げんちゃんの発達障害プロジェクト

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WISK Ⅲ検査の結果 はーだるっ、

ウィスク検査の結果を聞いてきました。
驚くことに、進歩してると思っていたげんちゃんの結果は、2年とまったく変わりませんでした。私は、目の前が真っ暗になりました。
ウィスク検査の項目を見ると、

1 言語能力 (言語概念形成、言語による推理力、思考力、言語による習得知識)
2 知覚統合 (非言語による推理力、思考力、空間認知、視覚ー運動協応)
3、注意記憶 (聴覚的ワーキングメモリー 短期記憶 注意 集中)
4、処理スピード (視覚刺激を正確に処理する力、注意動機付け、視覚的短期記憶、書記技能、視覚ー運動協応)

と4つの項目がありました。げんちゃんは、もっとも高かったのは、言語能力と、注意記憶で、90台。(100が平均だそうです。)がしかし、そのほかの項目は、60台70台となっていて、平均は、80ちょいで、「普通より下」と明確に書いてありました。やれやれ・・・

 単に点数だけではなく、そこから読み取れる、げんちゃんの特徴や、これからのサポートのポイントなどが、コンパクトに、しかも的確に書いてありました。ほんと、ちょっとのかかわりで、よく、ここまで的確に読めるもんだ、と感心するほどでした。一見なんとかついて行っていると思いこみたい普通クラスも、みながサポートしてくれて、ホームスクールで、手をかけ、なんとか、紛れているように見えるだけ、というげんちゃんの現実がしっかり記載されていました。

私が、ショックを受けていると、担当の先生は、
「ふつうは、年齢とともに下がるのに、下がってないのは、お母様がしっかりがんばってこられたからなんですね~。」

と、コンサルティングの後に言われました。 そんな風になぐさめられても、
「はあ・・・」
としか、言葉が出ません。

ぼ~っと、頭の中で、いろんなことがめぐってました・・・

知能検査とか、運動会とか、要所要所で・・・ろくな思いしてないな~・・・ 一生懸命がんばってんのに、なんて不憫な子なんだ! とか・・・
もう、ありとあらゆる、負の言葉がじゃんじゃん出てきます。

そして、なんか、私は、ぼ~っと昔のことがよみがえってきました。遠い子供の頃のある一場面。

その昔、全員知能検査を受けていた、我々の子供時代・・・私の担任が、こっそり(結果を、親に発表してなかったみたです。)
私の母に、
「娘さんの知能検査、すごく高かったんです。」

と言ったそうです。こっそり言ったのは、どうもその頃、知能検査をしたものの、結果は親子には、伝えなかったのでしょうね。つまり、結果は、学校側のマル秘事項だったのでしょう。
 母は、先生がこっそり教えてくれたのだ、と、すごくうれしそうに、私にそっと伝えました。そのときの母は、ひそやかに、上機嫌でした。
 そうか~・・・と、私は思いました。なるほど・・・親って、別に自分の手柄でもないのに、子供のできがほかの子よりいいと、なんか、自分の手柄のように感じるんだろうな。

そして、その逆もありで、自分のせいでもなんでもなくても、なんか、自分が悪い評価をされたような気になるわけなのね・・・

どの子も、神様から授けられただけのことで、親の失策でも手柄でもない。

その時の知能検査の結果がいくつなのか、どんなテストなのか、今となれば、よくわかりませんが、その時点で、私は母をすごく喜ばせたことだけは、深く印象に残っています。その後、私は、高校で落ちこぼれ、知能検査って何なの?、と、まったく理解できない勉強を前にして、わなないていました。
・・・そして、自分への勘違いは捨ててしまいました。今では、よくある、古ぼけた過去の栄光になっていて、こういうことでもなければ、思い出しもしない出来事になってしまいました。

今の私は、あの時の母と、対局にいるわな~・・・

ほんと、げんちゃんみたいな子を持つと、どうかすると、卑屈になりやすいのかもしれません~・・・。こういう日は、おもいっきり、おおげさなほど、卑屈になって、そこに浸ることにしましょうか・・・

発達ママに電話して、思いのありったけを、愚痴って・・・吠えて・・確かに、今日診療室で話した6年の女の子と、げんちゃんは、まったく別物でした。

ちょっと、神様、いい加減にしてください! あなたの愛するげんちゃんは、この体たらくです。今後、どういうシナリオをご用意ですか。もう、私はうんざりでございます。イエス様の御名によって、アーメン!

ということで、今立て直し中でございます。あしからず。鼻息ヾ(≧∇≦)

by glow-gen | 2017-09-23 01:46 | 知能検査 | Trackback | Comments(13)

脳を制御し、開発さえする意識の働き

  「意識をすることができるようになると、脳自体をコントロールすることができる。」
と、知り合いのセラピストの先生からお題を頂戴したげんママですが、わかったようなわからないような気持ちで、日々けっこうもんもんと過ごしていました。

ところが、今日、仕事していて、ふと、こんなことを考えました。

 例えば、脳こうそくで、同じ場所に同じような麻痺をおこしてしまった患者さんが、二人いるとします。一人は、病気だからしかたがないと、ぼちぼちリハビリしながら暮らしています。もう一人は、元気な頃を思い出して、もう一度、あの頃にもどりたい! と強い意志を持って、また、医者がなんと言おうと戻れると信じて、一生懸命、独自に考え、研究したハビリプログラムを、夜も日もおしんでこなし続けました。

さて、5年後、どちらの人がもとの生活に近いところへ、もどっていったでしょう。

そう、答えは簡単。なおると信じて、死に物狂いでリハビリした人でしょう。

この人が治った勝因は二つあります。一つは、彼は、治ると信じていたこと。もう一つは、心が行動をかえ、リハビリに必死にとりくんだことでしょう。

このことは、一般には、意識ではなく、意志と呼ばれる類のものかもしれません。でも、心が、脳を改善したわかりやすい例だといえるでしょう。人の脳は、自らの意志で作り変えることができるのです。

 そうか~。脳が、心の支配を受ける、というようなことを、彼が盛んに言っていたのは、こういうことかもしれない。

 ある日のげんちゃんを観察していました。最近では、げんちゃんの、ゼロに近い時間の感覚を改善していくためのトレーニングをやっています。寝るまでは何時間あるのか。その間に何と何をしないといけないのか。そのために、どういう時間配分で、何からやる・・・みたいなことを、少しずつ考えさせるように誘導しています。(まったく、彼は、それについてはゼロベースです。とほほ)
 その中で、たとえば、明日の理科に備えて、ちょっと家で予習した方がいいね、ということになったとします。時間は、ほとんどありません。チャレンジタッチでちょっとだけ予習することにしました。げんちゃんは、チャレンジタッチに手をのばします。そして、開いたとたん、タブレットが、今日のおすすめ学習を表示したとします。そのとたん、げんちゃんは、理科をやる、とい意識がぶっとんで、タッチが誘導した国語をやろうとしました。(チャレンジタッチは、発達障害のお供、とさえ言いたいくらい、必須アイテムです。)
 理科をやる、と、ひらいたその時までは、彼の意志ははっきりしていたのに、次の瞬間ふわっと、意識が飛んでしまいました。意識と脳の支配関係が逆転した瞬間です。

「あれ、君は何をしようと考えたのかな?」

意識を取り戻すための声掛けをします。げんちゃんは、しばらく、フリーズしましたが、あ・・・とつぶやいて、急いで理科に変えます。声掛けをしなければ、げんちゃんは、ふわふわと、地上から足が離れるようにして、意識の伴わない、目の前のことに吸い付けられて、飛んで行ったままだったでしょう。

脳こうそくの一人の患者さんが、なんとなく、リハビリをさせられているようなありさまに似ているように思います。

脳の上位に意識が来る、というのはこういうことなのかもしれません。


 げんちゃんたちのような子に、いつもつきまとう、このふらふら~っとした意識のない行動は、脳が制御されることを嫌って、好き勝手に発動しているような状態なのかもしれません。


 このふわふわした感じは、もう一つの場合にもおこります。彼が「ただいま~」と言って、帰ってきたとします。
なかなか顔が見えないので、
「いまどこ?」
と聞いたとします。げんちゃんは、答えます。
「家・・」

この時、げんちゃんは、玄関に入ってもたもたしていたとします。彼は、家に帰ってきたという認識はあるけど、しっかり、玄関にいる、という意識が薄い・・・
「今、家のどこにいるの?」
と聞いてあげます。
「あ、玄関だよ。」
と、げんちゃんは、玄関にいる自分をしっかり意識します。げんちゃんがちょっとした声掛けで、本来認識していなかったことに、意識が発動したのです。

もちろん、これはたとえで、げんちゃんの実際のエピソードではありませんが、似たようなことがありますよね。


 ただなんとなく、ふらふらした意識の中で、行動している状態では、行動の制御はむつかしいでしょう。時間の管理も、時間軸の感覚もないので、そのふらふら感はいっそうひどいものになります。

 私たちが、げんちゃんたちにストレスを感じるのは、この制御されていない脳の気まぐれさだったり、暴走状態だったりするのではないでしょうか。


意識とは、脳を制御する心の働きのようです。本来、人の人格とは、脳に支配されているものではなく、脳を支配下に置くものなのです。意識とは、その中枢部の心の働きのことを言うのかもしれません。
 だから、意識を変えていけば、つまり、脳の上位に意識をもっていくことができれば、脳の眠っていた能力を呼び覚ますことができるし、すでにある能力も、スムーズに使える、ってことではないでしょうか。
 IQさえ伸ばすのが可能かもしれない。

案外、難しくないのかもしれない・・・これを、彼に話すと、いいせんいってる・・と言われました。で、具体的な声掛けのこつを教えてもらいました。

 たとえば、夜のスケジュールを段取りするように促しているときに、彼は、日課表をそろえる、と言いながら、好きなことに熱中するばかりです。私は、「ねー。日課表はいいのかな~。」
と言いますが、なかなかです。セラピストの彼いわく、
 そういうときは、日課表をもってきてごらん、、と持ってこさせ、具体的に、明日は何があるのかな~と、時間表を見させて・・・しっかり準備して、気持ちよく授業を受けたいね。
と言うのだそうです。つまり、明日のことが身にせまってくるように、現実味を帯びるように、より具体的なイメージがわくようにもっていくのだそうです。

なるほどな~・・・彼らの制御されてない脳を制御するために、それより上位の意識、あるいは、心によりリアルに働きかけなくてはならないというわけです。彼の意識は、よりリアリティーや必要性を感じて、動き出し、暴走していた脳は、自由自在に整理されたり、覚醒されたりするのだそうです。


 わたしは、何度もくいついて、彼に質問しまくってましたが、なんとなく、わかってきたような気がします。これならできるかもしれない・・・。明るい光が見えてきた気になっています。


しかし、かたや、私は、連休中最悪の気分ですごしていました。なんせ、先日ウィスク検査の報告に行ってきて、げんちゃんのさんざんなIQ結果にぐれていました。笑。またそれは次に書くとしましょう。



 

by glow-gen | 2017-09-20 23:09 | Trackback | Comments(17)

げんママやっとつきぬけたかも。なるようになったところが人生最高の選択!

  前回のブログを書いてからも、ずっと私は迷走していました。まだ、そんなこともできないのかな~・・・みたいな事件もいっぱいおきていたし、げんちゃんの出力状態も、なんか、すさまじくばらついていたのです。

 ある時は、ほう、げんちゃん、こんなに学習に対して理解力が上がっている!
って、驚いたかと思うと、次の日は、え~~、なんでこんなのさえわからないの? というようなことがおこり、ジェットコースターに乗っているように、こっちは混乱したりしてました。

ところが、ここ数日、私もげんちゃんも、なんか、突き抜けました。(とか、現在完了形にしてはいけないかな・・・日々揺れ動く発達育児なもんで。)

げんちゃんの状態は、あいかわらずなのですが、明らかに、意識のもっていきかたがかわっています。

ある日、げんちゃんは、大量に学校でやったテストやプリント類を持ち帰りました。社会のテストは、5年にあともどりしたかのごとく、半分しか書けてません。でも、彼は、そのプリントの山をさして、

「どうして、今日プリント持って帰ったかわかる?」
と言い出しました。きょとんとしていると、
「机の中がいっぱいになって、片付けられないから・・」

と言ったのです。びっくり。  普通の子のママなら、だから何~? とつっこまれるところですが、おわかりになるでしょう!。
整理整頓がだめなこの子たちが「かたづけられないから」なんて言う、宝石のような言葉を口にしたのです。しかも、ただなんとなく、持ち帰ったのではなく、自分の気づきと気持ちを、次の行動に結びつけて、さらに、その一連のことを言葉にしたのです。

意識が働いてきた、と言わずして何と言おう!

まあ、こういうちょっとしたことが、ちらっと、かいまみえたりする今日この頃なのです。


そして、セラピストの彼が、また実にうまいことを言います。

「今はね、げんちゃん、たくさんつめこみすぎて、頭の中が混乱してるんだよ。だから、ちょっと整理させてあげる時期なんだ。整理してあげると、もっと、安定して出力してきますよ。」

ため息! この彼は、ほんとにいつも的確でびっくりしてしまいます。イルカの経験も、それからの彼の振り幅の大きい毎日の生活も、少し上がったと思って、色々教え込んできた学習ライフも、ぐつぐつ沸騰したちゃんこ鍋みたいに、ぐちゃぐちゃになって混じりあっているのが見えるようです!

少しカリキュラムを減らして、整理させてあげればいい・・・

K先生と作戦会議をしました。色々なお習い事、げんちゃんは、いやがらず、楽しいとさえ言って行っているけれど、彼自身、自分の本当のコンディションや気持ちを、的確に把握して言葉や行動に反映できていないのではないか・・・そういう話しもしました。自分が無理してると気付かずにがんばってしまっているのかも・・・まあ、平易に言うとそんなところです。

 でも、普通クラスに行きたい! とがんばっているげんちゃんから、取り上げてしまうプログラムはなかなか見つからず、とりあえず、

 マッサージをたくさんしてあげる。
 睡眠時間を増やす。


ははは、戦略会議をしたわりには、貧弱な結論・・・汗
でも、彼が、ちゃんこ鍋状態だ、ということを、私が深く納得できたので、私の彼への好感度もぐっと上がって、がみがみ言う気持ちが落ち着きました。

 マイナスに振ってるような行動が出ても、
「整理整理・・・・大丈夫大丈夫・・・」

みたいな余裕が生まれ、絶対この次のステージは、飛躍する。そんな期待が胸によぎるようになりました。


くもんの先生と電話で話しました。

「普通の子はね、学校で、とにかく、自分を出さないように、それはそれは訓練されてるんですよね~。くもんでも学習の時は、静かに、おりこうさんに勉強する。日本の学校でよくしつけられたものですよね~。げんちゃんは、そういう、ある意味、日本の学校教育で型にはめることをされていない、まるで、昭和の子、みたいなところが魅力ですね。
彼の周りは、なんか、いつも明るい雰囲気がある・・・自分を受け入れてない子というのも、ちゃんと見ていて、距離をとったりもしてますよ。」

私は、集団の中のげんちゃんについて、あまり評価できるチャンスがありません。でも、くもんの先生の言葉は、げんちゃんの長所を先生なりに表現してくれているのかもしれません。

確かに、学校に合わせる、というのではなく、げんちゃんのオリジナルな教育のために、たまたま、学校も利用させていただいている。

という私のスタンスが、くもんの先生の言うようなげんちゃんに反映しているのかもしれません。とにかく、くもんの先生のげんちゃん評は、今はまだまだサポートもいるけれど、期待値は高い子だよ、ということのようで、うれしい限りです。

そして最後には、先生も私も
「ま~。なんかわかんないけど、なるようになったところが、ベストのとこじゃないんですか~?中学のクラス選びも・・・」

大笑いしながら、そういう話しに落ち着きました。なるようになったところが、人生ベストの選択。いいですね~。くもんの先生、良い先生にあたったものです。それも、げんちゃんの能力なのでしょう。笑












by glow-gen | 2017-09-15 20:43 | 脳への考察 | Trackback | Comments(8)

ランドセルをそろえて入れる 意識の力か・・・?

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イルカから帰ってきてもうすぐ2週間が経とうとしています。
セラピストの彼は、
「ちょっとリバウンドみたいなのあるから、ま、2週間くらいしたら、じんわり、成果が現れてくるよ。」
と言いました。
 確かに、帰ってしばらくは、なんか、こっちの期待感と、げんちゃんの行動がちぐはぐで、どうもしっくりこなかったのですが、なんとなく、いい具合に、私の方は舵取りしてきた感じです。
げんちゃんの方は、というと、一気に改善したというわけではないけれど、意識という観点で言えば、意識しているときの仕上がりと、そうでない時の仕上がりに、明確な差が出てきたような感じです。

ランドセル中身事件

 ほんとにちょっとしたことなのですが、(いや、発達の子にとって、これはすごく大事件!)
げんちゃんは、ランドセルの中身を、ごく自然に整頓して入れるようになったのです。最初は、ちゃんとこうしなさい、と私が明日の用意をする時に注意してさせました。その時の手つきはぎこちなく、やる気もない、といった感じ。

でも、驚くことに、翌日の夜、彼は、手早く、ランドセルの中身を整えました。そして、ここがポイント! その次の日、学校から帰るとき、きちんと整えて入れて帰ってきたのです。

驚き! これは、もう3日も続いてます。ずっと言い続けてきたのですが、なかなかできず、私が指示してやらせても、すごく時間がかかって雑だったのに、無造作に手早くできるようになっています。

と、この話をママ友にしたら、どこが言いたいポイントなの? という顔をされました。
確かに、普通の子だけ持つと、こんなのは当たり前なのかもしれません。お姉ちゃんがいつから、ちゃんとランドセルの中身をそろえたか、なんて覚えてもないですね。私たちの観察眼のなんと細かいこと! 

しかし、私にとっては大事件です。意識がなければできないことですから。

来年は支援クラスはやめる 、という宣言をしてみました。

数日前、げんちゃんは、学校でウィスク4の知能検査を受けました。まだ結果は知らされてませんが、げんちゃんに聞くと、わからない問題もあったらしいので、あんまり期待はしないでおきましょう。それをふまえて、月末は就学相談です。どうなることでしょう。支援クラスを勧められるのでしょうかね・・・・

でも、セラピストの彼の意見を聞いてみたら、
「中学は、ちょっと大変でも普通クラスがいいと思うよ。もちろん、ばりばりついていけるようになるとは思えないけれど、彼の意識が目覚めてきてるから、自分で周りを見て、ギャップを埋めていく作業が生まれるよ。ただし、サポート体制は作ってもらうようにお願いした方がいいし、あと6か月でもっと上がる予定も含まれている。」
ということでした。それで、げんちゃんに、そのことを宣言してみました。

「やったー!」
げんちゃんのうれしそうな顔・・・へ~、そうなんだ。普通クラスの自分でありたいんだね。しかし、そのいびつな影さえあるその感情は、意識のスイッチを押すように感じます。

ここ数日
「それだったら、普通クラスは無理なんじゃない」
うっかり、目の前のことだけに執着した行動が目だったり、明らかに知恵のない行動に走ったりすると、つい、言ってしまいます。わずかですが、げんちゃんに、緊張感がただよいます。なんかおどしてるみたいでどうなのよ、とは思うのだけど・・・効果はありますね。

 でも、げんちゃんの実力は、というと、例えばこんなところに現れます。
自転車がパンクして、しかもチューブがタイヤにからまり、げんちゃんは、自転車屋さんに40分もかけて、半分かかえるようにして自転車を運びました。(ここは偉かった)汗だくです。お店につくと、店員さんが、一まわり大きな自転車を買った方がいいよ、と言いました。たしかに、私もそうなることを予定してました。
それで、私は、げんちゃんに向かって、
「店員さんに商品説明を聞いて、どれにするか決めてごらん。」
と言いました。なんかきょときょとしているげんちゃんに、さらに

 「注意深く聞こうね。」

と言う私。じっと見守っていましたが、やはり、店員さんの説明をよくわかっていませんでした。やれやれです。

なるほど、これでは、普通クラスの先生の言うことは、せいぜい半分か、良く見積もっても3分の2くらいしかわからないだろうな~。と思います。でも、以前と違うのは、要点を整理してやると、わかります。そして、理解したあとは、自分で言葉にして説明できる。この説明能力は、ほんとに上がっているな、と思います。

「チェーンが、カバーがあって、中に入っているから、こわれにくい・・・」(てにをは、は、完ぺきではないけど、ちゃんと意味がわかります。)

そして、よく見ると、彼は、まわりの自転車のデザインに目がいっているようで、自分の世界に半分入ったまんまで聞いているような気がしました。聴きたい!と、いう意識をぐっと入れれば、たぶん、もっと把握できていたと思いました。

 この意識のスイッチは、興味があること、とか、失敗して、ヤバイ、と思って、自分で修正しようとする場合、とか、いくつかのパターンで入るように思います。・・・でも、オンとオフは、ききわめて気まぐれで、本人もまだコントロールがむつかしいようです・・・今後、そのあたりが改善してくると、もう少し伸びるような気がします。

 セラピストの彼は、
「考えなさい、という言葉は言わないで。頭でやろうとすると混乱するから、なるべく、心で感じさせるようにして。」
なんて、言います。今は、意識を入れるときなんだ、と、自然に感じて、行動にうつせるように、ということなのでしょうか。わかっているようでよくわからない私です。
でも、彼への指導やトレーニングの方向性は、なんとなくわかってきたような気になっているげんママです。

by glow-gen | 2017-09-08 02:15 | 聞く力 | Trackback | Comments(43)

能力を発揮させる「心」

新学期も始まり、やっと・・・何で私は、げんちゃんに、こんなにうんざりしていたのか。よ~くわかりました。

私は、げんちゃんにとても良い兆しを感じていました。・・・、けっこうグレーゾーンから、普通に見える領域に入ってきた、と、思っていたのです。

 でも、それは、やっぱり認識違いでした。簡単なテストが解けた、とか、スケボーを乗りこなすとか、上手に折り紙を折るようになった・・・とか、数限りない、1つ1つのパーツはできてきましたが、発達障害の発達障害たるゆえんである、私がもっとも改善したい部分、それが、まったく手つかずでかわらないのです。

 絵も描けず、ぼんやりくねくねしていたげんちゃんから、今や、まあまあの平均点を満たす項目がたくさん出てきているかもしれないけれど、その一つ一つの能力は、いわば、単独でばらばらのパーツにすぎません。

 私が求めているのは、そのモチーフが、美しくハーモニーをなして、つながっていることでした。モチーフのすべては、関連性に乏しく、小さな子でも、集めたモチーフを、もう少し上手につなげていくことができるんじゃないかとさえ思います。

 くもんに入って1ヶ月以上経ちました。げんちゃんをおもしろいと言ってくれる、素敵な先生のおかげもあって、楽しみに通ってます。でも、し~んとした教室で、
「おれって、て~んさい!」
とか、時々ぶつぶつ言いながら問題を解いたりするげんちゃんは、すっかり、みんなから変な目で見られているようです。それは、浮いているのか、おもしろがられているのか、教室の雰囲気を引っ張っているのか・・・ニュアンスはよくわかりません。(周りのリアクションをちゃんと把握したりはしている。と言ってましたが、どうなのでしょう。)さらに、くもんには、解く順番とか、先生に出すタイミングとか、宿題を用意するノウハウ、とか、段取りが決まっているようです。でも、げんちゃんは、いまだに、うまくいかないようです。
 簡単に言うと、げんちゃんだけ、ちょっとサポートがいる、ってことでしょうね。一人で問題のやり直しも難しいようです。

 とりあえず、普通の塾にデビューしたものの、やっぱりね、という感じのようです。

 また、新学期が始まって、あいかわらず、1学期同様、宿題の内容を写して帰ってない、とか、帰りに寄るはずの、支援クラスに寄らずに帰ってくる、とか、まったく進歩が見られないような抜けがたくさんあります。

先日、くもんの先生と楽しそうに話をしているげんちゃんを目撃して、ため息が出ました。 
 普通に会話ができる、と思っていたけれど、彼は、自分が話したいことを饒舌に話すときは、完全に自分の世界に入ってしまってます。先生がただ、相づちを打ってるだけ。そして、たまに、こっちの世界に降りてきて、はっとしてます。
 対等な会話とはいいがたい・・・

 そして、しっかりこっちの世界にいる時は、だいたい
「はい、」「あ、そうなの?」「わかった」
そういうレスポンスしかできないような気がします。なんか、うまく表現できませんが、なんか、違うんだよね~。
普通のようで、なんか違う・・・こっちの世界にいて、話を広げることは、できてないんじゃないかな~。

 うまく言えないけれど、すべてにおいて、何かができたとしても、そこから広がりがないのです。

これって、どう説明したらいいのでしょう。

つまり、一つ一つのことを関連づけて考えることができない、ということだと思います。ぶつぶつっと、ばらばら・・・

そして、この関連づけができなければ、彼には、常に周りとは違う違和感がつきまといます。
 最近私は、これを改善したいと思い、少し改善できてきた、と感じていた。

でも、そうではない現実がつきつけられて、私はここんとこ、すごくうんざりしていたのだということがよくわかりました。

 それとともに、では今から何をしたらいいのか・・・ということも、だんだんわかってきました。

 ヒントは、セラピストの先生の言葉です。こんなことをげんちゃんに言ってました。

 
 げんちゃんは、よく、あせって、フリーズしてたり、考えのない行動をしてたり、ということが多々あります。

セラピストの先生が、そんなげんちゃんを見て、

「げんちゃん、頭で取り出そうとしてはいけないよ。心で取り出すんだよ。落ち着いてね。
今、きみが見ているその引き出しには何もないよ。大丈夫。たくさんいいものが入っている引き出しがあるから、心で選ぶんだよ。」


と声かけしてました。なるほどな~と思いました。
頭ではない、心・・・(なんか、わかったようなわからないような・・・でもすごい!)


彼の心を動かして、今まで苦しい思いをしていっぱいにした、1つ1つの引き出しの中身を、タイミング良くつなぎ合わせて取り出すことができるようにしていくような訓練とは何か。
セラピストの彼は、「心」、と、強調します。彼は、けっこうすご助言者のようです。(彼からの助言をしっかり消化できたら、書いていきたいです。)

さて、今日は、久しぶりに、体操の先生が見てくれました。夏休みをはさんでのげんちゃんに向かってみて、彼女の言葉は、好意的でした。
 
「げんちゃん、すごい! 意識がかわってる!」

そうかな~~・・・あまりそうは思えないのですが、私のねらった方に行っているのなら、いいな~・・
 

by glow-gen | 2017-09-02 17:40 | イルカによる介在療法 | Trackback | Comments(26)

イルカと旅と夏のげんちゃん

げんちゃんは、土曜日元気に帰ってきました。3日間で、私の期待度マックスになっていて、げんちゃんが、別人で帰ってくるような錯覚をおぼえていたのがいけませんでした。
帰ってきたげんちゃんを見てがっかり。荷物はやりっぱなし、帰ってきて出したものは、すべてやりっぱなし。テレビにかじりついて、あとから帰った私に、ただいまも言わないようなありさまです。

「なんじゃ、こりゃ・・・靴はそろえなさい!」
「ねえ、イルカどうだったの?」
「うん、楽しかったよ。背びれにつかまって泳いだ。速かったよ~。」

その日は、ずいぶん遅くに帰ってきたので、ろくに話もせずに眠ってしまったげんちゃんでした。翌日、荷物を片付けようともしないので、なんとか、片付けさせようとして、たくさんの唖然が勃発します。

 げんちゃんは、旅先で新しい靴下を買ってはいていました。バックの中の小袋に靴下とパンツをまとめていれていたのに、たいして探しもせず、ないない、と先生に言ったのでしょうね。忘れたのなら、買おう、なんてことになったに違いありません。パンツも、初日はお風呂バックに入っていたので着替えたのでしょうが、二日目は、その小袋を見ることもなく、平気で同じものをはいたようです。
 毎回の合宿と同じような、生活管理にちょっとがっかり。

カリキュラムは、初日はつりぼりで釣りをしたり、イルカを見たり、片道4時間の道中、いろんなお話を先生としたり、・・・いわば、威厳のあるお父さんと、あらゆるフィールド体験をした、なんか、そんな感じです。3枚書いたという作文も読みました。たしかにげんちゃんにしては、まあまあきれいな字で、一生懸命書いていました。3年生くらいの子が、その日にあったことを時系列でひたすら書くような感じで、句読点も、まさに、低学年のような感じ、段落もない、作文書き始めたばかりの文章でした。
 少しは、げんちゃんらしい光った表現とか、あるかな~と期待してましたが、それも、ちょっと期待しすぎだったようです。彼のマックスの能力が、もっと高いものだと買かぶっていたのは、親ばかというものですね。なんせ、3枚一気に書いた、という点において、今回は、喜ぶポイントがあります。

 そして、とにかく、家では、なんでもやりっぱなし。荷物のかたづけも、やる気なく、適当に片付けるし、・・・なんなんだ!
ぜんぜんかわってる風は見えませんでした。やれやれ。


 たぶん、今回の旅は、彼の肥やしになってると思いますが、すぐさま、劇的な化学変化をおこすことを期待しても、そうやすやすとうまくいかないのが教育ってもんなんだろうね~。ママの期待感だけがふくらんでいる分、かえって、トーンダウンが激しい週末です。

 けっこう、一生懸命がんばってきてたげんちゃんなのだろうけど、何も変化のないように見える今日一日に、どっと疲れます。

一日ごろごろする暇もなく、たまたまずっと前に申し込んでいた、ホームセンターの夏休み工作教室に行きました。疲れてるから、行かない、とも言わず、すすすっと、行っちゃうとこがげんちゃんのいいとこなんでしょう。

 またまた、ここでは、何か変化がみられるかしら? なんて、思っちゃう私。

すでに切ってある木を椅子に組み立てて、くぎを打っていく作業です。子供用の椅子を作ります。

去年も同じ工作教室に参加して、粘土で花瓶をを作りました、あの時は、ほとんど私がやったようなものだったなー、と思い出します。今回は、まあ、けっこう自分でできたので、成長してるんかな~と思います。でも、なんか、べた褒めする気もおきません。


 さらに、散髪に行きました。2000円持って行って、帰ってきたら、財布も鍵も、床にやりっぱなしです。しかも、おつりが500円だから、散髪はいくら?と聞いても、ぜんぜん答えられません。300円とか、意味不明のことを言い出したり・・・もう、うんざりしてしまいました。


 結局、今日一日見ていて、やっぱり、私は、げんちゃんから離れた方がいいんだろうな、と、いうことだけわかりました。二泊三日がんばってきたのに、あらばかり見えます。疲れたね、どうだった、とにっこり聞く気もおきない。
(なんで、靴一つ揃える気にならないのかな? なんで、靴下持って行ってるのに、ない、とか言ってるんだろう・・・なぜ2000円引く500円さえ計算できないの?)


作文も、やれやれ、3年生くらいだな~・・・とか。


そうそう、一つだけ感心したことがありました。

娘が、サウンドオブミュージックのDVDの、マリアが、草原の上で手を広げているあの有名な表題の写真をもってきて、ここにコメントを入れるんだったら?とお題を出しました。平凡なことしか言えない家族の中で、げんちゃんは、

「このままくるくる回って、温泉を掘ろう!」
マリアの今にも回りそうな様子が、おかしくて、みんな爆笑 げんちゃんイケてるわ~・・
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 ほんと、私は、げんちゃんから、ちょっと距離おいた方がいい。どうしても辛口でしか評価できないし、もう、できないの見るのもうんざり。げんちゃんは、一生懸命やってるし、それなりに伸びてる。
 時々、げんちゃんを無条件で肯定してくれる人さまにどんどん預けよう・・・そう思いました。だって、彼から離れているときの私のブログは、とっても前向きです・・・笑  とにかく、できないとこなんて、見ない方がいい。親ばかで、勘違いおこしているくらいがちょうどいい。

 先生との旅も、イルカセラピーも、とってもいいと思います。でも、私の対応で、台無しにしてしまいそうだな~・・・私は、できるだけ見守る、というスタンスに幕引きしなければ・・・と感じた一日でした。



by glow-gen | 2017-08-27 23:55 | イルカによる介在療法 | Trackback | Comments(21)

発達障害とイルカ 不思議なメンタルセラピー

 そろそろ、夏休みの終わりが迫ってきました。私も、少し夏ばてぎみか、体がなんとなくだるい。夏は、すごいエネルギーを持って日本列島を駆け抜けていきます。
 げんちゃんの、今年の夏は、ほんとに、今までの夏とは違ってました。

 算数ができない、とか、字が汚いとか、細部にわたれば、問題だらけなのですが、ざっくり見れば、彼は、子どもから少年になり、私の囲いの中から、少しずつ飛びだそうとしているようです。5年のある時あたりから感じ続けていた、ある停滞感・・・・げんちゃんの意識レベルがどうしても上がらない・・・そういう問題に、少しずつ新しい局面が出てきたように感じています。

 知り合いのご主人で、セラピストをされている方がいます。げんちゃんのことにずっと関心をもってくださって、時々、友人として、げんちゃんをみて下さったり、アドバイスしてくださったりしていました。
 
 でも、とっても個性的な方で、ちょっと、上から指導する、という感じなので、お話を伺うには、けっこう覚悟がいります。でも、たまに、的確なことを言われたりして、参考にすることもよくありました。
 彼は、独自の方法で、ひきこもりの方や、精神疾患の方などを改善させている、という話だけは聞いていました。長年家族ぐるみでおつきあいしていると、とても良い方ということもわかりました。ま、個性的なことにはかわりないけど・・・・・・

 たぶん、彼はげんちゃんたち側にいる、というか、右脳タイプの天才肌なのでしょう。凡人の肌合いとは違うだけなのね、と、最近は理解するようになりました。、

 私が、げんちゃんの、突き抜けない意識について、悩んでいると話すと、自分がやってみましょうか、ということになりました。
まあ、素性はわかっているし、断る理由もないし、今は、彼のようなプロにまかせてみるのもいいかも、と思い始めていたので、思い切って、お願いすることになりました。

 彼の計画書が来ました。
「二泊三日、イルカによるアクティビティーと、メンタル指導」

ということのようです。ほう! それはおもしろい。オフィスでセラピーするのではなく、その人の状態に会わせ、日にちをきめて、合宿のようなことをして、その間、ずっとマンツーでクライアントにかかわるのが、彼のやり方みたいです。旅費、およびセラピー料・・・イルカ施設費、なかなかの金額です。ちょっと悩みますが、そこまで、がっつりかかわってくれる他人というのも、そうそういないよな~・・・と思います。この夏の、メインイベントです。

 ということで、今朝、二人は出発しました。げんちゃんは、彼になついているし、イルカと聞いて、うきうきとでかけていきました。

 イルカ・・日南・・・ええな~・・・あたしも行きたいよ! 前日は、意識が飛びながらも、げんちゃんは、自分でなんとか用意しました。もちろん、私が横からアドバイスしました。ぐちゃぐちゃに入れてたり、時間がかかりまくったり、完璧とは言い難いけど、秋の修学旅行は、大丈夫だよね、と思わせるものがあります。


 イルカイルカ・・・「広汎性発達障害とイルカ介在療法」論文や、イルカセラピーのホームページの写しなどを置きみやげに、彼はげんちゃんを連れて行ってしまいました。


 私は、今日から、普段出来ない仕事の段取りをこなしながら、げんちゃんのいない開放感を味わってます。


そして、夜、電話がかかり、彼は、今日の道中でのげんちゃんの様子などを報告してくれて、最後に、すごくおもしろいことを言ってました。

「ママ、げんちゃんすごいよ。僕が彼を解放してあげてるので、すごいことがおこっているよ。8時半から1時間半、彼は、作文に没頭して、原稿用紙3枚いっきに仕上げてしまったんだよ。ぼくも、そこまですごいことがおこるとはおもわなかったね。日頃の抑圧が一切無いから、今日はチックもほとんどおこってないですよ。」

なんか、私が、よっぽどげんちゃんを抑圧してるみたいじゃない。もう!

 ま、それはおいといて、確かに、彼の手法は的確みたいで、げんちゃんは、のびのびと、旅行中色んな輝きを見せているようでした。

 なるほど、セラピストと言っても、精神科の先生みたいに、オフィスでカウンセリングするだけじゃそうそう、こういうことはおこらないのでしょうね。彼が、いっしょにげんちゃんと旅をして、その中で、げんちゃんの内面をどんどん出していく、なんて、確かに、あまり、普通のセラピストのやり方にはないようです。

 明日は、いよいよイルカといっしょに泳ぐみたいです。どんなげんちゃんに仕上がって帰ってくるのでしょう。私は、母親としてというより、なんか、発達育児の観点で、すごく興味深いです。帰ってきたら、しっかりレポしますね。~
 

by glow-gen | 2017-08-25 02:31 | イルカによる介在療法 | Trackback | Comments(19)

失敗から学ぶこと。  意識改革のきざし

  げんちゃんは、毎日、やりっぱなしの生活習慣を、日々指摘され、矯められています。家に帰れば、鍵は、どこかへ。鞄の中に水筒は入れたまんま。ほうったまんまのカバン、etc ・・・・
とにかく、何もかも、やりっぱなしのことを、しつこくしつこく指摘され続けています。

 怒鳴らないけど、とにかく、指摘して、やらせる・・・つい、やつが素直じゃないと、ちょっと怒鳴ってしまいますが・・・

 そのうちに、昼、チンして食べた食後の食器が、洗ってあったり、靴がそろえてあったりすることが、ごくまれに出現します。もう根気勝負と言う感じです。

でも、まだまだ勝率は、低く、まれに、ほんとにまれにできていた、というのが正確なところです。

 日曜は、げんちゃんと日帰り旅行をしました。新幹線と急行を乗りついで、山に行って温泉に入って帰ってくる。まあ、これが、私とげんちゃんの、唯一の夏休みの遠出になりました。
 帰りに、急行から新幹線に連絡する時間で、とんでもないことがおきてしまいました。新幹線の時間まで、あと5分というので、急いでいた時のこと、(もちろん、げんちゃん、時間があまりないのを知ってます。)げんちゃんは、突然
「トイレに行きたい!」
と言い出して、
「もう時間がないから、新幹線の中でやって!電車はすぐ来るんだよ。」
と叫ぶ私を振り切って、トイレにこもってしまったのです。
「出てきなさい!、あと3分・・・あと2分・・・」
もう、トイレの入り口で、わなわなと叫ぶ私・・・

やっと出てきて、ホームに駆け上がったときは、時すでにおそし、出発してしまってました。


私は、ほんとに頭にきて、周りのお客さんがいるのに、おかまいなしに、怒鳴りあげてしまいました。

「あんたね~。新幹線行っちゃったじゃないの! ホームに上がれば、すぐに新幹線来るんだよ! どうして、新幹線でしなきゃ、間に合わない、って考えが出てこないの!

ウンチしたい! あ、トイレある、・・・そういう行き当たりばったりのことしか、なんでできないの? 駅のトイレ入ったら、そのあとどうなるか、イメージできないの?判断力が、ぜんぜん育ってないじゃないの!
なんで、いつもそうなのよ!」

ほんと情けないやら、頭来るやら・・・

最初は、わかってる、だの、うるさい!だの、偉そうにしていたけれど、・・・指定のチケットがパアになって、次の新幹線まで30分待たなければいけなくなって、げんちゃんは、失敗の意味がやっとわかってきたようです。

次の新幹線の自由席に座ることができたとは言え、気分は最悪です。
私はぶすっとして沈黙。すると、横で、げんちゃんは、
「あー・・僕はなんてバカなんだ。なんで見込みができないんだよー。あー・・・」
と、けっこう長時間、落ち込んでました。よく見ると、目がうるっとなってます。

「じゃあ、あなたはどうすればよかったん?」
と聞いたら、昔なら、
「新幹線でトイレすればよかった。」
たぶんそこどまりでしょうが、彼は、私に言われて、自分が失敗する行動の傾向について、反省しているようでした。

さて、次の日、K先生にもそのエピソードを話して、もう一度、先生と検証してみたそうです。K先生は、ちょっとびっくりしてました。なぜなら、その出来事が、どうも、彼の中で、ものすごく何かのスイッチを押したみたいで、もう二度と、あのような失敗はごめんだ。もっと意識をして行動したい! という強い思いになっているというのです。

そのあとに、今日のスケジュールについて、先生と表を作ったときに、何かが変わった、と先生は感じたそうです。

ほんと、今のげんちゃんは、失敗して、自分が困ること、それがすごく必要なんだな、と思いました。

日帰り旅行の道中、あらゆることを自分でさせてみました。買い物する、新幹線のチケットを管理させる、何番ホームに行くのか自分で探させる、とか・・・私が横にいれば、考えることをやめる、そんな癖をそろそろ卒業してもらわねばなりません。

 さて、げんちゃんがK先生の所に行ってる間、私は、公文の先生に呼ばれて、最初の面談とやらをしていただきました。げんちゃんの様子は、いろんなできないことで一杯でした。でも、彼のやる気は十分見られるようでした。

たぶん、何か月も、もんもんとしていた、彼の意識の目覚めは、もしかしたら、もう少しで、いいとこに突き抜けてくれるかも~・・・・そんな予感がするげんママでした。
それにしても、今日も朝から晩まで、よく取り組みました。
「ぼーっとして困る、とか、集中できない」とかいう、K先生のボヤキは、ここんとこ減っています。・・・9月にまた、ブレークしてくれないかな~・・・・




by glow-gen | 2017-08-23 00:18 | 段取り力 | Trackback | Comments(6)

生活全般できるように・・・汚部屋住まいはやめてほしい

 
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見えにくいのですが、各塁に説明が入っていて、ホームベースに4塁、ピッチャーマウントに2塁、となってます。やれやれ・・・文といい、3~4年生の感じだな~。




なんでも体験させよう・・・というのが今年の夏休みの目標です。
今日は、げんちゃんは大分にキャンプに行きました。知り合いのおじさんが、げんちゃんを連れて行ってくれました。娘もたまたま出払っていて、夫婦二人のオフです。なんかね~。子供が巣立ったら、
こういう暮らしになるのかしら。午前中かたずけをめぐって、ちょっともめたけど、夕食頃は、夫婦二人、私を怒らせるのはやばいと思ったのか、夫は、比較的おだやかにしていて、平和にご飯食べました。食後は二人勝手にしていて、私は、ツタヤで借りて「最強の二人」というフランス映画を見ました。感動でした。

「げんちゃんってさあ、やっぱ頭悪いんだよね~。絵日記書いてて、彼にしてはけっこう上手に書けたんだけど、1塁、2塁、3塁、4塁、と説明入れてたもんね~。しかも、2塁って書いてるのは、ピッチャーマウントだよ~。もう2年も習ってるのに、推察しないんかね~。」
「は~~~(ため息)」とパパ
パパは、育児はまったく外野、まるで下宿人みたいですから、大した会話にはなりませんが・・・まあ、ちゃんと働いてくれるだけ、ほんとにありがたいと思っています。

げんちゃんの絵は、稚拙で、6年生とはいいがたいですが、塁の関係をちゃんと書き出せていて、(4塁なんてのは、論外だけど。)配置もましになってるので、成長したな~と思います。彼の絵は、ヘタウマ的な魅力があったとしても、破たんしてました。なぜ顔書いてないのかしら・・・と思いますが、少しずつの成長が見られるので良しとしましょう。1~2年前だったら、この四角のスペースにどう配置するか、考えあぐねて、書くだけで2時間くらいかかったかもです。字は、彼のマックスの字だと思います。K先生にきれいに書くように言われたのかな?普通は、悲惨な字です。

 先日夕食の手伝いをさせてて、がっかりしました。ささみ肉を平らに開いて、チーズや梅しそを巻いてフライにする、というメニューの、ささみ肉をキッチンばさみで開くところを担当させました。一番太いところを横にはさみを入れて、開いていき、まだ分厚いところはさらに切って開く・・・
本人やりたくないのも手伝って、もうでたらめでした。

もっとも驚いたのは、左手をぜんぜん使わないところです。左手で、肉の厚みを感じて、ささえていくことで、次の所作に手早くうつります。が、彼は、左手を出してはいるものの、まったく肉に添えないのです。おまけに、何度いっしょにやっても、どこにはさみをいれるか、推察してこないので、真上から、やみくもにはさみを入れて、がたがたの肉塊にしてしまいます。

おまけに、すぐに、
「ちょっと疲れた。」
とか言ってさぼる。ぶち切れます。

不器用にもほどがある! おまけに彼ときたら、ドア電気 脱いだ衣類 持ち帰ったカバン・・・もう何もかも、何度言ってもやりっぱなし。将来汚部屋に住むのが見えるようです。勉強はかかわらないようにしてるので、なんとかスルーしてる部分が多いですが、このあたりは、もうええかげんにせ~よ! といらいらします。

キャンプで、ちゃんとしこんでもらってるかな~・・・なんでも、自分でさせてくださいね、とお願いしたら、
「大丈夫。させる!」
とおじさんは言いましたが、こういうのも、外に出して、大いにアウトソーシングの方がいいんだろうね。

こういうとこは、お姉も似たようなもので、買い込んだ漫画と、教材がごちゃまぜになった、入ると気分悪くなる部屋にため息が出ます。

今日は、昼過ぎまで、パパを借り出して、お姉の部屋の片づけしてました。もう言ってもぜんぜんだめで、日ごろ手伝ってさせるタイミングもなく、しかたなしに、ママが介入しました。明日はゴミ出しです。ため込んだ紙類を回収して、やっとすっきりなりました。

私も、片づけが上手な方ではないけれど、さすがに汚部屋になると、もうだめです。思考が停止してしまいます。よく、あれだけ、整理されていない空間で平気で過ごせるな、と、びっくりしてしまいます。学習どころではないと思います。

げんちゃんも、お姉ちゃんも、かたづけに関しては、ちょっときちんと教え込む必要があるな~と、ため息が出ました。子供の頃から、お姉ちゃんは、お姑さんに丸投げだったので、あまり、片づけは、しつけられてないようです。

お姉ちゃんはともかくも、げんちゃんは、家事全般できる子に育てなければと思います。頭悪くても、家事全般こなして、小回りがきけば、なんとか、生きていけると思います。食べたら、食器を洗う、とか、洗濯をして干す、とか、風呂洗う、とか、するのが当たり前、そういう風にしなければね、と思います。

明日は、アウトドア体験をして、どんな顔でかえってくることでしょう。


by glow-gen | 2017-08-13 00:53 | 夏休み | Trackback | Comments(15)

自立の時・・・あいかわらずの注意欠陥、計算障害

 
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彼女の書いてくれたお手本を下においてなぞってます。習字なんて、教えられません。知り合いに書道ができるおばあちゃんがいてよかった~。上手に書いてるのは、手を添えてもらっただけです。


 夏休みは、今までとまったく違った様相です。まず、私が、細切れに休みをとって、がんばっていた去年までとはうってかわり、私はできるだけ仕事に行ってます。
つくづく、もう、げんちゃんは、私が教えない方がよさそうです。

 げんちゃんは、大量に出ていた宿題の計算だけのプリントを全部やって、
「だいぶん、通分も約分も、商を立てるのも、できてきました~。」
と報告を受けた翌日に、
「通分ができませんでした。(電話口であせるK先生)」
てな具合で、計算障害に関しては、あいかわらず難儀してます。160円のポカリスエットを二つ買ったらいくら?

こういう暗算も、2分くらいかかったりして驚きます。お買い物をさせる、という行為も、彼にとっては、あいかわらず、すごくハードルが高いようです。とにかく、夏休みは、買い物をはじめ、何でも体験させるように、心がけています。

 朝、K先生のところに、私が仕事に出るよりあとに出ることが多く、自分で用意して行かなければなりませんが、あいかわらず、水筒だけ持って、あとのすべてを忘れて行ったりすることは茶飯事で、しょっちゅう取りに帰らせられているみたいです。時には、私より先に出て、鍵も持たず出かけてしまって、取りに帰ってきても、入れず・・・そこまでよ。ということもあります。私は、失敗したつけを自分が払えばいいや、と思って、冷たく外野に徹してます。時々、つい、口をはさんで、あれこれ叱ったり、説教したりしてしまうときもあります。そう言うときは、決まって
「うるさい。」
などと、言われたり、生返事して、やっぱり失敗したりしてます。
「あ、そう、じゃあ勝手にしなよ。知るもんか。」
とほったらかします。言わんこっちゃない、ということが続発してます。

だいたい、夏休みの宿題にしても、私が把握して、手順を決めて、本人は、ただ上から言われるものをこなす・・・もうこういうのは、そろそろおしまいにしたいです。

あいかわらず、注意欠陥もあるので、全部突き放すこともできないのですが、今のげんちゃんは、極力、彼に失敗させた方がいいんじゃないか、と思います。

まあ、そういうことって、意外と難しいことも多く、目の前に、大きな失敗がわかっているのに、しれ~っと見守るだけ、というのは、忍耐がいります。そう言うときは、少しアドバイスして、彼の気づきを誘います。

先日鹿児島のまゆたん先生にも、もう、そろそろ、そういう時期じゃないか、と言われました。

いつも周りがサポートしていると、困ることがないので、出来る能力がついてきても、自分から一歩踏み出して段取りすることがない、
「だって、困らなかったから。」
そう言っていた発達障害の大人の話をしてくれました。

 夏休みの課題に習字を選んだので、知り合いのおばあちゃんに習いながら書いてます。家から、2キロほど離れた彼女の家まで、舗道づたいなので、スケートボードで、時々一人で行くようになりました。ひたすら鍛えた成果か、下半身は、ほんとに強いなと思います。スケボーは体の一部のように乗りこなしてます。(曲芸乗りはぜんぜんできませんが)
彼女いわく、
「ママがいなくてもいいみたいね。なんか、すごくちゃんとしてたよ。それに、1時間書いても、へばらない。」
だそうです。私がいると甘えているんでしょうね。いない方がいい時期になってるのでしょう。

ま、少し寂しいけれど、私も、そろそろ、発達育児以外の生活も復活しようかな、と思います。

 ちょっと距離をおいた方が、彼のできないところも遠目にしか見えないのでいいかもです。公文の宿題も、幼稚園児のような字で書いていたり、英語の発音もせずに、適当に書き殴っているのを見ると、むかっとしますが、公文の先生が、そこからでいいです、とおっしゃるので、おまかせです。自分でやっていくように、ちゃんと気づけるようにしていきます。
、と言われたので、(そう簡単にいくものか、なんてちょっと思ってますが、・・・)丸投げでいいかな、と思います。
先日は、今日は、最後一人だったので、教えました。と言われてました。プリントのレベルが上がってきたら、もう自力でできなくなってるのでしょうかね~

また、あいかわらず、すさまじく汚い字なので、げんちゃんに、
「公文の先生が、げんちゃんのプリントの字を見て、幼稚園の子が、こういう感じです、って言ってたよ。」
としれ~っと言うと、げんちゃんは、怒ってました。奮起するのかね~。

字に関して、計算に関して、・・・etc、学習面で、やってるわりに、ぱっとしないことはてんこもりです。過去を考えれば、すごい伸びなのかもしれませんが、げんちゃんはまだまだ知的なものは低いようです。

 中学に入るまで、なんとか、支援なしに、学校生活全般、そこそここなせるようになってほしいな、と思います。ま、でも、昔に比べて、私は楽になっていることは確かです。




 

by glow-gen | 2017-08-10 21:11 | 段取り力 | Trackback | Comments(7)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 昨年5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
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