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げんちゃんの発達障害プロジェクト

カテゴリ:絵画教室( 3 )

気持ちを入れた学習、絵画教室のペナルティー

GWもとうとう終盤です。K先生もお休みなので、私が必死で毎日げんちゃんの勉強を見ています。
げんちゃんは、最近、意識を入れた勉強を少しはできるようになりました。でも、それをするとずいぶん疲れるようで、ちょっと前は、意識を入れたら、次の数日だめだめ、みたいな感じでした。
 
 でも、GWに私が学習をやらせてみたところ、彼は、意識を入れる持続時間も、忍耐力も、ずいぶん上がったな~と感じました。
今日の英語の勉強はこんな風でした。問題を読ませて解かせようとしてますが、
主語もなく、適当に単語を並べたりするので、何度も、考えさせました。すると、やっぱり、四苦八苦しながらも、そこそこ修正できる時もある。

「あのね、主語と述語は、木でいうと幹だよ。そして、目的語、え~っとこれね、これは、最も太い枝。あとの、”昨日”とか、”駅で”なんていうのは、葉っぱだよね。前置詞は、葉っぱを付けるときに使うことが多いね。」
 
出てきた文の構造を図を描いて、本文に線を引いてやって、前置詞の説明したのですが、
「今なんの説明したの?」
と言うと、
「・・・え?あ~、was・・・え? あ、動詞・・いや・・」
いやいやいや・・・ちゃんと聞けよ。そしてあるときはただフリーズする。それでまた、主語と述語は、・・・と、一つに絞って言う私。そしてまた、

「今なんてった?」
と聞く。
しかし、げんちゃんは、たった今言ったことさえ、何も言えません。
やれやれ。聞く力がどれだけ弱いんよ!気持ち入れろよ!

今までのように、すぐに教えたりはしません。だって、どうせ聞いてない、もしくは、処理できてないから、私の労力はすべて無駄です。
「今なんてったの?」
これを繰り返している最近の学習です。げんちゃんが気持ちを抜いていれば、こっちがどれだけ工夫しようが、
「??」
となります。何回言わせるの? 疲れます。でも、根気よく、自分で言わせるようにしむけると、だんだん、少しは説明ができるようになり、そうなると、やっぱり、問題のできもよくなっています。

昔どの時点だったか、そういうことをやっても、ただ、フリーズして、どんどん意識低下がおこってくるだけで、まったく徒労に終わるばかりでした。そうなれば、もう、やっていても意味がなくて、ただ、AだったらB、みたいな単純なところに落として、上からシャワーであびせかけるしかない。げんちゃんは、ただ座ってやってるふりをするだけ、努力しているのはこっち。そんな感じになっていたことを思い出します。

でも、しつこくこうやって、自分の口で言わせながら学習を進めると、相当時間は食うけど、上からシャワーの学習とは違った吸収をするようです。自己意識が出ているので、やはり学習もかわってきたな、と感じます。

ほんと、ここ1週間くらいの感触なのですが。

今日は、絵の先生の展覧会に行きました。絵の先生にしばらくぶりにお会いしました。多くの作品を展示されていてびっくりしました。と同時に、コツコツ、デッサンを続けることで生まれる絵の力を感じました。げんちゃんも、何かを感じたような気がして声をかけます。

「げんちゃん。絵描きたくない? また教室に行きたい?」
げんちゃんは、しっかりした目で
「うん。やっぱりね・・」
と自分の意思を伝えました。
「そう。だったら、いやなことでも、しっかり取り組まないとね。なんでも、一生懸命プラスの気持ちで取り組むことができれば、絵画教室はまた行けますよ。だからしっかりがんばりなさいね。」
と、言いました。
げんちゃんは、絵画教室を休ませると告げた日、一瞬、いやな顔をしたけれど、その次の瞬間は、ぱっとそのことを捨て去り、何の執着もなく、一人で絵を描くこともありませんでした。
ここが、アスペルガーのようなお子さんとは違う点で、あっさりしたものです。

でも、個展に来たら、やっぱりやりたいな、と思えたのかな? 絵画教室をストップした意味が、少しつながったように思えました。

なんせ、すべての環境が、上から降ってきて、その中で、自分の気に入るところだけ、”やってやるよ。”というスタンスのげんちゃん。それでは、げんちゃんのためになりません。居心地の良い環境は、すべてシャットアウト。やるべきことをしっかり前向きに取り組むことを覚えなければなりません。少しくらいほめられたって、自分はまだまだ、努力しなければ、というスタンスを貫けるようにならねばなりません。そうなれば、絵画教室は解禁です。

でもまだまだ、少し褒められれば、苦しいことから逃げて、好きなとこだけ自己意識を出してくる身勝手なげんちゃんがいます。夏休みくらいまでは油断がならないと思っています。

絵画の先生は、お休みをお願いした時は、ちょっと怒っておられました。一般には、できるとこから伸ばせ、みたいな考え方が普通なのですからしかたありません。しかし、げんちゃんが、精神疾患と考えたら、まったく違う見解があります。楽しいこと、自分の世界観を肯定される場所。それは、自己意識が出たばかりのげんちゃんに、逃げ場を作ることになるのです。私は、そのことを、一生懸命話して、わかっていただきました。私とて、早く絵画をさせたいのはやまやま。せっかく、能力が花開いてきたのですからね~。

絵画教室を休ませる、となった日よりも、今日やっと、げんちゃんにそのペナルティーの効果を感じました。
それも、成長した証でしょう。

by glow-gen | 2019-05-05 00:43 | 絵画教室 | Comments(13)

捉える力は上がったのに、捉えようとしない・・・発達障害の本質にせまりたい。

 

a0184225_19572795.jpg


以前は、白いところがかなり残っていました。いのししの写真を見て、構図も自分で考えたようです。
a0184225_16443836.jpg
アップしたら、色がぼんやりしてしまいましたが、両方とももっと濃く、丁寧に塗っていました。入門当初に書いたスケッチは、もっと、雑でした。
捉え方、根気・・・空間認知、やはり、上がったのかな・・・
絵は、げんちゃんの状態を表すバロメーターみたい。
それに、ずっとずっと三角さえ描けないげんちゃんだったとは、今や思えないですよね~。


 げんちゃんは、奥に入り込んでいた意識が、かなり外に出てきたらしく、(心が、奥に隠れていたのが、出てきた・・・そういう表現が、一番平易かもしれません。)
  ほんと、普通の反抗期のような心の状態になっているのでしょうか。幼児の反抗期に近いかも・・ですが。しっかり指導していると、強い口調などは減りましたが、なかなか、したたかな感じになっています。
 
 そして、一人で勉強する、なんてことも、そこに、逃げ場を作って、自分勝手にしようとする、新たな手法さえ生まれてきました。

 先週は、毎日毎日、K先生を中心にお話ばかり。もう、学習なんて、やる暇ない・・・・そんな一週間でした。K先生は、げんちゃんの行動のどこがなぜ、おかしいのか、どうするべきなのか・・・・細かく細かく段階に分けてお話して、げんちゃんの矛盾をこんこんと説明していったようです。

 逃げ場を作らない。正攻法でがんばるところにもっていく。追い込むけれど、逃げ場も作る。でも、逃げ場は、少し前の ”休ませる”、””逃げても、少し大目に見る。”とかではなく、”ほめる、認める”ということを中心としました。


 あるときは、細やかに指導されたあとのピアノさえ、やめさせたこともありました。げんちゃんは、(ある意味すごいことなんだけど)、ピアノの練習が逃げ場になっているときがあって、そういうときは、ただ、ぼ~っと逃げるために弾いているようでした。それで、私は、すかさず、横に行って、

「ピアノやる前に、することあるんじゃないの?」
と言って、明日の用意をさせました。そのあと、ピアノの前に座らせて、今度は、意味のある練習をするように指示しました。

久々に横についていたら、ぐんと力がついているのがわかりました。げんちゃんは、とうとうモーッツアルトのトルコ行進曲を、あらかた弾けるようになったようです。

一人で勉強する、一人でピアノを弾く・・・・それさえも、今のげんちゃんは、逃げ場として上手に使うようになっているようです。

「ピアノすごいね。お母さんもトルコ行進曲は、げんちゃんみたいに弾けないよ。」

素直に、ほめます。この曲を、一点豪華主義的に弾けるようになっていますが、簡単な曲が、初見で弾けないげんちゃんで、音符のあらゆる簡単な宿題が、ぜんぜんわかっていない恐ろしいようなげんちゃんです。
普通の子なら、トルコ行進曲を弾けるようになるころには、あらゆることができるようになっているのに・・・


 けっこう、成長しているようで、げんちゃんは、あいかわらず、連絡帳(支援の先生とやりとりのノート)をぜんぜん持って帰らない、という進歩の見えない失敗をしてくれました。 

 なんの問題意識ももってないようで、問い詰めたら、先生にも
「連絡帳はどうしたの?」
と言われていたようです。彼にとって、それはどうでもいいことなのか、先生と私の間に入って状況を説明することもせず、あろうことか、もう一冊私が渡したノートさえ、翌日持ち帰らない、という暴挙に出ました。(もちろん、わざととかではないですが。)

げんちゃんは、いつものように、自分の捉えたいところだけ、好き勝手に捉えて、捉えたくないところは、まるで亡きがごとく・・・、

絵画教室の連絡事項も、いまだに、先生からメールでお知らせ、というていたらく。ほとほと困ってしまいました。

昔のステージなら仕方もないけれど・・・げんちゃんは、捉えようとすれば、ずいぶん捉えられるようになってきているのに・・・

これはげんちゃんの、”逃げ”だと感じます。 自分で逃げていると思っていないところが、なかなか厄介です。

支援の先生と電話でやり取りして、家でも、学校でも、げんちゃんは、事細かく指導されました。

なぜ、連絡帳がだいじなのか、なぜ、今回の一件がこれほど、周りに迷惑をかけているのか・・・・などなど、細かく説明して、働きかけてくださったようです。(なんせ、当たり前のことでも、逐一、心に落とさねば、軽く流してしまいます。)

 げんちゃんは、捉えようとすれば捉えられるのに、捉えようとしない、という自己中世界から、ほんの少し、捉えなくちゃいけないことに、心を働かせるようにならなくてはなりません。これは、発達障害の本質的な改善にかかわっています。・・・

S先生は、これからどんどん良いところが出てくるはずだよ。と言ってくれるのですが、まだまだ、心がふっとんでしまった時の行動がひどすぎて、進化を感じることが、なかなかむつかしいです。

でも、わずかな希望を絵画に見ました。げんちゃんは、春に入門した時からすると、絵が、とても緻密になり、シクラメンの鉢さえ、スケッチしたがるようになりました。細かいスケッチは、、げんちゃんの捉える力のアップそのものなのでは、と感じています。


by glow-gen | 2019-01-29 16:50 | 絵画教室 | Comments(9)

大雨の絵画教室 過保護になっちゃう

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大雨の日、お手本も見せられ、一気に描きあげたらしい絵
普通は、一回では仕上げられないけれど、すごい集中で、一気に描く、と先生が言われていました。
不思議ですよね~・・・・さすが我が家の発達君。はまると深いのかな~・・・


  福岡は大雨です。うちは大丈夫でしたが、被害の大きかった方がおられましたら、ほんとに、お悔やみ申し上げます。

 今日は、絵画教室の日だったので、この大雨、仕事で送れない私にかわり、タクシーで行かせました。朝からその段取りをして、おばあちゃんに、たくしました。
おばあちゃんのところに帰ったら、そこから、携帯で、タクシー会社に電話します。
タクシーに乗って、まず、近くの家に寄ってもらい、絵画教室のかばんと学校の道具をさしかえて、教室に向かいます。

 実は、げんちゃんを土曜日に教えて下さる、ユリ先生が、前回のブログを読んで、以前のブログと比較するといいよ~と言って、1月8日の私のブログのことを教えてくださいました。
 ユリ先生は、私のブログをずっと読んでくださっていたそうで、私より、昔の記事を覚えておられたりすることがあって、時々びっくりします。

 1月の記事によると、げんちゃん、いとこのお姉さんのところに行って、冬休みの宿題をこなす、という課題に挑戦していました。結果はさんざんでした。私も、読んで、あ~、そうそう、そんなことあったよね~と、びっくりしました。

 今回一人で、少しは宿題をこなしていったことは、半年間の成長の証のようです。とはいえ、意識レベルが下がれば、いつでも、1月のような体たらくになるげんちゃんも想像できるので、すごい成長だ!と思えないうさん臭さがありますが・・

その記事で、私は、タクシーで、いとこのお姉ちゃんの家に一人で行かせたことを書いていて、今回のタクシーの課題は、それと対比できるな~と意識しました。

 まず、自分でタクシーをオーダーできるか。タクシーの運転手さんに頼んで、家に寄る段取りができるか。領収書をもらってこれるか。

が、しかし、げんちゃんは、おばあちゃんをいいように使い、全部おばあちゃんにさせてしまいました。電話も領収書のことも、おばあちゃんが先に運転手さんにたのみ、家に寄ることも、お願いしてしまったようです

は~~・・・・
「だめだよ~。やってあげたら。自分でさせないと、いつまでたっても自立できないよ!」
事前に、絶対してやらないで! と言ってたのですが、おばあちゃんは、いつも至れり尽くせりしてしまいます。

おかげで、1月との変化はあまりよくわかりませんでしたが、はらはら感はなく、たぶん、それなりにできたんじゃないかな~と感じます。

 でも、家に寄ったとき、あの重たい学校の教材を入れたリュックを、家に置いてこずに、そのまま絵画教室にもっていっていたので、あほやな~・・・と、言ってしまいました。

「ちょっと、あせっていて・・・」
という言い訳に、多少の成長を見ました。ほんとに、あせっていたのかもですね。・・・

私が仕事で送れないので、否が応でもしないといけないトライ、これは、いいことだと思います。少しずつ自立していくげんちゃんを作っていきたいです。

それにしても、おばあちゃんは、過保護です。いつも、私がげんちゃんを虎の穴に落とすと、(おおげさです。)え~、そんなことさせて大丈夫なの? と聞いてきます。

「うん、大丈夫だよ。させないと、いつまでたってもどうしようもないよ!」
と私が言ってる横で、げんちゃんは

「いや、いいんだよ。やってやったほうがいいよ~。」 と言いながら
おばあちゃんをけしかけ、おばあちゃんを顎で使おうとします。ほえ~・・・

おばあちゃんは、そんなこと言われても、心配で、手をだしてしまうようです。

でも、開けてみると、やはり、クリアしています。おばあちゃん、だから言ったでしょ~・・・と、なるのですが、何度そういう体験をしても、やはり、孫がかわいいおばあちゃん、優しいんでしょうね~。ありがたいことですが・・・

 私も、そろそろできるに違いない、と思ってやっているし、やらせるべきだね、という確信のもとにやっているので、いろいろ言われても、結果が出れば、おばあちゃんも納得するだろう、と思っています。

 でも、発達障害の子に限らず、ちょっと上の課題をどんどん与えていく、というのは、成長には必須だと思います。障害を持つ子たちは、そういうチャレンジをあたえられず、常に、やってもらい続ける子もたくさんいるだろうと思います。


 時々、能力の2段階上、くらいでも、平気で挑戦させてしまう私は、大胆な嫁だと思われているかもしれません。笑

しかし、やはり、やれば課題はクリアしていきます。人生は、常に挑戦の連続なんですよね。
とくに、この子たちは、それが使命なのかもしれないです。

今度こそ、こんな大雨の日は、タクシーの手配から、段取りから、自分でやらせてみようと思います。

1月8日のブログです




by glow-gen | 2018-07-06 23:53 | 絵画教室 | Comments(4)



中学2年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘と改善の記録。
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げんちゃんママの紹介
中学2年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学2年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
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