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げんちゃんの発達障害プロジェクト

<   2019年 12月 ( 7 )   > この月の画像一覧

表面だけつくろう学習と、気持ちが入った学習。使い分ける?

年末お掃除にあけくれたり、親戚に会ったりしていましたが、今日は、しっかりお勉強の時間が取れそう。
と思って、げんちゃんに英語のドリルをさせたら、

I give she a letter.
のようなことを平気でやりまくって、ちゃんと勉強した気になっていたので、激怒しました。she か her か、ただ選ぶだけですよ~。

うわっ! また抜いてやがる!(もう類似の文や問題に、100回は触れていることでしょう。)

そうなると、私は、げんちゃんをけちょんけちょんに指導します。まるで、げんちゃんについているお化けを、私が出す、すごいエネルギーで蹴散らすような感じかもしれません。
私はへとへとになりますが、蹴散らすと、そのあとは、げんちゃん、代名詞の活用形の表とか見始めて、ちゃんとやり直してこれました。

最初からやれよ・・・ってことなのですが、勉強となると、すぐにお化けと仲良くしてしまうげんちゃんですよね。たとえでそう書いたけど、案外、あのおそろしく表面だけのげんちゃんって、お化けに憑依でもされているのかもしれません。ほんと、やっかいきわまりない!!

でも、外からげんちゃんの行動だけ見たら、いやがらず、きちんと机に座り、なんかやってるそぶりを続けますから、昨日今日彼を教え始めた先生なら、

「あら、わからないの?これは違うでしょう・・・」
なんて、優しく教え始めることでしょう。そうすると、げんちゃんは、してやったりとなり、抜いたまま、どかっと先生にしなだれかかる勉強法を展開してきます。

 でもそうはさせません。そういう時は、いちいちげんちゃんの心が動くために、一度ぼろくそに言わないといけません。ほんとに疲れまくります。

ま、これは、げんちゃんに対するやり方で、そこまでけ落とさなくても、ちゃんと軌道修正する子がほとんどかもしれません。げんちゃんと言う子は、タフな魂をもっている反面、ほんとにエネルギーが大量にいる!

 しかし最近は、表面的にでも涙が出てくるげんちゃんです。泣くことさえできない鉄面皮だったげんちゃんの意識は、多少は厚い殻が溶けてきて、こちらの言うことが届きやすくなっています。
私の強い指導に、やっとじわっと涙が出てきて、しばらくいすわるように、反抗を続けたあと、やっと気持ちを入れてやり始めます。そうなったら、初めて、まともな勉強が始まります。

私は、最近、げんちゃんの表面だけつくろう、おぞましい表面勉強をことごとくつっぱねています。
そんなことしてたって、時間の無駄です。 でも、表面勉強を拭い去るのに、膨大な時間を要しますけどね~。

ほんとに、いちいちこういう儀式なしに、最初から気持ち入れてやれよ! って感じ。ほんとに疲れます。

げんちゃんの、意識が入っているか、表面だけつくろっているか、というのは、顔を見たらよくわかります。だめな時は目が死んでいます。ぼわ~っとしています。

Sさんは、手鏡を見せなさい、と言います。げんちゃんは、意識のオンとオフの状態を、それなりに自分で感じ取れるようになっているようです。
だから、鏡を見せて、自覚させることができるそうです。

確かに、今日も、状況がよくなった後、検証をさせてみたら、

「意識入ってないのわかってた。やりたくないから適当にやろうと思った。」

みたいなことを言ってました。(こんなにすらすらは言えません)
「ずるいよね~。私はあんたのそういうずるいとこ大嫌いだから。やるんなら気持ち入れてやった方が、力がつくでしょ。人だまして、適当にごまかすなら、あなたに誰も教えないから。見捨てるからね。」

冷たく言い放つと、うん・・・と素直にうなづいています。


まあ、一気にはいかないんでしょうね。合宿の疲れもじわじわと出るらしいし・・・・

儀式なく、しっかり最初から入魂するげんちゃんが、早く見たいものです。


by glow-gen | 2019-12-31 14:12 | 発達障害改善の段階 | Comments(3)

発達障害児の改善に料理一般家事はとてもいい!

私もやっとお休みに入り、今日は、げんちゃんと、家事や買い物をして、げんちゃんを鍛えておりました~。
げんちゃんは、ここに来るまで、少しずつ少しずつ、私に対して従順になってきて、合宿から帰ると、その傾向が強くなり、
「僕は、障害を克服したいんだ!」
という思いと行動が、前より協調してきたような感じです。

ほんとに、自分が一番高いところに立っていたのでは、障害の克服どころか、マイナスに向かって落ちて行くだけ。指導もなんもあったもんじゃありません。
 朝は、洗濯物を干させました。もう何度もやっているので、まあまあのでき。めんどくさ~いという態度はとりません。茶碗も洗う。

しばらくして、私が食洗機の中の食器を片付けようとすると、(手洗いした時は、食洗器を水切りカゴかわりにしてます。)
「え?まだ食洗機かけてないよ。」
とげんちゃんが言います。
げんちゃんは、自分が手洗いしているくせに、そんなことを平気で言うのです。
「げんちゃん、あなた食器を洗ったんでしょ?そのあとに、食洗機をかけるわけ?」
「かけないの?」

んなもん、あたりまえでしょう!
ほんとにずれている・・・意味を考えりゃわかることでも、彼は考えないのでしょうね。
「げんちゃん、食器を洗ったらどうなるの?」
「きれいになる・・・・あ、そうか。」
うそでしょ・・・

カーテンを洗ったので、窓辺にかけさせます。窓辺にぶら下がっているフックにかけるんですが、まさか、そのままでカーテンをひっかけようとするのでは?・・・見ていたら、そこはクリア。
一度、フックを取り外して、手元でかけて、窓辺にひっかけていました。しかし、フックとカーテンの場所で、変な考えをおこしていました。(内容は長くなるので割愛)頭の悪いリスでも見てるようだわ!

冷蔵庫の上を磨かせたり、ドローンをおいているエリアを片付けさせてみたり。
ま、一言で言うなら、すべて、どこか変。普通の子がやらないようなことを、お約束のようにぶちこんでくるんですよね~。は~!
おおむねできた、ということはあっても、すべて、安心してまかせられる、ということはない~・・・

「それは、どうやったらいいの? 
言葉で言ってみて。目的は何なの? じゃあそれをするためには、どういう風に考えるの? 何からどのようにするわけ?・・・・・」

げんちゃんの意識が、フェイドアウトしないように、質問攻めにしておりますわ!
何でも、ただやるというのではなく、目的や手段を引き出す、内部言語ばりばり発動せよ! って感じ。

買い物はなるほどな、って感じでした。荷物を持って、レジから袋詰めコーナーに行ってくれたのはいいけど、そこで止まっておりました。次! ってもんを考えないんでしょうね。さっさとマイバックに入れようよ。私が来るのをぼ~っと待ってました。

「次は何するの?」
「あ、入れる。」
「あのね、人は、次のことをいつも考えているのよ。普通の人はね。」
「あ~、そうか。」
まあ、表面上はとても素直。

さて、夕食は面白い試みをしてみました。ブロッコリー一つあればできるという、エビマヨの元を買ってきて、一人で作らせてみました。ソースがあって、エビの天婦羅もセットされている中華のもとです。レシピが、4段階くらいに分けて書いてあるので、それを渡していざスタート。

すると、80ccの水で、まず、フライパンに入れたブロッコリーを蒸らす、というところでつまづきました。
150のところにメモリが一つある計量カップをわたしたら、80ccがどこにあたるかわからない。案の定といったかんじ。ほんと、数と量感は、ほんとにここにきても育っていないげんちゃん。
「買い物も、お金がわからないし、計量カップも使えない。障害克服には程遠いわね。」
げんちゃんにはこれくらい、時々刺激しないと、すぐに安住してしまう。

 そして、なんとか、そこはクリアして、次に行くと、げんちゃんの特性が爆発してました。
げんちゃんときたら、蒸しているときは、タイマーをかけて、にらめっこしています。次は、・・・ということを考えません。そして、タイマーが鳴ったと当時に、次を初めて見る、と言ったあんばい。

 先へ先へ、思考をつなげていく、ということは、まだまだやらないげんちゃんです。料理は、先へ先へ思考をつなげ、また、並行して、お皿を出すとか、片づける、とか、横へ広がる思考も必要んです。それなのに、げんちゃんは、現在の一点しか考えようとしないことを、見せつけてくれました。

楽しい一日でしたが、ほぼゼロ勉。でも、こういう立体的な学習は、ほんとに必要だし、有効だな、と思いました。

それもこれも、障害克服のために、母に言われたことは、ちゃんとやらなくちゃ、という思想がわずかでも生まれた事で成立した一日となりました。いや、前から、その気持ちはあったものの、わかっちゃいるけど、意識は表面だけだった。勉強でもこの気持ちが持続され、意識が落ちずに続いてほしい冬休みです。

by glow-gen | 2019-12-30 01:59 | 発達障害治療プログラム | Comments(6)

発達障害の本質的な問題は、物事を深堀りしようとしないこと

今年もあとわずかです。1年はなんと速いことでしょう!
仕事に追われて、あわただしい1週間をすごしていました。大阪に出張もしていました。すっかりご無沙汰です。

げんちゃんは、その間、S先生と研修に行きました。
心をゆさぶり、意識をぐっとつかみ出してもらう研修とでもいいましょうか・・・・・手法はよくわかりませんが、帰ってくると、なんとなく、一歩ステップアップしていくげんちゃんです。

げんちゃんをK先生や、S先生に託して、私は、げんちゃんのことは、ほんとにみじんも考える暇がなくて、まったく別のテーマをがむしゃらに取り組んでいたら、(主に仕事)忙しかったですが、けっこう楽しかったです。

う~ん・・・げんちゃんから引き揚げてきたそのエネルギーで、ほかのことをやったら、いろんなことができるのね、と思ったわけ。
 つまり、プロジェクトにさいてる私のエネルギーといったら、相当なものなのね・・・ということがわかりました。笑。


 さて、げんちゃんは、まだまだやばいです。

野球教室で、いまだに打順がわからないことについて、先週の野球教室に行く前にもう一度分解して考えさせることにしました。どうも、ただ、打順をしっかり把握しなさいでは解決しないような風向きなのです。おそろしいことに!

「げんちゃん、今日の野球の目標は?」
私の問いに、
「打順がわかるようにする。」
といっぱしに答えましたが、
「じゃあ、どうやったら打順がわかるの?」
という私のシンプルな問に、
「自分が何番かということを、ちゃんと聞いておく。」
と言いました。何番目かという数字がわかっていても、イニングによって、打順1から始まるわけではないので、自分の順番は把握できません。バカみたいなことですが、げんちゃんは、そこまで思い至らないようです。やれやれ・・・。

ちょいと試合練習を、シュミレーションすれば、自分の答えがどれほど片手落ちか、すぐに検証できるようなものです。でも、げんちゃんは、思いを働かせて、物事を少しだけでも深堀していこうとしない、ということがわかります。そう、ここぞ、げんちゃんの深刻な問題です。

打順がわかるようにする、という目標はつかめてきたけれど、手段や具体的な方法論というところには落としていかない。

「打順が何番か覚えていたら、自分の打つ順番がわかるのかしら?
たとえば、げんちゃんの打順が3番だったとしたら、いつも、打つ順番は、3番目に巡ってくるのかな?」
「え?」
げんちゃんは、やっと、その問いかけに、わずかに練習をシュミレーションし始める、といった具合です。私は、忍耐強く、げんちゃんの試合練習をシュミレーションさせるべく、声掛けします。
そうすると、げんちゃんが、最後には、
「前の人が誰か、覚えておく。」
という答えにたどりつく。

これぞまさに意識障害、げんちゃんの問題そのものです。簡単に言うと、すべての機動力である”思い”が止まるのです。

普通の人なら、こういう場合、物事を深堀りしていく”内部言語”が走りだすと思います。

「まずは、打順が何番目かわかれば打てるよね。いやまてよ。最初のイニングは、確かに3番目だとしても、次のイニングは、何番から始まるのだろう。そうだ、1番からは始まらない。だとすると、次のイニング、3番という数字に頼っていたら、僕は自分の順番がわからないはずだ・・・そうか、前の人が誰かわからないと、僕は打順がわからないはずだ・・・」

普通の人たちは、こういう内部言語がスピーディーに意識の中をかけめぐり、自分の出した答えのエラーに気づけたり、次のステップにたどり着いたりできます。
でも、げんちゃんは、そのような内部言語を自分に投げかけないのです。ぶつっと終わる・・・・あとは空白・・・

ネットサーフィンで言えば、最初のキーワードを入れて、そこで、ぱっと検索できなければ、次のヒントで、さらに次を検索したり、リンクをクリックしたりすることはない。そんな感じでしょうね。

野球の練習に行く前に、このような検証をあらかじめ導いて送り出せば、かろうじて、野球の練習が効果のあるものになるのかもしれません。そのうえで、本人に、しっかりつながりを考えるぞ、という意気込みがあれば、色んなことが拾い上げられ消化されていくのです。しかし、そこがぬるま湯状態で、危機感のない環境では、意気込みが出てくることはなく、何の内部言語も生まれず、ただぼ~っと、すべてが目の前を通り過ぎて行ってしまうげんちゃんなのです。

げんちゃんの思考が深堀を始めるには、「危機感」という重要なスパイスがいるのです。

なかなか、ここのところが、野球の指導者をはじめ、先生方にわかってもらえないポイントなのだと思います。
げんちゃんの意識が動き出すためには、本人の意思なしには始まりません。私たちは演出するまでしかできないのです。まだまだ先は長いな~と感じます。

by glow-gen | 2019-12-28 03:06 | まわりを読む | Comments(6)

学校見学。数々の失敗が身になっていない・・・・

学校見学。数々の失敗が身になっていない・・・・_a0184225_20443836.jpg

半年ぶりに、12月から再開したお絵かき教室の一作目は、クリスマスのお菓子の家でした。なんか、陳腐~・・・げんちゃんは、お絵かき教室は大好きのようです。復活できてうれしそう・・・ただ、好きなことだけして、いやなことからは逃げるなら、かなりやばいです。

久しぶりに学校のげんちゃんをのぞきました。

まず驚いたのは、その日げんちゃんが、家庭科のエプロンを忘れたと言って、ばつをくらっていたことでした。
だって、エプロンは、布袋に入れて、机の横にぶらさがっていたのですよ~・・・・

しかも、何日か前に、学校のエプロンの話を何気にしていて、
「ねえ、家にないけど、学校に置きっぱなしにしているんじゃないの?」
と言ったばかりでした。たぶん、その布袋にエプロンが入っていると思わなかったのと、そもそも、持ち物をチェックしようとする気持ちがなかったのと、色んな原因が考えられます。どちらにしても、いわゆる注意欠陥と呼ばれる、大きな特徴は、まだまだ大きく横たわっているげんちゃんです。

 ちょうど帰りで、先生が教室にいて、先生もびっくり。
「え~、エプロンあったんですか~? 忘れたって言ってきたので、給食のエプロンを貸して、ペナルティーもさせられてます。」
とは言うものの、そう厳しく言われてもない様子。げんちゃんは、なんか、ケロッとしているように見えます。

 ちょうど、その場に居合わせていた子供たち5~6人に、

「あのさ~。発達障害ってね、意識がぼ~っと飛んじゃう障害なのよ。だから、今何する時? ちゃんと探しなさい。ぼ~っとしているんじゃないよ・・・なんて、げんちゃんに厳しく言ってもらえないかな。言ってもらうと、ちゃんと気づけるのよね。できないのと違うのよ。友達にきびしめに言ってもらうと、気づこう、ってげんちゃんもがんばれるから。少し厳しくしてちょうだい。」

私がそういうと、その中の一人が、
「言えないよ~。いつもふざけているような子なら、厳しく言ったりするけど、げんちゃんはがんばっているから、そんな子には言えないよ。」

と言いました。なんだか、その子にとっても感心してしまいました。と同時に、げんちゃんが、パブリックなところでは、しっかり外面を作っているんだな~ということもわかりました。そういえば、支援の先生も、私がげんちゃんのことを、横柄だと言っても、あまり共感してもらえなかったです。
 
  目的つかまない、本質がずれている、表面だけの動きが目立つげんちゃんですが、表面は、それなりに前向きに見えているようです。ま、表面をつくろっているってことでしょう。
 
 さて、後ろのロッカーを見たら、ぐちゃぐちゃにプリント類が放り込んでありました。やれやれ、まだまだそんなとこにいるのかい、君は・・・まずは、身のまわりのことに、意識を向けて、一つ一つをしっかり終わらせていくことからじゃないのかな、と思います。
 学校は、だ~れも、持ち物管理のことを言ってくれる人もなく、スルーしっぱなしのようでした。

 さらに、この日は、げんちゃんのカバンの取っ手がとれかかっていました。それで、私は、重たい教材を持って帰ってあげよう、と思いました。げんちゃんにそう伝えると、げんちゃんは、なんと、空っぽのカバンを私に渡したのです。
「君~。帰りどうやって荷物持ち帰るわけ?」

もう、ほんと、ぼ~っとしているといったらなかったです。

こういう失敗が学校ではしょっちゅうあっているでしょうに、うまい声掛け、うまい、指導がなされないまま、宝のような経験が、すべて捨て去られていることを感じました。

ほんとに、もったいないことだと思いました。そのような出来事を、うまく、げんちゃんの意識につなげることができれば、かなり、げんちゃんの心のエンジンがかかるだろうにな~。口惜しい!

この日帰って、彼の失敗をとことん魚に、げんちゃんを指導しました。
この場合、どう考えるべきなのか。今日の失敗が、どれほど幼稚であほなのか・・・・もっと危機感を持たないと、どれほどやばいのか・・・とか・・・。げんちゃんに、指導がよく入っていきました。
家の中だけでおこったことでは、ここまでの教育効果はなかったと思いました。

学校でのできごとは、見栄もあるようで、検証してやると、かなり効果的。もし、私がそれをしなければ、この日の失敗も、すべて、なんということなく、刹那に捨て去られたことでしょう。
ほんとに、発達障害の指導法は、もっと教育現場に認知されてほしい・・・。

時々は、学校に見に行かねばならないな、と、思った学校訪問でした。



by glow-gen | 2019-12-16 20:40 | 普通クラスでの様子 | Comments(10)

発達障害は、できないのではなく、できるようなるための”思い”が足りない

   げんちゃんは、一言で言えば、正しい”思い”を作り出すことができない子だと言えばいいでしょうか。ここでは、自分は何をすべきか。その目的のためにはどう動けばいいかなど。そのような”思い”というのは、普通の人にとっては、別段難しいことでもなく、とりたてて拾い上げるほどのことでもなく、無意識に考えちゃっていることだと思います。

先日、野球教室を見に行ったら、あいかわらずげんちゃんは、小学生に、ポジションや打順を注意されたりしていました。ぜんぜん自分から動けていないのです。私は、あきれて、野球教室の意味がないことを感じました。
 結局自発的に動けないのではなく、げんちゃんにとって、そこがぬるま湯で、その環境では、しっかりとらえようとする思いを出さない、ということなのです。

私は、先生に言いました。
「先生、すみません、そろそろ野球も卒業かな、って思います。どうも、げんちゃんは、ぬるま湯状態になっていて、抜く場所と決めているようです。これでは行っても、伸びは期待できません。野球を一つの息抜きとして行くには、それ以前にやることがてんこもりです。」

ちょっと言いにくかったのですが、暗にやめたいということをお伝えしました。(まあ、やめるっていうのは、いつでも言いにくいものですね。)

すると先生は、げんちゃんにやめてほしくないみたいで、少し圧をかけます。と言ってくださいました。

次の野球から帰ってきたげんちゃんに、その日の様子を聞いてみたら、

「先生に注意された。もっと自発的に動け!って言われたんだよ。」

と言いました。何かの失敗のあとに注意されたのでしょうね。そして、それに続いてげんちゃんが言ったことは、

「あ~。僕は、もっと自発的に動くべきだった~・・・(ちょっとうめく)あれは、野球とはいえない!」

でした。以前、げんちゃんからこういう発言が出ることはなく、それなりに、げんちゃんの心は、動きやすくなっているんだな、とわかりました。しかも、自分をかえていかなくてはならない、という思いも、以前よりは強いようです。

つまり、半年前のげんちゃんと今のげんちゃんとは、大きく変わっているということだと思います。
しかし、げんちゃんの表面的なものは、激変しているわけではないので、普通クラスの先生にしても、野球の先生にしても、げんちゃんのできないところ、苦手なところを、どうしても、固定化してしまいがちだと思いました。

 以前は、気持ちを入れることができないし、そもそもあるステージにいってないのでできない。でも、今は、やろうとすれば、少しはでき始めている。でも、気持ちの入れ方に慣れてないし、入れようとしないのでできない。 表面は一見同じに見えても、内面はかわっているというわけです。

今回野球の先生に、
「げんちゃんは、半年前とは違います。成長しています。だから、今の野球教室は、げんちゃんにとって、ゆる~くて楽だと思います。それでは、マイナスにすらなります。できないのではなく、やろうとしないだけ。」
と私が言ったことで、先生はげんちゃんに対しての対応を変えてくれましたが、そういうことを先生に伝えなければ、いつまでも、抜いている時間になってしまいます。

言葉かけのあるなし、圧のあるなし、そういうちょこっとのことが、げんちゃんのような子の成長には重大な成長のタイムロスにつながります。

つまり、発達障害の子供たちの指導というのは、普通の先生方にはかなり難易度が高いと言うことなのだと思います。

たった一言の言葉かけで、子供をぐっと伸ばしていける先生というのが、ほんとに指導力のあるスーパーティーチャーというわけです。普通の子だって、それによって、ぐっとかわるでしょう。でも、そんなに簡単にはいきませんよね~。

たくさんの生徒を見ておられる先生に、細かくお願いするのは無理でも、現段階のげんちゃんの変化は伝えて、言葉かけのポイントだけは伝えないと、せっかくの時間が無駄になってしまうと思います。

だんだん、私自身も、子供への指導力というのがついてきているのかもしれませんね~。普通のお子さんを指導したら、案外上手になっているのかもしれないですね。

発達育児は、まさにとぎすまされた育児です。今まで見えなかったものが見え、感じれなかったものが感じれるようになっている自分を感じます。とはいえ、まだまだむつかしく、なかなかうまくはいきませんけど・・・。試行錯誤の連続です。


追伸、さて、翌週の野球教室は、げんちゃんは、自発的に動くと決心して・・・やや緊張気味にでかけました。帰ってきた時の報告も、今までとは違うものでした。外に結果が表れるのがいつになるのやら・・

by glow-gen | 2019-12-12 00:28 | 野球教室 | Comments(10)

わがままな算数地獄。発達障害のげんちゃんはマイルールをやめない!

 最近私は、げんちゃんの勉強を見ていない日が多いです。近所に住むK先生が担ってくれます。
先生の連絡は、
「ほんと、ひどかったです。」
というものが多くて、私は、へ~そうなのかな~、くらいに思っていました。なんたって、生活の感じでは、ずいぶん上がっているし、私がおだやかに接してやれば、私への反抗もあまりありません。


でも、昨日、げんちゃんに数学をさせたら、K先生の言ってることがよ~くわかります。連立方程式の、超簡単なものをさせてみたところ、げんちゃんは、すっかり何をして解くのか、そもそも、連立方程式を解くとは何なのか、まったくわかろうとしてない、ということが判明しました。(夏休み相当やったにもかかわらず。)、

 一つの式で、文字Xだけが入っている場合、Xの答えは出るけれど、X yの二つが入っている場合、答えは決まらない。だから、一つの文字を、消したい。

連立方程式は、そもそもそういうものなわけですが、何度も、実例をあげまくって説明しても、ただひたすら、ぼ~っと、幽体離脱を促すだけになってしまいました。

「全部、わからない。言ってる意味がわからない!」

最後は、へとへとになっている私を前に、そう言って切り捨てます。吐きそう・・・私に言わせれば、わからないのではなく、わかろうとしない。自分の自己中なお城にこもっているだけと思う。
こんなやつ相手に、われながら、よく教えたよね・・・と思う。

「一つの式で、文字が一つ入っていたら、答えは求められる? たとえば、3X+2=8 」

答えは、2と答えるけれど、じゃあ言葉でどういうことなのか?と問うと、なんのことばもつむげない!  根ほり葉ほり、どこがわからないか、へとへとになって分解してやると、ついに

「答えは、8だ。=の向こうにあるじゃないか!」

と言い出しました。=の向こうにあるのが答え、だから、8が答えだ・・・だそうな! 基本的な言葉の使い方さえ、わからないらしい。

じゃあ、質問しろよ。この頑固さと身勝手さがたまらない。
算数となったら、彼は、言葉を放棄します。モーッツアルトの紹介は、すらすらとできるくせに、算数では、ごく簡単な説明さえ、まったくやろうとしませんし、思考を展開させることを、意固地に拒否する。。

勉強でK先生がいつも感じている、わがままなげんちゃんが炸裂です。

何事も、数学だけでなく、やりたくない、と思えば、ひゅっと意識のドアをしめて、すすすっと上手に逃げる。

げんちゃんという子は、好きなことは、ぱっと能力を開いて使おうとするけれど、ちょっとでも嫌だと思えば、自分のマイルールに逃げて、てこでも動きません。=の向こうが答え、とマイルールを作れば、それ以外のことは受け入れない。それでいい。何が悪いんだ。と横柄にかまえて、おかしなところを質問するわけでもなく、人の言うことを聞こうとがんばるのでもなく。わかりたいと思うでもなく。理解できる能力がないのではなく、私に言わせれば、ただ閉ざすだけ。。そもそも聞かない・・・

ピアノが伸びても、作文が伸びても、結局、総合的に、わがままで、大きなずれをかかえるげんちゃんはちっともかわらないことになります。

ほんとに、算数地獄に対する、すさまじいわがままとズルを、しっかり治さないと、この先、人としてのげんちゃんは、かなり危ういと思っています。


by glow-gen | 2019-12-05 20:00 | 算数の学習障害 | Comments(14)

げんちゃんの4回目のピアノ発表会 

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げんちゃんが、自分で書いて先生に出していた、曲前の紹介コメント。読まれた時は、パパもおばあちゃんも、私が教えて書かせたと思ったらしい。
小学校レベルにはなっている!・・・・

ピアノの発表会が終わりました。

 2週間前の演奏を聞いて、ぎょっとして、ただ弾いてるだけじゃん! とあせったのですが、げんちゃんは、最後の2週間でかなり自分で仕上げていったようです。私が、何日間か、横についたりしたのですが、あとは、自分でコツコツ勉強の合間を縫って練習したようです。

 私は、帰りが遅いので、あまりチェックできませんでしたが、前日に弾かせてみると、げんちゃんは、相当うまくなっていました。
 しかも、曲の最後の締め方について、

「先生は、楽譜がこうなっているから、ぱっと終われっていうんだけど、それは、味気ないよ。伸ばした方がいいと思う。」

などと、自分の意見を言ったりして、当日は、自分の思ったように弾きました。

まあ、その内容の是非はおいておいて、そういう風に、自分の意見を持って仕上げていったことに、とてもびっくりしました。

2週間前に
「え~。先生はこう言ったから~・・・」
と、うざそうに、私に反発していたげんちゃんとは大違い。

 先生によると、2週間前からの子供たちのスパートはすごい、らしいです。つまり、げんちゃんも、普通の子がするように、気持ちを整えていけたのでしょうね。

 当日の朝も、自分からピアノを練習して、楽譜もしっかり持参しました。会場で自分の番を待つ間、楽譜を広げて、その上で指を動かしていました。(何時から発表会があるとかは、てんで落ちまくりではあったのですが・・・)

「緊張するの?」と私。
「いや。いつもやっているように弾けばいいから・・・」

げんちゃんは、落ち着いて言いました。
とはいえ、舞台のすそで、先生に教えられた深呼吸を何度もしていたそうですが。


舞台は、かっこよく、前半のトリを務めさせてもらいました。いつも間違えるところもなんとかスムーズにひきます。男の子のタッチは、けっこう力強く、(げんちゃんはがっちり体型)フォルテッシモ(超強く弾く)も十分。おもわず、家族みんな、うるっとなりました。

 ところが、中間地点で、げんちゃん2~3秒止まってしまいました。緊張からか、一瞬フリーズ。あららもったいない!でも、またリセットして上手に弾き始めてなんとか終わりました。最後の終わり方も、自分がいいと思う弾き方でした。

 1年以上もかけたと思いますが、やり遂げたげんちゃん。ソナチネとばして(普通は、ソナチネという楽曲集からソナタに入ります。)いきなりピアノソナタですから・・・どうなることかと思ったけど。

さて、ここからがさらにびっくり。
座席にもどってきたげんちゃんは、座るなり。
「あ~、失敗した~。もう一回弾きたい。終わったら、もう一回弾く! あ~、ほんっと悔しい!」

顔をしかめてじだんだ踏んでいます。

ほう! これは今までにないげんちゃんです。
失敗は、”ま、しかたな~いね~。” とぱっと捨てちゃうげんちゃんが、ほんとに悔しがっています。

それから帰るまで、げんちゃんは、ずっと悔しいを連発していました。家に帰ると、すぐにピアノの前に座ろうとしたので、私はあえて止めました。

「げんちゃん、宿題を先にして。それからピアノ弾いてくれる。」
このじらす作戦は、げんちゃんの悔しい気持ちをさらに持続させるための戦略です。自分が、気持ちを入れて練習して、それがうまく弾けなかった。そのエネルギーを、持続し、すべての駆動力にしたい。

げんちゃんは、言われた通り、宿題プリントをやって、それからピアノにリベンジに行きました。


そういうわけで、とてもいい感じに、ピアノの発表会が終わりました。

ピアノ第一回目の発表会から見てくださっているお手伝いの先生が、
「あのげんちゃんがね~」
と感動してくださったと、先生が言われました。確かに、2年生の発表会デビューでは、学校のテストよろしく、ピアノの発表会とはどういうこと?、そこからだったように思います。感覚的に緊張だけあっても、前の日練習せねば、とか、そういう焦点合わせはまったくできてなかったげんちゃんでした。出ることだけで、奇跡と思いました。

終わって、先生と、このげんちゃんの反応について話しました。先生が、この気持ちがさめないうちに、コンペティションに出たらいいよ、と言ってくれました。なるほど、考えてもいなかったけれど、そういう場で、失敗したり、ほかの人と比べたりされるのは、とてもいいことかもな~と思いました。

ちょと考えてみようかな、と思います。

発達育児のご褒美・・・今回はそんな感じでした~。こういうのあるから、やめられないね。

by glow-gen | 2019-12-03 11:55 | ピアノレッスン | Comments(13)



中学2年の息子。5歳で、発達障害発覚、改善に取り組むママの格闘と改善ノウハウの記録。
ピックアップ 


げんちゃんママの紹介
中学2年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学2年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
IQは80台に改善
げんちゃんは、かなり図太く、心が動きにくいタイプ。少々の圧ははねかえしてくるので、大変です。<

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1年生夏休み
登山
サッカー
算数の学習障害
このブログのサマリー
ホームスクール
算数の学習障害
モンテッソーリ
お漏らし尿漏れ
天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
夏休み
まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
教室見学
指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
身体能力、原始反射
マッサージ
連絡帳
学習用ソフトを使って
発音障害、言葉が出ない
思春期自主性
聞く力
お絵描き工作
指先能力
段取り力
ゲームとの付き合い方
国語の授業
イルカによる介在療法
時間
知能検査
抽象的な思考を作る
英語
未分類
チャレンジタッチ
できたことができなくなる
認知のゆがみに対して
定期試験
絵画教室
高校選び
支援学校のひさしくん
注意欠陥
野球教室
中学の成績
父親の発達育児参加
中学校のカリキュラム
自己中心
ほめるということ
中学1年の家庭学習
発達障害の原因を治す
コロナとコロナ休み
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