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げんちゃんの発達障害プロジェクト

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発達障害の中学生生活、どうすればいいか悩みます

 
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方眼紙を使って、形を作るなんてことも、もっともっとやってあげたいカリキュラム・・・でも、時間は有限・・

 先日、S先生が一日研修をしてくださいました。彼の研修は、父と子が、普通に連れ立っているように見えますが、すべて計算し尽くして色々やられるようです。普通の人には、真似できないような理論とパワーで、げんちゃんの心を変えていくようです。不思議な方です。
まだ詳細を聞いていませんが、げんちゃんは、
「いっぱいいっぱい、パンク寸前だった。」そうです。
げんちゃんは、一つ階段を上って、大きな踊り場に出た、と感じたけれど、今度は、その踊り場で、いきなり、布団をひいて寝てしまったような感触があったのは、そういうことだったのか、と思いました。

いつものことながら、Sさんの言葉を聞くと、自分のつかみきれない思いが、どこからくるのか、言葉にできるようになります。

余談ですが、こういうことは、げんちゃんがかかえている、”自分の思いを捉えられない、”という課題に通じると思います。
自分の思いに違和感があるけれど、それがどこからくるのか、言葉にできない。そういうときは、もやもやしていて、行動に整合性がなくなってしまいます。
そうか~・・げんちゃんは、そういう世界にいるのね。

Sさんは、いつも、そこを整理してあげて、次のステージに押し上げているんでしょうね。

私自身も、よく、違和感の正体をこうして、白昼にさらしていただくことが多いです。


 これだけ色々伸びているのだから、他のことももっと上がっていいはずだ、とか、一気に駆け上がってもいいんじゃない、とかいう気持ちがわいてきますが、げんちゃんにとっては、消耗しつくした後、という感じだったのでしょう。

 目の前にいるげんちゃんは、すこしぐらい何かが伸びても、すこぶる頭が悪く、処理スピードが遅い現実はなかなかかわらず、私はいつも、危機感の中です。


 さて、普通の学習以外に、一つ気がかりなことをかかえています。それは、技術の授業です。今、彼は、木工を習っています。夏休みに、作りたい棚を、書いて持っていったのですが、(もちろん、サポートしてます。)今、それを、見取り図におこしたり、展開図にして、板に実際に書き込んでいく準備をしています。授業は、毎回立体的に進んでいます。しかし、げんちゃんは、毎回、もらったプリントは白紙、聞いても、
「ぜんぜんわからない!」
と言うばかり。どう考えても、げんちゃんが、サポートなしに、木工の授業についていけているとは思えません。それどころか、2時間とか続く技術の時間をただぼ~っとして過ごしているにちがいありません。

 小学校の時は、こういうときは、いつも、支援員さんがついて下さったり、支援クラスで、抜き出して個別にやっていたりしたようですが、中学になると単独になってしまっています。
さっそく、お友達になった支援クラスのママにお聞きしたら、彼女のお子さんは、支援クラスで個別に受けているとか・・・早速、げんちゃんも、個別にできないか、頼んでみなくてはなりません。
 ほんと、学校のカリキュラムが、時間ロスになると、それでなくても、時間が足りないげんちゃんにとって他にしわ寄せがきます。

とりあえず、日曜日、図をおこさせて、それを、まず、方眼紙で切って、セロテープを使って縮小した模型を作らせてみたのですが、図を書くところから、切るところから、話にならない不器用さであきれました。しかも、10センチを2センチとする・・・なんていう縮小モデルの簡単な計算さえ、体にはいっていないのがわかります。は~・・・空間認知、算数の機能障害・・・どこまでも、げんちゃんについてまわります。しかも、図おこしから、紙でモデルを作るまで、なんと、3時間強!

普通なら、1時間もかからない課題です。

実際木で作るときは、それに、さらに、木の厚みが加わり、のこぎりの切りしろまで考慮しないといけないのです。
やれやれ・・・・げんちゃんが、もっとも苦手とする、空間認知、数の感覚、大きさの感覚、・・・個別にトライさせたい課題ではあります。
サポートがないために、時間が無駄になってしまう。ほんとに惜しいことです。

本当に、げんちゃんは、押し上げないといけない能力だらけ、やることだらけ!私は、、雨漏りだらけの家の中で、お皿を数枚持って、うろたえているような気持ちになります。


このまま、中学のスケジュールの中で、なんとか、必死についていく、そんなことだけしていていいのだろうか・・・・、またまた答えのない、疑問が私の中にうずまきます。

だからといって、中学のスケジュールがげんちゃんの糧になっていないわけでもなく、悩みつつ、時間だけが、どんどん過ぎ去っていっています。

by glow-gen | 2018-10-29 14:29 | 中学校のカリキュラム | Comments(6)

中学1年生の発達障害児の育児・・・中学の定期試験に振り回されない

  期末試験が近づいてきました。今度は、実技科目も入るので、やれやれ、またしんどいな~と、私の方が憂鬱になってきます。
中間テストを境に、なんだか、少し突き抜けたと思ったげんちゃんですが、やはり、げんちゃんのおかしなところが目立ちます。
げんちゃんは、また日課表を書いてこない日が出てきました。それに、4月からずっと言い続けているのに、普通なら書き込む日にちを、日課表をうつしてくるノートをはじめ、学科のノートすべてに書いてきません。毎日毎日言い続けているのに、げんちゃんにとって、時間や日にちは、いまだに何の価値もないもののようです。その日暮らしのげんちゃん、いえ、その時間暮らしのげんちゃんなのでしょう。

 中間テストで、時間を意識した、と思ったのは何だったのでしょう。・・・朝遅れそうになりながら、ばたばたと出ていくげんちゃんをしり目に、帰ってきてから
「今日は、間に合ったの?学校に何時についたの?」

と質問しても、間に合った、と言うだけで、具体的な時刻は、把握されていないようです。徒歩で何分かかるから、何時には家を出なければ、なんていうしごく当たり前のことが、げんちゃんの体の中にはないようでがっくりします。

 あいかわらず、台所に、お箸をとりに行って、テーブルにもどって、次に、しょうゆを取りに行く。一ぺんに合理的に動くことはない。・・・・こんなバカげた行動を、何とも思わないのでしょうか。
今日は、K先生のところで、4年生のお友達とはちあって、彼も、K先生の小2の娘さんも、今日の日にちを即答できたのに、げんちゃんだけできなかったそうです。しかも、その後も、何度も聞かれるたびに、カレンダーを見ていたというので驚きです。彼は、その日、日時について意識したのは、放課後K先生のところで、聞かれた時が初めて・・・・なんでしょう。

「普通の人は、日にちや時間を意識して生活しているんだよ。ほら、2年生の子だってわかっているでしょ。げんちゃんは、ずれているよ。」
K先生が言うと、
「え? そうなの? 」
と、いつもの調子できょとんとしていたようです。
報告を聞くと、その有様が、手に取るようにわかります。ほんとに、きょとんとして、彼の並外れた”ずれ”が、開き直ってこっちにせまってきます。ほんとに崩れ落ちそうになります。

発達の子の育児をしていると、こういう”ずれ”に、こちらの心身を脅かされる感触があります。

でも、今日は、先生の演出もあって、低学年の子の前で、おもいっきり恥ずかしい目にあわされたげんちゃん。時間を意識することの大切さを、図説やたくさんのたとえを使って、こんこんと言われ、やっと少し、そこに価値を見出したような感じだった。とK先生は言いました。

「そういえば、6年生の時も、同じような指導をしたけれど、まったく意識にひっかからなかったですが、今回は、少しひっかかったようです。」

中学にもなって、時間のない世界に生きているげんちゃん、同じ空間に存在していても、彼が感じている空間と、こちらのそれとは、まったく異次元なんでしょう。

なんかな~・・・定期試験がどうのこの、そういうことにこだわるのも大事だけど、げんちゃんは、もっともっとやらなければならない訓練があり、体験があり、指導があるよね~・・・そう思われてしかたありません。

あげればきりがない、”ずれ”
学習への取り組み方や集中・・・確かに昔より良いけれど、彼の意識の照準合わせは、いい時でも3割くらいは、まだまだぶれています。そう3割は、向こうの世界に行ってしまっている。完全に幽体離脱はしていないけれど、意識はまだまだばらけています。つまり、目的意識をしっかり持てない。たとえ、多少目的意識を持ったとしても、そこに向かって直線で行くことができません。
あっちに行ったり、こっちに行ったりしながら、なんとか、ふらふらそこに合わせる感覚です。

そこを、こっちが、膨大なエネルギーを使って、げんちゃんの照準合わせを、あの手この手で補い、全力でげんちゃんに入力していく。そうやって、なんとか中間では、50点越えを2教科果たした。でも、それって、ママのエネルギーを吸い尽くした結果でしょ・・・こっちは、憔悴しきっています!

なんだかね。違うんじゃないかな~・・

私は、明日は学校を休ませることにしました。たまたまS先生も時間が取れるというので、明日は1日、S先生に連れまわしてもらって、心の勉強をさせることにしました。

あくまでも、試験も勉強も、げんちゃんをちゃんとした大人に成長させるための糧。それが目的にすりかわってしまって、本質が治らないまま中学を卒業すれば、さらに、やっかいなことになってしまいます。卒業までに、なんとか、もう一歩二歩・・・精神的に成長して、目的意識を自分で握って行動できなければ、やばい。

自分の心と感情。感情と意識。自分でも、まったくどれがどれで、どっちの声を聴くのか・・・まだまだ混乱の中にいるげんちゃんのようです。基準が自分の中にない。プラスマイナスの計算式も、まだまだ、不正確なことしかできないのは、自分自身の立ち位置、つまりゼロ点が、まったく存在しないからだ・・・と、S先生が哲学的なことを言います。自分がどう感じる、自分がどうしたい。感情に引っ張られて、本当の自分のすべきこと、したいこと、が見えなくなってしまう。目的のない自分の世界観に、まだまだ半分は落ち込んだまま。

点数を取るノウハウに、汲々としていると、大事なことを忘れてしまう。げんちゃんの心を成長させることができなければ、ほんとに大変なことになる。危機感を感じる私です。

ときに、中学校のカリキュラムが邪魔して、発達育児の本質がぶれてしまいそうになります。あくまでも、中学に合わせるのが、発達育児の目的ではありません。げんちゃんが、正しい生き方ができる大人になるために、今最も必要なことは何なのか・・・見極めないといけない。そう思う私です。

by glow-gen | 2018-10-26 01:01 | 定期試験 | Comments(16)

支援クラスげんちゃんの、中学校の定期試験準備。

 
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1学期の実技科目の試験のまとめです。チャレンジのマイノートというアプリに、出題個所を写真に撮って入れました。実技1科目2ページか3ページなので、すべて、このタブレットに入っているというすっきり感が、頭の中のすっきりにかわるといいな・・・・色掛けして、答えになるところを隠したり、出したりすることができます。

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テスト前に重宝する、暗記ブックアプリ。理科社会はこのように、まとめに色掛けして、何度も練習できます。

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チャレンジタッチのライブラリーは、ダウンロードした図書のフォントの大きさをかなり大きくできます。読みやすくすることで、読書もしやすくなりそうです。

げんちゃんにやらせているテスト勉強を書いてみたいと思います。

試験前2週間になると、試験範囲が発表されます。 それを見て、まるで、私の試験みたいに、戦略を練ります。

 理科社会では、チャレンジタッチの試験の直前暗記アプリを使います。市販でも暗記ブック的なものが出てますが、ほとんど買い足すことはなく、チャレンジで供給されているものですべて間に合う感じです。赤いシートをかけて、答えを隠して、出力練習をする、理科社会のまとめも、アプリにあり、しかも、赤いシートをかけるより、答えの部分だけが色掛けになるので、見やすいです。

 まとめを出力練習するとともに、基本のところにしぼった問題を、時間の限りやります。このたびは、社会は、学校からもらったまとめテスト3枚だけ、理科は、学校のドリルのまとめ問題を6~8ページだけにしぼりました。

英語は、単語暗記の完成度を高めます。そして文法は、学校でもらったドリルを完成、また、学校でもらったプリントで、まとめてあるようなものも、もう一度やらせました。

 数学と国語は、合間に少しと言う感じです。数学は、いつも申し訳程度しかやりません。やりだすと、時間を食われるので、2週間前になると、優先順位の低いところにもっていきます。英語、社会、理科は、勉強すれば、それなりに結果が出やすいので、2週間前からは、重点的に取り組みます。

 国語は、漢字のまとめを、ざっとやる程度で、文章題対策は、チャレンジタッチの試験前直前問題という、山にしぼった数枚のプリントをやれればいいかな、という感じです。今回は、それすらできませんでしたが。

 ある意味、数学と国語は、やっても、すぐに結果が出にくいので、しぼったことだけやります。

数学は、語句と、点取らせ問題に出そうな簡単な計算など。方程式なら”代入”とか、”比例する”とか。数学用語の穴埋めが出たりすることが多いので、そこで点を取りたい。そこだけは、せめて、抑えようかな、という感じです。

国語も、文節の問題とか、文法の問題とかあるので、知ってないとできないところは、とりあえず教えます。漢字を覚えさせるより、社会や理科の語句を正確に覚えたほうが、点数に反映されやすいので、漢字は、あとまわしになります。

結局、試験前になるまでに、数学国語、漢字、英単語・・・・このあたりは、コツコツ寸暇を惜しんで取り組む必要がある、と言うことのようです。国語の文章の勉強は、このたびのテスト以降、漢字の練習の時に、教科書を読んで、漢字を拾う、ということ始めました。ついでに、学校の国語の問題集も、読んだ場所のところだけは、たまに少し取り組むようにしました。

チャレンジタッチはすぐれていて、マイノートというアプリがあります。自分で作ったノートとか、ほかの参考書のページとか、もらったプリントとか、写真に取り込んで、暗記ブックを作れます。

実技科目は、最小限にまとめて、写真に撮って、タッチの中に入れ込んでしまいました。しかも、写真の上から、出力する部分に色掛けして、何度も出力練習ができて、便利です。活用しています。(1学期は、前日にしか、ほとんどできませんでしたけど。)

ついでに、チャレンジタッチは、何百冊というライブラリーがあって、キンドルのように、ダウンロードして読書することができます。
これがすぐれているのは、目に問題をかかえていたり、意識の焦点合わせの苦手な子供たちが、フォントを大きくして読めることです。
小学生低学年用の本くらいの大きな字にして読めば、むつかしめの本も、多少は、読みやすくなります。図書館で借りる本は、そういう自由度にかけるので、とても重宝しています。

時間のない中で、少しずつは読書させたいと思っていますが、このライブラリーがあるので、心強く思っています。

やれやれ、そうこうしているうちに、また、期末の足音・・・・中学校は、勉強というアイテムを使って、いろんな人間力を学ぶんですね~・・・


チャレンジタッチのまわしものではありませんが、げんちゃんのテスト準備、日々の勉強・・・読書・・・チャレンジタッチの会社の方が読んでいたら、ここで、感謝申し上げます。

それほど、活用させてもらっています。
赤ペン先生は、日々の自学ノートの宿題で精いっぱいのげんちゃんは、なかなか送ることができませんけどね。


by glow-gen | 2018-10-23 17:39 | 定期試験 | Comments(11)

初めての、支援クラス保護者交流会

次は、中学の定期テストの準備のことを書こうと思ったのですが、先に、交流会があったので書きます。

学校におねがいして実現した、支援クラスの保護者交流会をしました。
10名の在籍で、出欠を提出してくださったのは、4名だけ。あとは、回答さえなしでした。回答して下さったうち、
出席は2名とのことでしたが、当日、一人は、キャンセルされました。

結局私と、げんちゃんの同級生の、知的クラスの男の子のママの二人だけ。支援の先生が恐縮されて、
「直前にもう一度お知らせしたんですけどね・・・」と、言われました。どうも、半分以上の人は、親たちの交流をさして欲していない方なのでしょう。欠席と知らせて下さった方も、連絡欄は白紙でした。

「いえいえ、そんなものかもしれませんよ。小学校の時も、まったく無関心なママは、たくさんいましたから。でも、こうやって、一人でも来て下さって、素敵な出会いができてうれしいです。」


支援の先生は、今では何事も良い協力者になってくださって、今回もよく動いて下さったようです。


さて、出てきて下さったAさんは、とても熱心に、子どもさんの改善を望んでおられる前向きなママでした。すぐにうち解けて親しくなりました。
彼女は、保護者の交流会がないので、あったらいいのに、と、ずっと思っておられたそうです。一人でも、こういうママがいる以上、やっぱり、動いてよかったな、と思います。


今まで、何人もの発達ママにお会いしましたが、ここのブログで交流させていただくママのように、果敢にチャレンジしようとする人は、ほんとに少数派です。

Aさんのお子さんは、げんちゃんとは対照的に、感覚過敏もあり、友達に対しても過敏な反応をしめすタイプのようです。こだわりも大きく、字は、けっこうきれいに書けるけど、きれいに書くことにこだわり、思うように学習が進まない、というようなこともあるそうです。

げんちゃんと共通していることは、互いに影響し合える友達がいないこと。いつか、子どもさんもいしょに会うことを約束して別れました。

終わり頃から、げんちゃんの支援の先生も入って下さって、色々お話しました。

「げんちゃんママは、ほんとにがんばってますね~。毎回、お会いすると、私も元気をいただきます!」
なんて、先生が言って下さってうれしかったです。しかし、私は、そんなに元気なのか???笑

必死さむんむん、外に出ちゃっているのかも知れませんね・・・自分のことは、あまり見えません。

支援の先生が、

「今年は、げんちゃんを、ほぼマンツーで教えられることが多いですが、来年からは、新しい子がたくさん入ってくるので、どうなるか、ちょっと心配です。」
とおっしゃっていました。

確かに、今年は、ほんとに恵まれています。ありがたいことです。
げんちゃんのエピソードを教えて下さいました。

「昨日は、数学の時間が2時間あったんですよ。後のは、他の時間にあてようと考えていたのですが、げんちゃんが、がっかりしたので、数学やりたいの?って聞きました。そしたら、やりたい、って言うので、数学をやったんですよ。」

ほんとに何がおこったのやらです・・・不思議ですね。

現実には、え~、こんなのも、わからないの? まだまだそういう数学です。小学校の内容にもどって、もっともっとやりたい気持ちになります。でも、げんちゃんが、数学から逃げないようになったのは確か。これは、ほんとにうれしい変化です。もっともっと、時間をとって、納得いくまで、数学を教えたいですが、今のスケジュールでは、なかなか無理。

どうしたものか悩みます。

ここで、夏休みがもう一度あることが理想的ですが、ああいう余裕の時間はもうありません。ホームスクールをするには、学校との調整も必要です。げんちゃん自身は、学校に行きたいわけだし・・・

内申書も出席日数も気にしない、とはいえ、授業には出ているので、休む日との調整もめんどくさくなります。
・・・・ほんとに、どうすればいいのかな~・・・。迷っています。


by glow-gen | 2018-10-18 19:34 | 障害児の親 | Comments(14)

中一のげんちゃんの1週間

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げんちゃんの白地図の色鉛筆遣いは、かなり課題があります。手首から動かして、指先だけで操作できません。

ここあさんに、げんちゃんの定期試験の準備について聞かれたので、書いてみます。まずは、日常から・・・
 
 3クラスで10人ほどの支援クラスの中で、普通クラスのカリキュラムと、同じ内容を学習しているのはげんちゃんだけだそうです。
げんちゃんは、なかなか健闘しているといえますが、それは、家で全力でサポートしている結果とも言えます。数学は、ちょっと無理無理です・・・いちいち、単元の中で、ステップバックしています。小学校の内容に落として説明しながら、えっちらおっちらです。
 
 げんちゃんの1週間はこんな感じです。

月 火 木  放課後K先生のところか、私のもとで、2~3時間は学習しています。
  英語、漢字、数学 を少しずつ取り組みます。そして、時間の余裕があるときは、社会と理科のどちらかやりたいのですが、せいぜい、どれか3教科ということで終わります。
  大学ノートに 英語を少し、漢字を少し、数学の計算を少し。で、ほぼ、2ページ
 これは、自主学習ノート2ページという宿題として提出します。

でも、数学の文章題なんかになると、消しゴム使って、1問しかやれてないのに、時間は40分、とかざらにあります。数学は、やはり鬼門です。普段は、計算をちょっとだけやる、と言う日が多いです。これじゃあ、追いつくわけないわな・・・とため息ですが、それが精いっぱい。

 ほとんど、英語 漢字、数学で終わる日が多いです。
たまに、先に社会か理科をやると、英語、漢字、数学のうち、一つ二つしかできません。

社会の時は、今、地理をやっているので、白地図帳の1ページを埋めます。白地図帳は、中学になると、必ずやらされるみたいですが、なかなか手間です。世界地図の単元のところに書き込んで、地図に色付けしたり、けっこう時間を食います。(色塗りは、違った意味で、げんちゃんのトレーニングにいいな、と思っています。)
 しかも、試験前になると、範囲のところを仕上げて提出しなければなりませんから、やり残していると、大変な目にあいます。それで、コツコツとその日のうちにやるようにしたいところです。
 実際、作業スピードがまだまだ遅いげんちゃんは、試験前に、白地図が仕上がっているというわけにはいかないのですが、何ページかを残すだけ、という状態にはなっています。

 たまたま社会に力を入れてしまった日は、地図帳をさせる前に、チャレンジタッチの講義の入った基礎問題だけ並行してやらせることもあります。(10分以内でできます。そういう作りになっているようです。)

国数英をさしおいて、なかなか理科社会を両方というわけにはいかず、一日にどちらか少しでもやれたらオッケーと言う感じです。
 理科の時は、理科の学校のドリルをやります。
 これも、その日やったところを優先してやります。なんせ、このドリルも、試験範囲発表とともに、提出義務が課せられます。コツコツ書き込んでいないと、一気にやるのは大変です。

 とにかく、最近では、学校の授業のノートも、けっこうしっかりとってきているので、それを出して、そこで習っているところを、少しでもさせられればいいな、と言う感じ。
こんな感じで、試験前になると、ぱらぱらと地図帳や理科ドリルが仕上がっていて、提出までの残り時間に、仕上がっていないところを埋めて出させます。

 やはり、その日にやったところを、その日に教えると、効率も良いので、どの教科も少しずつ取り組みたいところですが、げんちゃんの進ちょくスピードでは、ほんとに四苦八苦、やりたいことの半分がいいとこです。

 それでも、1学期と比べると、数学の文章題以外は、全体的にスピードがアップしていると思います。

 こんな風に、日常はずごしています。

水曜日は野球があるので、1時間取り組めればいいとこです。
そして、金曜日は絵画教室があるし、私の帰りも遅いので、げんちゃんのオフ日となります。

げんちゃんは、大好きな”らららクラッシック” とか、録画した昔のそういう番組を見てのんびりしているようです。

土曜日になると、朝 体操教室です。昼からは、ピアノ。 夕方は、ユリ先生に2時間くらい学習を習います。この時は、週末の宿題が中心です。

日曜は、夕方近くから、3~4時間取り組みますが、それまでは、げんちゃんは好き勝手にしています。
日曜にもっとやりたいのですが、午前中は、我が家は教会の礼拝に行くので、教会では、レゴや読書をしてのんびりしています。・・・泣


by glow-gen | 2018-10-17 19:30 | 中学1年の家庭学習 | Comments(6)

学習姿勢が良くなってきた。方向性をつかんできたのか・・・

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これは理科ですが、社会のノートは、しっかりとってきています。理科は、実験などが入るのか、社会ほどしっかりとってないな~、と思っていたけれど、先週は、汚い字ながら、よくとっています。授業中の集中も、少し上がってきてるのかな?そういえば、6年生の時、その日の目当て、というとこだけ写してあとは、ぼっとしていることも多かったです。写すようになったといっても、まだまだ、という感じでした。


 中間テストの総合評価が来ました。1年生全員の平均点や、度数分布などが書かれたのを持ち帰ります。
見てみると、社会と英語の平均点は、59点で、げんちゃんの58点は、ほぼ真ん中あたりになることがわかりました。これは、テストを人並みに受けることさえ、難しかったようなげんちゃんには大きな進歩だったようです。

 よく見ると、社会や数学は、30点以下の子が50人以上いて驚きました。(総勢250人くらいいます。)普通の子でも、中学校の学習は、親が見てやるか、塾など家庭でのサポートがないと、落ちこぼれるリスクが大ありだとわかります。テストは、げんちゃんのテストでもあるけれど、まるで私のテストみたいですから、げんちゃんは、まわりの立派な下駄で快挙を遂げています。度数分布最下位の区分から、一つ上になりました。

「げんちゃん、何点だった?」
週一かかわってくださる、ユリ先生が聞いても、
「え~っと、・・・」と、正確な数字が言えません。テストに対して、普通の子より、意識がまだまだ低いのと、数字自体を覚えられないことによるとふんでいます。

 久しぶりに勉強を見てもらったら、2週間前と全く違っていたそうです。小学校の簡単な算数の復習問題ですが、げんちゃんは、意欲的に取り組んだそうです。テスト結果の考察も、ここでもまたやっていただいて、各教科の反省を書かせてもらいました。”数学は、これではいけない。とか、理科は、計算のところができなかった。”とか、昔はまったくできなかった具体的な反省が多少はできていたようです。
 そして、とんちんかんにしても、質問が出てくる。自分で考えようとしているのがびんびんに伝わる。とユリ先生がうれしそうにおっしゃいました。

”I like math.”なんて、なんで突然言い出したのか・・・・・たぶん、意識が表に出てくるようになって、初めて数学で 腑に落ちる、という体験をしたんでしょうね。わかれば、楽しい。今までの霧がかかっていたのが晴れてきたように感じているのかもしれません。算数障害の子に教える苦労から、多少は超算数の苦手な落ちこぼれ君に教えるくらいの手応えになってきています。
(Sさんいわく、「わかる、ということは、頭じゃないんだよ。心でするんです。」附におちるということは、心の働きなんだそうです。)

 げんちゃんは、すぐに公式を覚えるようなやり方に突入するので、できるだけ、どんな問題も、図に起こさせて、イメージを貼り付けるようにしながら教えます。まだまだ、自分一人で、正解をたくさん出すほどわかっていませんが、眠り姫が起きてきて、今の世界のことを一つ一つ学んでいく過程をたどっているようです。

 英語や漢字も中学の暗記内容は大量です。時間がないから、とりあえず、単語だけ、漢字だけ取り出して何度も書かせてましたが、彼の頭につながりをつけるために、そういうやりかたよりも、もっと全体を見せながらの練習がいいな~と思い、変えてみることにしました。

 英語であれば、私が教科書を見ながら、ある時は、単語だけ、ある時は、新出単語が入った本文の一文だけ書かせる。わからなければ、教科書のその部分を見せる。見たときに、切り離された単語だけが目に入ってくるのではなく、その単語が使われたページ、まわりの文、挿絵・・・そういうものが、なんとなく、構造化されて頭に入る。実際自分が学習するときも、そっちの方が覚えやすいかな、と思います。ある程度、そういうことを続けて、そこそこ書けるようになったら、単語帳などでピックアップしたものだけを、一気に出力させていきます。

こういうやりかたが良いと思うけれど、1学期はできなかったのです。文章やったり、単語やったりするたびに、一つ一つがつまずいて、説明を膨大に要したのです。ある程度、機械的に、シンプルにしてやって、上からシャワーのようにあびせかけるやり方の方が、あの頃はあっていたのです。と、いうか、それしかできなかった。

 また、国語も、時間はかかりますが、最初は、本文をこっちで読みながら、新出漢字を拾って、書かせる。本人に音読させてもいいけれど、ちょっとそれだと疲れるので、こっちで早読み。何度か、それをやって、その後、英語と同じように漢字だけ抽出したものを反復出力させる。

 これも、以前できなかったのは、時間がかかりすぎたからです。

 こうやってみると、げんちゃんの学習姿勢がほんとにかわってきていることがわかります。スピードも1学期よりアップしているし、理解しようとする態度も出てきているので、時間はもっともっとほしいのですが、学校をオミットしてホームスクールをする、というのも、どうなのか迷います。
 なぜなら、それなりに、学校の学習も、国語数学は、支援でマンツーなので、家でやるのとかわらないし、それ以外の教科も、前よりも吸収できるようになっていると感じるからです。

 げんちゃんは、意識が出てきて、感情と意識の区別がよくわからず、とにかく、感情に引っ張られやすく、それでも時々、意識が良い方向にも持って行こうとするときもある。・・・・その二つのはざまで混乱しまくっていたようです。上に行こうか(意識がしっかり自分を冷静に導く)下に行こうか(感情に引っ張られる)が、こきざみに出てきて、方向が定まらず、不安定な中でもがいていたのだと、Sさんは解説しました。
それがやっと、上の方向に行くんだな、と、少し見えてきたのでしょう。確かに、私への反抗も、いらついて、自我爆発というどうしようもないものから、思春期特有の、私から自立したい、という感触のものへと、少しはかわってきています。

 しかし、朝、リビングから右の部屋に行って、顔を洗い、次は、左の部屋に行って、洋服を取り、また右の部屋に行って、靴下をとる・・・行動が合理的にぜんぜん組み立てられないげんちゃんであることは、なかなかかわりません。目的意識をつかむ、ということは、まだまだ今からだし、それに対する、合理的な行動ということも、ほんと今からです。でも、とりあえず、また進化したようですから、これを積み重ねていく他はありません。

しかし、今回の変化は、階段の大きな踊り場に着地したような感じがあります。
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by glow-gen | 2018-10-15 12:06 | 思春期 | Comments(7)

帰りの教室に行きました。「来ないでいいよ。」

昨日は、学校が終わるくらいの時間に、迎えもかねて、教室を見に行きました。

 帰りの会が始まる前のざわざわした時間、今では、二人担任制になったげんちゃんの教室で、新たに加わったちょっと体育会系の男の先生もいました。

げんちゃんは、教室からすっと出て行って、隣の教室に行って、先生に話しかけました。
「あのう、明日の4組の理科は何を用意したらいいですか~。」

 廊下から中の先生に向かって声をかけます。迷いのない、的確な質問。でも、ざわざわしていて、中の先生にはなかなか聞こえません。何度か、声を出して、やっと先生が答えました。内容は聞き取れなかったけれど、げんちゃんは、一礼して、教室に戻りました。すると、一人の男の子が来て、げんちゃんとなにやら話しています。おもむろに、その子は、後ろの黒板に向かって歩き出し、明日の日課のところに理科の内容を書き始めました。

 げんちゃんは、2学期からは、理科担当になったようですが、どうも、まともに、その仕事をこなしているようです。さっきはなしていたのは、他の理科係だったようです。やりとりも無難にこなしたようです。

ふ~ん、成長してるじゃん・・・だって、1学期は、美術委員で、みんなに声かけられながら、あわてて、聞きに行くと聞いていました。

まあ、隣のクラス担任が理科、という好条件も手伝ってうまくできているのかもしれないけれど。

「あれ、お母さん、なんで来てるの?」
げんちゃんは、私の顔を見るなり顔をしかめます。
「雨ふってきそうだったし、迎えに来たのよ。」
「え?降らないよ。来なくていいから!」

 初めて、いっちょまえの中学生のように、うざそうな顔をされました。これも成長なんでしょ。どうも、最近、できることも増えているかわりに、自分はできる。あるいは、まわりからできていると認められたい、というような意識も強くなっているようです。それとともに、以前のステージからあった生意気さも、やや形をかえて進化形になっているようです。
あいかわらず、私にとってはいらつく・・・

手伝ってもらわないと、人並みにできないくせに、自分でできているような気になるげんちゃん。


 もっと色んなことが自分でこなせるならば、私もほっときたい、と思うけれどそうもいかないので困ります。ある程度自分でやらせて、失敗から学び、これではいけない、とか、考えなくちゃ、とかいうきっかけを作りたい私です。次のステージに乗せたい!

私は担任の先生に言いました。

「最近、けっこう伸びていて、色々自分でやらせたいと思ってるんですよ。宿題だって、今までは、ぜんぶこっちがお膳立てしてましたからね。少し、自主性を重んじて、ほったらかす部分を作っていこうと思うんです。
それで、宿題をはじめ、やってないという事態が出てくると思います。でも、そういう時は、今までのように目こぼししないで、ペナルティーを与えて下さい。他のお子さんと差をつけず、指導してもらうと助かります。」

先生は、了解です、と言って下さいました。げんちゃんの普通クラスでの感触も、それなりに進化しているようで、先生も、そろそろそういう対応でいいんじゃないか、と思われているのかもしれません。

教室崩壊クラスも、体育会系の副担任がいっしょに入ったおかげで、そこそこ普通になってきたようです。

 帰りの会は、前に出ている係の言うことをしっかり聞いていないと、忘れ物につながります。そのあたりは、いまひとつ。
でも、日課表を意識的に書いてくるようになっているような気はします。しかも、今までは、日課の単元だけだったのが、その下の大事な詳細も、たまに書いて写してくる。なんか、微妙だけど、ちょっと前に訪問した時とは何かがかわっているようです。

 終わると、いっせいに文化祭のコーラス練習が始まりました。
げんちゃんも、しっかり仲間にはいってがんばっていました。げんちゃんは、普通クラスで気を抜いている、と感じていたけれど、なんか、そうでもないのかしら? と思えるクラス見学でした。

 さらに、その日は野球教室。少し見に行きました。先週とは違って、けっこう気合い入っています。おまけに、出塁して、盗塁をねらってます。当然まわりを見ている感じ。盗塁は成功です。
お~~。
終わって、
「げんちゃん、盗塁すごいじゃん!」
と私が言うと?
「え?とうるいって何?」
「え~。知らんのかい!」

私は、期待したり、落とされたりの日々です。でも、なんか先週と違うげんちゃんに感じました。進化してるのかしら・・・・
 

by glow-gen | 2018-10-11 18:39 | 思春期 | Comments(4)

発達障害、好きなことだけをさせる。溝ではなく峰を伸ばす・・・・という誤解。

 げんちゃんのたどった様子を見ていて、私は、昔から疑問に思っていたことに、私なりのちょっとした回答を得ました。

それは、げんちゃんが、発達障害とわかった時、まわりからもよく言われたことです。

「へ~・・・でも、そういう子は、何かしら天才的な物を持っていて、何か一つのことに秀でていたりするんだよね。」

たぶん、発達ママたちは、一度くらいはそう言われたことがあるのではないでしょうか。

私は、まわりからの慰めとも思われるそういう言葉かけにちょっと戸惑いました。
だって、げんちゃんには、何一つ特徴的なすぐれた兆候は、なかったからです。

「絵が上手だったりするんでしょ。」

と言われたこともありましたが、残念ながら、げんちゃんは三角さえ描けませんでした。絵が下手なのではなく、描けないのです。もちろん、リズムも、音もとれませんから、手拍子さえできません。
音楽の才どころか、正常な聴覚さえあるのか疑わしいようなありさまでした。良いところといえば、おとなしく、にこにこしていたことでしょうか。それも、今となっては異常の現れだったようですが。おばあちゃんによると、絵本の読み聞かせも興味を示さなかったらしいですし。

さかな君が発達障害かどうかは知りませんが、彼は、小さなころから、際立って、他の子とは偏った興味を示し、お母さんは、それを、良しとして、どんどん応援して、すぐれた魚研究者になりました。ほかにも、そういう例はたくさんあって、溝を持ち上げるより、峰を伸ばすんだ、ということが示唆されていました。


 しかし、わが子を見ると、峰さえよくわからないし、たとえ低い峰があったとしても、それだけやらせていたら、何かとんでもないことになりそうな恐ろしさを感じました。

 結局私は、ひたすら、溝になっている能力を上げ、峰とはいえ低い能力も、おこたらず伸ばす。・・・・伸ばそうにも、つかめもしない項目も数限りなかったので、とりあえず、なんとかつまめるところを、必死でつまみあげてきた。その繰り返しを、毎日毎日あきもせず、あきらめもせず、積み重ねてきただけの育児でした。

 げんちゃんと、さかな君のような、それだけをさせてあげても、なんとかなる、という、尖った峰をもつお子さんと、どこが違うのかな、と、ずっと思っていました。峰ばかりどんどんやらせていくことで、大きなアドバンテージが生まれる子と、わが子のように、それだけやらせていたら、恐ろしいことになりそうな子の違い。

げんちゃんも、ある時期から、たとえば、電車に興味を持ったり、工作で、箱の一部を少し切っただけの同じデザインの、単純な駐車場とやらを、ずっと作り続けていた時期がありました。それなりに、彼の興味の偏りに従って、そればかり熱中するものがありました。しかし、そういう現象が出現しても、これだけやらせていてはだめ・・・と、私は直感的に感じていました。


 さかな君のようなはまり方とげんちゃんの違いはどこなのか。私は、かつて、ずっと疑問に思っていたのです。

げんちゃんが、何かにはまっているとき、それは、意識が抜けた自分の世界観に浸っていたのです。くるくるとらせんを書いて、らせん階段を上っていくのではなく、同じところをくるくる堂々巡りしているのです。彼が駐車場作りにはまっているときは、ひたすら、箱の同じ場所を数カ所カットして、線を同じ場所に引いて終わりです。どんなに誘導しても、それしかしません。同じループから出ることはないのです。

 しかし、さかな君たちに代表される行動はというと、最初は、タコにはじまりましたが、それを極めると、今度は、ほかの魚、やがて、現物を見てみたい、という興味にうつって、それはもう、次から次にらせん階段を上るように、進化していきました。彼の中には、明確な興味のターゲットがあり、行動も、そのターゲットに向けて、しっかりとした根拠があります。

そう、げんちゃんと彼の違い。
さかな君のような興味行動は、成長していって、より高いところ、または、広がったところにつながっていっていますが、げんちゃんの興味の先は、一点にとどまっていて、彼をある意味、安定した空虚な世界に閉じ込めているものだったのです。


私は、そのころ言葉では説明できませんでしたが、さかな君のママのようなことを、この子にしていたら、きっと恐ろしいことになる、と直感していたので、いつも、その世界から、引っ張り出して、他の物を見せようと躍起になりました。

でも、それは正しかったのです。その時彼は、自分の世界観の中にだけ存在していて、つながりを何にも持っていなかったのですから。そこで、とどまらせれば、彼の意識は、封じ込められていたでしょう。


 今回、げんちゃんはクラッシックに興味を示しました。でも、今回は少し違った。前々回のブログにしたためたように、彼のクラッシックへの働きかけは、風変わりだったけれど、それなりにパターンを変えてきました。目的意識が時々的外れになってしまったけれど、少し修正してやると、また、次の広がりにつながっていく感がありました。今でも、ほっとくと、同じループに陥りそうになりますが、言葉かけや、こちらの操作で、なんとか、らせんを上りそうな気配を感じます。

さかな君ほどのパンチはないものの、まあぼんやりと、多少は、自分の興味を自分で追及し、広げて高めていく、芽のようなものがかすかに見えた。


つまり、げんちゃんには、まったく峰がなかったわけではなく、その峰が出てくるまで、基本的な能力が、あまりにどれもこれも低かった、ということなのではないか、と思いました。もちろんIQだって、最初は、とても低かったし、聞く、見る、感じる、・・・人間の基本的な要素が、すべて胎児のように未熟だった。彼には、正しい入力も不可能だったし、ましてや、出力など、遠い夢。

 そんな闇の世界では、彼が神様にもらった、宝の箱の場所さえ、あるのかさえもわからないのは当然なんでしょう。

しかし、ある程度、すべての能力が満ちてきて、意識が解放されていくと、闇は照らされ、どの発達障害のお子さんにも与えられている、宝の箱の存在が、少し月明かりに照らされるように見え隠れした。そんな感じなのかもしれません。

 さかな君的な子は、ある程度、他の能力も初めからそなわり、一つのことを通して、苦手なことさえ、少しずつ押し上げる力がある。しかし、げんちゃんは、すべての能力が低すぎて、自力では、そういう行動はできなかった。でも、ある程度のとこまで持って行ってやると、さかな君のような、光った部分が開き出す。そういうことなのかもしれません。

げんちゃんに音楽の才能があるとか、そういうことはよくわからないし、世間で通用するような何かがあるのか、それは不明ですが、発達障害だからこその、宝の箱をやはりもっているような気がします。

私とげんちゃんは、そこに向かって旅をしているのかな。もっともっと探し、求め、努力を重ね、神に問い続け、絶対に神の箱を開けてみたいな~、と願います。

 

by glow-gen | 2018-10-06 17:25 | Comments(11)

発達障害とは意識の障害・・・げんちゃんの心

  意識、意識と、S先生に教えられて、なるほど~と思ってはいるのですが、じゃあ、し~っかり、自分がわかっているか言うと、やはり、そこまで附に落ちることばかりではありません。げんちゃんのステージが進んできて、あ、そういうこと、と、すとんと落ちることも多いです。

 前回アップした、ベートーベンの「月光」に描いた挿絵を、S先生が見て言いました。

「げんちゃんは、やっと意識が出てきて、ふと見ると、周りは真っ暗。僕ってなんなんだろう・・・・と、不安や葛藤の中にいるんだよ。でも、やっと、そこに、月が差してきて、光が出てきた。だから、本人も、なんとかなるだろう、って感じ始めているね。」

「え~・・・そんなもんなんですか~? こんな絵で、そこまでわかるんですか~?」

S先生の言うことは、いつも不思議です。でも、そう言われてみると、1学期、げんちゃんは、国語のカリキュラムで詩を書きました。自分を”さめ”にたとえて、

”闇の帝王”とか、”暗闇をうろつく”・・・とか、物騒な言葉だけが並んでいました。その時も、Sさんは、
「げんちゃんの今の心だよ。」

と言っていたけど、私は、よくわかりませんでした。

でも、月夜の絵の彼のコメントを聞くと、なるほど、その時からすると、げんちゃんの心は一歩進んでいるんだな、ということがわかります。

真っ暗闇だったのが、光が差して、そっちに向かえばいいんだな・・・・となったのでしょうか。

この絵を描いたのは、数週間前です。今は、月夜も、ほのかに明るい、日本昔話みたいな柔らかさを帯びているのでしょうか。それとも、夜明け近くなのでしょうか。


今度はどんな絵、どんな詩を書くのでしょう・・・またまた台風。げんちゃんの意識、心・・・私たちにもわからないし、本人さえも、よくわかっていないようですが、Sさんは、鏡のように写し出して見えるようです。

Sさんいわく、「 意識の力でわかるんだよ。」

不思議な人です。意識とは何なんでしょうね。何層にもなっていて、感情に近いような。外側の意識もあるそうな。げんちゃんが出さなきゃいけないのは、もっとも深い部分にある本意識、というものらしいですが・・・・・

「西洋医学では、心イコール脳・・・くらいなところで終わっているから、精神疾患も、発達障害も、なかなか治らないんだよ。」
とSさんは言いますが、ほんと、人間とは、物質で終わらないものだと、私も思います。私はクリスチャンなので、げんちゃんを創られた大きな力を信じています。聖書では、

「神は土地のチリで人を創り、その鼻から命の息をふきこまれた。」
と、書いてあります。おとぎ話のようですが、実際人は、死ぬと、土と同じ元素に戻ります。死体を見たことがありますが、ほんと、何かが抜けてしまって、物質になってしまったような感じを受けます。

 この抜けていく何か・・・・そこに通じる物が、その人の深いところの意識なのでしょうか。
なんとも哲学的です。

げんちゃんがいなかったら、こんなに人について、思いをはせることも少なかったかもしれません。おもしろいな、と思います。

さて、この月光の絵を描いてから、数週間。げんちゃんの心は、まだまだ混乱の中にあるようです。

自己葛藤を、人におかまいなく外に出すものだから、周りとの軋轢が生じるそうで、そこに反抗期の要素も加わり、げんちゃんは、ずっと、あつかいにくく、突き抜けない手ざわりに、私は、苦しんでいたのでしょう。

でも、10月になって、げんちゃんはまた一つ、なんか上がったな、と感じます。

それゆえに、先日、久しぶりに見に行った野球教室で、今までとまったくかわらず、ぼんやりしているげんちゃんを見て、あ、これはいけない、と思いました。
そうです。彼のステージはどんどんかわっていっているのに、発達障害児として、漫然と昔のステージの扱いを受けている。すぐさま、先生におねがいしました。

「先生、ずいぶん、げんちゃんはステージが上がっています。普通の基準で、できないことは、しっかり厳しく指導してください。そうでないと、完全に彼は、抜いていますから、まずいです。」

発達障害の子を教えるチャンスは、今では指導者にとって、多くあるでしょうから、この際、げんちゃんをネタに、若い先生に色々教えてあげるのはいいかも、と思って、せっせと、げんちゃんの指導の仕方、声かけ、お話させていただきました。

若い彼はいい先生ですね。謙虚に耳を傾けて下さいました。しかし、野球はノーマークでした。今度から、ちょっと野球には足げく行って、げんちゃんに圧をかけるようにしようと思います。


良い教室でも、げんちゃんが抜いてしまえば、行く意味がない。今はそんな感じです。





by glow-gen | 2018-10-05 18:40 | 意識のこと | Comments(3)

2学期の中間テストの結果。クラッシックにはまった。

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1学期の期末は、半分やるのがやっとだった。 社会23点

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今回のテストは、58点、なんとか、埋めた。やり直しの時間、マーカーで線をひいている・・・社会は大きく躍進。 

 げんちゃんのテストが全部帰ってきました。二日目は、幽体離脱したようだったし、色々こっちに反抗してきてたし、まったく期待していませんでした。

でも、英語58点、社会58点、理科47点、国語27点、数学5点・・・・・ と3教科は、人並みの点を取って帰ってきたので、ちょっとびっくりしました。英語は、最終日の最後で、できるはずのところをたくさん落としていましたが、最後まで、ざっくり仕上げていたのにはびっくり。どの教科も、最後まで仕上げる、ということに意識をおいていたようで、そこそこ終わっていました。8月最初の夏休み明けテストと、今回では、ステージが一つかわっているようです。

 今回、こっちの勉強のさせ方は、そうかわっていないので、げんちゃんの意識レベルが上がったのだと思います。数学の5点にはびっくりですが、英作文に、自分紹介で
I like math.
なんて、ちゃんちゃらおかしくなることを、真顔で書いているので、今後に期待しましょう。

日々取り組まれている支援の先生も、テスト用紙に、けっこうびっちり最後まで書いている様子を見て、感激していたようです。まさに、これが、意識障害と言えるゆえんなのでしょうね。意識さえ入ってくれば、ドミノたおしみたいに、すべて好転することも夢じゃないのでしょうか・・・・・・・・

a0184225_20285520.jpg

 さて、なかなか書く暇がなかったのですが、げんちゃんは、ここんとこずっと、クラッシック音楽にはまっています。クラシカロイド、という音楽アニメをきっかけにして、少し興味がわいたところに、電子ピアノにしこんである、60曲の自動演奏を聴きまくって、次に、その楽譜に譜読みを延々と書き入れるという行為が始まりました。(6年の終わりかな?)

 しばらく、彼の余暇は、ひたすら、楽譜に譜読みの書き込みでした。

 そのうち、その中の曲を弾きたいと思ったようです。さすがにげんちゃんの一番弾きたいという曲は無理で、モーッツアルトの「トルコ行進曲」で妥協しました。それでも、ソナタの曲ですから、能力の3段上くらいです。4ヶ月かかって、まだまだ1ページ目がやっと・・・・それでも、さすが発達君、好きなことは、投げ出さずやっています。(練習のクオリティーは、低いです。)
 それから、最近は、楽譜をやたらコピーして、スケッチブックに貼りまくっていました。(電子ピアノのおまけの、60曲の楽譜集)やがて、それに絵を描くようになり、ベートーベンの「月光」の楽譜に月の夜空を描きました。
a0184225_20304646.jpg

 絵画の先生に見せると、
「うん。月光は、このイメージだね。次からは、楽曲のイメージを、絵画で描いてみようか。」

なんて言われていました。なんでも、先生は、音大に行こうか、とさえ思ったほど、ピアノも上手らしく、げんちゃんのクラシック熱を、おもしろがっている様子です。

 さて、先日、げんちゃんは、あいかわらず、楽譜をコピーしていました。スケッチブックが足りなくなって、家にあったサイズの小さなスケッチブックに、楽譜を貼っています。そして、あろうことか、適当に貼って、はみ出したところをじゃきじゃきと切っています。目を覆う汚さ・・・

「げんちゃん、2冊目コピーしたって意味ないでしょ。あなたは何をやりたいの? 音楽? 工作?・・・工作なら、もっときれいに作るべきじゃない。」

なんか、焦点がぶれている。だって、最終的に弾きたいんだったら、2冊目なんてやる前に、練習の方にエネルギーがいくはずだし、素敵な楽曲集を編集したいんだったら、もっと、クオリティーの高い作業をするはずでしょ。コピーも端が切れていたり、とにかく、ぐちゃぐちゃです。練習は、いまいち身が入らず・・・・・・・

何がやりたいのか、さっぱり見えない・・

でも、1冊目の表紙を見たら、目次、と称して、中の楽曲のタイトルが書いてありました。そこだけは、進化ですね。弾きたい曲の楽曲集を作ろう・・・という目的が見える。


「げんちゃん、何のために、楽曲集を作ったの? 目的は何? ・・・自分の好きな楽曲集を作って、一つ一つ弾いていきたいんじゃないの?」
「あ・・・うん・・・」

「じゃあ、何冊も作るよりも、まずは、トルコ行進曲を必死で弾いて、しあげないとね。」

やれやれ、S先生流に言うと、げんちゃんは、目標はなんとなくつかめるようになったけど、やっていることの目的を定められない、とのこと。

確かに、音楽が好き、となった時、たとえば、さかな君が、一つ一つさかなのことを深めていったようには、焦点が定まっていません。
スケッチブックに貼っていった時も、練習するときも、自分が、何を目的にやるのか、ということが、どうもぼけていて、こっちの方で、少し、目的という点を、言い添えてあげる必要があるようです。

やれやれ・・・と思いつつ、アドバイスしていると、遅まきながら、コピー熱は終わったようで、帰ってくるなり、まず、ピアノ練習をするようになりました。

まだまだ、間違ったところはそのままスルーして、やみくもにやるので、そこも、修正です。

ほんと、発達障害ならではの、すぐれた集中力が出て、形になっていくには、まだまだ焦点はぼけぼけで、クオリティーもぜんぜん低い。でも、ほんの出力の兆しは出てきています。

この話をすると、まるで、さかな君がさかなに熱中しているようなありさまを思い描いて、ピアノの先生さえ、どんどんやらせてください! と言われますが、彼の中で、目的がぼやけて、堂々巡りしていることも多く、ほったらかさず、しっかり、方向修正してあげなくてはなりません。


まあ、でも、とてもおもしろいと思います。

こういうことが、ほんとに普通以上の突き抜けたクオリティーになっていけば、ここからは、発達育児の真骨頂でしょう。内申書も学歴も、どうでもいいんですよ~・・・とわくわくしてくる世界があるに違いない。

そこへ行くには、並大抵じゃない淵がありますが、うまく導いてやれたらな、と思います。


「作曲をしたいんだ!」

私の発達君、やっとユニークな形がほんの少し出てきた、そんな感じです。それもこれも、日々、低い項目すべて、一生懸命取り組んできたからなんでしょうね~。



  

by glow-gen | 2018-10-04 20:40 | 中学入学 | Comments(6)



中学1年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘と改善の記録。
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げんちゃんママの紹介
中学1年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学1年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
IQは80台に改善

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