げんちゃんの発達障害プロジェクト

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普通クラスで、時間内にテストを仕上げる。

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朝、10分で、裏表一枚を仕上げます。今のげんちゃんには、ちょうどいい。

げんちゃんの意識を引き出して、出力の焦点に合わせたい。平たく言うと、げんちゃんのやる気が高められるにはどうしたらいいのか、と手探りで日々をすごしています。
そうこうしている間に、6月も終わりそうです。ちょっとブログに向かう時間がなく過ぎている間に、いろんな展開がありました。

 げんちゃんに、一つ始めたことは、自分用に「気づき、覚書ノート」を作ったことです。
何度も今まで説明したようなことを、毎回失敗するので、そのたびに、こちらが、辟易しながら説明をしてやって、当の本人は、当然のごとくふんぞり返っているので、頭にきて、かなりリピートした内容は、自分で、覚書ノートに書かせて、再度失敗したら、こっちが説明するんじゃなくて、自分で、ノート見て考えろ! ということにしました。

だいたい、いつも、ママやK先生が、一生懸命取り組んでいるのに、本人は、こっちのエネルギーの消耗など、どこふく風なので、ええかげんにせーよ、と思います。何度も何度も同じことを繰り返しても、
「あちゃー・・・そうだった。しっかり覚えておかなければ。」とか、「もっと、この問題、理解したい!」という心の動きがなければ、いつも同じことの繰り返しです。

もう、げんちゃんは、意識を入れれば、かなり覚えておけるステージに入っているとふんでいます。過去数年前とは、もう、ステージがかわっていると思っています。


できるだけ、ママが手取り足取りしてやるのをやめました。今までも、できるだけ、なんでも自力でやるように取り組んできましたが、そうすると、タイムロスがきわめて大きいので、つい手出しするようになりますが、手を出すにしても、自分でフィードバックするための手出しにするように気をつけています。

机も横に座らず、時には、ぜんぜん別のところに離れて、自力で問題を解かせて、持ってこさせるようにしたりしてます。

げんちゃんのトラブルは、なかなか手ごわいとはいっても、一月ごとに進歩しているのは間違いないようで、ここんとこ、学校で受けるテストは、普通クラスで、普通のお子さんと同じ時間内に仕上げて提出することも多くなってきています。
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なんせ、5年の終りに、普通クラスでテストは受け始めたものの、得意な理科社会でも、倍の時間をもらってやっていました。ちょっと記述の多い国語の問題などは、半分以上白紙の時も多かったです。ところが、先日、国語のテストで(確認テストで、難しいものではないけれど。)100点を取ってきていたのでびっくりしました。 しかも、算数のテストは、時間の限り、でたらめでもなんでも、すべて穴埋めして、提出するなんて、今までありえません。算数は、とくに、何問か適当にうめるだけでも、すごいことでした。
 小さな一歩を積み重ねていくことが、大きな進歩につながるということでしょうね。

授業中の聴覚処理は、あいかわらず悪いようだし、みんなでやる教材なども、処理スピードが間に合わなくて、授業で書き込むプリントなどは、まだまだ書き込んでいない部分が多いげんちゃんですが、こういうものも、一歩ずつきっと改善してくんだろうな・・・と、思います。

聴覚処理や視覚処理についても、ちょっと気づいたことがあって、最近また取り出して訓練しています。またそれは書くとして、

ここ一週間取り組み始めたことがあります。4年生の10分間ドリルを、朝、しょっぱなに、必ずやらせる、というチャレンジです。げんちゃんに、一人でさせるプリントは、4年生くらいがちょうどよくて、とくに算数は、4年でも、まだまだすらすらとはいきませんから、4年の漢字を5分、4年の算数を5分(10分かかったり、普通にしますが。)朝、取り組むのは、とても良いです。

始めは、ほんとに、バトルでしたが、1週間たったこの頃では、あまりストレスなく取り組むようになっています。

時が良くても悪くても、とにかく、コツコツ積み上げること、たんたんとこなせること。人生において、もっとも成功することだと私は思っています。コツコツやれること。それこそが、天才の条件なんじゃないかな、とさえ思っています。

折り紙で、鶴もぼちぼちですが、一日1枚折ろう・・・と、がんばっています。先日のブログで、折り方を覚えた、と書きましたが、昔より、すごく覚えている、というだけで、げんちゃんときたら、何枚も折っているのに、毎回すらすらとはいきません。最後の方で、必ずやりかたがわからなくなるのです。もちろん、不器用に、仕上がりも汚いです。 普通の子なら、何枚か折れば、あとはすらすらだと思うのですけどね。

まあ、これも、まずは、コツコツ100枚折ってみようと思っています。


by glow-gen | 2017-06-21 18:15 | 普通クラスでの様子 | Trackback | Comments(12)

やさしい言葉で、はげまし、ゆっくり待つ。 何度も繰り返す。

 げんちゃんの意識の焦点が出力に向けて合わせられるように、色々取り組みを始めました。とは言っても、忙しい毎日の中で、何を優先してやるか、理想はあっても現実は企画倒れになることも多い毎日です。

そんなある日、脳梗塞で、高次脳機能障害になった60代の知り合いに、電話をすることがありました。私は、げんちゃんについて、

出力の焦点があわずに、なかなか持てる能力を出力できないこと。
覚えが悪いこと。
段取りが悪いこと。
わからなくても、質問もしないこと。
げんちゃんの悩みを話します。

私は、かねてから、彼女の症状が、げんちゃんととっても似ていることを聞いているので、たずねてみました。

「Iさんも、そういう症状って、理解できる?」
以前も、ブログで、彼女の発言を紹介したことがあるのですが、こんな風に言ってました。(もしかしたら、同じことを書いてるかもですが・・・)

「私も、いつも娘達に叱られてるのよ。お母さん、前に何回も言ったでしょ。どうしてわからないの? わからなかったら聞いてくれればいいじゃない・・・てね。でもね、聞いたときは、ちゃんと聞いてるのよ、瞬間、瞬間は、わかっても、記憶のページに残っていかないのよね。質問して、と言われても、質問することさえ思い浮かばないの。
 それに、叱られるとだめ。もう、わかりきってることも出てきませんよ。

 でも、やさしく何回も何回も教えてもらうと、覚えていけますよ。

だから、げんちゃんも、叱っちゃだめよ。大丈夫よ、大丈夫よ。あなたは大丈夫。ちゃんとわかるからね~って、・・・優しく教えてあげて。母は忍耐です。

 それから、私の主治医が言うのよ。私の同じ脳の場所をやられてしまった患者さんが、完全復帰してるらしいの。脳が、再生されない、というのは、昔の話。治っていくんです。とね。

ましてや、げんちゃんは子どもだよ。大丈夫ですよ。
 げんちゃんは、こういう状態をもって、勉強に果敢に挑戦してるなんて、ほんとにすごいことですよ。どれだけ大変なことか、わかってあげてね。 根性があるお子さんですよ。」

Iさんの話を聞くと、いつも納得します。 

しかし、げんちゃんが、母親だからといって、私を相手にすると、すぐになめた態度をとって私をおこらせてくるので、なかなかやさしくと言っても難しいときが多いです。とはいえ、原則、げんちゃんの頭は、静かに、やさしい声で、ゆっくりせかさず、学習させるのが、いいのだということは、よくわかりました。

いつもそうやって彼にのぞみたいけれど、どうしてどうして、母親に対しては、ヤツは、あーまで、勘違いした態度を取る。甘え、と言えばそれまでだけど、親子の難しさがつきまといます。

ホームスクールの初めは、儀式のように、げんちゃんが、むかつく態度をとって、修羅場に直行して、それをたてなおすのに、毎回何十分も時間を要する、あーいう無駄な時間が、ばかばかしい、ということも、自分の意識の中におさめてほしいな、と思います。

Iさんが言うような運びになるように、ママも考えなくちゃいけないけれど、げんちゃんも、もっと大人になってほしいです。
他人になら絶対しない態度、行動をしますからね~。

 まあ、しかし、いつも、彼女のおっしゃることは、深く頷くことばかりでした。


確かに、げんちゃんも素直になっていて、こっちもやさしく対応できる状況の時は、すごく出力もいいです。やさしく、待つ、励ます・・・できないといらいらしますが、テクニックとして、したたかにやっていかねばなりませんね。
 

by glow-gen | 2017-06-15 19:16 | Trackback | Comments(19)

失敗したときのバックアップを考えることができない

 
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前後から、法則を見いだす、という思考は、げんちゃんたちは、ほんとに苦手ですよね。まあ、こういう能力を、ちまたでは、頭がいいと言うんだよね~。あ、これ、もちろん、ヒント出してます。汗

たとえば、宿題をメモってくる連絡帳を、学校に持っていくのを忘れたら、他のノートに宿題を書いて帰ってくる、とか、サッカーの練習に行ったら、誰もいなかったから、ああ、今週は、別のグランドであったんだったと思いだし、そこへ急いで向かう、とか。

 こういうしばしば日常でおこるつじつま合わせは、生活を潤滑に進めて行く上で、だれもが持っている能力です。人間は、誰しも、勘違いしたり、忘れたりするものなので、その時の被害を最小におさえるための工夫は、小さい時から積み重ねていく物です。

 でも、げんちゃんは、連絡帳を忘れれば、宿題もワンセットでわからないし、サッカーのグランドが誰もいなければ、何も考えずただ帰ってくるだけ。

こういうことがもっとも苦手なげんちゃんは、そこに関しては、ほんとに伸びてないんと違うかな~・・・と、ふと思ったりします。当然考えてするだろう、と期待することは、ことごとくはずしてきます。

 でも、
「ねえ、連絡帳持っていかなかったら、宿題書かないの?他に何かできたんじゃないの? 」
と言うと、しばらく考えて、

「・・・・う~ん・・・他の紙に書けばよかった・・・」

などと言ったりすることもあります。まあ、ぜんぜん進歩してないわけじゃないんだろうね。と思いたいです。・・・

 こういうのも、前回書いた意識と関係します。ルーティンなことを、何も意識せずぼ~っとこなしているように見えるげんちゃんは、意識をすれば、少しは、できることも多くなるような気がしてます。

明日の学校の支度をするのに、なんか、めちゃくちゃ早くて、あ、これは、ぜんぜんそろってないぞ、と思いました。(実際連絡袋など、机の上に入れ忘れているものが見えます。

「げんちゃん、ちゃんと支度しないと、忘れ物してると思うよ。」
「そんなことないよ。ぼく、ちゃんとしたよ。今日算数があったから、理科と社会を入れるだけでいいんだよ。」

と言い張ります。つまり、今日と明日の日課の違いは、社会理科・・・だから、社会と理科を入れるだけで終わり。と考えたようです。算数がちゃんと入っているか、確認する気はさらさらないようです。

今日と明日の違いを考えて、無いものを入れる。という発想は、昔ならなかったでしょうから、確かに進歩かもしれません。でも、K先生のところに、算数のドリルをランドセルから取り出して持っていったことは、ぜんぜん覚えていません。ドリルが入ってないと気付かないのはどうなのよ・・・・と思います。

 最近はこういう感じです。なるほど、前より、ちょっと考えてみたんだね。ということも見受けられるけど、とてつもなくすっこぬけてる・・・そういう感じです。

 げんちゃんが、明日の日課を自分でそろえることを、少しずつトライしはじめたのは、たぶん3年か4年くらいのものです。普通の子は、1年生だと考えると、色々試行錯誤して経験を積んできた時間は、まだまだ足りないと考えた方がいいのでしょうかね。

 普通の子の、せいぜい1-2年くらいのレベルのことが、生活のいたるところで繰り広げられているのかもしれない。

6年生と思うから、あほか、と思うけど、こういう”やれやれ”と思う、行動の試行錯誤は、行動が洗練されていくためのステップなんだ、と思えばいいのかもしれませんね~・・・

 少し進化すれば、ここももっとできるんじゃないの? と思うけど、子どもの成長というのは、いや、脳の成長というのは、決して、一段飛ばしにはいかないのかもしれませんね。
生活の中に出てくるこういうできそこないの部品みたいなものも、彼が今までやり残してきた歴史の中で、今やっと、一生懸命積み重ねていってるのかもしれませんね。

 もしげんちゃんが、1年生だったら・・・と考えれば、まだ、ほほえましく見守っているでしょう。コイツは、1~2年生でまだやってないことを、今経験して、獲得しているんだ~。と思う視点がいるのかもしれないね~。

 いや、こういうとこは、一生かわらないよ・・・なんて、耳に悪魔の声がささやいても、びしっと否定しましょう。進化している限り、普通のレベルのうっかりさん、程度には持って行けると思います。・・・笑












by glow-gen | 2017-06-09 20:38 | 脳への考察 | Trackback | Comments(16)

どうして興味のあることだけできるのか。

どうして、げんちゃんのような子ども達は、興味のある分野と、そうでない分野に、極端な差があるんだろう・・・・

ずっと昔、テレビ番組で、タマネギの刺激について、科学的なうんちくをたれていました。げんちゃんは、それを見ていて、あとから、突然、すらすらっと、そのうんちくを口にしたのです。

 話もかまない、意味不明なことしか言わない時代に、その時だけすごかった・・・・

でも、一度っきりでした。そういう、”ロイヤルストレートフラッシュ” みたいな現象が、その後もごくたまにおこりました。一度おきると、またいつものどんよりげんちゃんでしかありません。


最近、私は、そのことについて、私なりの気付きをしました。あくまでも、私が勝手に感じたことですが。

学習だけではなく、あらゆるアプローチを続けてきたげんちゃんの中には、たぶん、表面に現れている能力より、もっと多くの潜在能力が入力されていると思っています。しかし、出力となると、なかなかうまくいきません。たまに、前述のストレートフラッシュがおこったときは、たまたまある条件がびしっとそろったということなのでしょう。

そのストレートフラッシュの条件は何か。

能力を出力するためには、能力そのものの存在と、その部分に、意識の照準を合わせる必要があるのだと思います。その意識の照準とは、海馬の働きなのかもしれません。

とにかく、出力には、げんちゃんの意識が、潜在的な能力に大きな圧力をかけてあげなければならない。

意識と簡単にいってしまったけれど、それは、たんなるやる気とか興味だけとも限りません。体の正中にしっかり自分の意識を持っていくような、体の問題も含むと思います。やる気を出すぞ、と本人が、思って、すぐに出せる物でもないのかもしれません。

とにかく、やる気、興味、体調、集中力、意欲、その他焦点を合わせる力・・・・総合力ですが、ここでは"意識"と命名しましょう、それが必要なのです。

それはすなわち、出力を促す原動力となります。

興味があることについては、当然出力したいことに照準があいやすい。あえば、潜在的な能力は出力が促される。。
そういうことなのかな、と、思うのです。。

普通の子は、難なく照準を出力内容に合わせることができる。興味があれば、なおさら、びんびんに照準があう。
普通の子は、そう興味がなくても、これは、試験にでるから、とか、宿題だから、とか、いろんな理由をちけると、自分のコントロールができて、出力に意識をもっていけます。

しかし、げんちゃんみたいな子は、興味がすごくある、なんて言う、つき動かすようなエネルギーがなければ、出力に照準が合わないのではないか。そんな考えをするようになりました。

では、照準を合わせていくためには、どうすればいいのでしょう。そこまで大きなエネルギーがなくても、さらっと出力方向に迎えるには。

まずは、体があるレベルに達していることが必要だと思います。多くの原子反射に翻弄されていると難しいのかなと思います。正中にすべての感覚を集中させる体の機能が大前提になると感じます。体ができてなければ照準どころではありません。
それから、余分な情報に煩わされない感覚機能と情報処理機能。優先順位がわかる、知的な活動もいる。体をそこにもってこれる、気持ちをそこに合わせていける、・・・
うまく分析できないけど、多くの基礎能力がいることは確かです。
ただ、やる気がない、聞いてない、とか、叱責の対象になるような、表面に現れることだけをがみがみ言ってもうまくいかない。(体については、以下の書なんかもいいですよ。)
(人間脳の根っこを育てる 栗本啓二 著)
とにかく、全体的に底上げされていかないと、照準はあってこないのは、はっきり感じます。

しかし、ある程度能力があがってくると、本人が、出力に向けて、多少は舵が切れます。

げんちゃんは、そのじぶんで舵をとる部分が、今からだと感じています。そろそろ舵が切れてもいいんじゃない、と思うのですが、なかなか期待通りにいかない日々です。
私が、ジレンマに感じるのも、そういう部分なんだと思います。

たりないのは何なのでしょう。

私は、二つのことをおぼろげに感じます。
一つはやはり体です。視覚処理機能、聴覚処理機能、体感覚。今までついてきた体の能力をうまくアレンジできない。もちろん、むかしとは比べものにならないくらい伸びてはいるものの、やはり、もう一度、体への新たな処方箋がいるようです。

それと、もうひとつは、本人の取り組みに対する心の状態。いつもやらされているメンタリティーで、自分がやりたい、ではないことが大きいのではないか。

この心の部分は、思い切って、プロのセラピストなんかの力を借りてもいいかもなー、なんて、思っています。げんちゃんの心の声を引き出してやるセラピー。

先日、鹿児島のまゆたん先生が福岡に来られたので、げんちゃんを見てもらいまいました。いいかんじでげんちゃんの心に働きかけておられました。母ではない多くの人たちの働きかけこそ、げんちゃんのモチベーションにはたらくことができると感じます。もちろん、普通クラスの刺激も今こそがんがん必要だと感じています。

具体的取り組みの処方箋を、今ねりなおしかな。


by glow-gen | 2017-06-07 02:52 | 脳への考察 | Trackback | Comments(11)

質問をしない、意識しない。

 毎日、仕事から帰るとげんちゃんに会うのが楽しみです。やっぱり、出来の悪い子ほどかわいい、というものなのかもしれません。
ま、でも、帰ってみると、実際は、いらっとさせられることが続出します。まずは、彼は一切学校での出来事をしゃべりません。連絡事項もランドセルを点検して初めて推察するだけ。提出物も出し忘れ、連絡帳も持って帰らず・・・あほか。
せめて、
「今日ね~・・・」
と、楽し気に話してくれれば、まだかわいげもあるけれど・・・・、知り合いのお子さんは、ママに話したいことてんこもりみたいです。 とくに女の子は、楽しいですよね。

今日は、おばあちゃんがどっさり、ぐちゃぐちゃにしたプリントの山を私に持ってきました。なんと、ごみ箱に入っていたらしい。げんちゃんの持ち帰りプリントでした。なんで捨てるの?

見てみると、国語の時間に取り組んだらしいプリントです。
6年にもなると、討論会をテーマにした教材があり、あるテーマを話し合うノウハウを学んでいました。

ある課題について、肯定する意見、否定する意見。
どういうポイントで発言して、理由を述べるのか。また、自分の意見に反対意見が出たら、どう、反論するのか、プリントにまとめながら学んだようです。

まあ、簡単なディベートの学習になってました。

ぐちゃぐちゃのプリントは、肯定意見、否定意見、理由・・・反論理由・・・といったまとめ方で、表になっていて、タイトルに、あるテーマが書いてありました。

げんちゃんは、もちろんほとんど白紙でした。でも、どのプリントも、一か所くらいは、自分の意見が、そこそこまとまった文で書いてありました。

捨てなくてもいいのに、一つでも書けたのは進歩だと思うけどね~

国語は普通クラスに行ってからも、なかなかついていけないと5年の先生にも言われてました。なんたって、5-6年の課題は、高度です。

さて、どの程度なのか、と、家で復習してみました。まずは、私が解説。げんちゃんは、ひたすら、私の説明に
「あ~、うん。」
を連発するだけ。またまたわかったふりです。

これがお姉ちゃんだったら、たぶん、私が言ったことに、すばやくレスポンスし、楽しい会話の掛け合いがある。わからないなら、また、それなりの言葉で応戦してくる。げんちゃんは、ただ、うんとかはいとか・・・ひたすら受け身。
しかたなく、質問すると、

考えてるふりをして、だまりこむ・・・・ストレスはピークになります。

「ねえ、わかってないんでしょ。わかったふりしないでよ。一生懸命教えて、わかったふりだけされると、うんざりするから。」
と、いらつく口調の私。

「どこがわかっていないの?」

と言うと、
「あ・・肯定?」
「え、肯定って意味がわかってないの? じゃあ、なんで先に質問しないの。まったくわからないのに、え~っととか言い続けて、考えるふりして、時間かせいでいたの?
やめてよ!」

辞書で、肯定の意味をひかせてみたら、いまいち、辞書の使い方がわかってない。またまた教えて、やっとプリントにたどりついて、説明すると、その割にはできるとこもけっこうある。

「あんた、このプリントむつかしかった?」

「いや、そうでもない・・・」

「最初からできない、とあきらめてたんでしょ。」
「あ・・・うん・・・かな?」

「なんで質問しないの? 意味がわかってないんだったら、どんなに考えてたってわかんないでしょ。なんでわかんない、って言わないの?」

「あ・・・なんか、怒られるかな、と思って・・・」

一生懸命教えて、つきあって、適当に、ふりだけされることこそ、最高に頭にくることはありません。ヤツはそこがぜんぜんわからないようです。

ふと、学校の国語の授業 のノートに、
「お母さんにいろいろ言われるのがいやだ・・」と書いてありました。どんな時に時間が遅く感じる? というテーマで、書いてたみたい。

ふ~ん。悪いけど、こっちも、あんたに、わかったふりされるのは、一番いやだし・・・吐きそうになるんだけど。

やれやれ、ほんと。たぶん、どこかで、最悪の親子関係の時期がきそうだわ。

 でもね、言っとくけど、いやなのは、あんただけじゃないの。こっちもそうだから。子供って、ほんといい気なものですね。自分の立場しか考えなくていいんだから。あんたより、お母さんの方が、いやな思いしてるから。
  だって、あんたは、適当にわかったふりして、その場をしのごうとしてるだけでしょ。こっちは真剣に必死なんだからね。

ほんと時々、う~んざりしますよ。 ほんと! 
親じゃなかったら、とっくにほたってるって。ほんと、親って、忍耐を神様にまなばせられてるようですね。

 あらら、今日は、ほんとは、書こうと思ってたのは、違うことでした。

 げんちゃんは、スーパーの袋を、自分ですすすっと折れるようになってました。しばらくぶりにやらせたら、なんということもなくできてました。
 加えて、折り紙のつるも、折れるようになってる。なんたって昔と違うのは、折り方を覚えて、自分で折ってくるようになってたこと。随所に進歩が見られます。

たぶん、ワーキングメモリー改善してます。 なんどやってもかつては、風船の折り方を覚えなかった。
 
 だから、もう、いいかげん、ちゃんと質問して、意識をそこに重ねて、学習してほしいです。
気持ちの焦点をもっと、真剣に、学習に乗せてほしい・・・意識の焦点を合わせれば、質問出てくる時期にきてる。


by glow-gen | 2017-06-02 02:43 | 国語の授業 | Trackback | Comments(4)

運動会。ゲームよりリアルな遊び

運動会が終わりました。
自分が出る種目で、どのあたりにいるか、というのを知らせてくれるプリントを、持って帰らず、わたしは朝から切れてました。6年になっても、段取り力のないげんちゃん。

なんせ、学校のできごとなんてほとんど話さないげんちゃんです。どういう出し物をするのか、日ごろからもさっぱりわかってないうえに、そういうお知らせ一切持って帰ってこなかったら、運動会を見に行っても、げんちゃんの居場所なんて探せません。

考えてみれば、運動会なんて、今まで苦痛を伴うものばかりでした。先生は、がんばっていますよ。成長を見てやってくださいね、とおっしゃいますが、トラックをショートカットして走り、会場を一瞬しら~っとさせた年長さんの運動会以来、運動会はがっくりすることばかり、ほんと、行きたくないわ! というのが本音です。
できのいいよそのお子さんと、いやおうなしに比較させられるこの日は、ろくな思い出がありません。

まあでも、騎馬戦も組体操も、フォーメーションが理解しにくいげんちゃんではあるけれど、とくに周りと違う様子もなく、こなしていたので、成長ではありました。なんせ。けっこう難易度の高い6年の課題。しかも、彼は、ホームスクールで休みまくってます。それ考えれば、すごいのかもしれないね。

騎馬戦は、下のかつぎ役。競技ができたことよりも、私がチェックしたのは、他の騎馬がやってるのを応援するときです。ほかの子は、わ~っと、チームの勝利に万歳してる。いいタイミングでげんちゃんも万歳。参加してる。でも、私にだけは背中でわかる。彼は、ワンテンポわずかに遅れる。たぶん、周りがわ~っというのに呼応してるんじゃないかな。
見て瞬時に判断してないと思われました。
でも、参加してる、ぜんぜんよそ見はしてない。視線は、微妙にずれてるけれど・・・


が、しかし、全員でリレーする競技がありました。そこで、げんちゃんの走りといったら、そりゃもうひどかったです。6年生ともなれば、足の回転数も素早く、とにかく、短距離の走り方と言いうのは精悍です。でも、げんちゃんときたら、マラソン走りです。げ~・・・なんじゃありゃ。当然のごとく、後ろから抜かれました。

げんちゃんから、下手なバトンわたしで、つないだ次の子は、1年からずっと同じクラスのイケメン君です。遅れをとりもどすために、そりゃーかっこいいほれぼれする走りでした。
ほんと、げんちゃんとこの子かえっこしたいわ! 笑
こういうご子息がいると、運動会も見に来るの楽しいわな~・・・

持ち帰らないプリントと、ひどいかけっこ。こなした騎馬戦と組体操。プラマイ0、の運動会かな。

「あんたさ~。なんなの、あの走り方。あれ、まじめに走ったの? ところで、抜かされたの知ってた?」
「え~、そんなの知らないよ~。まえ向いて走ってたんだから。」

え~、 抜かされたのも気づかなかったんかい。意味わかりません。一応運動会に参加しているけれど、ほかのクラスメートほど、意味は理解できていないげんちゃんのようです。

さて、今日になって、ゲームのことを言い出したので、あわてて、
「今からどこ行く? 遊びにいこ。」
というと、登山に行きたいと言ったので、隣町にある山に連れていきました。400メートル弱の山ですが、げんちゃんは、走るようにしてつったか上っていきました。私は、足ががくがく・・彼に遅れること10分。頂上で
「おっそいな~。もっと早く登れないの?」
と言われました。この健脚を見たら、なんで、あのかけっこなんだろう、と不思議でなりません。まだまだ、体の”詰め”が足りないのかな~・・・・

パパに言うと、
「イメージじゃない? 短距離の走り方のイメージがないんじゃない?」

なるほど・・・イメージ力・・・ボディーイメージの問題なのかもしれません。そこそこ運動能力がついているげんちゃんは、自分の能力を出力するためのイメージを持つ必要があるのかもしれない。これは、意識してみるに値すると思いました。


家に帰ると、テレビで、芸人が、ハリセンで相手を叩いていました。ふとげんちゃんは、
「ハリセン作ってみたい。あれでたたくとどれだけ痛いのかな~・・・」

と言い出して、自分で紙を出してきて作っていました。
そして、作ったものを見てあぜん。はあ??? 適当に2か所くらい折って、セロテープでとめていた、でたらめハリセン。年中さんくらいの作品でした。

「お母さん、これでいいの?」
いいわけないじゃん。あのね~。こうやって折るの、と手取り足取り教えました。なんか、すみずみ唖然とすることがおこるげんちゃんです。でも、少しずつ、こうやって、我が家の宇宙人は、地球に慣れていってる、そんな感じ。

でもね、こういうハリセン事件を見たら、
「やっぱ、あんたゲームなんか、やってる場合じゃないよ。もっと折り紙で遊んだり、リアルな遊びいっぱいしなきゃ、やばいよ。」
と、思います。ほんと、スマホゲームなんか、やってる場合じゃない。


でも、昔はゲームなんてできなかったな、と、ふと思い出します。ゲームにはまってる幼稚園児を横目に、すごいなあ~、と思っていた私でした。それなりに進化はしてるんです。



by glow-gen | 2017-05-29 01:58 | ゲームとの付き合い方 | Trackback | Comments(11)

ゲームをやめさせる。

  先日の日曜日のNHKスペシャル、「発達障害、知られざる未知の世界」を見ましたか?
発達障害の方の見え方や聞こえ方、すなわち認知のしかたが普通とは違う、ということを、しっかり伝えてくれた番組でした。
このことは、ごくごくイロハのイだと思いますが、かつての私も知らなかったように、一般にはぜんぜん知られていないようで、翌日職場で、びっくりしている人が多かったです。

 私にとっては、特別、目新し情報はなかったのですが、モデルで発達障害という栗原類君のコメントをはじめ、当事者の大人が自分の状態を客観的に話してくれたのは参考になりました。

 なんせ、げんちゃんは、まだまだ、そういう風に客観的に語ってはくれませんからね~。

「ねえ、見え方、違う? 感覚過敏あるとこ、まだ残ってる?」

とか、げんちゃんに聞いても、
「ない!」
と、怒ったように言うだけです。たぶん、げんちゃんにとって、それは、コンプレックスを刺激する発言になるようで、おだやかな返事は帰ってきません。
「げんちゃん、いっしょにテレビ見ようよ・・・げんちゃんにも参考になるよ~。」

とか言っても、
「もう、こういう番組は見たくない。」
とか言ってました。栗原類君が、最近まで靴紐結べなかったと、言ってたので、
「類君より、げんちゃん指先器用かもよ・・・」

なんて、ちょっときげんとって言ったら、

「うん、類君には失礼だけど、僕の方が、器用かな・・・」

なんて言いました。(そんなことはないと思うけど)でも、”類君には失礼だけど”・・・なんていうのを枕につけるあたりが、げんちゃんの峰なのかもしれませんね~。最近では、時々、他人に対して、すこぶる紳士的かつ、好感度の高い振る舞いをしたりするげんちゃんです。いつもではありません。ぜんぜん。
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 さて、最近、私は、げんちゃんにゲームをやめさせることにしました。
今までも、さして、どっぷりさせてはなかったけれど、私のスマホを取り上げて、マインクラフトというゲームにはまるようになってました。隙あらば、私からスマホを取り上げて、とにかくやりたがる。どんどんはまりこむような感じで、何かと、マインクラフトのことばかり考えるようになってました。

 初めは、お習いごとから帰る車の中、とか、ママが仕事から帰って、ご飯を食べてる間、とか・・・限定的でしたが、だんだん、なし崩しになってきてました。

考えてみれば、大人でも時間を決めて、なんていうのは難しいものです。ましてや、子どもができるはずもない。本も(学習漫画がおもですが)読まなくなってきたし、スマホを私からとりあげることに血道をあげてくるし、いったん与えると返してくれないし・・・と、まるで、依存症へまっしぐら・・・ってかんじです。

発達障害の子どもって、思考が広がりにくいのに、さらに、ゲーム漬けなんて、げんちゃんの、きっともらっているに違いない(ということにしておきましょう)、せっかっくの能力や才能をぶちこわしてしまう!


決心して、与えないことにしました。かわりに、彼がほしくなるタイミングには、読み聞かせをしたり、みんなでトランプをしたり、おやつ作りをしたり・・・あの手この手でげんちゃんにかかわりました。こんな大仏の絵の点つなぎも、必死で与えたりして・・・(指先確かにしっかりしてきてるかも)

初めの1週間は、マインクラフトのことをよく言ってました。
「ねえ。やらせてよ~。」

2週目は、時々思い出したように言いました。
3週目、私が関わってやって無くても、げんちゃんは、あまり思い出さなくなってました。自分で、本を読んだり、好きな水鉄砲で遊んだり、スケボーしたり・・・

今は4週目。ずいぶん、意識が他へ向かってるような気がします。

周りを見渡したら、やはり、信念をもって、子どもからゲームをとりあげる、というママもけっこういました。必ずしも、ゲームを与えない家庭が、すこぶる少数派でもなかったです。

ゲームのかわりに、本や、深く考える時間や、体を使って遊ぶ時間、さまざまな、大切な時間ををひきかえにしている様な気がします。げんちゃんには、もっと豊かな感性を育んでほしいです。

 ゲーム漬けになる年頃が早ければ早いほど、依存症になるリスクがあがると聞きました。
友人の20代の男の子が、
「俺って、なんであんなつまらない物に、今まで夢中になっていたのか・・・ゲームはやめた。」

と言ってた子がいました。なんか、考えさせれたし、背中をおされましたよ~。一度ははまる時があるのかもしれないけれど、今じゃなくていいよね、と思います。
 

by glow-gen | 2017-05-25 20:24 | ゲームとの付き合い方 | Trackback | Comments(12)

さかのぼって、脳のつながっていない穴を埋めてあげる作業

 げんちゃんが、今取り組んでいることは、すべて、基本にもどして、1つ1つあらためて入力していくということです。

たとえば、ピアノを例にとるとわかりやすいのですが、今こんなことをしています。

とりあえず、ブルクミュラー(中級の入門くらいかな~)のアラベスクをひきこなした時点で、そのレベルの曲を新しく追加するのはお休みしてます。そのレベルの曲は、げんちゃんにとっては、譜読みをして自分でひきこなしたというより、ママが、横で、譜を読んでやって教えてやって、なんとか弾けるようになりました。

結局、そのレベルの曲は、4曲マスターしましたが、現在、その4曲を、指がなまったりしないように、何ヶ月も継続して弾くだけで、新しいのはストップです。

でも、その4曲については、けっこうすらすら弾けるのですが、毎回、お題が出されます。間違った部分に気付いて、あとからそこを、自分でもう一度練習する・・・とか、スラーや、アクセントを注意してひく、とか・・・

げんちゃんは、過去、自分が間違ったところとか、ぜんぜん意識することができなかったので、曲が終わった時に、自分が間違ったところを覚えている、ということは、新しい段階なのです。


そして、もう一つ、さらに、初心者の初心者がするような楽譜を加えています。これは、げんちゃんがすべて自力で練習します。譜読みをして、次のレッスンまでできるように練習して、練習した回数をノートに丸つけします。

先生曰く、「毎週次に進めますよ。」

それから、譜読みに関するドリルが少し宿題に出されます。これも、とても簡単です。(が、あぜんとするつまづきがあぶりだされます。)


母親にしてみれば、どんどん新しい曲を練習して、これだけひけるんだよ~と、なってほしいとろこですが、今は、そのステップバックが本当に大事だとわかっています。

たとえば、おたまじゃくしが5線譜の上の方に書いてあれば、鍵盤は右に進む、とか、あたりまえのことが理解できていないげんちゃんですから、唖然とするような穴が、出てきます。2オクターブの譜が自分で書けない・・・線の間と、線の上、ただ連続して書いていくだけなのに、・・。ため息

あれだけドリルで書いていたト音記号も、久々に書かせたらでたらめ、”ド”を表す、5線譜の下にある横棒を、好きな位置に書いています。つまり、ド、ドと続けて書いたときに、二つのドは、同じ高さにないわけです。まあ、これも、音符が上にあると、鍵盤は右に行く、というあたりまえのことを、意識できてないことの現れじゃないか、と思われます。書けばきりなく・・

とにかく、めいっぱい始めっから(汗)です。

しかし、やはり、そこを通過するスピードは速いです。埋めにくい穴もあって、手をかえ品をかえやるときもありますが、何度やってもだめ、という時期とは違って、やはり、わかっていくことができるようです。

穴をうめてやっていく作業ができていくと、色んなことがぽんと上がるような気がします。(だといいな~)

ピアノの先生も、前とは全然違う、ずいぶん、こっちも楽ですよ。と言われます。私も、ピアノに関してはもうノータッチ。宿題をしていかなければ叱られて、自分で気付いていくのを期待します。

最近、英語も、同じ作業をしようとしています。英語は、土曜の朝、預けるところがなくて、とりあえず、保育園代わりにいかせていたので、ただ、続けてると言う状態です。少しは聞き取れているか、と思いきや、"I"って何?、とか言っても、?だったりします。え~。な~んもわかってないやん! とパニックになりそうです。チャレンジタッチの英語は、けっこう正解を選べたりするのにね。ピアノと同じなのでしょう。

算数も同じです。2年3年の問題を平行してえっちら取り組む。国語は、ひとつひとつ、文におこさせて、え?と、唖然とする理解の仕方などを見つけては、修正する。

前回書いたところも、結局、こういう地道な作業で、少しはましになっていくといいな、と思います。

でも、げんちゃんって、一見何一つ、峰がないよな~と思います。・・・どの項目も、すべて、一つ一つ上げてきたんだよね~・・お子さんによっては、こういう作業がいらない子もいるのかもしれませんね。





by glow-gen | 2017-05-20 14:09 | Trackback | Comments(11)

注意欠陥、忘れ物って、改善してくる気がする・・・

 最近NHKでも、発達障害の特集はよくやっています。21日も、9時からあるみたいなので、私はスケジュール表に書き入れました。

きっと、発達障害って、昔からあったと思われるけど、ぜんぜん認知もされず、サポートの対象でもなかった時代もあるので、げんちゃんは、恵まれているんだろうな~・・・と思います。

 げんちゃんが、一見して、異常がすぐにはわからなくなってから、取り組んでいく内容も少しずつかわってきています。最近のげんちゃんを見ていると、
過去のことで、あれって、そういうことだったんだ、と納得することがよくあります。

昔接触のあった大人の方の幾人か、今考えると、その人はグレーゾーンだったんだろうな、と、今頃みょうに腑に落ちたりします。

たとえば、何度教えても、どうしても仕事が飲み込めない人、というのも思い出されます。初めの頃は、普通通り、まわりはさささっと、仕事の段取りを教えていました。納得したようなリアクションだったから、わかったのかな、と思っていると、失敗を繰り返します。何度も何度も・・・。色んな人が、そのたびに指導するのですが、ぜんぜんできるようになりません。

とうとう、周りは腹を立てて、声を荒げてしまいます。そうすると、ほんとに、平謝りしてくれるけれど、やっぱり同じ。叱ってみても、結果が同じなので、優しい子が、1つ1つ、段階ごとに、わかっていることを確認しながら、ゆっくり教えてみたら、その人は、なんか、根本的にまったくわかってないどころか、あぜんとするような方向性で理解していていました。

その他にも、パターン通りのことはなんとかできるけど少しも応用していけない。とか・・・・わからないのに、神妙な返事をしてしまう。わからないのなら、質問をしたり、メモをとったりしたらいいのでは、と思うけど、どうも、そのあたりもうまくできない。メモした紙をなくしてしまう・・・だとか。周りは、少しずつ、なんか、普通ではないんじゃないか・・・と、だんだん疑いはじめる。

性格が悪いわけでもなく、むしろピュアで、離れたところで見てると、すごく素直でやさしい人だったりします。だから、少し離れた部署の人からは、印象は悪くなく、まるで同じ部署の人がいじめているようにさえ見えたりすることさえあります。けれど、教育係に当たった人は、砂を咬むようなむなしさといらいらの連続です。

 なるほどな~と思います。

げんちゃんも、また、そういう状態にあります。一見わかったように見えて、まったく把握できていない、ということがよくあります。離れた他人は、素直でいい子、なんて言ってくれることもある。確かにまだ幼ないし。

学校から帰ると、K先生の所に、5つの物をそろえて持って行かなくてはなりません。連絡帳、宿題、一日日記、漢字帳、自主学習ノート。連絡帳と宿題はワンセットです。プリントだったり、ドリルだったりしますが、連絡帳を見て判断します。それ以外に漢字、日記、自主学習帳、の3つです。

毎回、何らかの物が抜けます。ある時は、宿題、ある時は、連絡帳・・・


大きな付箋に書かせて、行きがけに、おばあちゃんが付箋を見るように注意喚起した日もありましたが、やはりその日も何か忘れました。その日は、忘れたというより、意味不明の解釈をして、漢字帳をおいていきました。

え?なんで、そんな判断をするわけ? って唖然とする時もあります。

「ねえ、げんちゃん、K先生のとこに何持っていくの?」

と、昨日復習してやりましたが、たったこの5つをすらすらと言えません。何度も言わせる練習をして、やっと言えたかと思うと、
「全部で何個あるんだっけ~?」

の問いかけに、
「7つ」・・・
何も考えずに言ったりします。(ちょっと数えれば、5つとすぐわかるだろうに・・)わかってない・・・というより、何にも考えずに、ぱっと瞬間の印象で言ってるのでは、と私は思います。あるときは、突然 ”水筒!”とか、今までの内容に一度も入ってこなかった物を突然入れたりします。

普通の人が失敗するそれとは、なんとなく質が違うような失敗を繰り返しています。

わかったと返事をしても、あやしいな、と、私はわかっているけれど、知らない人が聞いたら、
「把握できたんだな。ちゃんとできるんだな。」

と思うでしょう。なのに、結果はまったくできない。

それでも、毎日毎日失敗を重ねながら、少しずつ、それらをそろえていくんだ、という意識ができていっている。そういう進歩はあるのです。以前なら、意識そのものがないからね~。

まあ、もう少ししたら、すべてそろえて持っていく日が来る感触はある。なんせ、日々変化する宿題を含めた5つだからね・・・、2年前なら、そういう課題自体、取り組むのはあほらしかったよね。

さらに、2階にピアノの練習にのぼっていって、帰りは、毎回、電気をすべてつけっぱなしで降りてくる。というのも、注意欠陥ゆえのものでしょう。

こういう特性が、治せずにずっといってしまうと、やっぱり、本人、周囲から誤解されたり、つらい目に合うと思います。

 耳で聴いたことを的確に処理して、行動決定するのがうまくいかない。目の前にあることだけにしか意識がいかない・・・・こういったことは、なかなか治りにくいと言われるところだと思うし、前述の方にしても、同様の特性があったわけですが、げんちゃんを見ている限りにおいては、失敗の内容も少しずつ変質していっているし、やっぱり、少しずつ良い徴候も出てきています。

一足飛びにいかないけれど、同じところで足ふみをしているというわけでもなさそうです。

最後まで残ると思われている、こういうトラブルも、げんちゃんに対峙しながら思うのは、やはり、治していけるんじゃないか、ということです。

げんちゃんの中に可能性を感じている最近の私です。
げんちゃんの脳は、過去一度も止まったままということはありませんでした。
楽観主義なのかもしれません・・・



by glow-gen | 2017-05-18 19:39 | Trackback | Comments(2)

算数の文章題

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普通にプリントを、普通に教えられる・・・・汗 そういうことだけでもすごいことかもしれない・・・一人でさせたら、2問くらいしかまともにできなかったけれど、ヒントを出しながらサポートしたら、それなりにやっていけた。これは、初めての峰。ぴくっと出ましたね。最後の問題づくりはおしえまくったけれど、今、こういう問題づくりは、言語と数をリンクさせるためにもよいです。
なんせ、教える以前の問題だったから・・・字も、いつのまにか、普通に書けるようになってる。
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久々に、お菓子知育玩具をちらつかせてみたら、やる~と食いついてきたげんちゃん。粘土は、いっさいできないげんちゃんだったから、お団子を同じ大きさに丸める、ということはこだわれなかった様子。でも、取説だけで一人で作ってしまった。これも進歩なんだね。

連休をはさんで、かなり私の意識が変化しました。げんちゃんは、私が考えている以上に、この子あほやん・・・とさめた目でげんちゃんを見てしまうほど、すかすかの土台が露呈しました。

 3日がっつり算数をやらせてみて、まったく、理解できてないげんちゃんを見てショックも受けました。それで、どうしたものか、とどん底の中からはい上がってきて、なんとか、次の戦略を構築した私です。

 でも、そんな私をよそ目に、げんちゃんは、ここ3日間、新しい側面を見せています。

 前より、算数ができている。・・・XとYを使った式を作る、という内容を習っているところです。

X円のお菓子3個と、250円のピザを1個買ったらY円になりました。

という問題を式にしましょう。

こんな感じの問題が、たくさん書いてあるプリントが宿題で出ました。は~・・10問中2問くらいしかできてません。
できているものは、ぱっと文章題を読んで、そのまま式にできるような単純なものだけ。上記のような、かけ算と足し算が1つの式に入るようなものは、ぜんぜんです。よく見ると、
文章題には、線も丸も何も書き込まず、読んだ直後のフィーリングで、適当に式を書いていることがわかります。

問題は何でも、ぱっと見て、何も考えずぱっと書くか、わからずフリーズするか・・・どっちかのげんちゃんです。

もう何度も、文章題に線を入れたり、絵を描いたりする練習をつんできたのにね。

考えてみると、文章題を読んで、自分で処理できはじめたのって、実質いつの頃からだろう・・・・ぱっと読んで、適当にそこから数字を抜き出して、自分のイメージの記号を入れて・・・ということさえも、できてなかったし、それができてきたのは、少なくとも、上学年。
しかも、文章題を、私がヘルプしながらなら、線を引き、絵を描き、というトレーニングを始められるようになったのも、5年生後半がいいとこなんじゃないかな。

文章を読んで、絵を起こす、なんて、・・・げんちゃんはどれだけマスターしているのかしら?

×だらけのプリントをもう一度やらせました。

「あのね、ずっと言ってるよね。線をひきましょう。図におこしましょう・・・」

「うるさいな~、もう・・・」

GW以降、私は、彼に出力をうながすために、やりかたを変えて、極力、叱ったり怒鳴ったりしないように心がけてるのですが、ヤツは、ほんとに、人をいらっとさせます。

「だからさ~・・・言われたことにトライしないと、いつまで経っても、普通クラスで算数なんて、無理だよ。」(ほんと疲れる・・・)

げんちゃんも私もかろうじてのところで踏みとどまって、文章題を線と丸で分解して、絵におこしていきます。

X×3+250=Y

げんちゃんは、ゆっくりとだけど、式にできました。絵も少しアドバイスが必要だったけど、できました。

へ~・・・かけ算と足し算のイメージにもっていけるんだ・・・・その後も、ちょっとしたアドバイスを与えながら、一人で解いていきました。私のヘルプがまったくなかったら、またへんなことを始めて、似たような点数に持ち込んでいたかもしれないけれど、明らかに、寝たきりの病人が、杖をつきながら歩き出した、くらいの変化を遂げています。

どんなに入れても、かけ算も割り算も、ぴんとくることができず、ただ計算をトレーニングするしかできないような子(せめて計算だけで、もなんとかやるしかない、って感じでした。)だったけど、げんちゃんの頭は、算数の考え方を編み出すことができる脳に少しは進化をとげてました。

消しゴム具体物とか、確かに、死ぬほどやったしね~・・・

イルカにとりあえず、芸をしこんで、できるとこだけでも、なんとかできるようにでっちあげる・・・そんな感じの日々だったけど、やっと、理論的なことをお互いに共有して、少しはすすめるようになってきてるようです。

今は、文章題が旬です。算数の言葉を式におこしていく、言葉や数字を与えて、基本的な問題を作らせる・・・そういうことが、げんちゃんの算数脳を整理していくようです。


七田の2年生プリントは、当時、難しすぎて、やらずにおいといたのですが、今、そのプリントがはまります。七田の算数プリントは、文章力とか、図とか、1つの問題に、ちょっとした広がりがあります。ほんとに理解してないと、難しい。げんちゃんのわかってないとこをあぶり出すのに有効です。しかも2年ならちょうどいい。

色々ショックなことも日々多いけれど、やっぱり、少しずつげんちゃんは、進んでいっているようです。

大きなショックがやってきた時のあとは、そういえば、いつも、ぽんと上がっているところを発見するのが、発達育児だった、と、また改めて思い出すのでした。








by glow-gen | 2017-05-13 15:37 | Trackback | Comments(10)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
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