げんちゃんの発達障害プロジェクト

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3回目の定期試験。考えながら学習する、ってことの感覚が少しつかめたのかな?

  
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実技科目は、チャレンジタッチに実技のまとめブックがあるので、それと、学校の内容を照らし合わせて、語句の暗記プリントを作ります。タッチの該当ページと、もらったプリントを照らし合わせて、互いの部分から必要な部分だけコピって、それを2部作り、一つを、黒がけして、もう一つを答えの方にします。勉強させるときは、黒がけの方を使い、テストの直前やその日の朝、ざっと読むしかない時は、答えの方を使います。答えの方には、マーカーで、間違えやすいところに線をしてます。

5教科も、直前シリーズ1日目、2日目、3日目、を作って、それぞれのファイルに入れます。直前になったら、K先生のところにも、ほとんどこれだけしか持たせず、しぼってやります。




今回の期末テストは、色々な困難がありましたが、やはり、げんちゃんは成長しています。

前回は、試験に向かう気持ちが芽生えているけれど、集中できる時間もレベルも、まだそこに達してなかったと言ってよいでしょう。

 私が労力をさいて、せっかく用意した学習準備も、消化できずに”猫に小判”となって、私は、ほんとにもんもんとしました。あと、これをするだけでいいのに、何でそこまでぼ~っとしてしまうの? そんな感じでした。

 でも、今回は、だめだめな時も含めて、やはり。学習への焦点の合わせ方は、前よりは上がっていました。

テストに向かう気持ちはちゃんとあって、そこそこ持続して、自分を集中させうることができています。

試験の二日目を終えて、かなりいっぱいいっぱいになったけれど、幽体離脱はしてません。集中力が落ちていても、幽体離脱までいかない、ということは、げんちゃん今までではなかったことです。

 初日は”理科”と”技術家庭”、”美術”です。

技術家庭も美術も、事前に範囲のプリントをコピーして、一問一答のような感じで資料を作りました。

一度簡単に、前もってやらせていました。それゆえに、前日はそれを反復するだけでよかったです。前日初めて実技教科(技家、音、美、体)をさせると、まったく不十分だし、5教科の方が、足を引っ張られるので、とにかく、簡単でもどこかで一度目を通させる。実技科目の準備の私なりのコツです。初日の技術家庭と美術はそれができました。

 理科も、なんとか、前日にしぼって総ざらいできたし、初日というのも手伝って、もっとも今回うまくいってるんじゃないかな。

 理科をやらせていて感じるのは、げんちゃんは理科は好きな科目で、意識の焦点合わせも、そこそこうまくいくようで、そういう条件のもとでは、げんちゃんの理解力の進化がはっきりと読み取れます。もちろん、濃度計算とか、ちょっとでも算数の色合いを帯びると、なかなか感覚的に捉えられないようで、苦戦しますが、前よりはましな気がします。

初日を終えて、帰ってくると、げんちゃんいわく
「できた~・・」
まあ、できない子ほど、できた~と言う傾向にありますよね。笑


さて、今回私がどうかな、と気にしていたのは、二日目です。げんちゃんは、二日目、集中がもつだろうか・・・・ということです。
意外にも、げんちゃんは、すぐに学習に入れました。二日目は英語と体育、国語です。

二日目の学習も、昼から夜まで、ずっとがんばりました。幽体離脱はしてないし、意欲はあるけれど、かなりお疲れモードです。
体育は、残念ながら、私が間に合いませんでしたから、前日もらったプリントを、解説を入れながら、ざっと読ませただけ。・・・これは捨てるしかないな、というかんじ。


英語は苦戦しています。なんせ、なかなか単語の綴りが覚えられないし、前日になって、Be動詞の文と、一般動詞の文が、ごっちゃになってしまって、Do you~となる文を、突然、Are
you~ と言ってみたり、それどころか、何をいまさら? みたいな、でたらめな文を作ったりしています。

ほんと、あれほどやったし、幼稚園の時から英語教室にも、通えるだけ通ったじゃない!
とヤツにすごみたくなります。 

今更、前日になって、Be動詞の構文の疑問文やら、否定文・・・・そういうのを、今更こんこんと説明する羽目になるなんて!

初めてやるかのごとくです。
なんで、この子は、勉強するときに、まったく考えないのだろう! 考えながらやれば、法則も見えてくるだろうし、違いもわかるだろうに。たぶん、頭を空っぽにして、何となくやってるだけなんだろうな~と思います。

 毎回私たちが、頭にインプットしようとしたものは、ぼろぼろこぼれ落ちて、拾い集めた落ち葉みたいに、机の隅にでも積もっているんでしょうね~。まったく・・・。

ため息をつきつつ、図説していると、とつぜんげんちゃんが言いました。

「あ~!考えながらやればいいんだね。」

「は?」

げんちゃんが、突然、ひらめいたように言いました。

なるほど、考えながら勉強するというのは、彼にとって新鮮な体験なのね! やれやれ・・・

「いつも、あなたは、な~んも考えないで、ただぼ~っとして勉強するから、これだけやってきてるのに、英語もぜんぜんわからないわけよ。何年も習ってきたにもかかわらず、ただぼけ~っとやるだけだから、普通クラスのみんなに追いつかないの。!
やっとわかった~? 」

「そうか~。考えてやるんだ!」

なんじゃそりゃ! という感じですが、発達障害のげんちゃんのような子は、意識を入れて勉強するという感覚自体、新鮮な体験になるんでしょうね。私は、ちょっとびっくりです。でもまあ、うれしい気づきです。・・・

げんちゃんは、考えて勉強するということに、初めて開眼したようだったけど、残念ながら時間切れ。お疲れモードがピークになって、途中でやめて深い眠りについてしまいました。

 こうして、二日目が終わりました。

もうさすがに、そこからは幽体離脱一歩手前です。せっかくやらせようと思っていたプリントもすべて、空しくおかれたまんま。
K先生のところで、なんとか、3時間だけ勉強して帰ってきたげんちゃんは、まだ幽体離脱はしていないようです。幽体離脱まで追い込むと、入った物さえ、すべてなくなる。そんな感じなのでおそろしいです。

K先生のところに行って、
「ぼくね、気付いたんだよね~。考えて勉強するんだよ。」

と、げんちゃんは、再度得意げに言ったそうです。

とこういうわけで、今回も色んなドラマがありましたが、なんとか終えることができました。
結果は期待するとがっかりするので、30点越えを目標にしましょう。

は~・・・私は、今回もまた、ほんとに疲れました。

そうそう、こりゃだめだ、と思った英語も、帰ってくるなり
「ちゃんと、ピリオド気をつけたよ。」

と言ってきたので、テスト中も、幽体離脱せずがんばったんだろうと思われます。

考えてみれば、テストの意味も把握できないような入学当初からすると、よく伸びているのかもしれませんね~。

追伸
 英語を終えてわかったのですが、英語って、とても数学に似ています。文法を説明するために、文字をきちんと順番に書いて、それを入れ替えて説明していると、まるで方程式のようで、げんちゃんが苦手とするのがよくわかります。お友達で、でこぼこが逆の発達君は、数学と英語が得意らしいです。

英語は言葉、と思っていたけれど、数学的な知覚がいるのではないかと思いました。
英語を攻略させていくことで、もしかしたら、数学的な感覚も養われるのかも知れない・・・だといいな~・・

英語。なかなか手強いですよ。


by glow-gen | 2018-11-16 14:19 | Comments(7)

発達障害といっても、タイプはまちまち。げんちゃんへの今回の指導

  試験勉強も宴たけなわになってきたのに、げんちゃんの落ち方はひどかったです。

週末から、げんちゃんは、言うことをまったく聞かなくなり、それどころか、自分の好きかってしたいモードに入ってしまいました。これまでも、良かったり悪かったりと、安定していなかったので、この週末こそは、試験勉強に打ち込みたかったのに、・・・


どうも、力関係が上になったような口の利き方で、そういうとき特有の蝋人形ばりの、不感冷徹な態度になっています。私はとうとうあきれて

「あ、そうなの。じゃあ、自分だけで勉強するといいよ。もう試験勉強は手伝わない!」
げんちゃんが寝付いてから始めるテスト準備は、時に、朝5時までかかったりして、もう私もくたくたです。そこを押して、勉強見てやろうと思っていた気持ちはすっかり萎えました。

寝る前に、どうせげんちゃんの共感なんて得られないのはわかりつつ、
「お母さん、あなたの準備で、全然寝てないのよ。そういうのどう思うの?ママ死にそう・・・」

「はあ?別にそういうことは何も思わない。」
冷徹な蝋人形モードのげんちゃん。やれやれです。このモードに入ると、めんどくさいことは、いつにもまして感じないことにする、という特技を、目いっぱい働かせます。もともと感情は動きにくく、それをうごかすために、いつもへとへとになる私とK先生・・・これは、心が動きやすい繊細なお子さんを持つママにはわからないだろうな~と思う、げんちゃんの手ごわさです。

S先生によると、それというのも、げんちゃんは、ほんとに意識が、奥深くに眠っていた子で、やっとそれが、なんとか外に出るようになったものの、意識の中の、浅い部分にあたる感情と、深い部分の理性的な意識がぶつかりあっている状況にあるのだそうです。さらに、空間認知がだめなげんちゃんは、相手の立場になることも、もし、というシュミレーションにたった発想も、なかなかできないと言います。
(以前から私は、ママが死んでもこの子は泣かないだろうな、と感じてしまうのもしかりだそうで、実際ママが死んでみないと、シュミレーションは無理なんだとか・・・ため息)

それに、今までは自分の感情さえ、自分で捉えられなかったのが、多少とらえられるようになって、それが楽しくて、暴走するのだとか。正しい方へ行かねばならない、というのも、少しはつかんでいるけれど、感情が低い方に引っ張っていくのを止められない。感じようとすれば、少しは感じられることでも、めんどくさいことは、感じないことにする。感じたいことだけを感じてにぎっていく行動パターンが暴走していきそうになっています。

意識を目覚めさせたばかりのげんちゃんは、方向性が決まるまでの不安定なステージにいて、どっちにも転がる、危険な状況なのだそうです。

S先生は、私に言いました。
「今が一番大変な時期。ママのつらさわかるよ。この時期に正しい方向に導かないと、感情を優先させる行動パターンを確立していまう。げんちゃんに甘い身内、げんちゃんのそのままを肯定して、寄り添ってしまうような指導者は、今は、さけてほしい。」

 なるほど、私が旅行中に、姑に諫言してくれたのも、そういうことだったようです。

まあ、K先生も私も、げんちゃんのしたたかさ、ずるさは、熟知しているので、肯定感むんむんなんて、できるはずもないので大丈夫ですが、時々ヤツは、人を見て、上手に態度を変えてくるので、相手がつい、げんちゃんを図に乗らせてしまうこともありうるのです。


まあ、そういうわけで、土曜日は、げんちゃんをほっといて寝ました。疲れて爆睡です。

さて、朝になると、げんちゃんは、勝ち誇ったような態度で言い放ちました。

「僕、ちゃんと勉強したよ!」
私が寝た後、しばらく、一人でテスト勉強した様子でした。  ほう・・・・それは今までにはないことかも・・・

でも、チェックすると、なんと、範囲も確認せずに、まったく関係ないとこをやっていたことがわかりました。
にもかかわらず、げんちゃんの顔には、おまえがいなくても、これだけできるんだ・・・という高慢さがあふれています。私は、冷ややかに言いました。

「あのさ~。テスト範囲見たの? 付箋のとこをやったんだろうけど、付箋は、1学期のテスト範囲だよ。あなたは、ぜんぜん違うとこやってますけど。」

とたんに、げんちゃんは、びっくりした表情になりました。すかさず私はつっこみます。

「げんちゃん、自分一人で勉強しても、ぜんぜんまともなことできてないじゃん。普通の子なら、テスト範囲も把握してなくて、やみくもに勉強することなんてないけどね。」

「あー・・・」

その瞬間、先日からの力関係が逆転しました。
「一人で勉強できたって言うけれど、げんちゃんは、今のところ、ぜんぜん一人でできてないわけだよね!」
私は、げんちゃんを横目でにらみつつ、ここぞとばかりに一撃を加えます。

「それなのに、私に偉そうな態度とって、あなた、それで、まともになれるなんて思ってるの? ずれてるよね~。普通と、ぜんぜんずれていることがわかるでしょ・・・」

とうとうげんちゃんは、ここんとこ続く、暴走した態度を収束させました。
私は、ゆっくり間をとりつつ、静かに紙を出して、マインドマップをしてみます。

「テスト。・・・これって、いつ? ・・・じゃあ、今何考えないといけないのかしら?」

「時間・・」
「それで・・・・?」
しばらくして、範囲、という言葉が出てきました。それから、試験前の状況ではどういう風に過ごすべきなのか、また、ママの力あってのテストということをたんたんと教えてやりました。げんちゃんは、平気で、自分はできてる、と勘違いする。またメンタルも強く、暴走すれば止められない・・・しっかり、立ち位置の確認と、歯止めというくぎを打った次第です。

さらに、教会でこういう出来事が重なったのもタイムリーでした。
「うちの家は、狭くてぼろだけど、げんちゃん今度ママとおいで。」
と言ってくれた友人に
「あ、そうだね。犬小屋みたいだよね。」
と言って、みんなに矯められました。実は、教会のみんなに、げんちゃんに、絶対甘くしないでくれ、と頼んだばかりでした。よかったよかった。
 げんちゃんは、言っていいこと悪いこと、まだぜんぜんとらえきれてません。普通の子が甘えからやることとわけが違う。目こぼしして、ジョークの部類に笑ってしまえば、それを、そのまま誤認識してとってしまう。みんなしっかり、細かく指導してほしい・・・と。

この二つの事件がエポックになって、げんちゃんは、なんか、一つ階段を上ったようです。まだ不安定ですが、下に落ちていくのが止まった…そんな感じ。私への態度が、ぐっと改善したのです。
試験前ぎりぎりで、底を打って上昇・・・・時間切れ感はありますが、なんとか、試験スタイルをとって試験に突入することができました。







 

by glow-gen | 2018-11-15 00:37 | Comments(8)

メタ認知に通じる一歩かな? 普通クラスでのバスケット

  げんちゃんは、1学期でも、自分の考えていることを、きちんと言えない。ちょっとしたことを報告するのでさえ、なかなか難しい。そんな子でした。
もちろん普通にしゃべっているようですが、どこかふわふわしていてとらえどころがありません。

ところが、昨日、変化していると感じるできごとがありました。

 げんちゃんの学校で、体育の時間に、バスケットボールをしたようです。げんちゃんは、その時、どうも、ルールもわからない、自分がどう動けばいいかもわからない状態だったようです。小学校時代はサッカーをさせていたけれど、ルールのことなんて、たいして意識にひっかけたこともないような子だし、つながりを見いだすことはまだまだ苦手ですから、バスケに応用することもできません。
事前に、教科書で、ルールを学んでいたようですが、もちろん、理論的なことを把握することは無理だったようです。

そんな状態で参加していると、ついには、周りの子からバッシングを受ける状況になったようです。

どの程度のバッシングなのかはわかりませんが、げんちゃんの心に圧力をかけるに十分だったようです。

 げんちゃんは、困ってしまって、次の行動に移りました。合間の時間に、先生にルールを聞く。(明確にルールを意識して聞いたのかは不明ですが、先生に対して、何らかのアクションをおこしたのでしょう。)それでも、彼に言わせると、あまりよく教えてくれなかった。
 とにかく、少々のことがおこっても、ただ、ぼ~っとして、聞かれても、ただ「はい」かたどたどしく、ぽつりぽつりと、単語を発するにすぎないげんちゃん。そういう姿しかイメージできない私。先生に、聞いた場面なんて、言われても、想像すらできません。

 さらに驚くのは、げんちゃんが体育のあと、そのことを捨て去ってしまわずに、なんとかルールがわからないかと、教室で体育の教科書を開いたということです。結果はわからなかったにしても、私はイメージできません。

 おまけに、げんちゃんは、このあと、支援クラスの先生に、ことの顛末を自分の言葉で、長々と説明したらしいです。


 支援の先生は、げんちゃんの訴えを聞き、ちゃんと状況が把握できたようです。先生は、げんちゃんが、自分の困ったことを、伝わる言い方で、先生に伝えてくれたことを、連絡帳で感動をこめて報告してくださいました。体育の先生に伝えておきます、とも。

そして、その日の放課後、K先生のところで、また、そのことを長い時間をかけて聞いてもらったようです。

「勉強より、今日は、こっちが大事と思って、1時間くらい話していました。」

げんちゃんの伝えたことの中には、以下のようなことが盛り込まれていたそうです。

「ボールをどの方向に投げたらいいのかわからなかった。」
「周りの子に怒られた。」
「僕は、どうやったらいいか、わかろうとして、体育の教科書を一生懸命見たんだけど、わからなかった。」
「みんなは、親切じゃない! 先生も、教えてくれなかった。」(状況はわかりませんが、げんちゃんが納得するほどはつきあってくれなかったのでしょう。)
K先生は、これは、色んなことを教えるチャンス、と思ったようで、その話を広げていったようです。

今まで、野球も、サッカーも、ルールのことをまったく考えず、ぼ~っと取り組んでいたこと。ルールを読み取る意識の働かせ方をしていたら、きっと、今回は、ある程度読み取れたんじゃないかな。ということ。

また、もし、げんちゃんが、普通クラスの子の立場なら、クラスにいる支援クラスの子に、自分から親切に教えてあげるだろうか。
すると、げんちゃんは、いや、そうはしてないだろう。と答えたようです。

ならば、周りの子が、小学校の時みたいに、いつも親切に教えてくれるなんて、、決して当たり前のことではなくて、特別にしてくれていたんだ。ということも気付かせたみたいです。普通の世界というのは、そうそういつも、皆が親切に自分のためにやってくれるものではない。

わからないことをそのままにしないで、教科書を見たこと、先生に聞いたこと、それは、げんちゃんにとってはすごい進歩で、良いことだと励ましたようです。

そして、最終的に、普通の世界とは、自分で何でもやっていかないといけない世界であり、そこで生きていきたいのなら、ちゃんと、自分のことは自分でちゃんとできなくてはならない。

そうなると、げんちゃんは、今から何をすべきなのか。げんちゃんの、未来のイメージまでつながっていったようです。

 時間はかかったけれど、今、やっている学習、指導されるちゃんとした日常生活、そういうめんどくさいことすべて、すなわち、自分が目指そうとする自分につながっている、そういう風に漠然とでも、とらえられたんじゃないでしょうか。と先生はおっしゃっていました。

そのあとの学習は、来たときは、だらけていたげんちゃんが、一瞬だけV字回復したのだとか・・・

 確かにげんちゃんの意識は今までより外のことをとらえようとしています。また、自分がどう感じている、というのを、以前より、つかめてきているようです。
バスケットボールはこれからもあるので、どう自分で開拓していくのか、見守りたいと思います。

 しかし、げんちゃんに冷たかった(と本人は思った)学友も、支援の先生ほど関わって下さらない(当たり前だけど)先生も、良いきっかけになっています。そろそろ、少しはクラスで、痛い目にあって、本人が自分をフィードバックするチャンスがあればいいのにな~、と思っていたところだったので、よかったです。

私がかけようとしてもかけられなかった、成長のための圧が、これから、いい感じで、普通クラスでかかっていくといいです。やはり、家庭学習も、学校生活も、何もかも、げんちゃんには、はずすことができないものばかりなんだな、と思います。

少し、はらはらするかもしれませんが、ここで、ぐっと成長してほしいです。

by glow-gen | 2018-11-01 19:33 | Comments(10)

発達障害、好きなことだけをさせる。溝ではなく峰を伸ばす・・・・という誤解。

 げんちゃんのたどった様子を見ていて、私は、昔から疑問に思っていたことに、私なりのちょっとした回答を得ました。

それは、げんちゃんが、発達障害とわかった時、まわりからもよく言われたことです。

「へ~・・・でも、そういう子は、何かしら天才的な物を持っていて、何か一つのことに秀でていたりするんだよね。」

たぶん、発達ママたちは、一度くらいはそう言われたことがあるのではないでしょうか。

私は、まわりからの慰めとも思われるそういう言葉かけにちょっと戸惑いました。
だって、げんちゃんには、何一つ特徴的なすぐれた兆候は、なかったからです。

「絵が上手だったりするんでしょ。」

と言われたこともありましたが、残念ながら、げんちゃんは三角さえ描けませんでした。絵が下手なのではなく、描けないのです。もちろん、リズムも、音もとれませんから、手拍子さえできません。
音楽の才どころか、正常な聴覚さえあるのか疑わしいようなありさまでした。良いところといえば、おとなしく、にこにこしていたことでしょうか。それも、今となっては異常の現れだったようですが。おばあちゃんによると、絵本の読み聞かせも興味を示さなかったらしいですし。

さかな君が発達障害かどうかは知りませんが、彼は、小さなころから、際立って、他の子とは偏った興味を示し、お母さんは、それを、良しとして、どんどん応援して、すぐれた魚研究者になりました。ほかにも、そういう例はたくさんあって、溝を持ち上げるより、峰を伸ばすんだ、ということが示唆されていました。


 しかし、わが子を見ると、峰さえよくわからないし、たとえ低い峰があったとしても、それだけやらせていたら、何かとんでもないことになりそうな恐ろしさを感じました。

 結局私は、ひたすら、溝になっている能力を上げ、峰とはいえ低い能力も、おこたらず伸ばす。・・・・伸ばそうにも、つかめもしない項目も数限りなかったので、とりあえず、なんとかつまめるところを、必死でつまみあげてきた。その繰り返しを、毎日毎日あきもせず、あきらめもせず、積み重ねてきただけの育児でした。

 げんちゃんと、さかな君のような、それだけをさせてあげても、なんとかなる、という、尖った峰をもつお子さんと、どこが違うのかな、と、ずっと思っていました。峰ばかりどんどんやらせていくことで、大きなアドバンテージが生まれる子と、わが子のように、それだけやらせていたら、恐ろしいことになりそうな子の違い。

げんちゃんも、ある時期から、たとえば、電車に興味を持ったり、工作で、箱の一部を少し切っただけの同じデザインの、単純な駐車場とやらを、ずっと作り続けていた時期がありました。それなりに、彼の興味の偏りに従って、そればかり熱中するものがありました。しかし、そういう現象が出現しても、これだけやらせていてはだめ・・・と、私は直感的に感じていました。


 さかな君のようなはまり方とげんちゃんの違いはどこなのか。私は、かつて、ずっと疑問に思っていたのです。

げんちゃんが、何かにはまっているとき、それは、意識が抜けた自分の世界観に浸っていたのです。くるくるとらせんを書いて、らせん階段を上っていくのではなく、同じところをくるくる堂々巡りしているのです。彼が駐車場作りにはまっているときは、ひたすら、箱の同じ場所を数カ所カットして、線を同じ場所に引いて終わりです。どんなに誘導しても、それしかしません。同じループから出ることはないのです。

 しかし、さかな君たちに代表される行動はというと、最初は、タコにはじまりましたが、それを極めると、今度は、ほかの魚、やがて、現物を見てみたい、という興味にうつって、それはもう、次から次にらせん階段を上るように、進化していきました。彼の中には、明確な興味のターゲットがあり、行動も、そのターゲットに向けて、しっかりとした根拠があります。

そう、げんちゃんと彼の違い。
さかな君のような興味行動は、成長していって、より高いところ、または、広がったところにつながっていっていますが、げんちゃんの興味の先は、一点にとどまっていて、彼をある意味、安定した空虚な世界に閉じ込めているものだったのです。


私は、そのころ言葉では説明できませんでしたが、さかな君のママのようなことを、この子にしていたら、きっと恐ろしいことになる、と直感していたので、いつも、その世界から、引っ張り出して、他の物を見せようと躍起になりました。

でも、それは正しかったのです。その時彼は、自分の世界観の中にだけ存在していて、つながりを何にも持っていなかったのですから。そこで、とどまらせれば、彼の意識は、封じ込められていたでしょう。


 今回、げんちゃんはクラッシックに興味を示しました。でも、今回は少し違った。前々回のブログにしたためたように、彼のクラッシックへの働きかけは、風変わりだったけれど、それなりにパターンを変えてきました。目的意識が時々的外れになってしまったけれど、少し修正してやると、また、次の広がりにつながっていく感がありました。今でも、ほっとくと、同じループに陥りそうになりますが、言葉かけや、こちらの操作で、なんとか、らせんを上りそうな気配を感じます。

さかな君ほどのパンチはないものの、まあぼんやりと、多少は、自分の興味を自分で追及し、広げて高めていく、芽のようなものがかすかに見えた。


つまり、げんちゃんには、まったく峰がなかったわけではなく、その峰が出てくるまで、基本的な能力が、あまりにどれもこれも低かった、ということなのではないか、と思いました。もちろんIQだって、最初は、とても低かったし、聞く、見る、感じる、・・・人間の基本的な要素が、すべて胎児のように未熟だった。彼には、正しい入力も不可能だったし、ましてや、出力など、遠い夢。

 そんな闇の世界では、彼が神様にもらった、宝の箱の場所さえ、あるのかさえもわからないのは当然なんでしょう。

しかし、ある程度、すべての能力が満ちてきて、意識が解放されていくと、闇は照らされ、どの発達障害のお子さんにも与えられている、宝の箱の存在が、少し月明かりに照らされるように見え隠れした。そんな感じなのかもしれません。

 さかな君的な子は、ある程度、他の能力も初めからそなわり、一つのことを通して、苦手なことさえ、少しずつ押し上げる力がある。しかし、げんちゃんは、すべての能力が低すぎて、自力では、そういう行動はできなかった。でも、ある程度のとこまで持って行ってやると、さかな君のような、光った部分が開き出す。そういうことなのかもしれません。

げんちゃんに音楽の才能があるとか、そういうことはよくわからないし、世間で通用するような何かがあるのか、それは不明ですが、発達障害だからこその、宝の箱をやはりもっているような気がします。

私とげんちゃんは、そこに向かって旅をしているのかな。もっともっと探し、求め、努力を重ね、神に問い続け、絶対に神の箱を開けてみたいな~、と願います。

 

by glow-gen | 2018-10-06 17:25 | Comments(11)

意識が飛んでしまった時・・・中間テストが終わった

  テストが終わりました。

1学期を思わせるようなシナリオで、初日まではなんとか持ちました。
一日目聞いてみると、

「ぼく、社会は全部やったよ。」

と言います。内容も、少しは覚えています。1学期より進歩している手応え。
がしかし、初日を終えて帰ってきたら、幽霊モード(最近、意識がオフになった時の状態をこう呼んでる私)になっていて、昨日までやっていたことが、まったく入っていないようなありさまで、態度も悪く、やる気もない。
夜になって、まったく間に合わないから、直前追い込みをかけようと思ったけれど、

「え~、まだやるの~?」

とふてぶてしい・・・昨日までのげんちゃんはどこ?いう感じです。まさにジギルとハイド・・・彼の中間テストは、すでにここで終わってしまったのでしょうね。でも、いろいろあがってきてるだけに、私もやりきれなくて、切れてしまいます。翌朝も、その延長。
英語の単語を質問してみれば、すでにできるので、ノーマークだった単語さえ出てきません。

それに、もう一つ、私は、頭にきたことがありました。
 なんと、彼は、2週間日課を書き写してきてないことが発覚したのです。支援の先生のノートを見ながら、彼は日課をそろえていたようです。なぜ、書き写さなかったか。連絡ノートを、ある時から、バックのサイドポケットに入れたのを忘れ、ノートを探せなかったようです。

普通なら、ほかの紙に書くとか、家に帰って、代わりのノートを作るとか、対処法というものがある。しかし、彼は、そこで終わります。
「あ、ノートがない。書けない。」終わり

こんな感じです。S先生によると

「げんちゃんが、もっとも困難としている、接点を見出せない、ということだよね。一つの点が、次につながらないんだよ。彼の障害だよ。しかし、一つの点を、しっかりこなせるようになると、それが広がり始めるから、怒らず、接点を導いてあげて。」

こっちとしては、まだそんなとこに君はいるのかい? と嘆きたくなりますが、それは、私が、彼を高く評価しすぎているだけで、真のげんちゃんは、このステージにしかいないのでしょう。

「怒りたくなるだろうけど、怒っても何の効果もなくて、ママとの間に壁を作るから、ますます指導しにくくなる。それに幽霊モードの時は、周りとの間、さらには自分との間にも壁ができていて、周りのこともとらえられていないし、自分が何者か、自分が何を感じてるか、そういうこともわからない。」

「確かに。そうかもしれませんね。幽霊の時は、学習だって、どれだけレベルダウンして質問しても、どんどんひどい方へ行くだけで、やればやるほど修羅場になります。」

「そういうときは、壁をとってやらなければいけないよ。ママとの壁なら、いつかとっていけるかもしれないけれど、自分との間にできた壁が強固になると、いわゆる精神疾患に陥りますよ。

 おちついて考えてごらん。と、落ち着かせて、いろんな方向から意識にはたらきかけてあげないといけない。たとえを使った会話がいいね。

 母親のたまらない気持ちもわかるけれど、このモードに入ってしまったら、この子は障害児だからしかたない・・・くらいの期待しないスタンスでかかわってあげるしかない。」

Sさんの言葉は、いつも、的確で納得します。

「げんちゃんは、前のテストより、テストの意味をわかってきて、それなりに、緊張してがんばっていたんだよ。でも、台風来てたから、これも影響して、どかんと落ちた。台風の低気圧は、精神疾患の人もそうだけど、この子たちには、マイナスの波動を相当与えるからね。普通の人だって与えているんだけど、あまり気づいてないだけなんだよ。台風来てたから、影響してくるだろうな・・・と思ってたら、やはりね。」

「この子たちは、普通というのは無理なんだよ。大きなマイナスかプラスしかない。げんちゃんは、大きなマイナススタートだから、それを克服できれば、反対側の大きなプラスに行く、そういうものなんだよね。意識が出てない子が、そうそう出てくるものじゃない。でも、出てきたんだから、大きな可能性があるってことだよ。あまり先走らないで、じっくり、忍耐強く成長させなければならない。それは、ほんとに大変だよ。わかりますよ。
でも、だから、親も成長するんだよね。」

この子たちを成長させるには、高い意識レベルを持たせることをせねばならず、成功すれば、普通の子のレベルにはとどまらない、ということなんでしょうね。発達育児って、壮大なスケールですよね。

う~ん。テストが終わって、ぼろぼろになっている私に、S先生の言葉がしみいるようです。


by glow-gen | 2018-09-29 16:32 | Comments(9)

ひどいテスト、落ちこぼれとさえ呼ばれない。

 このたびもどってきた夏休み明けのテストは、あぜんとするひどい結果でした。社会6点、数学8点、英語22点、理科30点、国語40点 
もちろん、度数分布は、一番下・・・

社会も英語も、夏休みにしっかりやっていた内容だったし、少なくとも、最低30点くらいはとれる内容です。しかし、げんちゃんは、問題を見たら、すぐにフリーズしたのでしょう。普通の子とまったく違うところは、問題用紙に、まったくペンが入ってないところです。普通の子なら、読みながら、大事な語句にしるしをつけたりしないと、問題を解けないので、否が応でもペン入れしていくでしょう。

でも、げんちゃんは、心のあさ~いところで、字面を追い、あさ~いところで、答えを思い出そうとするだけなので、何も出てこないし、関連付けることもせず、う~ん、と考えるポーズだけをして、心の中に沈んでいる、たくさんの学習した内容を探しに行くことはしません。
たとえて言うなら、ぼ~っと心を空にして、表面だけの意識で、上から答えが降ってくるのを待つだけ・・・・そんな感じです。
普通の子なら、ただ、上から降ってくるのを待つということはしません。昨日これと似た問題をしたよな~。あれって、なんだったっけ、とか、○○は、××ってことだから、これもそうかな?
とか、自分の中に沈んでいる知識の沼を、あれこれほりおこすことをします。

げんちゃんの障害が、意識障害というのはよくわかります。

普段の学習でも、一人で問題をさせていると、同じようなことがおこるので、常に、横について、声掛けしたり、ちょっとした解説をしたり、「どの図を見るの?」なんて、注意喚起をしたりしなければ、学習時間は、ほとんど無駄な時間になります。

S先生いわく、
「げんちゃんは、危機意識がないんだよ。まだまだ自分はこの状態でなんとかなる、って思っているからね。」
と言います。S先生がどんなに心をゆさぶっていても、自分がこれでいいんだ、と、げんちゃんが思っている限り、進歩しません。”心の動かし方をかえなくては”、という強い思いを働かせないことには、ここから先は、なかなか進んでいかないようです。すでに、意識は出てきているのだし、それをしっかり働かせよう、そうせねば・・・と思う必要があるのです。

「学校の先生に、あまりほめないでほしい、と伝えないとね。」
とS先生が言います。

げんちゃんが、普通に社会に出て自立していくステージは、今のとこからほど遠いです。人より時間をかけて勉強して、すでにわかっている問題で、8点しか取れない、というげんちゃんは、はっきり言って、知的障害の何物でもない。心を働かせて、取り出していこう、という負荷をかけなければ、いつまでも、何も出力してきません。

何も行動を起こさず静かにしていれば、一見、普通に見えるから、周りからも、最初は普通の扱いをうけるでしょう。でも、世間に出れば、普通に見えるのに、中身はひどい、ということになれば、大きな圧力がかかってきます。・・・

私も、S先生も、みんな、ものすごい危機感を感じているのに、当の本人は、学校で適当に抜いて、なんとかやれると、勘違いしています。
宿泊研修でも、なんやかんや言いながら、誰かが、手を貸しているわけで、障害児としてのげんちゃんの立ち位置でサポートされている生活にすぎません。

本人は、それを勘違いしています。

学校の先生も、支援クラスの子にしてはがんばっているし、えらいね!という扱いになる。

でも、そうではないのです。ちゃんと自立した人間になるんだ、という視点があれば、”あれだけ、がんばっているのに、なんで、頑張っていない子より、ぜんぜんできないの? それは、もう一つ何かが足りないよね”・・・・私たちは、げんちゃんにそこを伝えているのです。

彼に足りないのは、自分への危機感です。ずっとずっと、そこをS先生もつついているのですが、学校で、なんとなく、ほめられたりするし、普通クラスの子にまぎれて生活しているし、これからも、そういう風に、適当にごまかして、普通でやっていける、と勘違いしています。

そのため
「ぼく、ばかでいいもん。」
とふんぞりかえるような口答えが出てきます。

いやいや、バカでいいもん、ってのは、まわりがサポートしてやっているからでしょ。このサポートは、やがてはずされるんだよ。ということをわかっていない。

「宿泊研修も、なんやかんや言って、まわりはやさしいですよね。もっと、シビアな目にあってくればよかったんだけど・・・」

K先生も、げんちゃんの甘えに対して愚痴ります。

テストの結果を前に、
「げんちゃん、あなた、周りの子より、だれより勉強しているよね。でも、学校でどんべだよ。この社会の問題見て、3大洋で一番大きいのは何? わかるよね」
「うん・・・太平洋」
「バカみたいな問題だよね。それが空欄。ほかもそんなとこばかりだよ。」
「だって、時間なかったんだよ。」
「は?一番最初の問題だよ。何言ってんの? 」
「・・・・・・・」
「いつも、ぼけ~っとして、気持ちを入れず、やったふりだけする勉強のしかたをかえないと、何回勉強したってどべだよ。テストの時間の問題じゃないよ。テストの時間に、合わせる気もなく、自分のやりかたをかえようとしないげんちゃんの問題だよ!」

中間テストの準備も、だんだんあほらしくなってきます。どうせ、やってやったって、意識をとばして、上から降ってくるのをぼ~っと待つだけのテストなら、何の結果も出せるはずがない!

ほんと、こういう子を持った親の、口惜しい気持ちったらありゃしない。言ったってせんないけど、一生懸命伴走してやった、こっちの身にもなってよ、という感じ。ほんと、げんちゃんって、何もかもできない子! あなたに、何かできることがあったっけ・・・子供のころのぼけ~っとして、目もあわないげんちゃんがよみがえります。・・・ぶぜんとしていると、げんちゃんがぽつり・

「・・・・だから・・ぼくは、やりかたを少しかえようと思っているんだよ・・・」
「勉強の仕方をかえるの? どうかえるかイメージできるわけ?」
「うん。まあ・・・」

少しは、自分の今までの状態と、新しく踏み出さなければならない状態の違いを把握できてきたのでしょうか。私たちが言う意味が、昔よりは多少理解できてきているのでしょうか。このテスト結果は、1学期よりも、彼の心を動かしているのでしょうか。

「自分がこれではいけない、自分を変えるんだ、という内部からの思いがなければ、ここから先は、なかなかいかないよ。」
とS先生が言います。私も、ほんとにそれがよくわかります。恵まれた環境にいすぎるげんちゃん、すぐに逃げる、というずるい気持ちが出てきて、楽な方楽な方に逃げていきます。勉強をするポーズを作ったり、がんばっている、と自分を納得させる演出はしますが、彼のコアな部分は、ほんとに頑固で動きません。

いろいろかわってきた変化を感じますが、それが、学校生活や実生活に反映されるのは、まだまだのようですね~。疲れます。

by glow-gen | 2018-09-25 22:47 | Comments(7)

発達障害の思春期を乗り越えるには・・・

  げんちゃんは、今日二泊三日の宿泊研修に出かけました。出かけるまでに、先週末から、色いろドラマがありました。
先週末げんちゃんは、持って帰るべき宿泊のしおりを持って帰りませんでした。週末に荷物の用意をする、と予定表にあって、しおりを持って帰る、と書いてあったのですが、いつものことながらできませんでした。
しかも、週末の宿題プリントも、持ち帰るのを忘れています。

あいかわらず、いっちょ前の態度で私に向かってくるげんちゃんに対して、自分がいかに普通とずれているか、わからせるのには良い機会だ、と思いました。
「げんちゃん、来週は何があるの?」
「はあ?」
宿泊研修という答えを導くのに、数回質問を重ねる必要がありました。それほど、げんちゃんの中には来週の予定もだんどりもありません。
「そう、宿泊研修だよね。・・・じゃあ、週末は何をしないといけないの?」

また数回の質問をかさねて、”研修の用意”、という回答が出てくると、そこからしおりを忘れた、ということにつなげていきます。

「しかも、週末はいつも何をするの?」

さらに、週末課題プリントを忘れている、というところも、すぐには気づけません。そういうことを、自分の失敗として認識するためには、いまだに、いくつかの質問を用意する必要があります。
やっと、その二つのペナルティーに気づけたげんちゃんは、今度は、
「あ~、はいはい。忘れてるね。」
とふてぶてしく言います。

「じゃあ、どうするの?」
と私。
「取りに行けばいいんでしょ!」
げんちゃんは、なかなか態度を変えません。私は、彼を追い込むために、質問を続けていきます。

「ふ~ん、取りに行くの? じゃあ、いつ取りに行くの?」
「取りに行ける日だよ・・・」

何の具体性もないげんちゃん。だんだん勢いが失速していきます。。
「取りに行ける日っていつなの?」
「はあ?」
もちろん、何も考えていません。

私はすかさず静かに言います。

「あのさ。普通の子はね、来週宿泊研修があるな、って考えて、それなら、しおりがいるな。って気づくわけ。週末プリントももらってなかったら、あれ?毎週宿題が出るけど、どうなってるの?って思う。とにかく、いつも、次は何する?来週は何がある? って、普通クラスの子ども達は、自分の心に質問しながら生きているのよ。そういう風にするから、いろんなことに気付けるんだよ。

 でもね、げんちゃんは、まったくそういうことができてないでしょ。」

げんちゃんは完全失速しておとなしくなってます。

「だから、支援クラスにいるわけなの。げんちゃんは。わかる?
あなたは、普通の子たちとは、相当ずれてるの。それはわかる?」

「・・・・・」

「このずれているところを直さないと、げんちゃんは、普通の人たちと同じところで働いたり、社会で活躍したり、できないよ。
今、ずれているげんちゃんが、普通クラスで勉強できているのはなぜだかわかる?」

「・・・・・」
「そう。お母さんや、先生方が、みんなで手伝ってくれているからです!」

「あ・・・うん。」

「じゃあ、その手伝ってくれている人、お母さんに対して、生意気な態度をとったり、私の言うことを無視したりすることは、どういうことかしら?」

「・・・・あ~・・・・・よく・・ないね・・・」

げんちゃんの意識がこっちに寄り添ってくるのがわかります。

ちょうど、土曜日に、ユリ先生が、
「げんちゃん、2学期普通クラスはどう? ついていけてるの?」

みたいな質問をしたときに、
「ま~。そうだね。僕は、靴がそろえられるようになったからね・・・」

みたいなことを言ったそうです。確かに、げんちゃんは、最近、くつをそろえることを、意識しはじめて、やろうと決心したらしく、毎回そろえるようになりました。しかし、そういう努力は、1000上っていかなけりゃいけない階段の数段にすぎません。

ユリ先生は、それに対して、
「それだけできても、普通クラスには行けないよ。」ということを教え、彼の認識のずれを修正するようにお話したようです。

その話からも、げんちゃんの自分の立ち位置の誤認がよくわかります。

げんちゃんの横柄さは、自分の立ち位置が、普通の子より、ちょっとだけ下、もしくは、けっこう同じ、と思っていることに由来するのだということがわかりました。まだまだずっと下にいるのに、どうも認識していないようです。

日曜日に、しおりや宿題プリントを学校に取りに行きましたが、(小学校はぜったい開いてなかったけど、中学校は、誰か先生がいますよね~。中学がブラック企業というのはよくわかる。)その時も、段取りなんて上の空、車に乗ったら、好きなモーッツアルトのCDをかけることだけに気持ちがいって、今から何しに行こうとしているのか、ついたらどうするのか、とか、シュミレーションすることなど、考えもしない、という感じです。

また、そこをせっついて、彼のずれを指摘します・・・・げんちゃんは、めずらしくしゅんとなって、CDを消しました。


この週末のできごとは、けっこう手応えを感じました。げんちゃんは、意識が出てきて、まずは、感情という外側の意識がどかんと動き、この2週間私は、ほんとに手を焼いたんだな、と思いました。それが炸裂したら、今度は、自覚する、っていうコアな意識が動き始める。Sさんによればそうらしいです。

 そのためには、やはり、自分の立ち位置をしっかり把握する必要があるのだと思います。

現状を、きれい事抜きに、ちゃんと把握することこそ、思春期超難しい発達障害の子ども達が必要とすることなんじゃないかな、と、改めて思います。
現状をしっかりつかんで、その先に希望を与え、努力することの意味を教え、まわりに感謝するということまで引き上げる・・・・・

ほんの少し、階段を上ったように感じた週末でした。さて、研修旅行から帰ったげんちゃんはどうなっているのでしょう。



by glow-gen | 2018-09-13 15:13 | Comments(21)

げんちゃんの性格・・・・人格ってものが、やっと現れてきたのか?

 先週 あんまり、げんちゃんの態度が自己中心的で、私は、もてあましていました。私が帰っても、お帰りとも言わず、すれちがいざまに、
「じゃま!」
と言い放つ。

今度催される絵画教室の展覧会について、げんちゃんは、何も把握してこず、今日教室に行って来たら、聞いてくると言う流れだったのですが、報告もありません。
げんちゃんときたら、相変わらず、何も考えていないようです。

「はあ?月謝なら渡したけど!・・」
なんか文句あるか・・・みたいな態度です。いやいやいや、朝、あれだけ、すったもんだしたでしょうに・・・(月謝も、2週間忘れているしまつ。)

「はあ?、これ? どうぞ!」
最初からけんかごしに、今日描いたスケッチをこっちに投げますが、展覧会の話はどうなったんじゃ~・・・

とにかく、態度はでかい。自分は、一点の間違いもない、いつも、腹が立つのは、そういうスタンスです。
とにかく、自分一人では何一つできないくせに、人を見下してくる態度・・・どうして、そこまで図々しくなれるのか、不思議・・・・(学校では、よそ行きを作っているらしいので、成長はあるけど・・・)

その他にも、自己中炸裂というできごとが、もろもろあって、ついに、姉が怒ってしまいました。

「あんたね~。何考えてるの? 自分が何もできないくせに、なに、その態度!」

げんちゃんの腕をにぎりしめ、一触即発・・・・まあ、よくある、家族劇だと思うのですが、ここからが、普通の子と違うのです。1時間くらい、家族ですったもんだして、げんちゃんに一つ一つ説明して、指導しました。私もお姉ちゃんもくったくた。

しかし、また敗北。当のげんちゃんは、まるで妖怪です。心をみじんだに動かす気配はなく、涼しい顔です。そう、くもんを辞めさせられた時も、家を真昼間追い出された時も、どんなことがあっても、彼は、ずるく、するっと通り抜けます
「はあ?知らん知らん・・・え~。別に~。」

知らん知らん・・・・というのは、げんちゃんの逃げるときのいつもの口癖です。完全にスイッチを切り、すっとかわします。まわりは疲弊します。

S先生は、

「そうですよ。げんちゃんは、ほんとに図太いですから、大変ですよ。発達障害のお子さんがみなそうではありませんよ。げんちゃんは特別です。とにかく、どんなことも、自分に不利になることは、するっと通り抜けて、シャットアウトします。上手に逃げる。自分が間違っていても、自分が正しいとした方が、自分の立ち位置を常にキープできるから。
 自分を否定されると、すっと立ち位置を変えて、逃げる。

 僕も、げんちゃんと合宿をするときは、大変なエネルギーを使います。」
と言ってました。

私はため息をつきつつ・・・

「ほんとに、げんちゃんはずるがしこいですね。自分が有利になる話とかだったら、すっと入り口をあけて、ぱっとつかみます。でも、そうでなければ、するするとのれんになって、よける。
 いろいろ説教して、あなたはどう考えているの? と最後に聞くと。けろっとして、
別に何も思わないけど・・と平然と言い切る。 尊敬すらしたくなるほど強いんだよね~・・・」

Sさんはそれに対して答えます。

「最後に、どう思う?って聞かれて、何も答えない方が、めんどくさくならない・・・自分が有利に立てる・・・そういう先読みもできるんですよ。自分じゃわかっていないようだけど。
つまり、そこまでできるのは、かしこい。ばかじゃないってことなんだよね。ばかじゃ、そこまで狡猾によめてないからね。本人の自覚あるなしにかかわらず、それができているわけだ。

今は、モンスターの皮をかぶっている、と考えたほうがいいね。
 とにかく、都合の良いことをつないで、自分の世界観を創っていくから、今のステージは、ほんとに大事なんだよ。しっかり、マイナスを矯めるように指導できないと、自分の世界観が確立してしまうよ。

家族については、どうせそういいながら、俺の面倒みるんだろ、そういうスタンスでいる。だから、ぜんぜん説教も入っていかないんだね。
(俺の面倒を見てくれるんだよ、じゃなく、見るんだろ?と思っているらしい。)

げんちゃんへの圧のかけかたは、ほんとに難しいよ。やさしい言葉で、なめられるように言えば、しっかりなめてきて、自分の世界観をどんどん広げていく。

 逆に言えば、その分、逆転していけば、大物にもなる可能性もあるんだけど。(そう言われても喜べない・・・)

は~・・・

繊細で、色んなことに過敏に反応して、気になってしまって、不登校をおこしたりするお子さんもいます。

でも、げんちゃんは、どういう状況でも、心を動かさない、と決めたら、絶対動こうとしないところを持っています。おかげで、特に友達ができなくても、一人で登校しても、寂しいと思うこともないし、学級崩壊おこっても、自分のエリアは、しっかり守っているし、ショックなことを言われても、「あ、そう、じゃあ、しかたないね。」で終わる。

ここが良い方向に向かっていけば、メンタルの強さになるのでしょうが、今は、せっかくのS先生の指導も、突っぱねてきたりするようで、もったいないったらありゃしない・・・

ここを切り崩すには、もっと危機感を感じてもらうしかないのかもしれませんし、状況理解を深めてやらないといけないのかもしれません。自分自ら、これはいけない、と、感じなければ、ここは突き抜けられないと感じます。

加えて、逃げを封じ込めないといけないのでしょう。



by glow-gen | 2018-09-10 19:11 | Comments(11)

発達障害思春期に見えてくる、家族との断裂

 ここ数日間、私は、げんちゃんの顔も見たくない、というメンタルです。
少し前までは、たとえば、横暴していても、寝る前に、
「げんちゃん、むぎゅっしようか~。」
とか言うと、しかたないな~という顔で応じてくれたり、私が怒っていれば、少し、こっちの顔色もうかがうようなそぶりをしたりして、なんとか、かわいげを保っていましたが、そういうことも、無視するようになって、こっちも、あっそ! というしらけぶり・・


3年生くらいの精神年齢のくせに、態度だけは、なんか、いっぱしの中学生みたいな感じなので、あほか!って言う気になります。


できれば、どこかに預けたいな、という気分です。
たまに、合宿なんかで、家を空けてくれると、私はパラダイス! 来週も、学校の研修旅行が2泊もあって、娘も休み、一日は私も仕事がオフ、となっていて、娘とデートが
いまからわくわくです。
ほんと、発達障害のガキをかかえているママのストレスって、半端ないですよね~。

「お母さん、玄関見たの?」
と、先日、えらそうにげんちゃんが言ったので、は? と言うと、
「くつそろえてるだろう。そろえようと思ったの。」

と言いました。なるほど、それ以来、たまにそろえています・・・・一応ほめました。自分でやろう、と思うとできるんだ・・・・じゃあ、なぜ、これはやらないの? と私はまた思ってしまいます。こっちにしたら、何百回も毎日言い続け、やっとできたんかいな! という感覚で、べたぼめしろ、と言われてもね・・・ですよね。

彼が着替えた後は、洋服は、裏返しにひっくりかえって、床にすさまじい状況で散らばっています。炊飯器からご飯をついだらふたは開けっ放し、とか・・・・数限りなくあります。
それも、何百回も言い続け、まだできないわけで・・・

Sさんいわく、認めてほしい・・・という気持ちも大きいげんちゃんのようです。

前回の英語の人称のことも、翌日K先生が話を聞くと、その前にたった数問した数学の問題で、彼は終わったらしくて、その後英語までまったくやる気はなく、完全にシャットアウトしたそうでした。そういえば、

「あ~、数学かがんばったでしょ!」
と、なんか、偉そうに言っとったな。
でも、とてもとても、がんばったとは思えない量だし、できでした。気持ちは入れていた、確かに入れてましたけど。

ヤツの中では、意識を入れた感覚があって、その持続時間はまだまだきわめて短いのでしょうが、こっちからすると、はあ? という程度にしか思えません。そこをほめろと言われたって・・・

「まあ、意識入れてたね。じゃあなんで、英語は抜くわけ。」

こうなりますよね。

もう、日々のバトル、こっちの努力、裏切り続けられるこっちの気持ち・・・

げんちゃんの都合もあるだろうけど、まずは、こっちの立場になってよ・・・そんな感じです。しらけます。
こっちも、その前の段階というのがあるのだから、げんちゃんが、少しくらい良いレスポンスしたって、そうそう大絶賛とはいきません。そこがわかりませんよね。


たぶん、発達障害の子がこういう認知のずれをかかえて、大きくなっていくと、家族との大きな溝が生まれてくるんだろうな・・・と思います。


そして、ふと、先日、古い友達に会ったときのことを思い出しました。彼女には、弟さんがいたのですが、小さい頃から、家族みんなで、弟のことはあまり話題に出したくない、というオーラを醸し出していました。障害がある、というふうでもないけどな・・と思っていたのですが、今考えれば、発達障害に属する部類だったのだと思います。

私は、何気に、彼女に、
「弟さんも、元気にしてる?」
と、聞きました。なんせ、数十年ぶりに会うので、家族のことを聞くのは、挨拶の一貫です。

「弟?う~ん。行方不明・・・・連絡とってない。」

これ以上つっこまないで、という感じがあって、話は、それで終わりでした。・・


勝手な想像だけど、彼女の家庭にもドラマがあったんでしょうね~。今ほど、発達障害がメジャーではないし、普通っぽいけど、なんか普通じゃない・・・・・そういうずれに、家族は悩んできたのでしょうね。

なんか、よくわかります。行方不明ってのもなんだかわかる。
彼の方でも、さっきのげんちゃんではないけど、それなりに、やろうとした時もあるのかもしれませんね。でも、とうてい、家族側の言い分もわからない。自分サイドの問題はかかえている。認識のずれは、大きくなるばかり。

社会に出れば、家族にたくさん迷惑もかけたかもしれません。

何度も助けて、それでも、ずれてて、やがてせめる家族。対処できない彼・・・・・

いつのまにか、家族との音信がたたれてしまったのかも知れません。

うん。ありうるな~・・・と思います。今のげんちゃんなら充分考えられる。こっちがどう思っているか、なぜ、頭にくるか、自分がどういう状況にあって、どこをめざすべきなのか・・・
何も読めないげんちゃん、いちいち、図を書いて説明してやっても、すぐにはぴんとこないげんちゃん。

なんとか、しっかり治しておかないと、ほんと、行方不明・・・・・なっちゃうげんちゃんでしょう。




by glow-gen | 2018-09-07 20:21 | Comments(8)

だる~い夏休み。足踏み状態かな~・・・

 夏休みはどんどん過ぎていきます。げんちゃんに、少しは自分で考えて進める勉強法をしいているものだから、なかなか夏休み帳も終わりません。指示された図を見て、問題文にもどって、少し複雑な文を読み解きながら、今度は、大問のおおもとの問いを、もう一度確認する・・・・理科や社会でよくあるこういう問題は、目の前の問題文だけをじっと見つめて止まっていたりします。

 ぼ~っとしながら、頭からシャワーを振りかけてもらうような勉強法から、普通の子がする、自分で考えながら学習する、というやりかたに変えることは、一見、そこで止まってしまったようないらだちを覚えます。
 足踏みしながら思うのは、発達育児でもっともいやなのは、子どもがぜんぜんかわっていってない、と感じる瞬間なのだと思い知ります。

 お盆までには、すっかり宿題のある程度を終えて、後半は、2学期のテストに向けてなにかしら準備を始めたいと思っていたけれど、げんちゃんの能力は、そういうレベルにないということを思い知ります。そもそも、中学の学習なんて、この子にはあっているのか・・・そんな基本的な疑問さえ浮かんでくるありさまです。

 数学について語るなら、げんちゃんは、小学3年生くらいのところをやっていた方が、しっくりいくような気さえします。いや、時間の問題もまともにできないのではないだろうか・・・
 
 それでも、げんちゃんは、一人で、問題を解くスタイルは確率しました。(つまり、横についてなくても、とりあえず、自分で取り組んでいます。内容はほめたものではないけれど。)
ここまでを、20分でやってきなさい、と言うと、私がタイムアップを告げるまでは、問題を解いています。20分で切ると、後半は白紙。そこからは、少し手を貸して、やったところの○つけと、まちがったとこと、できてないところをいっしょにやります。そうしないと、問題集は、永遠に終わらない感じです。
いわば、”上からシャワー”の勉強から、”考えて自分でやるスタイル”へ移行するための入門版です。・・・・・

「今は、時間がかかってもしかたないよ。」
とS先生が言いました。

「確かにそうだけど、かけ過ぎるのもまずいですね~。・・・夏休み帳だけで、夏休みが終わりそうです~・・・かねあいはほんとに難しいです・・」

げんちゃんは、夏休み、またS先生の指導を受けました。かれによると、今度は、意識の深いところをゆさぶっていくカリキュラムだそうですが・・・、
残念ながら、劇的な変化はすぐには現れないようで、やれやれ・・・期待薄の夏休みだな~という感じです。

私の気持ちも、だんだん、トーンダウン・・・夏休みだけで、いっきに行こう、なんて思っていると、ほんと疲れるから、やめたやめた・・・期待なんてしない方がいいみたい。

S先生は、笑いながら

「あきらめてるくらいが、ちょうどいいよ。」
だって・・・

 言われなくても、だんだんそういう気持ちになってます。だいたい、中学を3年間でしあげて、普通に高校にやろうなんて、げんちゃんの能力だったら、ちょっと無理だよな~。中学3年で間に合わなければ、そこから高校浪人でもすりゃあいいか~・・・ホームスクールでもなんでもいいから、げんちゃんに必要な体験や学習を、1年くらいはだぶらせてやらせりゃいいか・・・

 それから、ある程度、自分で学ぶ力をつけてから、全寮制の例の学校に入れたらいいよね。

 今までの夏休みの中では、私のやる気はほんとにマックス低いです。なんなんでしょ!

げんちゃんが、少しずつ自分の足で歩こうとしている兆しはあるものの、ここで急いでも、それが早くならない、というか、このポイントは、ずいぶん時間がかかるな~と察してしまったのでしょうね。

でも、しっかりここで時間をかければ、次は、けっこういいステージにいきそうな予感もします。


そうこうしていると、7月末に、くもんの先生から電話があって、突然げんちゃんは破門になってしまいました。

いつもからみあっている、ちょっとお行儀の悪い小学1年生がうるさいく言ってくるというので、彼をたたいたそうです。先生も、色々がんばってきたけれど、今後私は指導できそうもない。ということでした。
 それならそれで、トラブルをおこした時に連絡すべきだろうに・・・と思いますが、考えてみれば、それはきっかけで先生の気持ちが固まっただけで、それまでも、げんちゃんの、目にあまる態度が積み重なっていたのでしょう。
 でも、直前に、勉強は伸びてきてます、と報告を受けてたので、???です。


数日私も、考えていましたが、だんだん、この経験は、げんちゃんにとって、今ベストなタイミングかも・・・と思えてきました。
私が怒っていては、もったいない・・・ということで、
先生に電話をして、ちょっとした協力をお願いしました。長くなるので次に書きます。

by glow-gen | 2018-08-09 13:29 | Comments(8)



中学1年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘と改善の記録。
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中学1年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学1年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
IQは80台に改善

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