結局、そのレベルの曲は、4曲マスターしましたが、現在、その4曲を、指がなまったりしないように、何ヶ月も継続して弾くだけで、新しいのはストップです。

でも、その4曲については、けっこうすらすら弾けるのですが、毎回、お題が出されます。間違った部分に気付いて、あとからそこを、自分でもう一度練習する・・・とか、スラーや、アクセントを注意してひく、とか・・・

げんちゃんは、過去、自分が間違ったところとか、ぜんぜん意識することができなかったので、曲が終わった時に、自分が間違ったところを覚えている、ということは、新しい段階なのです。


そして、もう一つ、さらに、初心者の初心者がするような楽譜を加えています。これは、げんちゃんがすべて自力で練習します。譜読みをして、次のレッスンまでできるように練習して、練習した回数をノートに丸つけします。

先生曰く、「毎週次に進めますよ。」

それから、譜読みに関するドリルが少し宿題に出されます。これも、とても簡単です。(が、あぜんとするつまづきがあぶりだされます。)


母親にしてみれば、どんどん新しい曲を練習して、これだけひけるんだよ~と、なってほしいとろこですが、今は、そのステップバックが本当に大事だとわかっています。

たとえば、おたまじゃくしが5線譜の上の方に書いてあれば、鍵盤は右に進む、とか、あたりまえのことが理解できていないげんちゃんですから、唖然とするような穴が、出てきます。2オクターブの譜が自分で書けない・・・線の間と、線の上、ただ連続して書いていくだけなのに、・・。ため息

あれだけドリルで書いていたト音記号も、久々に書かせたらでたらめ、”ド”を表す、5線譜の下にある横棒を、好きな位置に書いています。つまり、ド、ドと続けて書いたときに、二つのドは、同じ高さにないわけです。まあ、これも、音符が上にあると、鍵盤は右に行く、というあたりまえのことを、意識できてないことの現れじゃないか、と思われます。書けばきりなく・・

とにかく、めいっぱい始めっから(汗)です。

しかし、やはり、そこを通過するスピードは速いです。埋めにくい穴もあって、手をかえ品をかえやるときもありますが、何度やってもだめ、という時期とは違って、やはり、わかっていくことができるようです。

穴をうめてやっていく作業ができていくと、色んなことがぽんと上がるような気がします。(だといいな~)

ピアノの先生も、前とは全然違う、ずいぶん、こっちも楽ですよ。と言われます。私も、ピアノに関してはもうノータッチ。宿題をしていかなければ叱られて、自分で気付いていくのを期待します。

最近、英語も、同じ作業をしようとしています。英語は、土曜の朝、預けるところがなくて、とりあえず、保育園代わりにいかせていたので、ただ、続けてると言う状態です。少しは聞き取れているか、と思いきや、"I"って何?、とか言っても、?だったりします。え~。な~んもわかってないやん! とパニックになりそうです。チャレンジタッチの英語は、けっこう正解を選べたりするのにね。ピアノと同じなのでしょう。

算数も同じです。2年3年の問題を平行してえっちら取り組む。国語は、ひとつひとつ、文におこさせて、え?と、唖然とする理解の仕方などを見つけては、修正する。

前回書いたところも、結局、こういう地道な作業で、少しはましになっていくといいな、と思います。

でも、げんちゃんって、一見何一つ、峰がないよな~と思います。・・・どの項目も、すべて、一つ一つ上げてきたんだよね~・・お子さんによっては、こういう作業がいらない子もいるのかもしれませんね。





by glow-gen | 2017-05-20 14:09 | Comments(11)

最近のピアノレッスン。マイナススタート

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ボルダリングも、ホームスクールの体育としてやってます。週一ですが、げんちゃんはどんくさいです。どんくさい私と良い勝負・・・継続は力、
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スケートボードをやりたいと、おばあちゃんに買ってもらいました。夢中で2時間くらいやってましたが、いつのまにか乗ってました。

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日曜学校の紙芝居の絵は、げんちゃんに一部描かせることにしました。ほんと、うまくなってると思います。.マイナススタートが、すごい努力を重ねて、ゼロになったとたん、すごく、プラスに振りはじめたのかもしれません。ただ、塗るのは、まだ手首の動かし方や指先が、うまく動いていないようです。

げんちゃんのピアノのことを書いてみます。げんちゃんは、学級崩壊みたいで、習っている意味がなかったような1年間を経て、10分間くらいレッスンができるようになった年長さんのおわりから、カウントすると、5年くらいやっています。

半年で一曲というペースです。夏の発表会では初歩より中級に近い曲をひきました。
げんちゃんがそんな曲弾けるなんて、昔から考えればすごいことでした。

でも、げんちゃんのピアノは、まるでイルカに芸をしこむようなありさまで、相当なママの忍耐の上に成り立ってました。5年もやっているのに、楽譜を読んで弾くのではなく、ママが、とにかく、横で口伝えや細かいリードで一発主義的に教え込んでいるようなもので、間違えると、譜を読んでやりかえるのではなく、なんとなく、覚えてしまったのを、最初からまたひかないと出てこないようなありさまです。

 もちろん楽譜が全く読めないとかではないけれど、あれだけしたのに、なんで? 楽譜と手がリンクしません。うまく言えないけど、右脳的な覚え方でひいているのがわかります。

 譜面を読むのも大事だけど、まずは、指が動くこと、と先生が言われて、なるほど、と思い、今までは、譜面にこだわらずやってきたのです。

 でも、最近あまりに、楽譜を読まずに、フィーリングだけで弾くので、さすがに、先がないな~と思い、先生に譜面主義を取り入れてもらいました。そろそろ、そういう左脳的なアプローチができる頃じゃないか、と思いました。

 今までよりぐっとレベルを落として、黄色バイエルくらいから、自分で譜面を読んで練習します。
それと同時に、私のサポートがなくても、一人で練習できるように、というので、そういう簡単な曲と、すでにマスターした4曲の曲をひたすら、忘れないように、と指の練習のために弾きます。

そのため、げんちゃんのピアノレッスンは、レベルが、一見すごく後退したように見えます。
でも、昔と違って、私がいなくても、一人で練習してくれるようになりました。つまり、げんちゃんのピアノは、習い始めて1年くらいのレベルから、新たにスタートしなおすような状態になってます。

ピアノを例にとって言うと、マイナススタートだったところを、やっとゼロにもってきて、また今からプラスに向かってスタートを切ったような感じです。

宿題、遅れている所の強化勉強など、ほんとに、時間がいくらあっても足りないようなげんちゃんのスケジュールに、なんとかピアノをもぐりこませて、やめずに続けてきました。ほかの子が5年ピアノを習えば、もっと行くよね、と思いますが、やはり、この子達は、すべてが、マイナススタート。プラマイゼロに持って行くまでのエネルギーがいるので、仕方のないことなのかもしれませんね。

 ゼロ点まで行ったら、もう一度、一から入れなおす・・・発達障害トレーニングの極意かもしれません。そんな気がします。


 いつか、げんちゃんが、教会の伴奏者になるのを目標にしてます。壮大な計画です。ついでに、弾き語りとかできるようになってくれたら、私の苦労は報われますね~。音楽は人生を豊かにします。こつこつピアノ頑張ってほしいと思っているママです。

オンチも、とにかく歌って少しずつ改善しているような気がします。

最近ぐんと背がのびて、男っぽくなっていってるげんちゃんです。ほかの子のように、全体を俯瞰して見て、そこからの考えや意見を述べることが、まだできません。いつになったら、そういう、大人っぽいげんちゃんになるのかまだまだ遠いゴールを見つめてるげんママです。


 

by glow-gen | 2017-02-23 01:58 | Comments(2)

ピアノ4年目、ピアノが果たした功績

   げんちゃんは、色んな能力があがってきてますが、まだまだたくさんの問題をはらんでいます。これらの気になるところは、ある程度、時を待たざるを得ない部分かな、と最近思います。
 でも、11月を迎えて、やっぱり、また10月とは違うげんちゃんがいます。進化したよね。と思ってよく考えると、3年生も終盤になっているのだから、当たり前と言えばそうなのかもしれないです。支援で1年生の子を見て、あ~、これでは、ママ大変だ~、なんて思って、はっとします。
 2年も違うのだよ。それくらい、違わなかったら、逆に怖いでしょ・・・なんて。

 でも、しかし、支援のクラスに、5年生と6年生の男の子がいますが、立ち姿が、すでにげんちゃんの方が普通っぽいです。受け答えも、げんちゃんに比べるとあれれ・・・という感じですし・・・
 それを考えれば、小学校年3年間の伸びは、やはり、努力の結果という他はありませんね。

  さて、11月終わりのピアノの発表会に向けて、少しスパートがかかってきました。すでに2曲は仕上がっていますが、3曲目は、今からという感じです。なんせ、右手と左手が、それぞれ旋律になっていて、輪唱的なフレーズになっている曲で、ピアノを習っていた私でも、頭をちょっと使わないと、ミスったりします。(そううまくはないですからね~)他の曲は、右が旋律、左が伴奏なので、初見でも、昔ちょっとやったくらいの私が、さっとひけるような曲です。ピアノを習ってる人ならわかると思いますが、バッハの入門曲みたいな、一見楽譜は簡単そう、でも、ひいてみると、頭が疲れる・・・みたいな感じです。

 げんちゃんが、ピアノを習いだしたのは、年中さんの終わりです。発達障害がわかった初期に、私が、指を動かして、頭をよくする、といきまいて、習わせました。今ならわかります。体がふらふらして、宙を見つめているような子に、指先の技は時期尚早。人の体の成長は、まず、大きな筋肉から育ってきます。そして、それが育ったら、次に、指先などの、細かいコントロールができてくるのです。
 
 それでも、あの頃は、必死でした。自分もピアノを習っていて、幼稚園から始めたので、5歳ならごく普通に習えるものだと思ったのかもしれないです。いや、とにかく、思いついたことは、手当たり次第にやってみていた頃でしたね。もちろん、げんちゃんは、ピアノの前にじっとしてません。どんなに叱ろうと、なだめようと、ピアノをひきません。何度教えてもドの位置も覚えません。ピアノ教室で、先生に、塗り絵で遊んでもらっただけ、という日ばかりが続きました。(もち塗り絵もできませんでしたけど。)

 狂人のように、先生を無視して、動き回る、情けないげんちゃんを見るのがつらくて、おばあちゃんは、げんちゃんを、あずけたら、近くの自宅に舞い戻って、また迎えに来る、という有様でした。

 年長さんの終わりになって、先生が替わりました。その頃から、やっと、10分近くピアノの前に座るようになりました。あとは、指先で、ボールをとる練習とか、音符の積み木とか、、その頃私が取り組んでいた、点つなぎとか、音楽に限らず色んなことを50分先生がして下さってました。ラッキーなことに、先生は、実に教え方がうまい方でした。(じゃなきゃ、1時間は無理だよね~。)

 さて、あれから、3年が経ちました。
げんちゃんは、もう、1時間しっかりピアノの前に座り、練習をするようになりました。もちろん、普段は、週に3回か4回、3~40分くらい練習させるだけですが、発表会前になって、ピアノの前にいざなうと、あっという間に1時間経ってる。そんなことになってます。

 ピアノが好きというわけでもなく、あくまでも、やらされてるというスタンスのようですが、発表会の自覚はあります。がんばろうと思っているようです。難しい3番目の曲も、いらっとして、つべこべ言うことはあるけれど、結果的に、やっています。そして、この、左右の頭をめいっぱい使う、難しい曲を、なんとか、両手で練習ができるようになっています。

 このピアノ練習をとっただけでも、げんちゃんは、ものすごく進歩してるでしょう。3年で、これくらい、と言うこともできるし、3年でここまで行った、と言うこともできるでしょう。(最初の1年は入れてません。習ってるうちに入らなかった。汗)(でもやっぱり、ほめてあげるとこだと思います。)

 げんちゃんのピアノは、それでも、不思議なことに満ちています。音符フラッシュや、音符の書き取りをやっているにもかかわらず、彼は、音符を読みながら自分でひくことはできません。まったく音符とリンクしないとは言えないけれど、読んで弾くのは無理のようです。まだひけない曲を、横に、私がつくことなく、一人練習はできません。間違うと、音符を見れないので、止まってしまいます。

未だに、ラドと言っても、平気でドラの順番でひいたりします。ファやラやシは、ここだっけ?とか、よく聞いてきます。やれやれ、今頃何言うんじゃい! ということが多々あります。
音符を読んで自分でひくとなると、なかなかです。
自分の記憶をたぐれば、幼稚園の頃、私は、一人で、楽譜を見ながら、母親の見てないとこで練習していた記憶があります。それを考えれば、げんちゃんは、まだまだアベレッジからは相当、遠いのかもしれません。

 まあ、それでも、最初の曲が、1年近く、その次が、7ヶ月・・・みたいな様子で、マスターするスピードを1曲ごとに挙げてきてることは確かです。

そして、最近、ぐっと、指先の能力がアップしました。漢字がここんとこ、1段階上がりました。前よりきれいになってます。
アルファベットもしかりです。アルファベットは、かなり苦戦してました。ジャガイモ皮むきや、洋服のボタン・・・すべてにおいて、違和感がなくなってきました。鉛筆を持つ手が、習字持ち。ありとあらゆるグリップを買いあさった1年の最初からは、はるかに、遠いところに来ています。彼は、指先の能力に関して言えば、お菓子の袋を平気で指先でびりっと開けたり、ペットボトルを、解体してリサイクルに出したり、当たり前のようにやる、ごく普通の少年になってきているのです。

 もちろん、同級生は、常に先を走ってますが、指先能力が異常、ではなく、遅い・・・そういう表現をしてもよいげんちゃんになってきているのかもしれません。

地道にピアノをやってきたことは、少なくとも、指先能力アップを牽引したと感じてます。

 なんとか、3曲目をこの20日間で仕上げて、げんちゃんに栄光の日を楽しんでほしいな、と思うママです。








by glow-gen | 2014-11-10 16:32 | ピアノレッスン | Comments(44)

ピアノの発表会。指動くようになったものだ。

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日曜はピアノの発表会でした。げんちゃんの発達障害が発覚して、げんママが、最初にやったことは、ピアノを習わせることでした。
 脳学者の先生が、オツムの良い子たちは、子供の時に体操とピアノをやっていることが多い・・・と言ったらしい。と聞いて、とにかく、近くのピアノの先生のところに飛び込みました。(あの頃はまったく何もわからなかった・・・)

 しかし、5歳4ヶ月のその時点で、げんちゃんは、ピアノはまったく無理。おとなしく見えたげんちゃんでしたが、先生の言うことは聞かない。ピアノの前には座らない。教室崩壊児として過ごしました。やさしい先生は、あの手この手で30分を満たしてくださいましたが、見るに耐えない状況でした。
 それから、6歳と4ヶ月、1年経って、やっと、何分間か、ピアノの前に座るようになった頃、事情で先生を変わり、今のY先生に習うことになりました。

 私が先生にお願いしたのは、1時間のレッスン時間でした。とにかく、何でもいいからやってください、と。
 先生は、1時間もつかな~、と心配されたようです。10分きざみに、ピアノ以外のメニューを入れていただき、上手にげんちゃんの能力開発をやっていただきました。指先でボールをとるとか、音を聞いてあてる、とか、リズムの積み木、塗り絵だとか・・・そのうち10分だけピアノに向かいました。
 家での練習も、ほんとにご機嫌をとって、なんとか、数回ひかせるのがやっと。何度教えても、自分でドの位置がわからない状態も続きました。

 片手で課題をひくというところから、両手で、短い同じ旋律をひく・・・何ヶ月もかかって、やっとそこまで行ったと思ったら、1年生の11月に、先生は「じゃあ発表会の曲をやろう。」と言われて、楽譜を下さいました。
 げんママは、はあ?発表会・・・・という感じです。
左手は和音。右手は旋律。まあ、当たり前の初心者向きの曲。なんだか、いきなりステップアップした感じです。できるのかな~・・・?
 げんちゃんは、その曲が大好きだったようで最初は四苦八苦したけど、気がつくと、ぐんと進歩しました。
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 2ヶ月たって、まあ曲になってきたよね。という頃になると、げんちゃんも、レッスンでは、30分くらいピアノに向かって座っておれるようになったみたいです。家での練習は、せいぜい3回か4回ひくのがいいとこでしたが。

 1年生のはじめでも、上手にはさみが使えないげんちゃんだったので、指を駆使して、こんな曲ひくこと自体奇跡のようなことなのです。そう思ってほっとしてると、

「げんちゃん、次の曲行きましょう。」
と先生は今年になって次の楽譜を渡しました。
「え~?2曲ですか? ちょっと無理なんじゃないですか?」
しかも、曲は、ばりばり黒けん(シャープ、フラット)ばかりです。
「1曲だと、みんな2曲以上弾くので、ちょっと目立ちますよ。大丈夫。できますよ。」
と先生に言われて、不安になりながらも、練習させました。

 さて、発表会の前日。げんちゃんは、相当いらいらしています。練習をさせようとすると、すこぶるきげんが悪く、今までできてたことが、ぜんぜんできません。やっぱり2曲目がもうしどろもどろです。

 ちょっと、明日はどうなるんだろう。・・・・げんちゃんは、人前に出て本番になると、けっこう強い感じを持ったことがありましたけど、いくらなんでも、これだけできないと、さすがに、明日は、悲惨かもしれない・・・げんママもかなり不安です。
 まあ、発表会とはどういうことなのか、ちゃんと理解して、げんちゃんプレッシャーを自分にかけている、ということは、ある意味すごいことですが、前日は、なんか嵐のようなげんちゃんです。まわりに当り散らしまくる・・

 さて、当日、会場に行くと、なんと、数百人入る、本格的なステージです。わお~。大丈夫かい!プログラムを見ると、確かに、2~3曲みんな弾くようです。中には、幼稚園児で、1年くらいのキャリアなのに、相当難しい曲も弾く子がいます。

 げんちゃん、リハーサルでステージにのぼりました。前日とはうってかわって、なんとかまあ、これなら見れるね。という有様だったので、ほっとしました。
 リハーサルを終えて座席で待ってると、げんちゃんがそわそわしてます。どうしたのか、と思ってお尻を見たら、なんと濡れています。
 ちゃんとオムツをしてきたので安心していたら、げんちゃんのおもらしの量がいつもより半端じゃなくて、ズボンにもれてきていたのです。
びっくりです。まだ時間があったので、タクシーを拾って、家に帰りおむつをかえて、洋服をつまみ荒いし、ドライヤーで乾かし、あわてて会場にもどってきたら、一人目の子がもう弾いていました。もうなんてこったい!という感じでした

 げんちゃんの番です。舞台のすそから神妙に出てきて、お辞儀をして、ピアノを弾き始めました。1曲目まずまず。ほっとしました。次に、なかなか2曲目が始まりません。はらはらしてると、先生が出てこられて、ひとこと声をかけました。げんちゃん、2曲目を弾き始め、あれほど、心配だった2曲目をなんとか、終わらせました。もう客席でうるうるしてしまいました。大成功と言うべきでしょう。

おばあちゃんが、
「お姉ちゃんだったらこんなにはらはらせず見るんだろうね。」と苦笑してました。

弾きおわって座席にもどってきたげんちゃんの顔といったらなかったです。もう顔に”達成感”と書いてあります。

同じ2年生の子は、げんちゃんより難しい曲を上手に弾いて、後半の部では、先生との連弾もこなしていました。幼稚園児も、げんちゃんより難しい局を3曲もひく子がいました。たぶん、発表会の中で、一番簡単な曲をひいてたのかもしれないげんちゃんですが、決して極端に見劣りするものではなかったです。

 げんちゃんは、終わって先生にプレゼントされた、トーマスの塗り絵を、帰ると真っ先に塗ってました。よほどうれしかったのでしょう。前日大暴れして、緊張したのはすっかり忘れているようでした。

 げんちゃん、またひとつ、乗り越えたんだな~。と感動しました。大きな負荷をかけて引っ張っていってくださった先生に感謝です。

 げんちゃんの最初を考えると、この1年、一番伸びた生徒だったかもしれないよね。練習そのものが不可能だった子。誰もそうは思わなかったと思います。次に練習する曲が楽しみです。もし、げんちゃんプロジェクトに取り組んでなかったら、こんな発表会ってなかったんじゃないかな?ふとそういう思いがよぎります。今までここまで進んだのだから、これからもきっとすごい未来がある。げんママ、ためらうことなく信じてます。

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by glow-gen | 2013-04-15 20:03 | ピアノレッスン | Comments(38)



中学2年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘と改善の記録。
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げんちゃんママの紹介
中学2年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学2年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
IQは80台に改善

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1年生夏休み
登山
サッカー
算数の学習障害
このブログのサマリー
ホームスクール
算数の学習障害
モンテッソーリ
お漏らし尿漏れ
天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
夏休み
まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
教室見学
指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
身体能力、原始反射
マッサージ
連絡帳
学習用ソフトを使って
発音障害、言葉が出ない
思春期自主性
聞く力
お絵描き工作
指先能力
段取り力
ゲームとの付き合い方
国語の授業
イルカによる介在療法
知能検査
意識のこと
時間
抽象的な思考を作る
英語
未分類
チャレンジタッチ
できたことができなくなる
認知のゆがみに対して
定期試験
絵画教室
野球教室
中学の成績
父親の発達育児参加
中学校のカリキュラム
自己中心
ほめるということ
中学1年の家庭学習
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