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げんちゃんの発達障害プロジェクト

意識障害との闘い。思いが入らないと、IQも底なし沼

   げんちゃんの能力は上がっています。3月のSさんとの合宿の成果がじわじわと出てきている、とSさんは言います。
先週は、気持ちを入れる瞬間が出てきました。ちゃんと考えるスタイルがとれた時は、今までできなかったことが、すっとできたりすることもあります。

ここへきて、げんちゃんの時間の感覚が、こっちが考えている以上にないことがわかりました。いまだに、何時に学校についたのかもわからず、3時からK先生のところで学習、と決まっていても、3時ごろ、頼まれていた亀の水替え(カメを1匹飼っています。)を始めたりするげんちゃん。
時間を逆算して行動する、とか、この行為は何分かかる、とか、そういうシュミレーションは存在していないようです。

 11時50分になって、今から8時間寝たら何時に起きることになる?と聞いても、もちろんわかりません。なんせ、12時の8時間後は?と尋ねても、考えて変な答えをしたりする。(意識が入っているときは、できるようでもある・・・?)

朝早起きしても、自分の好きな本をぼけ~っと読んでるだけで、段取りがわからないようです。

そんな子に、急ぎなさい、と言っても、急げるはずもなく、あせらせると、ただ、部屋の真ん中に、つったってたり、うろうろしたりしています。

K先生が、時計をチェックしなさい!としつこく言えば、ひたすら、じ~っと時計を見ている。なんてこともありました。

普通の人は、自分の行動のふしぶしで時計を見て、時間を考えながら行動するのですが、
「どこで時間を見るの?」
とタイミングを聞いてきたのには、参りました。(聞いてくることは進歩ですが・・・)

時間の空間認知の弱さでしょうか。はたまた、意識のない植物のように生きてきたげんちゃんは、こういうことを考えることが、人生初という幼児のようです。

K先生が、時計を見るタイミングを表に書いてやりました。

朝、起きた。→ 時計
顔を洗った、洋服を着た→時計
ご飯を食べた→時計
学校に出発→時計
学校につく→時計
1時間目始まる→時計

・・・

こんな感じです。やれやれ、ロボットを人間にプログラムしていくような気の遠くなる作業。それでも、根気よくこういうことを、やってあげないといけないようです。希望があるのは、それが永遠に続くわけじゃなく、きっと、あるところからは、パターンが体に入って、ほかにも広がっていくと信じている点です。

しかし、こういう徒労感ばりばりの翌日に、最近のげんちゃんは、ぱっと、反対側のプラスにいっきに振ったりします。

げんちゃんは、これをマイノートに自分で写して、翌日、項目の横に、実際に時計を見た時刻を書き込んで帰ってきたではありませんか。

ほんとにびっくりしました。ある意味2段飛ばしくらいの進化です。その日は、朝から気合が入っていて、K先生のところに行った時点でも、プラスのエネルギーに満ち、白雪姫が眠りからさめたがのごとく、さえわたっていました。

私たちは大喜び。
「気持ちを入れるってどういうことかわかったでしょ。」
「う~ん。”思う”ってことかな?」

げんちゃんも、まんざらではなさそうです。

が、やはり、まったくこういう意識の入った行動は、続くわけはありません。翌日は、どかんと奈落の底に落ちました。
たった今言ったことさえつかまず、超簡単な宿題を前に、ぼ~っとフリーズし、1時間も浮遊しています。どう圧をかけても、のらりくらり、つかんでも逃げるどじょうのごとくです。

げんちゃんは、ごくまれに覚醒し、本来の能力をびしっと見せるかと思うと、ちょっとしたきっかけで、また意識を閉ざし、植物人間みたいに、何もつかまないげんちゃんになり、同じことを何度説明しても、何もひっかからなくなります。

げんちゃんは、知的障害というより、精神障害だ、と私は感じています。あるとき、数学をやっていて、前半の40分は、しっかり意識が入っていたので、普通の教え方ができていました。ところが、後半、休憩をして、戻ってきた時は、完全植物になっていた。英語をやっていましたが、isの過去形、と聞いても何も出てこない。もう、何十回も、何日もやってきたことで、昨日は、すすすっと出てきたことなのに。

いらついて圧をかければ、今度はでまかせを、どんどん言ってみるだけで、最後には、何を質問されたのかさえ飛んでいるというありさまです。

これというのも、やりたくない、めんどくさい、逃げたい・・・というげんちゃんの立ち向かわない性分が底にあるからで、意識が落ちてしまうと、しばらく、何をやっても、誰がやってもだめ。鉄のカーテンがしかれます。

伸びてきて、良いところが出る時が出てきたけれど、ちょっとしたきっかけで、このモードに入るげんちゃんは、天の岩戸に隠れる妖怪みたい! 
おそろしくずるい怪物を飼っているような気持ちです。
ちなみに、抜き始めると、療育手帳さえも、なかったことにするげんちゃんに、驚いてしまいます。


by glow-gen | 2019-05-02 16:42 | 意識のこと | Comments(5)
Commented by robo_223 at 2019-05-03 10:55
厳密に言えば、roboもげんちゃんと同じようなところが今もあります。

例えば、数学の問題を「出来ないなぁ、わからないなぁ」と言いながら、さも一生懸命考えているように見せかけておいて、試しに私が「もう!時間がないんだから、早く終わらせてよ!」と厳しく言うと、あ~ら不思議、分からなかったはずの問題が突然スンナリ出来たりするのです。

これが意識の問題だと私は思うわけですよ。平たく言えば、本気を出していないんですよね。一般の子なら、やっぱり、こういう不思議な現象は日常的に起こるものでもありませんよね。

こういう、おかしなギャップはお姉さんの時にはなかったのではないでしょうか。分からないものは本当に分からないということのはずです。

しかし、roboの場合は、分からないのではなく、やっぱり、その時はその問題に向き合うことから逃げているわけです。だから、私も時々、気合いを入れて上げなければなりません。

しかし、こういうギャップも年々少なくなって来ているのを私は感じてもいるんです。ですから、意識に働きかける育児をしていれば、げんちゃんやroboのような子も、適宜、自分の力を出せるようになって行くのではないかと私は考えています。

もちろん、それが、どの程度の改善率なのかは分かりませんから、躍起になって働きかけるようなことは逆効果だと思います。

でも、げんちゃんママさんの場合は、S先生から適切なアドバイスをいただけるので、それに沿ってやってらっしゃるので、大丈夫だと思います。
Commented by robo_223 at 2019-05-03 11:14
ところで、叱咤激励の言葉について、おそらくげんちゃんママさんも様々に工夫されていると思いますが、出来るだけ単調にならないように、その場の状況に応じて、バリエーションをつけて行った方が心に響くと思います。

例えば、roboには「そういう人のことを世間では何て言うか知ってる?」と聞いてから、「知ったかって言うんだよ。」と言ったり、「自己中って言うんだよ。」と言ったりして、robo自身の人格を非難するというより、「そういう言動を取ると、知ったかや自己中になるよ!」と言うだけで、結構インパクトがあるようです。

roboの方は、そういう人間になりたくないようで、そういう言動を取らないように気をつけるようになりますし、さらには、言葉が好きな子なので、その言葉自体を面白がってニヤリとしたりしています。

私の口から、もったいぶったように「そういうのをねぇ。ケチって言うんだよ。」などと言うと、その言葉が、さも面白いことのように感じるようで、心に響いているのを感じます。

その子によって、効果的なアプローチは違いますね。roboの場合は、怒るより、こういう言葉遊び的なものや、謎かけのようなものの方が効果的です。
Commented by glow-gen at 2019-05-03 13:06
ほんとに言葉かけ、圧、大事です。
しかし、そもそもレベルがげんちゃんはロボ君とは、はるかに違っているので、そういう高尚なことにはなりません。(´;ω;`)
とにかく、抜けると、幼稚園児以下の理解力になるので、吐き気の連続です。冷静におしえられるのは、だれもいないと思います。笑
ほんとにひどくて、1÷20というのも、平気で20と答えたり、突然10までの計算がわからなくなるようなすさまじい結果に陥ります。

言葉遊びなんてする余裕もなく、あ~、こんな子生きてて意味あるのかしら~、と口走ってしまうほどです。
IQが80台なんて、ぜったいうそや~、と思います。その半分くらいじゃないか、って思うほどです。
それほど、げんちゃんの逃げはひどく、時々、ぼこぼこにして放り出したくなりますよ。

ロボ君の優秀さはほんとにうらやましい限りです。
まあ、とにかく、抜けた状態で、これまで暮らしてきたものだから、入れてきたとおもっていることさえ、拒否って入り口でかっこうだけつかんでいることが多いです。もっと、自分が人より、まったくできない、幼児以下だといくことをきちんと把握しろよ! とついきつい言葉になります。
ここまでのおバカさんを育てるのは、ほんとに、忍耐そのものです~。
GW,久々に学習指導しているので、やつれている私です~・・・ひえ~・・
Commented by ひつじ at 2019-05-03 16:10 x
げんちゃんは、意識が入る時と抜ける時の差が激しいのですね。入った時を知っているげんママさんとしては、「なんで入れない!!」と がっくりしてしまいますよね。振り回される気持ち、よく分かります。

最近のブログの記事、ワタシの意識障害への理解がぐっと深まりました。ありがとうございます。息子の課題もハッキリしました。
息子も完全な意識障害です。今まで自分の気持ちを掴むこともなく、それ故に ワタシの指示に素直に従って療育をされてきたのですね。勉強もやらされてきたから、時間、量の割にできるようになるわけでもなく。自分の気持ちも掴まないから、他人の気持ちなんか推し量るすべもありませんよね。

まずは自分がどう思うのか、どうしたいのか、自分の気持ちを掴むとともに他人視線、メタ認知にも繋げられたらと思います。これは地道に声かけをして本人に気づかせていくしかないですよね。
障害のコアな部分なので、すぐに成果が出るわけじゃないことは 百も承知なんですが、なんとか分からせたいワタシは空回りしています。 課題がはっきりすればするほど 分からせたい気持ちが強まり、焦りがうまれます😰

げんママさんのブログを読んでは、また仕切り直しをしています。
ワタシもツライGWです💦 後半も頑張りましょう!


Commented by glow-gen at 2019-05-03 22:10
ひつじさん
げんちゃんにくらべれば、お子さんは、意識入っているし、周りへの視線も出てると思いますが、普通の子と比べれば、やはり、意識障害ですよね~。

次のブログで書いたのですが、げんちゃんは、少し、外に気持ちが少しだけいくようになったのかな、と思いました。
しかし、それも、幼児のようなステージがやっと訪れた、くらいのかんじですよね。
すでに普通の子なら、幼児の頃にそうなっていなくてはならないわけで、げんちゃんは、中2スタート。
でも、少しでも殻が破られたら、かかっていたモザイクは少しずつはがれるのではないか、と思います。
ほかのお子さんとゴールの時期をおなじに設定すれば苦しいけど、時間をかけてもいい、となると、まあなんとかなるかも、と楽観視できます。でも、18歳までに、ある程度のラインにもっていくべし、とS先生がおっしゃるので、ゴールではなくても、方向性と多少のめどはほしいものです。
あせって、できる限りをやるけれど、すぐにはいかない、という戦略的にのんびり目線もいる。

なんか、子育てではなく、親育てですよね~・・・ほんと、毎日、くるたのしい・・・日々 泣
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中学2年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと一人暮らしをしている大学2年生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやりました。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、6年の後半からは、週に1日に減らしました。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。6年生は、すべて、普通クラスですごすようになりました。発達の改善に取り組みはじめて8年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 6年になって、不思議なセラピストのS先生に出会い、発達障害は意識の障害だ、ということを認識しました。意識が抜けたような状態のげんちゃん。その部分が改善されれば、発達障害のコアな改善につながると、がんばっています。中学は、地元の公立中学へ入学。国語と算数だけ、支援クラスで、マンツー指導を受けています。ホームスクールは中学からは中止しています。
IQは80台に改善

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