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げんちゃんの発達障害プロジェクト

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空っぽのげんちゃん

  ある朝、げんちゃんは、なんか、ぼ~っとしています。今から何をすべきか、なんのために起きているか、いまいちつかもうとしていない。
私は、げんちゃんに用事を言いつけてみました。
「トイレのマットとタオルを替えてちょうだい。」

洗濯物が取り入れたままになっていて、その中に、洗いあがったトイレマットとタオルが見えています。

げんちゃんは、おもむろに、トイレマットを「これ?」 と目で合図して手に取りました。私がうなづくと、げんちゃんは、それを持ってトイレに行きました。(あいかわらず一つずつ? タオルは持っていかない。)

次の瞬間、げんちゃんは、1階のトイレから出てきて、ひいてあった古いマットを洗濯機に入れました。
 さて、次にげんちゃんは、さっぱり意味のわからない行動をとります。新しいマットを、古いマットのかわりに置くのではなく、二階のトイレに持っていってしまいました。私は、ちょっとしたショックを受けて、げんちゃんに、なぜそんなことをするの?、と、彼のおかしな行動を指摘しました。

 すると今度は、洗濯物の中から、新しいタオルを取り出して、一階のトイレに持っていきました。そして、しばらくして、私が一階のトイレに行ってみると、

敷物のなくなってしまった一階のトイレの床に、敷物の代わりに、新しいタオルが、二つ折にして敷いてあるではありませんか。びっくりです。げんちゃんは、なんか、ぼ~っと意識が抜けているようです。
は~っ💦 ただマットとタオルをさしかえるだけが、できないというのか?

私はちょっとしたパニックになりました。げんちゃんの行動の意味が、まったく見えません。

げんちゃんには、こういう、度肝を抜かれるような行動がよくあります。ぱっと見のげんちゃんからは想像できないような、ものすごいずれです。少しくらい勉強ができるようになっても、私が、げんちゃんが、重症の発達障害で、意識障害が激しすぎる、と失望するのはこういうところです。ぞっとします。

あまりにびっくりして、Sさんに電話してしまいました。すると、彼が、例によって、上手にげんちゃんという人間をうまく説明してくださいました。

「げんちゃんという子は、一番初めの、自分をちゃんと捉えるというところから、つまづいている。

現象の捉え方が、普通より、大きくずれているのに、少しずれている、くらいに周りからは思われやすい。だから、学校の先生にしても、それくらいはいいだろう、といって、捉え方のずれを、ざっくりと許してしまう。そのため、捉え方を吐き違いしてしまう。
げんちゃんにとっては、正しい方向にベクトルを向けようとすることだけでも、至難の業なんですよ。」

なんか、わかるような気がします。は~・・・こんな事件のあと、げんちゃんは、Sさんとの合宿に出かけました。今回は、宮崎のイルカランドを中心に、いろいろ旅をします。
夕べ電話しました。また、あのトイレマットとタオル事件の話をしました。

Sさん「げんちゃんといっしょにいて、よくわかりました。げんちゃんは、今までは、意識が抜けると、限りなく落ちてしまっていたけど、今は、底のとこまで落ちなくなりましたね。しかし、ある程度のところで、フリーズするんですよ。トイレのことは、彼なりになんかやろうとしたんでしょうが、がちがちでフリーズして、余分なことをあれこれ考えすぎた結果、へんてこりんな行動になったんでしょうね。
 だから、激しくとんちんかんだけど、多少救われる。シンプルに考えて、単純に動けばいいのに、まわりくどく、まわりくどく考えて動くから、とんでもない結果になるんですよ。」

「はあ・・・」

なんか、わかったようなわからないような・・・
「げんちゃんの、ああいう行動が出ると、もう、おとぼけなんてことを通り越して、背筋が凍ります。バカ、なんて言葉さえ、彼には上等すぎるとさえ思うくらいです。」
「ですね。バカなんていうのは、ある程度の範疇におさまっている場合であって、げんちゃんの場合は、そういう時は、言葉で言うなら”ふぬけ” 空っぽです。」

「そう! そうなんです。げんちゃんは、空っぽなんです。ほかの発達障害のお友達を見てきたけど、みんな空っぽではないです。何か、自分の発信なり、感性というものがあるのですよ!」

なんか、私のもやもやした思いが、言葉になりました。
げんちゃんは、空っぽ! げんちゃんの原点は、空っぽです。心が空っぽなんです。ほかのお子さんは、周りは空っぽ(能力がまるで低いとか・・・)でも、心には何らかのものがあると感じます。でも、げんちゃんは、外側だけでなく、真ん中が空っぽなんです!

心も少し何か埋まってきたと感じている今でも、しょっちゅう空っぽになるげんちゃんがいます。

「そんなときは、まったく角度を変えて、刺激しなくてはなりません。トイレのタオルのことは、もうすっとあきらめて、シャワーでも浴びなさい、とか、冬だったら、外に出て反省してきなさい、とか、リセットしないといけません。接点を変えると、ふっと我に返る、ということが起こったりしますから。そういう時は、水あび、外気にふれさせる、なんていうのは、一番いいですよ。

Sさんならではの、不思議な解説も、なんとなく納得がいきます。この空っぽのげんちゃんが、Sさんの手で、少しは変わって帰ってくるのを期待します。

私のつかのまの休息です。

追伸
Sさんいわく、空っぽというのは、人が目に見えるところが・・ということなだけで、げんちゃんは、人が見えない奥の深いところでは、空っぽではないんですけどね。まあ、普通の人には、空っぽに見えるでしょうね~・・・だそうな・・・・
 そう言われても、凡人の私には、あのモードになると、空っぽにしか見えないです。



 

by glow-gen | 2019-07-30 19:40 | 意識のこと | Comments(24)

げんちゃん中2の夏休みの生活時間

  げんちゃんの夏休みは、小学校のある時から、だいたい同じパターンです。
朝、9時から12時まで学習。 昼3時から6時まで学習。

私が休みを取っているときは、私がやって、仕事の時は、K先生にやってもらいます。夏休みの教育費は膨大です。でも、家族旅行もほとんどなしなので、家族旅行に行ったと考えることにしよう・・・と言う感じです。しかし、K先生に預けるのは、ほんとに安心で、勉強だけでなく、メンタルや躾、という点でも、ツーカーの呼吸でありがたいです。

学年によって、この軸は同じでも、バリエーションが違います。。小学校のころは、この6時間は、ほとんど、何をやってんだか~という効率だから、夜になっても、何の達成感もなく、しかたなく、また夕食後机に向かうような感じも多かったです。時間ではないです。ほんと。げんちゃんの長時間学習は、普通の子の1~2時間分くらいしか、内容がないです。
昔のめりはりのなさっていったらなかった!

でも、今年の夏休みはましです。 とくに先週くらいから、少しは考えたり、つなげたりしている感じだから、”さあ、休憩入れよう!” というメリハリつける気にもなります。。

もちろん、つなげない時も多いし、何度もやったでしょ。とか、きれいになぜ書けないの? とか、あらゆる、普通じゃないお粗末げんちゃんが主軸だけど、、昔との比較で考えれば、まったく違うこの夏休みです。

朝早く起きる、ということも一つの軸においていて、7時過ぎにここんとこ起きています。そのくらいに起きれば、9時からなんとか、ぼ~っとしないで済むことが多いです。しかし、起きる、というのが目標なだけで、そこから先は、あいかわらず、ただぼ~っとして時をすごして、9時前になった時は、何かに夢中になって、結局遅刻したりします。また、用意する、ということも頭にないらしく、お稽古カバンを見もせずに持って行って、空っぽに近かったということもあります。とにかく、次は何をすべきか、というシュミレーションは、まだゼロ地点で今からと言う感じです。

ほんとに、朝のぼ~っとした感じは、かなりやばくて、今日もこんなことがありました。

テーブルにあった昨日のハンバーグの残り二つに対して、私が言いました。
「一つは、お姉ちゃんのだから、食べないでね。」(お姉が、夏休みで帰ってました。)
げんちゃんは、は~い、と返事をしました。
そして、次の瞬間、テーブルを見たら、皿は空っぽです。もうあきれ果てます。
「げんちゃん、私は今なんて言ったの?!」
半ば叫びます。げんちゃんは、??? ぽけ~っとして、何もつながらないようです。朝は、げんちゃんの魔のゾーンみたいでいやになります。それにしても、この聞くつもりがないくせに、上手に返事だけする、というのは、ほんとにやめてほしいです!

ここんとこ、早起きはなんとかできるので、このぼ~っとしたげんちゃんに、ラジオ体操をさせました。なんとなく、伸びてない関節とか、ぎこちないフォームとか、いちゃもんつけたくなりますが、とりあえず、毎日やれれば何かがかわるかもしれません。それから、ドローンをやる。ドローンは、とにかく意識障害の改善によいらしく、Sさんが、毎日とにかく、あいまあいまにやるように指導されます。意識とは、空間認知そのもの。ドローンは、自分の意識を具現化してつかむために、最もよい手段だそうです。

なんとなく、ぼ~っとした感にまみれている朝の時間、ただその時その時を、生きているようなげんちゃんは、時間管理も、結局まだゼロ地点です。
 今日は、K先生は、朝の2時間近くを、どのように過ごすべきか、紙に書いて検証させたようです。とにかく、何もないエア~シュミレーションなんて、まったくできないげんちゃんは、とにかく、なんでも、書く!書く!  まず、可視化しないと、気持ちの中に入っていかないのがわかります。

朝の学習時間が終わると、ここ二日は、近くのローソンにお買い物学習をかねて、お昼のお弁当を買いに行かせました。毎回、お札を出しておつりをもらうしか、やらないげんちゃんです。お財布はすぐに小銭で満杯になってしまいます。

昼の学習までの、あいた時間は、近くのプールに行きます。ここでも、好きなプールにぼ~っと長時間いると、また意識が抜けるので、30分だけ、と時間を切って上がるように言っています。今年は、このプールもいいのかもしれませんね。

夜は、おばあちゃんのとこで食事をしたら、8時過ぎに一人で帰って、風呂を洗って用意して入浴。あとは自由時間です。ピアノを弾いたり、テレビを見たり、好きなことをしているようです。

私は最近帰りが遅いので、10時ごろ帰ると、言いつけ通り、すでに、早寝して、寝息をたてています。

この夏休み、げんちゃんは、自ら、ちゃんとやろう、とけっこう上昇志向でがんばっているところが、例年と違います。ただやらされているだけ、という時代が長かったので、このプラスな感じは、今年の特徴かもしれませんね~。

ある壁を突き抜けたようではあるけれど、一気に駆け上がる、っていうのはないげんちゃん。コツコツ、積み重ねがすべてです。


by glow-gen | 2019-07-25 23:52 | 夏休み | Comments(13)

ステップアップのための必要なトンネル

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字もきれい、真剣に考えてやる。すごいのは、間違ったところを見直すことができた。
意識がばりっと入れば、こういうことができる。まあ、続きませんでしたが、彼の真の能力はここなのでしょう。

げんちゃんが、あ、突き抜けた、と感じてブログに書いたことがありました。2か月くらい前でしょうか。

それから、また落ちてなかなかぱっとせず、今にいたっていました。
げんちゃんの特徴は、上がってもそれをキープできないことだよね、とS先生がぼそっと言いましたが、なるほど、ぬか喜びすることは多い。

 プラス3行って、マイナス4行って、しばらくしてプラス2行く。結果、ちょこっと上がった・・・そんな感じ。私は振り回されながら、結局、ある程度ちょこっと伸びた、って実感する。でもこうやって、小さなステップを登りながら、今のげんちゃんがあります。

 まだ時間の感覚もぼんやり。一つのことしか把握できない。しようとしない。応用がきかず、思考の幅が狭い。自分のことさえあまり把握できないから、人のことを思いやるところまでなかなか行ってない。
 だめな所をあげればきりがないげんちゃんですが、上がって落ちて、やっとまた上がってきたようです。日曜日から、学習へ取り組む感じがとても良くなって、それが4日も続きました。そう、あの突き抜けた、って感じた日と同じ。

 夏休み帳の数学は、やたら文字式の計算が大量に続いています。来る日も来る日も、計算ばかり。後半は、方程式の文章題です。全部で33ぺ-ジもある!

ちなみに、そういう夏休み帳が5教科あるのだから、びっくりです。げんちゃんは、計算を続けるのはとてもエネルギーがいります。普段の学習でも、計算はせいぜい5ー6問にとどめておかないと、どかんと意識が落ちちゃうんで、よっぽど調子がいい時でないと、数学はできないと感じています。それでも、昔よりは、できるようになっているとは思われるけど。

さて、そんなげんちゃんが、日曜からこっち、数学を勢力的にやり始めました。一日目は、20問ほどの問題を、一人で解いていました。
 翌日になると、見開きに50問ある文字式を、何回かに分けて、一日でやってしまいました。まあまあ合ってる。
分配法則では、必ずあとの項には、マイナスをかけ忘れるげんちゃんが、そこそこ正解している。

まさにこれは、人生初!

さすがの私も絶賛です。ま、しかし、安心すると、ぱっと放り投げてしまうげんちゃんですから、

「とても素晴らしいことだよ。つまり、あなたは、気持ちを入れたら、ちゃんとできる、ってことなのよ。でも、一度だけできても、意味がないよ!
これが続いた時に、初めて普通の人と同じなんだからね。普通の人は、これが、毎日で当たり前だから。」

上げたあとは、しっかり次の目標を提示す。

こんなことは初めてなので、私も、どこまで続くのか、半信半疑で、おそるおそる先へ進めます。3日目になると、そろそろ失速か、と思われたけれど、なんとか持ちこたえて、4日続きました。
すごい!

意識を入れた状態が長続きした、ということなのでしょう。他の科目も、教えやすく、わたしの日頃の教えるストレスは、80パーセント減、といったかんじです。
こういう状態のときは、不思議と字もきれいです。
普通の子って、ほんとにストレスフリーなんだろうな、と思います。げんちゃんが、これだけ良かっただけで、まったく日ごろとは違うんだからね。

そして、峰を出してくるげんちゃんからは、プラスのエネルギーが発散されます。横柄な態度も少なく、とっても素直。

 Sさんの言う、ほんとのげんちゃんってやつが、表面の皮を破って出てきているんでしょう。こちらの発信をしっかり受け止めるげんちゃんは、なんてかわいい!
いつものあれは、魂が抜かれて、何かに取りつかれた状態なのかもなーとさえ思う。

あのひさし君にあるのは、このプラス波動なんでしょうね~。なんか、わかる気がするなー。

しかし、4日目からそろそろ失速しはじめ、5日目は、とうとうやつは、完全に抜きやがった! 泣

まあ、しかたないね。Sさんは、
「気持ちは、わかるけど、失速する前でやめないと、疲れてどかんと落ちちゃうよ。たとえ、本人がもっとがんばると言っても、コントロールきかないんだから。」
らしいです。

そうは言われても、普通のわたしたちには、彼の構造がどうなっているかなんて、わかりませんから、難しいです。
 今日は、やや復活して、ややましだったそうです。プラマイゼロ、かな? 5日目は、エネルギー吸い取られる感じだった様子。K先生によると。

でも、確かに、げんちゃんの良い時の状態は、以前のマックスをこえていることは確かです。Sさんは、にっこり笑って、
「彼のパターンが、やっと明確になってきたね。」
と言いました。どういうこと? と聞くとなるほどでした。

「研修が終わってしばらくすると、その成果が出て、どっと峰がしばらく出る。それは、げんちゃんが学んだ通り、とりあえずやろうとするからです。でも、しばらくすると、自我がドカンと出てきて、そんなことする必要はないさ! とふてぶてしい抜きまくる行動が出てくる。それを、好きなだけ続けてみたら、あれ、なんか違うな。やっぱり、先生の言うようにしなきゃいけないな。と今度は、底をついたように浮上してくるんだよ!」

は~、なるほどね~。本人が、自ら納得してつかんでいくまでの過程だとしたら、なんとなくわかるような気がしますね。ということは、納得して、階段を一つ上がるから、そこからまた前のところには落ちにくいのかもしれません。

げんちゃんのトンネルも、どうしても必要な闇なのかもしれないです。

この合計150ページに及ぶ夏休み帳を仕上げて、さらに、出ている宿題をこなせるげんちゃんが、今年の夏、生まれてくれるのだろうか。
つい、がんばらせすぎて、失速させることなく、それを達成できれば、げんちゃんは、また一つ階段を上ったことになるのでしょう。願いたいところです。


by glow-gen | 2019-07-23 17:53 | 算数の学習障害 | Comments(4)

支援学校高等部ひさし君のこと その2

ひさし君は、最近支援学校の高等部をやめることになりました。なぜか、という理由を聞くと、ほんとに唖然としてしまいました。

理由はその質の低さです。エピソードをママがいくつか教えてくれました。
 ある社会の時間に、先生がただひたすら、グーグルマップでみんなの家を見せていた。とか、ある先生がマンツーで数学を教えていた時に、ひさしくんが問題を解けないでいると、
「できないだろう! ざまーみろ!」
と言った。
 ひさしくんは、がんばって英検の何級かに合格したのですが、先生が、あからさまに、障害児のくせに、そんなの取って何の意味があるの? みたいな感じの態度に出られた。

まあ、あげればきりのない、質の低さにあきれました。ひさしくんは、そういう屈辱を敏感に感じてしまうので、心が苦しくなってしまって、とうとうママが、やめさせる決心をしたようです。
私はよくわからないけれど、なんとなく想像できます。この子たちの可能性をまったく信じることができず、社会のお荷物程度に捉えている先生方がけっこういるようです。そういう人が集まっているところが支援学校だ、なんて考えたくないけれど、支援クラスにも、この類の先生の話を聞いたことがあるので、現実にはこういうことはあふれているのかもしれません。
もちろん、すぐれた指導者もいるところにはいると思うけれど。

今日、げんちゃんを迎えに行って、お宅に少しおじゃましたので、いろいろ話しました。
ひさしくんのママが訴える、支援学校の悲惨には、ほんとにあきれましたが、よくよく聞くと、ひさしくんは、その精神性の高さとはうらはらに、うちでは、ほんとに何にもしないようで、家事どころか、身の回りの自立すらおぼつかなく、ママにいろいろ言われると、我が家と同様、けっこう反発したりしている様子です。

「ひさしくん。いくら、ひさし君の魂が素晴らしく、心の成長が、普通の人より優れていたとしても、普通の人間たちは、外側を見るのよ。ひさしくんが、ママがいないとお留守番もできないとか、おかたづけすらまったくできないとか、一人でどっこも出かけられないとかだったら、バカにされてもしかたないわよ。
 そういうことに腹が立つんだったら、外側の部分も、ちゃんと普通にできるように努力しないとだめだよ。」

私が、ひさしくんにそういうと、ひさしくんは何も言わないけれど、ちゃんと聞いています。こんな辛口の言葉も、ひさしくんなら消化するだろうな、と思うゆえのことです。

「ひさしくんもげんちゃんも、神様から特別な宝の箱をもらってきているのよ。その箱をあけたら、普通の人どころじゃない宝物が入っているのよ。それを開けたい? だったら、人より10倍努力しないとね。それができる力もちゃんともらってきてるからね。甘えちゃだめよ。ママに。いつも、ママにやってもらってばかりなんだから、ママのお手伝いもちゃんとしないとね。お皿を洗ったり、掃除したり、家事もできるようにならないといけないよ。」

ひさし君のママは、あまりそんなことを言って聞かせないのかな?

「普通の人はね、障害児っていうと、バカだって思っているのよ。何にもできない子たちだって。でも、それは違うでしょ。ひさしくんは、すごい高い魂をもらってきてるでしょ。げんちゃんだってそうだよ。でも、トイレのしまつさえ、自分でしようとしないんだったら、その子に何かができるなんて思うかしら? 先生のことをだめだって思う前に、もっとできることをふやしていくといいと思うよ。世の中って、そういうものだから。」

ひさしくんは、なんかきらきらした目でちらっと私を見ます。

「この子ね~。なんか聞いてないようにしているけれど、たぶん、寝る前に、反復して私に話してくるよ。心にしっかりとどめてるんだよね。」

とママ。

ひさしくんも、自分の好きなことには、真剣に意識を入れるけれど、そうではないところはけっこうママに甘えているようでした。初めて、こういう辛口のことを私に言われて、ひさしくんの心が動いているのを感じます。

確かに、げんちゃんより、改善させやすい、と感じました。
改善していかせるためには、まず、自分の立ち位置をしっかり教えることだな、と思います。ひさしくんのママは、ひさしくんの訴えてくる違和感をどう説明しているのかわかりませんが、周りがどうか、ということよりも、変えられない周り、なら、自分がどこを変えていくべきか、そこに対する努力を、最大限することができるか、ということを突き付ける必要があるのかもしれません。

げんちゃんも、その立ち位置を教えるのに苦労します。自分からの視点しかないし、それがとてもずれているげんちゃんは、自分の姿を客観的に見ることが難しいので、ある時は、ことごとくこき下ろさねばならないし、いろんなところからの視点も言い聞かさねばなりません。

ひさしくんも同じようなところがあるとは思うけれど、げんちゃんより、ほんとになんでも、心が捉えてくれるので、今日一日の私の叱咤激励も、あっというまに血肉にしちゃうんだろうな~。今度、訪ねるときがなんだか楽しみになってくるようです。l

げんちゃんは、ひさしくんのプラスエネルギーのおかげで、彼と会ったあとは、なんとなく良い感じでもあります。人の価値って、障害のあるなしは関係ないな~、とひさしくんを見ると思います。ひさしくんが、新しくどこで学ぶのか、ママは今探していますが、この子なら、良い環境を引き寄せてくるんじゃなないかな、と思います。

by glow-gen | 2019-07-21 00:35 | 支援学校のひさしくん | Comments(20)

支援学校高等部のひさし君のこと その1

  最近、げんちゃんは、支援学校の高等部に行っている ひさし君とたまに遊びます。彼は、高校2年生で、小学校の支援クラスの先輩です。
もともとひさし君は、発達障害ではなく、幼少期の脳性マヒにより、軽い肢体不自由と、脳の一部に損傷を受けたせいで、知的障害と判定されるようになった子です。支援クラスも、肢体不自由のクラスですごしました。

 小学校の支援クラスのママ友の中でいまだにお付き合いがある数少ないママのお子さんです。私がげんちゃんの改善に情熱をかけていた小学校時代、私の考えに最も賛同してくれたママでした。げんちゃんより、IQも低く、手足にわずかなマヒもあるために、一見げんちゃんより、障害がひどいように、はた目には感じるひさし君ですが、彼と付き合ってみると、彼の精神性の高さにはいつも驚きます。

「ぼくは、正しく生きる大人になりたいんだよ。」
こんなことを、だれに教えられたわけでもないのに考えることができます。彼は、手品が好きで、手品に関しては、少し不自由な指が滑らかに動きます。ある時、皆の前で手品のショーをしてくれました。ショーの始まるまでは、見ている人たちの多くは、障害を持つひさしくんの手品は、こっちが乗せてあげて、つきあってあげなくてはならないものだろう・・・と思っていました。

ところが、彼のショーは、なかなか見ごたえがあり、しかも、彼のトークは、会場の人たちの雰囲気をつかんだもので、こちらの心をしっかり読んでくるものでした。ちょっとした驚きが会場を包みました。
その後彼は、母親に、
「僕の今日のマジックは、僕の独りよがりじゃなかった?」

と聞きました。私はそれを見て、ほんとに驚きました。不随意運動のようにして、つい笑いが常時出てしまったり、つい口元からよだれが出てしまったりするひさし君と、彼のその精神性の高さは、一見結びつかないものだったのです。

そういえば、Sさんも、ある時、はじめてひさし君を見かけたた時に、こう言ったのを覚えています。
「あ~、あの子は、げんちゃんより、上だよ。彼は、人生に対して、いつも向上することを当たり前と思っているからね。げんちゃんは、あの子を見下しているようだけど、大間違い。げんちゃんより、はるかに改善させやすいし、ほっといても上を見る子だよ。訓練しないのはもったいないことだね。」

私は、あとから、ほんとになるほど~と思いました。

今日は、ひさしくんのママに博物館で開催している「なが靴下のピッピの世界展」に連れて行ってもらいました。迎えに行った時に、ママが言いました。

「げんちゃんは、ひさしより、ずっと普通だな~って思っていたけれど、いっしょにいたら、げんママが言ってる彼のトラブルがなんとなくわかった。こういうところを言うのかな?って思ったよ。」

たぶん、今言ったことがぜんぜん入ってないとか、整合性のないことを平気でする、とか、まあちょっと彼といっしょにいたら、だれもが違和感を感じる行動がちらほら出てきたのでしょう。ひさしくんは、そもそも、一人で家にほっておけない、とか、一人で出かけられない、とか、そういうことから困っているので、ひさしくんママにしたら、げんちゃんは、ずっとひさしくんより上だなんて思うのかもしれませんが、普通に安心して見てられる、というわけにはいかないことが飲み込めたみたいでした。

ひさしくんとげんちゃん、どちらも、周りの状況からの違和感は拾ってくるけれど、(げんちゃんだって多少は拾ってくる。)ひさしくんは、それを捉えすぎて消化しきれないくなるし、げんちゃんは、違和感と思ったら、すっと捨てちゃう。まったく真逆な反応を示すようです。どちらにしても、それらを正しく消化させるためには、細かく説明してやらないといけない、という点では似たようなものなのかもしれませんね。

げんちゃんは、それをしなければ、スルーだし、ひさし君は、一人影響を受けまくって、自滅する・・・・

そんな二人なので、二人遊ばせると、互いにとてもいい影響を与え合っているのかもしれません。

 

by glow-gen | 2019-07-20 23:55 | 支援学校のひさしくん | Comments(0)

夏休みになりました~。

とうとう夏休みになりました。(このへんは、今年は早く夏休みになりました。)げんちゃんの夏は、なんかさんざんな予感がします。
通知表は、信じられないくらいに良くて、びっくりします。3が5つあったように思います。あとは2。たぶん、試験の結果だけで判定すれば、げんちゃんは、1と2のみ。かろうじて、英語だけ、3、といったところが妥当なんじゃないかな~・・・最近の通知表システムは、げんちゃんには、ありがたいですよね~。

普通クラスの先生のコメントは、

「おうちの方のサポートもあり、提出物もちゃんと出して、クラスの生活は問題ないです。」
なんて書かれています。

そうかな~・・・数日前も、体操服忘れたり、水着忘れたり、あほか、ということが続出していたけどな~・・・とにかく、忘れ物をはじめ、いまだに注意欠陥症状ははげしいです。自学だって、提出できるようになったと安心すれば、ぼそっと、出し忘れる。

そして、あいかわらず、やりっぱなしのげんちゃんは、家の鍵も、家に入れば、放り投げていたり、来ていた洋服が、かたまりになって部屋の床に落ちていたり、お菓子の袋が空になれば、袋だけ、そのあたりに、でたらめに放置してある。水泳をしたら洗え、と教えたら、とりあえず、海パンは洗ったけど、広げず、かたまりになってほしてある、しかも、バスタオル他、脱衣場にまき散らしている・・・

もう、おまえは、猿か! と言いたい! ほんとにうんざり。
こいつといると、私のストレスははかりしれません・・・


今日は、あいかわらず、そういうことを指導して、神妙に聞いていたかと思うと、セブンのおにぎりを3つ食べて、3つとも、包み紙をそこいら変に放置していました。
もう私も切れてしまって、怒って正座させました。やつは、反抗的にふてぶてしく座って、あいかわらず、聞いてるふり。

「ねえ、どうすればよかったの? 」
「え?ちゃんとすればよかった。」
「ちゃんとする、って何をどうするの?」
「え?」

時間が長くなると、最後は、何を指導されていたかも捨て去った模様。おにぎりのことさえ覚えていないのか・・・・
それに、ちゃんとする、と言うのですが、何をどうする、と言う具体的なことは、ぜんぜんとらえられていないようです。
 例えるなら、料理をおいしく作る。といきまいても、包丁もどう使っていいか、実際にどの順番で作り始めるのかさえ知らないのと同じです。かれは、いつも、何をどうとらえるか、と言う点については、まったく、つかもうとしませんね。

ちょうど体操の先生が来られたので、彼女も、いっしょになって指導してくれたので、げんちゃんは、少しは、意識がもどったみたい。

「げんちゃん、あなたは、いつも言うでしょう! 逃げる、ずるする、考えない、そんなことばっかりしてたら、中学卒業しても、どっこも行くとこなんてないからね。お母さんは、何を言ってるの?
え? また聞いているふり? あなたは、ほんとはできるでしょう。神様にもらったあなたの魂は、そんな最悪の魂ではないよ!」
(あげたり下げたり、の指導は大事だよね~・・・)

「あ、うん・・・」
「何がうんなの? 聞いてないでしょ。何がわかったの?」

こういうこと言われても、げんちゃんは、びしっと意識は入らず、低空飛行です。 

 しかし、こういうことちゃんと言ってくれる指導者がいて、ほんとに助かる! 彼女はげんちゃんの外面には騙されないので、とても厳しい。

げんちゃんの、真の能力はけっこう上がっていると思います。意識がバリっと入ったときは、勉強だって、普通の子みたいに教えやすいです。でも、そんな日は1か月に1日でしょうかね~・・・

どうも、最近、雨、気圧も低く、げんちゃんの低空飛行が続いています。
ためしに、げんちゃんの首の筋肉をマッサージしてみたら、あまりにがちがちでびっくりしました。肩もかたく、耳の後ろまで、手が回りませんよ~。

気持ちが、前向きに解放されないと、何度マッサージしても、すぐにがちがちになるようです。

逃げる、ずるする。考えない。こういう考えを捨てて、どんな時でも、前向きな向上心であふれれば、つきぬけるだろうにね~・・・


by glow-gen | 2019-07-13 16:52 | 中学の成績 | Comments(14)

つなげられないのではなく、つなげようとする思いが出てこない

   げんちゃんは、がんばりたい、やらなきゃいけない、という感情の部分でのやる気は出ています。だから、いやがりもせず、机につくし、何時間でもやらせれば勉強をします。
 でも、中身はあまりありません。

 本人、がんばっていることを認めてほしいと思っているようですが、S先生の言う、”奥にある意識”を全く出していないので、勉強の成果はぜんぜんあがりません。

 記憶とは、脳でするものではなく、コアな意識でするもの。意識のない表面だけの操作は、何ごともすとんと腑に落ちない・・・・らしいです。
げんちゃんが、何度やっても覚えないのは、意識をはたかせていないから。脳は、意識の下に従う機械のようなもので、記憶の仮置き場であり、記憶そのものではない。

このあたりのSさんの説明は、私はなかなかよくわかりませんが、げんちゃんが、コアな意識を使って勉強していない、ということだけは、はっきりわかります。
最近では、傍から見ると、一生懸命にやってるように見えます。

内容にかかわっていない人だったら、

「げんちゃんは、すごいね。ちゃんと自分で勉強している。」

と感心することでしょう。
中一のころは、げんちゃんの”やりたくない”、は、表面にむんむんに出ている時が多かったように思います。

でも、最近は、いやいややっている、ふてぶてしい態度は少なくなっています。


でも、学習を始めても、ときに普通の人の3倍4倍と時間を食います。それでいて、反復してみると、何も残っていないというのも多い。なまじ、やる気をもってやっているように見えたりするものだから、ほんとにストレスに感じます。

「感情と意識というものは違う。」

と、Sさんによく言われますが、げんちゃんは、感情の部分では、がんばりたい、というところが出たものの、いわゆる”意識”という部分では、まだぜんぜんのようです。


 Sさんが、げんちゃんのほんとに困ってしまう特徴を、ずばり言葉にしました。
”次につなげようする思いが働かない。”

なんて上手に表現するのでしょう。私が苦しんでいるところそのものです。

”次につなげられない。”
ではなく、そうする思いが働かない・・・・どのように結び付けたらいいのか、という思いが出てこない、ということなんです。

思いが出てこない、というのは、ほんとに厄介です。Sさんは、逆説的にこんなことを言いました。

次につなげる思いが出てこない。それとこれとは別、と平気で思える。平然と切ってしまえる。でもそれって、逆から見たら、執着がない、こだわらない、ということでもあるんですよ。ほんとに、なぜそこまで切ってしまえるのか、あきれるほど潔い。

なるほどな~と思います。げんちゃんが、登校拒否なんておこしようもないのも、(学校でいじめられていないのもあるけれど)繊細なお子さんが、悩むことで、ぜんぜん悩みもしないのも、すべてはこの厄介な性質によるもののようです。

その傾向は、学習の時に、最高にピークになるしまつ。2次元の学習というのは、そもそも、ぜんぜん臨場感がないので、深い意識をゆりおこすほどのエネルギーがわいてこず、心の奥底に隠し持っている、学習への拒否感が、最高の断捨離となって現れる模様です。

ここまで学習ができない子が、ピアノやリレーをこなせたのは、体を動かすことが要素に入っているからだ、とSさんは言います。


「気持ちがなくても、やむおえずでも行動をすることによって、眠っていた気持ちが前に出てくる。

でも、文字は動かないから、自分の感情も動きません。そうなれば、捉えることがまったくできなくなる。」

げんちゃんは、一見見た感じより、ほんとに学習ができません。それはこういうことによるのでしょうね。
げんちゃんの心を動かす学習法をするためには、平面を立体にすることだ、ともアドバイスされました。


たとえば、あらゆるたとえを使って説明する。何パターンも・・・・・そのどれかが、ぱっと心を動かせば、げんちゃんは、捉えたい、と思うこともある。

でもそんなことしていたら、どれだけ時間がかかることでしょうね~。
長い道のりだな~と思います。

by glow-gen | 2019-07-05 20:37 | 意識のこと | Comments(9)

げんちゃんの支援クラスは、不登校児が二人

  げんちゃんの学校の支援クラスは、全部で4クラスになりました。年々学生が増えている地区で、今年は一クラス増えました。
 げんちゃんは、情緒のクラスにいて、今年二人の学生を迎えました。4人のクラスです。

 昨年、支援の先生から、
「今年は、学生が増えるので、マンツーでげんちゃんを教えられなくなるかもしれません。」
と言われていました。

ところが、ふたを開けてみると、去年クラスメートだったりゅう君は、1年の半ばから、不登校を続け、新しく入った子の一人も、不登校。結局、げんちゃんは、昨年同様のサポートを続けてもらっているようです。

 りゅう君は、小学校の時は、普通クラスにいたそうです。入学式の時に顔合わせした時、

「ぼくは、美術部に入りたい。運動はできないから。絵が好きというわけではないけど~。」

と私の質問に答えたのを覚えています。

目がぼんやりとした感じで、声も小さく、ちょっと弱弱しい感じのお子さんでしたが、自分の気持ちをすらっと言葉にできたので、これは、げんちゃんよりずっと上だ~・・すごい! と、感心してしまったことを思い出します。

 最初は、学習時間が重なることも少なく、コンタクトはなかったようですが、次第に、掃除時間に支援クラスを掃除するようになって、よく話すようになったようです。

げんちゃんは、彼には、昨日見たテレビ番組の話をしたりすることもあった様子。学校での唯一の友達ができてよかったな~と思っていました。

ところが、不登校というではありませんか。

しかも、そういうことは、クラスメートでありながらも、まったくこちらに先生を通して言われることはなく、連絡先もわからず、なんか、心配だけしていました。

最近は、個人情報とか、過剰に心配して、支援クラスの交流さえなくなってしまうのは、いかがなものかな~と思います。支援クラスの家族、お子さん、それこそ、つながる必要を感じます。
やはり、孤独な戦いをしているママたちは多く、その悩みは、普通のお子さんを持つ親には共有できないものです。

支援クラスの支援体制は、学校に行った時だけ、その子をサポートする、という考えではなく、その子の将来を見据えて、親も巻き込んで一員という考え方が必要だと思われます。

ことしは、PTAで忙しく、支援クラスの保護者会を企画できませんでした。
げんちゃんのクラスの4人のメンバーだけでもコンタクトをとりたいな、と思っています。


でも、最近、支援の別のクラスの、ゆうすけ君のお母さんから、情報が入ってきました。どうも、げんちゃんは、別の支援クラスの先生が、昼休みに卓球をやらせてくださってるらしく、そこに参加して、楽しく遊んでいるようです。

げんちゃんは、とにかくな~んにも言わないので、ぜんぜん知りませんでした。聞いてみると、

「ぼく、卓球上手いよ。お母さんできる?」

とうれしそうに言うげんちゃんがいました。やはり、幼い精神年齢のげんちゃんは、支援クラスの友達の胸をまず借りて、ソーシャルデビューをするのが無理がないでしょう。感謝だな~と思いました。

と同時に、げんちゃんの心の扉をあともう一つ開けるために、お友達の力もいるのかもしれないな~と思いました。

気持ちを、つい抜きまくってしまう土日。日曜日の学習は、なんとか、りゅう君を誘えないかな~と思いました。我が家で、二人が遊んだり勉強したりすれば、何かかわらないかな~・・・


りゅう君には、先生が面会にいくようです。そのたびに、げんちゃんにメッセージを書かせるようです。ときには、クイズだったり、質問だったり、絵つきのギャグだったりしているようです。
それを、りゅう君はとても喜んでくれるらしいです。

チャンスが作れればいいな~と思います。
と同時に、発達の不登校のお子さんをかかえるご家族の気持ちを考えると、ちょっと胸が痛いです。

by glow-gen | 2019-07-01 18:38 | 特別支援学級 | Comments(9)

激しく重症の意識障害 泣くことさえしない

げんちゃんは、ちょっと暗礁にのりあげています。
それは、もうずっと前からのことですが、げんちゃんが考えようとしない、ということです。
とくにひどいのは、数学、化学、ちょっとでも、理論的になるところは完全に逃げます。今回のテストも、問題が大量だったの理科は、書き込んでいたものの、理論的に考えるところ、しかも、化学式などが少しでもからむところは、すべてでたらめに埋める。埋めることが勉強だ、とさえ思っている節があります。

 テストは制限時間があるからしかたがない、と思うけれど、普段の学習をするときも、そのことは、ひどく影を落とします。

2Cu+O₂→2CuO ここをさんざんやって、2Mg+O₂ になったら、また一からです。つまり、気持ちをシャットアウトしてしかやろうとしないのがよくわかります。前にさんざんやったことも、おしげもなくゴミ箱に捨て去るのです。”ゴミ箱のげんちゃん” とあだ名をつけたくなるくらいです。

 げんちゃんが、ほかのお子さんと全く違うな~と思うのは、目の前で今やったことを、次につなげようとしないことです。とにかく、私が一つ持ち上げると、上りはするけれど、すぐに捨て去り、またそこから降ります。私が持ち上げ、げんちゃんが降りる。えんえんその繰り返しをやっているようです。

何もやらなければ、どんどん落ちる、という原則に従えば、げんちゃんは、私たちが持ち上げているから、落ちずに、現状維持・・・・1+1-1+1-1+1-1・・・・・
でも、学習面は、ちっとも伸びない・・・テストも、たいしてかわらず低空飛行・・・というのも、その原則を考えればなるほど~と言う感じです。

ほんとに情けなくなります。さきほどの化学の話で、Cuをやって、Mgをやって、次に、Agに来た時、(元素がかわるだけで、内容は一緒・・・なのに)、ヤツは、すべてをゴミ箱に捨てました。そして、何の脈絡もないことを突然やりだしました。 
 右と左の元素の数についてずいぶん説明もし、なんか、やれているような感じになってきたのに・・・

 こういう時の疲労感は半端ではありません。発達障害のお子さんでも、学習はある程度できるお子さんは、ほんとにうらやましいです~。

情けなかったのは、小学校1年生の時から、少しはピアノの前に座って練習をし、楽譜の宿題を続けてきたのに、音符の長さのテストは全滅でした。4分の4拍子の楽譜、どこに小節の区切り線が入りますか? という線を書き加える問題でした。テスト前に教えたし、とにかく、もう数えきれないほど、ピアノの時にやっています。

 ほんと、この子は、どうしようもない! もう、私のやれることは全部やった。もう無理かも・・・・学習をさせるたびに、かなりの絶望感がおしよせます。

でも、げんちゃんが、めんどくさそうだったら、心に平気で硬いふたをしてしまって、絶対に心を使おうとしないところを知っているので、ただバカだからできない、というのとは違う気がしてなりません。

Sさんが、げんちゃんは、今まであった人間の中では、めったにいない症状の子だね。というようなことを言いますが、何も感じないような心、目の前におこっていることを、過ぎ去ったらすぐに捨て去ってしまう、人格さえ危ういような人間だと感じます。
  ほかのSさんのクライアントさん幾人かは、げんちゃんなんかより、気持ちがしっかり出ている子ばかりだと感じます。少なくとも、支援学校に行っているクライアントさんよりも、げんちゃんの意識障害はひどい、と断言されました~・・・・(´;ω;`)
 げんちゃんが、治せるなら、だれでも、絶対あきらめるべきじゃない。笑
  しかし、それゆえに、ハードな訓練だって耐えられて、それさえ、大変とも感じず、ただ、ぼ~っと存在していたのかもしれません。
 眠れるげんちゃんの心は、実は、大物だとも・・・・なんせ、どんな圧でももろともしないからね・・・笑

 私はとてもびっくりしたことがあります。
それは、げんちゃんの好きなクラッシック番組さえ、翌日内容を聞くと、何に関してやっていた、と言うことの他には、何もしゃべれませんでした。

え・・・もしかして、この子は、好きなジャンルのことさえ、その場限りなのね・・・と恐ろしくなりました。

最近 映画 アラジンを見に行ったのですが、見た瞬間だけは、感想を聞けば、一言二言言っていたけれど、それもすぐに何もなくなり、内容さえたいして覚えていません。
この子の心はほんとに狂ってる・・・とあきれます。

そういえば、Sさんが、アラジンを勧めてくれて、見せたあとに、DVDが出たら買って何度も見せて、と言っていたのを思い出します。彼は、げんちゃんが、10回くらい見せなければ、心にはいっていかないことを知っていたのでしょうね~。


白昼夢を見る認知症の老人と、この子は何もかわらないんだな~と思います。こういう子に、そもそも学習なんて無理なのかもしれませんね。

逆に、それをやってきたのは、私とK先生の情熱以外に何物でもないんだな~と思います。

この異常な心の持ち主も、まったくかわってないわけではなく、最近、やっと泣くようになりました。赤ちゃんの頃から、泣かない子でした。ただぼ~っとフリーズするだけで、涙のひとかけらも出ないのです。

 私がついヒートアップしてしまっても、ただぼ~っとなるだけで、涙なんかないです。でも、ここ1か月くらい、ごくたまに、あまりに叱った時は、じわっと涙を流すことがあります。まあ、それも、数回で、同じシチュエーションになれれば、もうそれもなくなりましたけどね~。恐ろしく不感症の息子は、学習も、何の考えもなく、ぼ~っとやるだけなのでしょう。

ほんとに、ここを治すのは、もう私にはお手上げです。

夏休みに入ったら、S先生と合宿に行くことになりました。今度はまたイルカなど、彼の心にたくさんの仕掛けをして下さるみたいで、そこにかけるしかないか~と、半ばあきらめムードになっちゃいます~。



by glow-gen | 2019-07-01 00:23 | 意識のこと | Comments(8)



中学2年の息子。5歳で、発達障害発覚、改善に取り組むママの格闘と改善ノウハウの記録。
ピックアップ 


げんちゃんママの紹介
中学2年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学2年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
IQは80台に改善<

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