げんちゃんの発達障害プロジェクト

カテゴリ:算数の学習障害( 20 )

算数の学習障害、図形や文章題の教え方 その2



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細かく分解して、ステップをビジュアル化してやるんだそうです。これは、算数に限ったことではないのかもしれません。


先日、K先生がお休みの時、私が算数を(台形の面積で撃沈した・・・)おしえていて、どつぼにはまったことを、S先生に話すと、またまた、算数に関して、すごいアドバイスをくださいました。あまりに、すごくて、自分だけで持っておくには、もったいないので、まとめてみます。

G「ふえ~・・・台形の面積やってたんですが、上底たす下底、÷2、というのだけ、適当に使った、でたらめの式書いてました。何度も、意味を図形におこして説明してるし、時間をかけて、自分でやらせたこともあるのに、まったく、考えようとしません。なんですか?
文章題も、同じような感じです。」

S「文章題は、あらかじめ、図を書いたりしてあげたものを見せて、やる方がいいよね。まだ、自分でそこまでもっていくのは、時間的なロスが大きいでしょうね。」
(アユミンさんが、言っていたのと同じことを言ったので、ちょっとびっくり。)

S「そしてね、たとえば、図そのものとか、文章題から抽出した、パーツパーツは、別のタイミングで、それだけを訓練した方がいいんだよ。」

G「つまり、文章題は、ある意味、総合力、最終頂上だから、そこに行くまでの、たくさんのパーツを、それぞれ、取り出して、まだまだやらなきゃいけない、ということなんですね。」

S「そういうこと。」

G「いきなり、土台部分をとびぬかして、総合的なものを求めてもむつかしいわけだ。」
S「文章題を、こっちで、図やメモなどに落としてやっても、量が満ちてくれば、やがて、そこそこできてきます。だから、しつこく、普通の子にやるようなことをさせなくてもいい。
 図形は図形で、取り出してやる、とかすればいいけど、いきなり描くことも、意外とむつかしいから、ドローンなんかを使って、それと同じ効果のトレーニングをふめばいいです。
とにかく、細かく分解してやろうね~。」

G「ところで、げんちゃん、スケートボードがすごくうまくなっているんだけど。あれって、バランス感覚ですか?」
S「そうだよ。バランス感覚は、割り算に関係しますよ。体の重心の分け方がわかってくると、割り算ができてきます。」
G「え、そうなの? 確かに、去年は、割り算に、まだ難儀してましたね。・・・へ~、びっくりするな~。」

Sさんは、ほんとに、よくわかっていると思います。分解、といえば、分数も上の写真のように、ステップを細かくやらせていました。私などは、そこまでステップを区切って書けば、逆に頭の中でする訓練にならない、と思っていましたが、そういうものでもないようです。

 さて、げんちゃんの久々のヒットが出ました。

 先日、げんちゃんに、口頭諮問してました。
G「300たす40は?」
げんちゃんは、こういう問題を、ヒアリングだけで質問すると、平気で、700とか言ってきます。今回はどうでしょう。

げん「う~ん。340!」
G「お~!正解。じゃあ、、400たす、30は?
げん「430!」

それから、げんちゃんは、私を見下したように
「あのね ”I have a pen!”ってこと!」

そういうと、ピコ太郎の真似をして、歌います。え、どういうこと? 私は、まったくわからずぶぜんとしてました。いっしょにいたママが、

「そうね。ただくっつければいい、ということだね・・・ははは・・・」

なるほど、げんちゃんは、計算のコツを、大好きな、ピコ太郎の、"Ihave a pen." にたとえたのです。

う~ん。げんちゃんの、時々現れるこういうインテリジェンス、好きですね~。これも、立派な”広がり”ってやつですね。私が気づいていないだけで、げんちゃんの世界は、どんどん広がりを持ってきているのかもしれませんね~。期待したいところです



by glow-gen | 2018-01-30 23:05 | 算数の学習障害 | Comments(4)

算数の学習障害 げんちゃんは、どうして算数の文章題ができないのか?

 げんちゃんは、鳥がヒナにエサを口まで運んでやるように、1から10まで、せっせと、問題を解いてやって説明してるだけの日々が続いていました。ヒナなら、全力でエサを欲しがるから、まだましです。げんちゃんは、うなだれて弱弱しいヒナといった具合でした。

 それでも今では、気が向けば口を開けて、変なところを見ながら、口をパクパクさせているくらいにはなっています。

 そこから、一気に行ってほしいと思うのですが、とくに、算数になると、行きつもどりつを激しく繰り返し、空を打つような虚しさがあります。

 計算障害もさることながら、文章題に取り組むときの、独特な彼の思考停止状態は、果てしなく遠くにいるようなげんちゃんを感じます。身もだえするほどです。

 アユミンさんのコメントは、その隔たりを超えていく1本の矢のようです。コピペさせていただきました。

アユミンさん記

 低学年の頃、勉強について行けたということはないです。授業中は頭はメルヘンの世界に行っていました。公文は面倒見の良い姉が一緒だったので、なんとか通えていました。先生とのコミュケーションは姉がとってくれていたのかも?実はもうあまり覚えていません。

 図形、関数、証明等については、私の場合ですけれど、まず図や表を描くことが、ハードルが高いのです。これらの勉強をする時って絶対書けって言われますよね。
不器用で空間認知能力がないので、大人になった今でも定規があっても、まっすぐ線を引くことが難しかったりします。
(わかりますう~!げんちゃんも、なかなかでした。)

絵も描けないので、図や表をかけと言われる時点で拒否反応を起こしますし、書いていることを前提で説明が始まるので、スタートラインにも立てない感じです。

(げんママ : う~ん、そうなんですね、💦 げんちゃんに、どうして図を描かないの? とか、メモしないの? とか、詰問してたよね~、図を描けばわかるでしょう、と不思議でした。そこを端折ってできるわけがない・・・と。貴重なアドバイスです! ありがとう!)

なので、図や表をあらかじめ書いたものを、プリントで配ってくれてそこからなん度も説明してくれたほうが、子供時代の私にはわかりやすかったです。
書かないとわからないでしょ、とも言われますが記憶や暗記の仕方が人より独特で、私の場合は右手の第1関節を意識して、覚えたいことを頭で思い浮かべながら眼球を動かすという方法で、漢字などもこの方法で覚えています。

(げんママ :図や表は、こっちでどんどん描いてやった方がいい、とどこおれば、さっさと進めてやった方がいいのですね~。つい、やってごらん、と時間をロスしてます。その積み重ねが大量になれば、やがて、本人から動き出すものなのかもですね。少しは図なども描くようになってますから。)

あとは、げんママ様が実体験の必要性を以前も仰っていましたが、私の子供時代はとにかく、身体で感じ取れる感覚が鈍かったです。時間はもちろん、今日の気温は〇〇℃くらいだな、これは重いな〇〇kgぐらいかな、家から学校は○○mぐらいだな、このコップは〇〇ccぐらい水が入るだろうな等のことを考えたこともない有様でした。

(お~、つまり、意識してなかったということなんでしょう。だから、これは、何グラムだと思う?とか何メートルかな~? とか、言葉かけが重要なんですよね。時間も、そう!)
こういう感覚がわからないから、文章題が求めていることがわからなかったのだと思います。
あと、三角形の角度の合計は180°は知識としてわかっても、角度の概念がどうしてもわかりませんでした。
体育で、右手を斜め上に45°挙げるとか言われても、??でしたね。
働いてからも、ベッドギャッチアップ60°まで可とか指示がでると冷や汗が出たのですが、それ用の巨大な分度器を使っているうちに、角度の概念がやっと身体に染み付きました。もっと早くやっていれば、図形の問題はもう少しなんとかなったと思います。

(げんちゃんもまったく同じだと思う・・・先日K先生が、体重計に乗せて重さを説明したらしい・・・ひたすらプリント学習をつんでも、効率が悪いのは、こういうことで、すごく注意しなければならないポイントなのでしょう。)

次に、実体験をつむことの他に、ロボママさんは、こういうことも言い添えられてました。

ロボママさん記(編集させていただきました)

算数で使われている用語には「独特な言葉」が多い。特殊な言い回しが多くて、日常生活で体験していない。

例えば、対称軸の問題で「点Cに対応する点はどれですか?」という問題がありますが、日常生活で使う対応の意味と算数で使う対応の意味は明らかに違いますよね。

一般の子も数字と言葉を結びつけた体験をしていないので、数字に普段から興味のないような子は、文章題が苦手な子がいます。そういう場合は、ひたすら文章題を解いて、数字と言葉を結びつけて考えるトレーニングをしていけば、だんだん慣れて解けるようになるようです。
 しかし、発達凸凹の子は、特に言葉だけ得意だったり、数字だけ得意だったりして、認知に偏りがあるため、ただ文章題だけ解いても出来るようにはなりません。実体験と文章題を解くということの両方をやっていかなければ、なかなか解けるようにならないと思います。

でも、そこに向かうための学びの一つ一つは、同時に、他のことを成し遂げる下地にもなるので、本人の成長には大きな意味のあることだと思います。
(算数だけのことにとどまらないのですね。私もそう思います)

げんママ記
普通のお子さんは、幼少期に経験からどんどん理論的なものを習得していけるのでしょうが、げんちゃんは無理だったのでしょうね。でも、脳が、改善していって、少しは学べるようになる。そうなると、幼児期に帰って追体験しなければならない。遅ればせながら習得する、と考えれば、実態物による経験が今でも必要だ、ということは、当然のことかもしれません。。なかなかやっかいですが、これも、3歳児育児と思えばいいのかもしれません。

算数の言い回しに関しては、これも、感覚があってこそ学べるものなので、遅れてきちんと入れる必要があるというわけなのでしょう。

とにかく、根気勝負! ということですね~。げんちゃんは、算数嫌いオ~ラで全身を包んで、私の根気の前に仁王立ちしておりますが・・・・。

お二人ともありがとうございます。


by glow-gen | 2018-01-30 05:00 | 算数の学習障害 | Comments(6)

格闘! 自分から逃げるな、と言いたい!

 

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 げんちゃんと対峙していると、どうしようもなく、腹が立つときがしょっちゅうです。土曜日は、仕事で勉強を教える暇がないので、今日は、お姉ちゃんの親友がげんちゃんの家庭教師をしてくれました。

 大学生なので、そうたいしたことはできないだろうな、と思っていたけれど、K先生が 
「比例反比例、けっこうわかっていますよ。消しゴム使って、必死で教えました。何度も・・・」
とおっしゃるので、今日は、彼女に、反比例を教えていただくように、教材を揃えました。

 来週反比例のテストがあるので、なんとか、良い点がとれて、げんちゃんの自信につながるといいな、と思ったげんママです。

ところが、案の定、終わって彼女に聞いてみると、「ぜんぜんわからない、」と、ぼ~っとしていたそうでした。

 ほんとに、うんざりです。げんちゃんの態度が目に見えるようです。5年の秋ごろでも、約数、倍数、など、教えることに躊躇するほど、難儀していたげんちゃんだったのに、彼は、そこから飛躍的に算数がわかるようになってます。もちろん、人並みとは、言えませんが、20までの加減だけで、何年もかかってきて、どんな教え方をしても、不毛な砂漠のような算数地獄が、多少は、湿り気を帯びてきた程度にはなっています。

 
でも、げんちゃんは、大学生の先生を前に、フリーズして、心を動かさない。それは、手に取るようにわかります。

家に帰って、もう一度その問題をやらせてみました。

” 170センチの輪になったヒモがあります。正x角形を作ると、一辺がyセンチになります。xとyの関係を式に書きなさい”、という問題でした。

げんちゃんは、いつものように、ぱっと読むと、何も考えず、xとyを適当な意味不明の式に当てはめて終わりました。彼は、図を描くわけでも、問題に線を引くわけでもなく、なんか下に書いてあるヒントになる表のあいたところに、好きなように処理した数字も書きました。もちろん、全部バツ・・・・

 「絵を描いてごらんって言ったでしょ。・・・それに、問題文に線もひいてないよね。」

げんちゃんは、ふてぶてしく、
「別にいい!」
と言って、私の言うことを無視します。
「うるさい! あーもういいから。静かにして!」

あくまでも、算数に対して、どんなに私が、いろんな方法を研究して教えようが、どんなにこっちが努力しようが、上司が、部下の血肉をそそいで作った書類を、まるで一蹴するかのように、げんちゃんは、偉そうに踏みつぶしてくるのです。

どこがわからないのか質問するわけでもなく、とにかく、わからん、と言ってしまえば、それ以上考えなくてすむ、という思考です。ほんとに卑怯です。

K先生もこの部分に手をやいています。わからない、と言っている方のげんちゃんが、常に偉そうで、教えている私やK先生は、まるで、部下のようなありさまです。

何様のつもりなんじゃ! 私が、絵を描くように言って、さらに、説明しだすと、
「あ~。もうぜんぜんわからん!」

と、ふてぶてしく、切り捨てます。げんちゃんは、問題をやってやってる・・・もしくは、お母さんがうるさいから、とりあえず取り組んでる・・・そういう気持ちなんでしょう。

さすがに、切れました。

「甘ったれんな! 。いつも誰かがやってくれる、自分は、いつも、自分から逃げて、いつも誰かのせいにして、そんなことしてるから、何もかわらないでしょ。(げんちゃんは、最後は、何かのせいにする。)
あんたは、いつも支援クラスで、普通クラスの子にはついていけないでしょ。
現実をちゃんと見なさいよ。目をそらすな! 自分の現実に向き合いなさい! ずっと自分のやりかたを変えなければ、出てくる結果は同じだよ。どんなにチャンスを与えても、自分がそれをつかまないんだったら、あんたは今のまんまだよ。」

ほんとに、自分のやり方、自分の考え方、げんちゃんは、絶対に手放さず、ポーズだけがんばっているつもりでいます。でもそれは、何も結果には反映されない。私は、それがほんとに口惜しい。しばらくすると、げんちゃんはまた、布団に逃げ込もうとします。うまいこと、寝る時間になった・・・脳は、そういうことだけは、狡猾に動く。

「僕は、今日疲れているんだ。」
とかぬかす。
「あんたが疲れてるだって! あたしは、仕事して、あんたを教えて、それから、あんたが寝たら、1時2時まで仕事するんだよ。馬鹿言うな。やれよ。自分が変わりたいんだったら、やれ!」

私は、げんちゃんをひきずりだしてきて、有無を言わさずさせました。
こうやって、逃げることだけ、覚えていくなんてありえない!

げんちゃんは、あきらめて、問題を読み、言われるように図におこしました。サポートはしたけど、ちゃんとできる。そして、げんちゃんは、すっと何かつきものが落ちたみたいに、そこから先は、やってのけました。そう、彼は、できるところに来ているのです。でも、やろうとしないし、自分と向き合うこともさけます。逃げて、逃げて、人のせいにして、現実から目を背ける。

現実は、ここにしたためたものの数倍激しい戦いです。私は、げんちゃんの狡猾な手法に負けるわけにはいきません。どんなこと言ったって、ちゃんと向きあわせます。
私は、それほど、本気なんだ!

終わってから、げんちゃんといっしょにカルタを作りました。
真ん中に算数と書きました。

私も、いっしょに、書きました。私だって、傷ついているんだ!

げんちゃんは、数字の砂漠、とか、面白くなさそう・・・とか、限りなく負の感情をぶつけます。私は、図を描かない、とか、甘え、とか、思い込み、とか、げんちゃんの算数に対して感じることを書きます。

ありったけ書くと、

「で、げんちゃん。ちゃんと図を描いたら書けたわけだよね! できたわけだよね。じゃあ、それからのことを、今度は赤で、この図に入れてみて。」

そういうと、赤で、いくつかの負の感情をバツで消しました。図を描いたらわかった、と、納得したようです。そのあと、ふてぶてしく寝たものの、私もげんちゃんも、どっかすっきりしてました。

カルタ、使えます。

いい加減大人になれよ、と思います。

 
 


by glow-gen | 2017-10-22 01:16 | 算数の学習障害 | Comments(28)

算数に言語を

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げんちゃんと算数の問題をやっていて、げんちゃんの究極の問題点がわかってきました。

 何度も繰り返してできていた、台形の面積の問題になったとき、げんちゃんは、もうあぜんとするようなでたらめをやってのけました。
(上底 + 下底)× 高さ ÷ 2
という公式を覚えて、ただそこにあてはめて答えを出していただけのげんちゃんは、少しやらない間に、まったくできなくなっていたのです。もちろん、何度も、意味を教えています。。

 こういう日常的におこる、あぜんとするできごとは、げんちゃんが、一見算数ができるように見えても、まったく理解していないのだ、とわかります。

 底辺と高さが同じ四角形の面積は同じ・・・だから、この平行四辺形と長方形は、面積は同じ・・・なんてことを、一から絵を描いて説明します。

「あ~そうか~・・」

とほんとにわかったようなレスポンスをするげんちゃんですが、私は、何もわかっていないことを知っています。彼は嘘をついて、適当なことを言ってるのではなく、いつも、暗記で入れることを習慣化しているから、それがわかったということなのだ、と矛盾がないのだと思います。もちろん、その場しのぎの言葉のこともあるでしょうけど。

げんちゃんは、自分の言葉でその事象を説明できません。

「平行四辺形はね、この二組の辺が平行な四角形だよ。」

と図を指して説明して、それをヒントに、じゃあ、隣の台形はどんな形? と聞きますが、え~っと、え~っと・・・と何度も繰り返すだけです。

忍耐強く、ヒントを出して行って、無理やり口を開かせたら、

「・・・ひとつが~違う台形・・」

とか、意味不明なことを連発します。しかも、図を見ながら言うのではなく、視線を宙にうろうろさせながら、絞り出すように言います。
「台形は、一つが違う台形? どういう意味? 」

図を見て、台形の特徴はなんとなくわかっているのに、それを言葉に落とせません。悲壮なやり取りをしながら、何とか台形の特徴を言葉にさせたものの、台形の面積の出し方に入ると、この子は、言葉がここまでだめな子だったっけ・・・というありさまです。
それはもうすさまじかったです。

何度も考えながら言えるようになったかな、と思っても、数分後またまったく言えません。そして、
「ぼく、おぼえられないよ~。無理! まったくわからない!」
と泣き出しました。

そう、げんちゃんは、台形の面積の出し方を説明した図を見ながら、言葉を紡ぎだすのではなく、そのこととはまったく違う次元で、空に暗記をしたことを思い出そうとするのです。書いてやったヒントの図を見ずに。
たとえば、

「同じ形の台形を二つ用意して、その片方をひっくり返してもう一つの台形とくっつけて、平行四辺形を作る。その面積を計算して、二つに割って台形の面積を求める。」

こういう説明に使う
、「同じ形の二つ」 「その片方」 「もう一つの」 「その面積を計算して、」「二つに割って」

なんていう言語が、そう、算数を考える上では必要な言語が、まったく彼の中には取り出せる位置にないのです。

一見国語が算数よりは得意なげんちゃんだから、当然、そういう言葉も扱えると思っていたら、まったくだめで、彼の中にある言葉が、実際の算数の世界にまったくリンクされていないのです。

つまり、算数でやっている事象については、すべて、なんとなく覚えてやっているだけで、自らの言語でそれを切り取っていないというか、言葉の貼り付けが行われていないのです。

ちょっとうまく説明しにくいのだけど、”算数”になると、彼は言語を失うのです。
いつも、算数の時間は、ほかの科目にまして、質問もしないし、聞いても言葉で説明できない。それは感じていたのだけど、この場におよんでも、まったくそれができないげんちゃんにあぜんとします。


 少し、以前より賢くなっているげんちゃんだから、もう一度はじめから、算数に言葉を与える作業をする必要があるな、と感じました。自分の言葉で説明できるようになってはじめて理解できたということだと思います。ぼんやりした霧のかかったような、算数の世界に、言語を与えて、もう一度すっきりおさめる。これは、今なら、案外スムーズに進んでいくようにも思います。

 げんちゃんが言えないところを一つ一つ拾って、どこがわからないの? と問い詰めて、決してさらっと流すことをせず、台形の面積の出し方をたどっていきました。すると、
「え~、全部わからない!」
と癇癪おこしていたのが、
「どうして÷2、になるの? 」
という言葉が出てきました。たったこれだけのことでも、げんちゃんにとっては、すごいことです。

げんちゃんは、二つ合わせていたのだから、一つがなくなるのだから、引き算だと感じたようです。同じものだったら、一つをのけるではなく、半分に分ける・・・というニュアンスになる。そのこともわかっていないようでした。

でも、数時間かけて、そこを言語化して、たどっていったあとに、げんちゃんはすっきりした顔になって、

「なんか、わかった・・・」
と言いました。そして、夕食後また、説明させてみたら、稚拙な言い方だったけど、今度は、言葉だけ宙に出そうとするのではなく、考えながらそれから言葉をはりつけて出しているようなかんじがありました。

そう、今からやることはこれなんだ、と思いました。

そして、そのことすなわち、教室での先生の言った意味が、現実の行動と結びついて考えられる、ということにもつながります。

そう考えると、やはりすべては言語なのかもしれません。


こういうこと、学校では無理だよね~。やはり、個別に特別教育をする必要があるな~と、しみじみ思う今日でした。
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最後はこんな言葉のシャワーでしめくくり。もちろん文章はママが手をいれてます。「置き換える」なんて、言葉の使い方もこんな風に最後に教えました。この時のげんちゃんのすっきりした顔

言葉がはりついてない感情だけの世界って不安だらけなのかもしれないね。

by glow-gen | 2017-04-19 11:32 | 算数の学習障害 | Comments(5)

算数の学習障害 ああ割り算!

 算数の学習障害は、げんちゃんの最も押し上げられないトラブルです。もちろん注意欠陥だって、なかなか手強いですが、算数の障害は、未だにやっていて心が折れます。

 なぜって、もっとも時間の多くをさいてやっているにもかかわらず、ほんとに、遅遅としてるので、エネルギーが吸い込まれるブラックホールのようです。

たぶん、発達ママたちそれぞれ、我が子のそういうジャンルをかかえていらっしゃることと思いますが、ジャンルはみな異なれど、この心が折れる感触は、誰しも同じなんじゃないかな。

 おかげで、小学校の算数なら、どんなお子さんにだって、私は教えて理解させる自信がありますよ~。
普通の子の、苦手なんて、そんなの、なんてことないですよね~。私の中では苦手のうちに入りませんもの。(笑)

 げんちゃんは、それでも、5年の通分も、そう大きくない数だったら、そこそこやったりするし、四則計算を人並みに、遅くて、よく間違えるけど、えっちらやったりもする。まあ、去年までを考えたら、相当な進歩なんですよ。10までの数さえわからない、闇の時代からすると、彼の算数は霧の中くらいにはなっている・・・・

 でも、逆に、そこまで持っていった、というのは、私やK先生のストレスが、すさまじく壮絶なものだったと、裏を返せば言えるわけであります。(げんちゃんだって、しかりだと思います。)
もし、やってなければ、間違いなく、彼は、20までの数くらいしか、未だにわかってないと断言できます・・・

 今、苦しんでいることにスポットを当ててみたいと思います。

ずばり、彼は、割り算がわかりません。11月にクラスでいただいたプリントを今なら、理解させられるかな、と思い、昨日取り組んでいました。

 ガソリン30リッターで186キロ走る車があります。ガソリン1リッターだと何キロ走る?

こういう問題をやってました。
彼は、残念ながら、割り算特訓のかいもなく、どうしてもわからないようです。

そもそも、割り算は、ほんとに手こずっているのです、4年の時から、消しゴムやトレーを使って、何十回もデモしました。・・・そのかいあって、単純な文章題が正解するようにもなってました。
 でも、やっぱり、だめなんでしょうね。

30リッターのガソリンと距離の関係は、
 30÷186
となってたり、30÷30とやってみたり、果ては、30×186・・・・彼の思考が理解できないよ~~

私も、半ばパニックで、必死であれこれ教え続けました。格闘すること、気付くと3時間! やれやれ。

何て、空しい半日・・・・

何で、こんなことわからないんだろう・・・って、思います。ちょっと前であれば、そもそも、何にもわかっちゃいね~。今こんなのやるのは、時期尚早と思うのですが、もうそのステージはなんとか、抜けて、説明したら入るような気分になっているのに、ぜ~んぜん理解できない。


格闘の末、二人とも、くたくたになって、お開きになりました。

夜眠りにつきながら、もしかしたら、彼はこういう風に考えたのかな~・・・と、しつこく、思考します。(我ながらしつこい)

ちょっとしたためてみます。

1,30リットルが1リットルになってる、
  つまり、30を30で割るんだ~・・・・リットルが、ばらばらになって1になってるんだから、リットルを小さく分けるんだ・・・ でも、30を30で割るのは、なんか変だな。じゃあ、30リットルを距離で割ろう・・・・
 なるほど、感覚的な物としては、そうなのかもしれません。


2,割り算の問題なのに、時にかけ算をします。

  どうしてか・・・イコールの向こうに来るのが、ごっちゃになっている。もしくは、彼の頭の中では、かけ算も一あたり量、と何個分、を使うわけで、割り算も、そのアイテムの上で、本人的には、イメージしやすいかけ算にしてしまう。確かに、一あたりりょうをエックスみたいなもににすれば、かけ算になるよね。

文章の書き順を、どんどん並べて、なんとなく、÷、×、をフィーリングで入れている。

 

 総数を出すのがかけ算、総数をばらばらにしていくのが割り算・・・まだ、入らないのでしょうかね。
(確か、前のブログで、具体物をやった記事を載せました。そう、たくさんやってるんですよ~)

 =の向こうに答えが来る。そこが感覚として入ってないんだ、という説明は、安曇野の矢ヶ崎先生に教えていただきました。
答えというのは、イコールの向こうに書くもんだ。そういうところが感覚として定着してなかったりする、と教えていただいたときは、妙に納得しましたっけ。

だから、たくさんやったじゃない!

しょうがないから、1リットルでエックスキロ走るとして、と、図説してやると、

 エックス×30リットルは、186キロ、とわかったようです。
よくわかんないけど、かけ算の反対は割り算だから、
 186÷30=エックス・・・答え

 こうやって、感覚的にはわからないけど、かけ算に持ち込んで、逆だから、割り算、と、最後には答えていました。・・・
こういう入れ方って、どうよ~、と思いつつ、本日終了です。

 
 どうやって、割り算の感覚を入れましょうか。
 消しゴムとお皿で、基本を何度もやりましたが、ちょっとパターンが変わると、ぜんぜんわかってないようでがっかりします。

 ここまでわかるようになった、と言うべきかもしれませんが、こっちの、かけたエネルギー量を考えたら、私は、いい加減にしてよ! という気持ちしかおこりません。

 それほど、私もげんちゃんも、ぞっとするような算数地獄をあがいてきています。


 時々、私はほんとに、あきらめないな~と、自分でも感心してしまいます。

そして、算数パニックから回復すると、しみじみ、げんちゃんの打たれ強さとタフさに、相当助けられてる面もあるんかな~と、思います。

友人に、算数はやめて、他の峰を伸ばすこと考えたら、と言われるときがあります。
たぶん、そういう選択肢もありでしょう。

でも、やっぱり無理!
これだけ、研究して、エネルギーをかけて、二人とも登りかけた山。絶対、得意にしたいです。ほんと!
じゃなきゃ、げんちゃんも私も可愛そうじゃん!

ガルル~・・・遠吠、
リセットしてトライします。



by glow-gen | 2017-02-27 21:00 | 算数の学習障害 | Comments(19)

問題をすべて可視化して回答する。複雑な行動をささえるもの


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げんちゃんの頭って、ほんとに、普通とは違うんだな~と、少し進化してきても、おりにふれ、ゲッ!と思うことがよくあります。

あの壮絶な思いをしてきた算数の学習障害だって、血の出るような訓練を重ね、なんとか、少数の四則計算までそこそここなせるようになっても、たまに、たす10プリントなんかしたりすると、
21たす10が210となってみたり,3.14×10 を突然ひっ算に持ち込んでみたり、偶数を順に100から逆に穴埋めさせたら、しどろもどろだったり・・・

今更、あんた何やってんの!

と、絶叫してしまう場面が到来します。基礎的な能力に、ぼこぼこ穴があきまくっていることがわかります。これらは、この子達の感覚的なものが自然に育っていきにくい部分にゆらいするんだろうと思います。様々な進化とともに、常に、さかのぼって、穴埋めしなきゃいけないことを感じます。

げんちゃん5年生の算数は、2月から、円や多角形の学習に入りました。げんちゃんは、算数を普通クラスで受けたかったようですが、無理なので、あいかわらず支援で受けています。

でも、40分くらいの授業で、しっかり現在進行形のところをやってくるので、やっぱり、げんちゃんは、算数も、それなりに進化してるのかな、と思います。


連休も今日は返上して、昼からホームスクールです。彼の算数を教えていて、ある気づきが.ありました。

写真のような問題をさせていました。色のついた図形の周りの長さを答えなさい、と言う問題です。

単純に直径を使って、その円周を求めることは、機械的にまあまあできますが、こういう何段階も踏んですすめていく問題になると、げんちゃんはお手上げです。少しサポートして、一つの円周を求めることができたとしても、そこの答えが出た瞬間に、自分が、回答に到達する、ほんの一歩を計算した、ということを忘れて、ぱっと式の答えを。回答欄に書きます。同じような作業を何回か繰り返し、そこから出てきた3つの答えを、足し合わせて初めて、出題されている長さがわかる、ということを、すっかり忘れます。たとえ、問題を解く初めにおぼえていたとしても、一段階やった段階で、自分が今何をやろうとしていたのか、この次にまた、もう一つ作業を.するべきなんだ、ということはすっかり抜け落ち、最悪、今自分が解いた式が、何のためにしたのかさえ忘れます。

 とりあえず、何かして、この答えが出てきた、あ、これを回答欄に書こう!

なんか、そんな感じです。

何と何がありました。全部でいくらでしょう。みたいなストーリー性のない問題ならそれでも合いますが、そんな単純なことって、1年生か2年生くらいしか出てこないでしょう。人生の問題だって、同じです。

げんちゃんは、この円の問題を、えっちらおっちら、サポートしていけば、理解してくれました。(まあ、それだけでも、大喜びしていいほどの過去だったのですが・・・)でも、自分でその解法の山道を上まで登っていけるとは到底思えません。

私は、途中式を一つ一つ書かせるために、

図を書かせ(いやはや、フリーハンドで円を描かせるのは、これも、あぜんとするシーン続出でしたけど・・・)考え方が、段階を踏めるように、あえて、言葉で、何をするかしっかり誘導し書かせて、それから式を書き、途中の答えもきちんと線をひいて書き込ませ、(なんたって、二つ計算しなければならないのに、一つ終わると、もう一つを忘れて、おわってしまったりしますからね~。注意欠陥とはよく言ったものですね。)


本人になんとか解法を導き出させ、考えていった筋道を、これでもかというほどに、きれいに可視化させていきます。。
「あ~・・・めんどうくさい!」
とげんちゃん連発。こういう思考は、彼の頭の使ってない回路です。

なんせ、可視化するためには、字もきれいでなくてはならないし、とにかくきれいに見やすくする必要があります。ぐっちゃぐちゃに書いて
「これでいいでしょう。細かいよ!」
とか、すぐほざいてくるげんちゃんを、泣かしまくりながら、きれいに書かせていきました。(ほんと、こいつのレスポンスは、おこるまいと思っていても、発火させてきます。)

ほっておいて見ていると、とりかかる前に、げんちゃんの脳は、フリーズしてます。むつかしそうと見ただけで、もう考えることをやめる・・・・こういう行動パターンです。そうなると、ぽかんと、誰かが、教えてくれるのを待ちます。

やれやれ、支援クラスの子にしみついた誰かが、教えて入れてくれる・・・という態度。あるいは、頭に負荷がかかることをとってもいやがり、シャットダウンするのかもしれません。

眠ろうとするげんちゃんの脳を、怒り飛ばし、一つ一つやっていきます。

「あ~めんどくさい」
もう、こんなやつ相手に、すごみまくって、やっと仕上げたときは、1時間は軽くたってました。

でも、出来上がると、やっぱり、これを少しずつでも考えていく力はついてきてるのです。

「これ、できない問題だった?」
「いや、そうでもない・・・」
「そうだよ。あんたは、もうこういう問題取り組めるようになってんの。いつまで甘えるの!ぽか~ん顔して、誰か教えてくれるの待つ~。僕はできないから、最初から考えませ~ん。もう、こういうのはやめなさい! 一生賢くなれないよ!」

何時間もかけて10問もできない有様でしたが、サポートされながら、根気よく、いくつもの段階を根性入れってたどったげんちゃんは、やっぱり、進化してます。

そして、私は、なるほど、と思ったのです。単純な脳トレのようなことばかりしていても、なかなか、到達点までいけないのはこういうことなんだね~と。
つまり、人間の高度な行動というのは、こういう問題と重なる、いくつもの段階を踏んだ複雑な処理能力に由来するものなのでしょう。

 ネットワークを求めている段階に来て、よくあるワーキングメモリーを鍛えるような、パソコンゲーム的トレーニングをいくらつんでも、高度な行動や認識力に即つながらないのです。

 そういう単純な一つ一つの能力は、基礎力としては必要ですが、ネットワークをつなげていく、次の段階に来たら、あまり役にたたないんじゃないかな、と思います。

それより、こういう学習を、とにかく、順をおって、丁寧に、根気よく、解いていく、そういうことの方が、よっぽど役にたつのではないか。

 そういえば、なかなか伸び悩んでいる中学のお子さんのママが、お子さんが、よくある有料のワーキングメモリートレーニングを受けたのに、ちっとも生活に反映されず、でも、スコアだけは、すごく伸びた、という話をされていましたが、こういうことだったんではないかな、と思いました。

 ある段階に来たら、それぞれトレーニングを重ねて培った個々の能力をどう使ってどう連携させて行動するか、というトレーニングにシフトするべきで、げんちゃんも、そういう段階に入ってきたのかもしれません。

 考え方を、いちいち言葉に書き出し、手順の細かいとこもきちんと書き出していく。今のげんちゃんには旬のトレーニングです。

 

 


by glow-gen | 2017-02-12 01:26 | 算数の学習障害 | Comments(18)

算数の基礎力のつまづきをあぶりだしてくれる”ぷりんときっず”のサイト

  
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ぷりんときっずのサイトのフリー問題集のすごいのは、ものすごくかみくだいた段階から、7~8段階のグレードに分けて、問題が作ってあって、一枚のプリントに、すごくいい量感で印刷されている点です。レイアウトが素晴らしい。本当に頭の切れる方が作られてるんだろうな~と思います。問題集フリークのげんママ、脱帽というかんじです。シリーズになっているので上の写真だけでは、すごさが伝わらないと思いますが・・・3年生までのものしかありませんが、学習障害のお子さんなら、絶対に必要な足場になるとこだと思います。

げんちゃんの生活でのお困りごとが、ずいぶん減ってきたので、私のげんちゃんへの期待度はどうしても上がってしまいます。
「K先生のとこから帰ったら、家は誰もいないから、鍵を持って行ってね。お昼は、カレーのレトルトをチンして、炊飯器のご飯にかけて食べておいてね。1時には、お母さん帰ってくるから、それからボルダリングに行こう。」

こういう指示くらいなら、別段なんということもなくなったし、学校の提出物なんかも、言っておいたら、だいたいのところ提出してきます。まあ、1~2年前なら考えられないことだよね。
会話のかみかたもけっこうまともで、会話が楽しくなってきてると、げんちゃんにたずさわっている先生方もおっしゃいます。私も、確かにそれは思う。

ところが、げんちゃんが、まあまあできてきたな~、なんて思っていると、どか~んと奈落に突き落とされてしまいます。

前回のブログで書いた、ルートの理解もそうですが、もっと唖然とすることがおこります。

先日、教会の日曜学校の出席シールを貼るときに、
「げんちゃんは、先週だけのぞいて、あとの10月の日曜は、全部シールはっていいよ。」
と私がいいました。げんちゃんは、なんか、固まっています。
「だから、先週の日曜日は、お休みしたでしょ。そこはシールはれないけど、その前の日曜日は来たでしょ。10月は、先週以外シールはっていいのよ。」

私はたたみかけます。げんちゃんは、シールを指につけて、11月の欄にはろうとしたり、先週のところに貼ろうとしたり、まったくできません。そのうち、3年生のお友達が、
「ここでしょ。・・・」
と、げんちゃんに指さして教えていました。なんか、それ見て、凍り付くような思いです。
「ちょっと、わかんないの?あんた~。」
「何がわかんないの?」
げんママこういうシーンになると、げんちゃんのパニック以上にパニクリます。それで、そうしたいわけじゃないけど、結果的にヒステリックにげんちゃんを追い込みます。げんちゃんにしてみれば、理由があるんだろうけど、当然わかってると思っていることが、すっこぬけているこっちのショックもわかってよね。という感じです。

げんちゃんは固まっています。その後、互いのパニックがとけて、
「あんたなんで、わかんなかったの?」
と聞いていくと、先週という言葉の意味がわからなかったと言うではありませんか!
「はあ、はあ?」
ですよね。発達障害児の特徴として、自分の状況をうまく説明できない、というのがあります。ただ固まるだけですから、相手も、ますますいらいらして、怒り心頭になるのですが・・・
やや最近では、少しは状況説明ができるようになっているのですが、それも、負荷をかけてしまうと、ぜんぜんだめです。
”先週”がわからない。もう意味わかりません。それに、状況説明ができない、というのに加え、何かにつけてしかられ続けているので、もつれた状況を少しずつほどいていく作業を考えるのではなく、隠蔽する思考のみ暴走するので、シールをあてずっぽうで、とにかく貼ってでっちあげようとしているのです。
「ごめん、先週ってどこ?」
とか、そういう言葉が出ない。叱られそう、どっかに貼って、なんとかしよう・・・いつもそのパターンです。

それにしても、びっくりしました。
「え?じゃあ1週間は何日?」
「え~っと。9日?10?」
私のただならない口調に、げんちゃんは、さらにしどろもどろになっています。私もそれがわかっていても、こっちの事情が、きりきりと顔をひきつらせてしまいます。
「ぎゃー!わかってないんかい!」

「月曜からいってごらんよ!」
「月、火、水・・・。あ7日」

「んなもん、あったりまえでしょ!」


それから、こんなこともありました。社会のプリントをやっていて、グラフを読んでいました。100と200の真ん中で、棒グラフが終わっています。げんちゃんの回答を見ると、105
はあ? 150と読めないようです。指摘すると、
「あ~あ~・・まちがえただけ!」
と言って、消しゴムであわてて消しますが、結局自力では修正できません。ここもまた、消して隠蔽することだけに行動が集中されます。

私がそうしてしまったと指摘されればそれまでですが、ほんとに、典型的な発達障害の行動様式です。叱られることをさけたい。わからないと固まって、次に隠蔽行動のみ華やかになります。

一度、けっこうげんちゃん、いいせんいってるな~、と感じたばっかりに、私の頭が勘違いする。ただそれだけのことなのでしょう。ドミノたおしみたいに、すべてが、いっきに改善へと変化するわけではなく、少しずつ少しずつ部分的にかわっていくのでしょう。

 寝込みそうだったけど(笑)・・・深く考察することにします。


 結局、げんちゃんに、いろいろ教え込んできたけど、算数は、1年と2年、そこまでさかのぼって、やるべきなんだろうな~・・・数直線、20以上の数、10進法のしくみ。そういうのって、2年のその時は、げんちゃん、年長さんのプリントをえっちらやるようなことしてたわけだから、今、なんとか、5年生をやってはいるけれど、実は、彼の脳は、いまこそ、1~2年の教え時にきてるんだろうな~・・・国語の方がずっとましなげんちゃんで、難しい語彙を理解したりすることもあるけれど、抽象的な言葉、特に、数の感覚に関するようなところは、私が考えているよりは、ずっとずっと理解が悪いのだろうと思いました。

 やれやれ・・・私は、いろいろやっていたけど、さかのぼるところが、まだまだ手前すぎてる。もっともっとさかのぼったとこを、するべきだな、と理解しました。具体的にいえば、1年2年のところです。

 さて、それならば戦略です。問題集・・・・? 何か良い素材はないかな~と物色していたらありました。もう、すごいやつを見つけてしまいました。たぶん、知ってる人は知ってるんでしょうけど、私にしてみれば、ついに、見つけた~という感じです。

 ぷりんときっず、というサイトのフリー問題集です。もう見つけたときは泣いてしまいそうでした。これはすごい!

 5年生のげんちゃんにとって、ここまで初歩的に段階を追って学べますか、というくらい、算数のすべてが、こと細かく、誘導してくれます。どこかのパパのサイトだそうですが、たぶん、こんなにすごいサイトだから、すでに活用されている方も多いのかもしれません。

 とにかく、渡りに船。5年生の単元もさらっとやりつつ、今までの加減乗除の計算問題も、とりあえず、続けながら、げんちゃんの盲点となっているすかすかの足場を、徹底的にこのプリントであぶりだすことにしました。数の土台の弱いお子さんの、ここのプリントの使い方、今度続編書きたいです・・・

 限りない”唖然”が出てくるでしょうが、げんちゃんは、たぶん、そこを埋めてやっていけば、きっとまた飛躍するのではないか、と思います。

ぷりんときっずの製作者様、心からお礼申し上げます。感謝~。すごいサイトです。ただ、3年生の教材までしかありません。






by glow-gen | 2016-11-08 01:51 | 算数の学習障害 | Comments(28)

算数の学習障害、教え方の研究 その3 割り算、掛け算

  先週のホームスクールはいいとこなしでした。ぼ~っとして、チックも出まくり。もどかしくてたまらなかったです。ここ1週間はずっとこんな感じでした。
でも、ここ二日、K先生から、驚きの報告がありました。とにかく、ぼ~んと、一段間上がってるよ、と。 公約数、公倍数・・・まだ無理かな、と思いつつ何度かトライしていたのが、そこそこ入っているし、モチベーションもなんか、いい感じだそうです。
 たぶん、脳は、入力されたことが一度整理されるまで、外部にはわからないような、秘密の作業をするんでしょうね。スランプがきて、そこから抜けるとどんと上がる、そういうえば、いつもそうでしたね。
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 先日の続き、掛け算と割り算の入力のしかた、げんママスタイルを書いてみたいと思います。

 まず、足し算引き算と、掛け算割り算が、決定的に違うところは何でしょう。そう、(+ -)は、アイテムが、ただ一つということです。例えばリンゴ一つの数が、増えたり減ったりするだけです。ところが、(× ÷)は、二つのアイテムが出現してきます。3つずつ3箱、とか、4つずつ何人に・・・とか。

 まだ掛け算は、答えに求められるのは、足し算の延長で、中身の合計ですが、割り算になると、二つのアイテムどちらも答えに求められてくるのです。

 何人にわけられる? 何個ずつ分けられる?と、中身には関係のない、アイテムの数を答えろと言われたりするので、特に混乱を生じやすいです。

算数が苦手な普通のお子さんでも、やはり、ちょっとした山になるというわけです。


 げんちゃんもそうでした。
りんご8つあります。という出だしで、割り算問題を作らせると、
「リンゴ8つあります。4個ずつ何個づつに分けられますか?」

というような、意味不明な問題を平気で作っていました。今考えると、一当たりの量と、何個分という二つの条件を把握することができなかったのだと思います。4年で遅ればせながら割り算に取り組んだとき、吐き気がするいきづまりを感じました。あの時、今のやりかたを教えていたら、少しはましだったかな~と思います。

ゲンちゃんみたいな子にとって、割り算を教えるとこにたどりつく以前に、やるべき膨大な山があるのですが、とりあえず、それをそこそここなして、やっと割り算を教えられる所にたどりついた・・という前提で、今回の記事は書いてみたいと思います。


 ここでも、イワコー消しゴムが重宝します。ヘキサゴン消しゴムと、お菓子のアルミのお皿を用意します。これは、サイズ的に、本当に素晴らしいですよ。机の上にも、ちょうど良いボリュームです。

 写真のように、この二つのアイテムが出てくることをしっかり体験させます。

 割り算という式にもっていくためには、もう一つ工夫がいります。式の数を色で識別するのです。

消しゴムの数(一当たり量と言うそうです)は、赤です。そして、アルミのお皿の数は、青で書きます。これがほんとに大切です。二つのアイテムがあるということをしっかり認識させるために、具体物と式の意味を、いやというほどリンクする必要があるのです。
 ⑧÷ こんな感じです。お皿の数で割ることもありますが、
⑧÷42  一つずつお皿に分けていきながら、こういう式を書いてあげましょう。

 そして、掛け算もこのやりかたを使いたいので、、全体の数は、丸で囲みます。掛け算も、割り算も、結局、この3つの数字の組み立て次第ということもわかるでしょう。消しゴムとお皿で何度も体験させます。掛け算が理解できていたら、割って、掛けて、のひっくり返しの作業を繰り返しながら、式も書かせるといいでしょう。

 そもそも、=のあとが、質問されている答えなんだ、ということも、当たり前とは思わずに、もう一度確認してあげましょう。

 やがて、文章題を読み解いて、赤で書く数、青で書く数、丸で囲む数・・・・それを言い当てられて来たら、しめたものでしょうね。


私が、げんちゃんが何につまづいているのか、やっと理解して、このやり方を考え出したのは、つい最近です。最初に割り算を始めてから、かなり時間がたってるのもあって、たくさんやってあげると、感覚的な理解ができて、混乱が少なくなったようです。

あともう一つ、大事なこと、割り算は、”仲良く分ける”というかけ声を教えてあげます。これは、矢け崎先生に教えていただいた、安曇野のかけ声。同じ数ずつ分けることが、げんちゃん、最初わかってませんでした。
算数の学習障害というのは、すでにわかっているという前提でできるものは、何もない、と思っていた方がいいのかもしれません。


 約数を教える時に、8の約数が2と4、なんてことも、8÷2=4 8÷4=2、約数で割った商もまた、約数になるんだよ、ということを、お皿の数と、消しゴムの数を入れ替えて、実験することで、理解できたようでした。

 掛け算の時から、この消しゴムとアルミ皿、式の数の色変え・・・これを使って導入していくと、割り算まで、急行列車に乗れるかもです。



まあ、げんちゃんは、加減計算でもいまいちの時代が相当続いていたので、これは、げんちゃんの中では、相当高いステージに来てからやることではありました。
このやり方が効を奏する子供さんと見たら、ぜひ取り組んであげてください。



 追記、
先日、自動販売機の前で、すっと500円玉を入れましたよ。おつりの意味が腑に落ちたんでしょうね。今までは、必死で130円とか、150円とか小銭を探し出してました。また、あることに、
「1パーセントしかできてない! 」と言ったので、それって、どういうこと?じゃあ全部できたら?と聞くと
「100パーセントだ!」 と言うではありませんか。

確実に、ここへきて、彼の算数は、前進したようですね。

by glow-gen | 2016-10-08 12:00 | 算数の学習障害 | Comments(4)

算数の学習障害 教え方研究 その2 幼少期

年中さんで、発達障害に気づいたげんちゃんですが、その時は、どれもこれも遅れまくっていました。でも、改善に取り組んでいった中で、凍りつくほど、絶対へんだ!と思ったことの一つが数の感覚です。おばあちゃんが、かろうじて、10までの数唱を入れてくれたのですが、何をやっても、数がわかりません。

通い始めて1年くらいたった療育センターの先生に、
「この子は、どんなことをやっても、数が入らないんです。どうしたらいいんですか?」
とたずねたときに、
「数は、1年生で習いますから・・・まだ、そんなにあせらなくても大丈夫ですよ。」
とにこやかに言われました。

 私は、何を言ってんだ。この人は~。といらっとしたのを覚えています。1年生になったらできだす感じがまるでしない。普通じゃない、おかしい!と感じて言ってるのに、何をのんきなことを・・・だめだ。こりゃ素人だ。
 それからの算数行脚(あんぎゃ)。

 結局、それから5~6年げんちゃんの数感覚をつけるために格闘してきたわけですが、ふりかえれば、反省すべきとこがたくさんあります。

 数が入らない子たちは、数の感覚がついていかないことが問題です。と言いながら、私は、わかっていたようで、実は今までわかっていなかったな~と思います。
こんなたとえをすると、少しぴんときていただけるかもしれません。

もし、ある人が、

「どうもありがとうございました。それをやってくれてとてもうれしいです。」

と、別の人に言ったとします。でも、言ってる本人は、”ありがとう”という時に、私たちが感じているありがとうの感覚を、同じように感じることが無理だったり、うれしいと発した時に、真のうれしいの感覚をわかっていなかったとしたらどうでしょう。そういう時には、そう言う。と教えられたので、なんとなく、あてずっぽで言ってるだけ、だとすると。

 うまく言えませんが、げんちゃんの算数はそれと同じような感覚なんじゃんないか・・・と、今では考えることができます。

 「ありがとう」を言うような場面を何度か体験していけば、普通は、言葉と、その感覚がリンクしていきます。でも、ありがとうの場面を何度経験しても、なかなかその感覚がピンとこなくて、なんとか、おぼろげに、こういうときに、ありがとうって、言うのかな~・・・と、とりあえず言ってる感覚。それが数でおこっているのではないのか。

 それならば、ありがとうの感覚をつけるために、手をかえ品をかえ、ありがとうの場面を、人の何倍も経験する必要がある。ありがとうの感覚がダイレクトにわからなくても、温かい温度感覚に置き換えたり、やさしい色に置き換えたりして入力する必要もあるかもしれません。


 げんちゃんの数の世界にそういうことがおこっているとしたら、げんちゃんの数と格闘してきた初期のころ、もっともっと数を体験させるということをやるべきだったんだろうと思います。

 2+3=  と何度も教える前に、ミカンを2つと3つ、さわらせて数えさせることの方が有効だったということです。式をとかせるよりも、ジャンプしながらカウントさせたり、ありとあらゆる実物の数のシャワーを浴びせることの方が有効だったのでは、と思うのです。

小学生の低学年の頃、多少は、そう思っていた私は、色んなことをやってはいたけど、いつまでも(今でも、)指を出して数えているげんちゃんの、その行為をやめさせて、頭で数をイメージさせようとしたりしていました。イメージの世界で数を認識して、出力できる回路を作りたくて、どんどん先へ先へ進めようと、日々あせっていました。


数は、体感覚にもかなりリンクしていて、指を折って数えるのと、1,2、3・・・と数える感覚が一致しなければ、まだ、抽象的な数を教えても入りにくいなど、数を教える以前の問題もたくさんかかわっています。1年生の時でも、上手に手拍子さえ打てないようなげんちゃんには、足し算も何もなかったのでしょう。あの頃は、数だけではなく、パズルもできない、何もかもできない時代だったので、数とリンクしているような他の能力すべて、ある程度あげていかないと、数の学習はむりだったことも回想することができます。

結局、3年か、4年前半あたりまで、数の勉強をさせていたものの、ざるで水をすくうような作業だった気がします。

怒り飛ばしながら、自己満足のようなプリントをさせるより、あの頃は、幼稚園児がするような具体物を使った、数の体験をひたすらさせた方がよかったんだろうな・・・と、反省をこめて感じています。

とにかく、ある時代までは、体をつくったり、別の基礎能力をあげるトレーニングと、ひたすら、大量に数を経験させることを積み上げること。これが、げんちゃんのような子の、処方箋なのではないか、と思います。そういうことを数年間、プリント学習をとりあえず減らしてでも、地道に取り組むこと。まずはそれからなんじゃないかな~と思います。

忍耐がいります。5くらいまでの数でも、目の前で具体物を使って、お話し作って作業させていくとわかりますが、あきれるほどできませんよね~。母親は、心が折れそうになると思います。だから、思い切って、誰かに頼んでもいいと思います。死ぬほど単調な、毎日毎日いろんなものを数えさせたり、せいぜいひとけたの物で作業させたり、そういうことをバリエーションを研究しながら、2年とか、3年繰り返すわけです。安曇野方式も、言ってしまえばそういうことになるのかもしれません。

 でも、それが、あとになって、プリント学習がやりやすくなる基礎になるのです。

さっきの話で言うと、ありがとうの場面を莫大に経験して、生きた「ありがとう」が言えるようになれば、次は、少し楽に進んでいくのです。


算数の学習障害について、反省をこめて、その改善のノウハウについて、今だから言える内容です。

もし、げんちゃんの昔と同じようなステージにいるお子さんがいたら、プリント学習は、さらっとふれながらも、体験型の学習を地道に地道に繰り返すことをお勧めします。

安曇野方式の算数を書いた以前の私の記事も参考にしてください。とにかく、子供さんが把握できる数の大きさから、たくさん体験させ、作業させる。カウントしながら体を動かすとか、体感覚もわすれずに、つけられる能力は、並行してどんどんつけていくことも忘れてはいけません。

 そういうステージをベースに持つと、いろんなことが進化しはじめたとき、算数も、やがて、次のステージに行けると思うのです。



 
by glow-gen | 2016-10-01 16:45 | 算数の学習障害 | Comments(11)

分数教えて、切れました。

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分数教える前に、等分に分ける作図の練習がいるげんちゃん。教えないとできないげんちゃんです。4は、二つに割って、また割って・・・みたいなこと、ふつうできると思ったら、おおまちがいでした~。

 前回相当前向きなブログを書いてすぐに、こんなこと書くと、あきれられそうですが、今日は、私はとってもぐったりです。そうとう、やる気を失ってます。まあ、いつも、そういう日はしょっちゅう到来しているのですが、そういう瞬間は、あんまりブログ書きません。それで、よくコメントに、取り組みを関心されたりするのですが、たんに、こういう日にブログを書いてないだけなので、みなさん安心してください。

 私は、ぜんぜん、できてないの。

今日は、ちょっとしたためてみます。相当負の感情を・・・

 先日、地区の実力試験みたいなのがありました。日課表で見て、やれやれ、4年の試験を受けさせてもらえるのかな~。こういうの、げんちゃんは、まだまだ高嶺の花です。
 さて、その日、げんちゃんは、試験の問題を持って帰ってきました。一応受けさせてもらったのでしょう。先生のお手紙は、国語でも、意味がわからない・・・と言って、とまどっていたようです。やれやれ。

残りを家庭教師(学研の先生の家に行きます。学研はせずに、マンツー指導してもらってます。)の先生のとこでぼちぼち取り組んだようです。でも、私が、帰ったら、それも、全部はできていなかったので、げんちゃんには、相当むつかしいしろものだったのでしょうね。

は~。こういうの目の当たりにすると、げんちゃんは、やっぱり、頭が相当悪いんだな~と、観念してしまいます。せいぜい、げんちゃんが、まともに、取り組めるのは、2年生レベルじゃないかと思います。

 どうしたら、げんちゃんの頭が良くなるのか・・・
もうこれ以上がんばれない、と思います。彼も目いっぱい、ほかの子の比ではない努力をしてると思います。
それでも、こんなに頭が悪いのだから、もう、哀れとしか言いようがないです。

 確かに、伸びてます。でも、周りは、もっと伸びているような気がします。なんせ、いきなり、大人っぽくなって、かなりのことが理解できるような子供に変身する時期です。げんちゃんが少しくらい伸びたって、おいつけっこないな~。
こういうテスト用紙をもらってきたら、やっぱり、私でも、ぐったりします。点数が悪い、というのとは違います。歯もたたなければ、テストを受ける意味もなさそうです。たぶん、ずっとフリーズしていたのでしょう。国語までそうなら、ほんとに、悲しいですね~。

そういうできごとの直後。今日はホームスクールで、あいかわらずの算数地獄です。
分数を教えても教えてもとんちんかんです。タブレットで段階をおって、何度も、簡単な基礎問題を繰り返してきたはずなのにね~。

4分の9を帯分数2と4分の1になおす、なんてことがわかりません。4分の4は1、と言うのに、突然 はあ?と、頭を抱えたくなるようなことを言います。もちろん、私に頼り切って問題を解きます。帯分数の引き算なんて、あ~。くらくらします。あれだけやったのに、君ここまで理解してないわけ??

 もう何度も、基礎的な簡単なものをやってきたので、ええかげん、自分で考えてみて。わからなければ、持てる力を使って、なんとか、作業するなり、図を書くなりしてほしいものですが、依存的な態度で、まるで、口をぽかんとあけて、ぼ~っと待ってる何かのひなみたいです。わからなかったら、すぐに、誰かが、横でサポート、というのが、しみついている。質問すらする力がない。ええかげんにせーよ!

 頭にきて、
「げんちゃんには、少しできる力ができてきたんだよ。自分で考えて、作業をするの!。わからなかったら、この間ママがやったように、図を書いてみて」

 もう、私は、うんざりして怒鳴りまくってしまいました。しまいには、歯がゆくて、手が出ます。
やれやれ。ふつうの子なら、こんな閉塞感と行き場のないやりきれなさはないだろうな、と思います。

 頭がいかれてる!  こういう時は、そう言うしかありません。わが息子ながら、あほさと、依存体質。ほんと怒りがこみあげてきます。


 ずっと教え続けて、げんちゃんの異常に気づきます。リボン図を4つにわける、とか、6つに分けるとか、そういう作図がそもそもできない。4つに分けるのを、半分、また半分とやっていく、なんてことが体に入ってないようです。ゲッ!と思います。しかたないので、そこから作図の練習をず~っとさせてました。分ける感覚がわからなければ、割り算はわからなくて、当然ともいえますよね~。

 なんで、ついていかないのでしょうね。こういう感覚・・・いやになっちゃいます。

 同じ教科でも、国語はただ遅れているだけ。算数のような、異常性までは感じません。ボキャブラリーだけなら、げんちゃんは他の子に、そう負けてはいません。
でも、算数地獄はやっぱり、悲惨です。

 計算も、一けた計算すらできなかったころを考えたら進化しているのでしょうが、3ひく1の場面で、いまだに、突然、指をだしてくるげんちゃん。

 げんママ時々、げんちゃんの顔も見たくなくなりますよ。そういう日は、マッサージなんか、しません。ほんと、にくたらしいです。 私は仕事行って、またしきりなおすしかありません。算数は、他人が教えるほうがいいんでしょうね。矢ヶ崎先生にやってほしい限りです。たぶん、二人とも、相当なトラウマです。

by glow-gen | 2016-01-21 01:06 | 算数の学習障害 | Comments(30)



中学1年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘と改善の記録。
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中学1年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学1年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて7年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
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