げんちゃんの発達障害プロジェクト

タグ:発達障害 ( 343 ) タグの人気記事

抽象的なことを理解するための言葉

げんちゃんの不思議なところって、たくさんあります。

その一つに、普通の生活の時は、けっこう色々会話していて、かなり普通になってきたと感じる時があるのに、いざ、プリント類をやるときになると、なぜ、こんなことが理解できないの?ということが多いです。
特に、算数の問題をやるときは、自分一人で全部テストプリントを解けることは少なく、わからないと、じ~っとフリーズして、質問さえもできません。

わからないのはいいとしても、なぜ問題について、いまだに質問さえしてこないのか?
とても不思議です。彼の能力をわきまえて、充分適度な難易度の問題を与えているのに、なぜ質問さえできないのだろう???

普通の子なら、質問くらいはできると思います。
「これってどういうこと?」

なんて、文章題の一文をさして言ったりするんじゃないかと思います。

たまに、質問らしいつぶやきが出たら、お~・・・げんちゃんすごい。と思うほど、彼は、沈黙します。これは、彼が、いつも、受け身であるから、と言うわけでもなさそうです。

現実の生活に密着したことは、彼らの言語は、なめらかに出てくるけれど、プリントの上にある自分とは何の関係もない問題、つまり”抽象” に関しては言語を持っていないのではないか、というようなことをある人に言われて、なるほど~と感じているげんママです。

それと関係するかどうかわかりませんが、敬語、謙譲語、丁寧語・・これも、げんちゃんは、なかなか理解できずにいます。

彼は幼児のように、自分の生活に密着した言葉と、彼の好きな本の世界の話は言語を持つけれど、興味のない、”抽象”は、出力させる手だてがないのかもしれません。


そう考えると、結局、この子は、国語が算数よりできる、とか言っても、”言葉” がだめなんだ・・・と思わずにはいられなくなりました。

言葉で考えるための言葉・・・・げんちゃんには、やっぱり、言葉が必要なのかもしれない。

なんかこう、うまく言えないのだけど、ヘレンケラーが、始めて「ウオーター!」 と叫んだ時のように、目の前で繰り広げられている”抽象”に言葉を関連づけることがもっと必要なのかもしれない。単語を関連づけるだけではなく、その物事に、的確な文章を与えてあげることが必要なのかもしれない・・・


たとえば、げんちゃんは、ピアノを5年もやっているのに、楽譜のおたまじゃくしが上にあがるほど、鍵盤は右に行く、ということがわかっていませんでした。ピアノの先生と二人で絶句しました。

だから、もう一度、彼にそれを誇示して、言葉にさせながら理解させました。今までは、ほら、こうなるんだよ、とこっちが言葉を与えていましたが、はてしなく、誘導しながら、げんちゃんに言葉をつむがせていきます。

「楽譜がこうだったら~。ピアノは~、こっちで~。」

とか言ってるのを、
「楽譜の音符が高い方に書いてあるほど、ピアノの鍵盤は、右の方へ進んで行く。」

と、修正しながら、彼に、もう一度出力させるわけです。彼に出力させながら、修正するというのが正しいかもしれません。具体的な経験に、まずは的確な表現を与えてやり、それを体に落とし込む。
言葉、言葉、言葉・・・

特に、算数における言葉は、げんちゃんには乏しいようです。具体的な算数の事象にもっともっと言葉をつけてやる。

げんママ、まだうまく言えないけれど、最近手探りでやっていることの1つです。


 時々、げんちゃんに、しつこい! とか怒られたりするのだけど、まあ、嫌気がささない程度に・・

それから、げんちゃんに、トランプのスピードをさせてます。目の前の数字を見ながらカードを出すことと、カードを補充すること。げんちゃんは、必死です。パニックならず、一生懸命やっているので、ほんとに進化してるのです。
 
 家族で、トランプに取り組みながら、ふと、DSなどのゲームは、なんて、単調なのだろう、と感じます。相手からの声、手の動き、視線の奥行き、すべて、リアルゲームの方が、脳にがんがん刺激が来る感じがあります。

 情報の処理量は、こんな単純なトランプゲームでも、随分多いと感じます。げんちゃんには、できるだけ、ゲームを与えたくないな、と思います

by glow-gen | 2017-03-28 21:04 | Trackback | Comments(0)

げんちゃん5年を終えて 

げんちゃんは、とうとう5年生を終えました。
学年末の個人面談が、なかったので、しかたなく、支援と普通クラスの先生に面談をしていただくようにお願いしました。

(ついでに言うと、来年度からは、家庭訪問も希望者だけになるそうです。ちょっと面食らいました。)


 心配のある子や、支援クラスのお子さんを持つ母親は、こういう風に、先生との関係が希薄になると、さらに不安感がつのるだろうと思います。やれやれ。

こういう子の親って、祈るような気持ちで学校に送り出していることもしばしばで、学校の様子を折に触れ、先生に聞きたい気持ちがいっぱいです。なんせ、我が子は、うまくわかるように話したりすることができません。そのため、学校の様子が、ほんとにさっぱりわかりません。時々先生が、お手紙を書いてくれますが、やはり、生の声で、こちらの知りたいところを詳しく聞きたいと思います。
 
 残念ながら、お姉ちゃんの時にはなかった感覚です。こういう子を持ってはじめてわかる親心でしょうね~。

 とりあえず、げんちゃんの面談はかなってお話を聞きました。

 1年間ほんとによく伸びたげんちゃんも、普通クラスの先生に、端的に表現してもらうと、”まだまだ普通クラスに何のサポートなしに放り込むのは無理”ということでした。

なるほど、そうだろうな、と思います。
たとえば、私と電話でのやりとりで、先日こんなことがありました。

げんママ 「今日の野球の練習は、Aグランドであると思うんだけど、ちょっと自信ないから、電話切ったら、メールを確認してみるね。そして、もし、Bグランドであるんだったら、電話で教えてあげる。Aグランドだったら、電話しないから・・・」

私は、今日の野球の練習場について、さっと説明しました。

私は、最近、げんちゃんが、わかっているかどうか、すべてにおいて疑わしいので、復唱させる練習を始めました。自分の言葉で、一度出力する練習です。げんちゃんは、このやりとりを、復唱できません。私は、もう2度ほど説明を繰り返しました。すると、げんちゃんは、やっと自分の言葉で復唱します。

「お母さんが、電話を切ったら、野球がどこであるか調べて、え~っと、僕に電話する。」

は~、やれやれ。”Aだったらしない。Bだったらする。”という、付帯条件がつく、この内容は、彼の理解力をちょっと超えていたようです。

ならば、学校での先生の指示も、ストレートなもの以外は、落ちだらけなのがうかがい知れます。そして、彼の処理スピードは、まだまだ遅遅としてます。どう考えても、ハンデなしで、普通クラスでやっていけるわけはないのでしょう。

 でも、以前なら、1つの指示を出して、次の指示に移る時に、本人は、周りが見えず、終わるまで、ずっと最初の指示のことをしていたそうですが、今は、他の子が次の指示に移っていくのが気になり、あせってしまって少しパニクってしまうそうです。

 つまり、前より、次のステップに進んでくれたようではあります。

 友達との関係はどうですか。という私の質問に、先生は、友達が、げんちゃんの長所を書いてくれた寄せ書きプリントを見せてくれました。
なかなか、心温まることが書いてあります。中でも、

「げんちゃんは、勉強をいつもがんばっている。」

というのが多かったです。げんちゃんは、支援の子で、みんなちょっとした援助をしてくれるけれど、彼が、彼なりに、ほんとにがんばってることを、認めてくれているとわかりました。勉強に取り組んでいる時間は多くても、なかなか皆においつかないげんちゃんですが、がんばっている姿は、お友達にもけなげに写っているのだな、とわかりました。


他には、英語ができるとか、物知りだとか、おもしろい、だとか・・・”強いて言えば”、かもしれないけれど、うれしいことが書いてありました。

5年が終わって、総括すると、やはり、げんちゃんの進化は、まだまだ普通クラスレベルには、不十分だということでしょうが、まあ、やはり、彼だけを見たら、ほんとにすごい伸びです。

客観的にしっかり判断して、でも、親ばかにもなり、たんたんと次のステップに向かって、目標を立て、カリキュラムを組んでいこうと新たに決心しました。





 
by glow-gen | 2017-03-27 21:14 | Trackback | Comments(4)

発達障害はやっぱり改善していく

a0184225_20283851.jpg

みずから選んで模写した新撰組を描いた漫画。複雑な構図・・・以前は、こういうの模写するのは無理だった・・
今週のげんちゃんは、なんか、ちょっと違います。突然、そういう風になったわけではないけど、
「あ~・・発酵するのに時間かかったけど、ちょっと香ばしい香おりがしてきた・・」

そんな感じです。春の訪れとともに、目を出す植物みたいに、最近、げんちゃんが、少し芽吹いてきたような気がします。
(だって、今までが、すさまじく大変だったので、この変化は、とても大きく感じます。)


1月に、四則計算ができるようになった、と判断して、四則計算の混じった文章題プリントを作成しました。一枚に2問ずつ5問。基本的な問題だけど、その問題を読んで、かけ算を使うのか、はたして引き算、あるいは足し算、割り算を使うのか、自分で判断して式を書くことを、練習させようと思いました。もう、そういう時期だ、と思ったのです。

がしかし、げんちゃんは、さっぱりです。やれやれ。まだそういうげんちゃんなんだ~・・・ため息

また気をとりなおして、ひたすら、割り算、かけ算の具体物トレーニング、(安曇野的消しゴム玩具でデモ。)足し算、引き算の基礎問題、固め打ち・・・てな風に、いきつもどりつ、5年の単元の合間にぼちぼちやっておりました。


 そして、このホームスクールの日に、そろそろ、1月に撃沈した文章題をさせてみよう。なんか、いけるかも・・・とやってみました。
すると、なんと、1月の手応えと全く違います。少しサポートしたとこもあったけど、えっちらなんとか食いつくことができました。やった~^^・・・

「あ、これは、足し算だね・・・」
「あ、これは、え~っとかけ算、いや、違う違う、割り算だ~・・・!」

なんか、げんちゃん、ちょっと、できの悪い普通の子みたい。笑

どうも、げんちゃんの頭は、確実に良くなっていますよ・・・。

私は、なんかうれしくなって、次の日、絵を描かせてみました。げんちゃんは、お気に入りの歴史漫画から、挿絵を選び、意欲的に描いてくれます。
よく見ると、その選んだ絵は、人が何人も重なって描いてあるめんどくさそうな絵柄です。おや、これを、面倒くさい絵、と感じてないのか。

ならば、こればどうよ~。とばかりに、お姉ちゃんと3人で、トランプを出してきて七並べをしてみました。
ちょっとどきどきです。だって、随分前にトランプをした時、彼は、札さばきができず、手元から、札をばらばら落としまくってました。ルールもあまりよくわからなかったし・・

 でも、げんちゃん、ほんとに普通に札を持って、扇型にきれいに広げ、ごく普通にゲームをしました。さらに加えて言えば、過去彼は、カルタさえ、少し取れないと、すぐパニックをおこして、泣き叫び、ゲームなんぞ成立しない状態の時代もあったよね。

 う~ん、嘘のようだ。げんちゃんは、成長したようです。

課題はたくさんあります。普通クラスで、テストを受け始めたけど、まだスピードがついていかず、いつも、時間を多めにもらっていたり、忘れ物が多かったり、先が読めてなかったり・・・あげればきりがない。

 でも、なんか頭自体が変わっています。”つなぐ” という、1つ1つがんばってあげてきた、それぞれの能力を関係づけて、脳が次なるものを生み出す操作。のどから手が出るほど、ほしかった力が、ぐっとついてきてるような感触です。

頭の中の化学変化が連鎖的におこっているような感じがする、と言ったら、それは、親ばかだ、と言われるでしょうか。でも、今までが、ほんとに、ぶつっ、ぶつっ、と一連の能力がぶつ切りのげんちゃんだったから、平均レベルにとどいてなくても、その手触りの変化がわかります。

今週まさに、感じ始めた変化・・・先週の延長上にあるのだけど、より、クリアーになったのです。

絵がまったく描けなかった子。数がまったくわからなかった子、やってもやっても、算数がわからない子。字が書けない子。すぐパニックになる子。話がかまない子、普通クラスで勉強するなんて、何の意味もないほど、ついていけなかった子。支援クラスの多くの子は、げんちゃんより、よっぽどまし・・・そういう低い能力の子。かつては、そんなげんちゃんでしたが、なんかかわってきているようです。

a0184225_20285498.jpg


やっぱり、脳は可能性に富んでいる臓器なんですね。

働きかければ働きかけるほど、伸びていきます。発達障害と診断をうけてしまうと、かなり、落ち込みますが、とにかく、研究して観察して、とにかく継続すれば、やはり、かわっていくようです。


どこまで行っても、根本はかわらない、と嘆いていたけど、脳がかわってくれば、根本的な変化だって無理なことではない、と思ってます。

6年生は、考えると冷や冷やしますが、期待も大きく持ちましょう。



by glow-gen | 2017-03-17 20:30 | 発達障害改善の段階 | Trackback | Comments(18)

発達障害、関連付けて考えることが苦手

3月になりました。月末スランプ、そして、月初めの峰。長くやってると、こういうパターンを飲み込んできたげんママです。
さて、3月も1週間たって、やはり、微妙に峰が出てきたようです。ここんとこ、K先生によると、、過去一番の、集中した濃厚なホームスクールの瞬間が出てきたようです。(アウトソーシングが最近増えています。)

9時から12時まで学習、昼から、ボルダリング、それから、また3時から6時まで学習、こういうみっちりのホームスクールでは、うまくいくと、けっこうな内容がこなせてきたようです。
夜になると、ピアノを一人で少しひいています。(一人でやれるように、レベルを相当落としてあります。)

合間に、ゲームをしたり、漫画読んだり・・・

もう幾度となく繰り返してきたホームスクールの内容は、3月になって、また少し緻密になってきています。

もちろん、だめなときもありますが、良かった時の峰は、ぴくっと上がっていると感じます。


さて、最近の気づきとしては、げんちゃんは、次なるステージに入ってきて、それゆえの、ジレンマが出てきています。

いろんなことの理解力が上がり、比較的安心感を持って彼に指示したりしている自分を感じます。どこからをグレーゾーンと言うのかはわかりませんが、つい、自分が、げんちゃんを普通だと勘違いして対応して、失敗することも多くなりました。
もしかしたら、そういう勘違い、イコール、グレーゾーンに近くなったのかもしれません。

社会人の発達障害の大人のお困りごとに通じる、最近のげんちゃんの違和感を考えると、これでは、一見まぎれて、社会に出たとしても、ずいぶん、まわりとずれてしまうなと感じます。


たとえば、げんちゃんに、合宿の申し込みを出してね、とサッカーの前日に言った日がありました。

さらっと、普通にお願いしました。もうこういう単純な指示ならけっこうできるようになっています。(と、私は思い込んでいます。)
「ハイ。」
例によって、良い返事をしたげんちゃんでした。私は、もしげんちゃんが出し忘れても、先生が、毎回しつこいくらいに催促するので、そこで、思い出すだろうと、高をくくっていました。
しばらくして、合宿の申し込締め切りが近づいて、私は、はたと思い出し、
「あ、げんちゃん、合宿の申し込み出したよね・・・」

と聞くと、
げんちゃんは、しどろもどろ・・・出しなさいと言われたことさえぬけているようでした。
「げんちゃん、自分が合宿に参加することは、わかっていたよね。」
「うん」
「じゃあ、先生が、出しなさい、と言った時、合宿の紙のこととか、自分は、どうするべきか、とか、少し考えなかった?。なぜ、何もそのことについて感じなかったの?」
「あ^^~・・ちょっと忘れてた。」
紙を出し忘れたことよりも、合宿の紙を出していない自分について、何かしらの、モーションをおこさないことに、私はいらだっていました。紙のことがすべてすっとんでいたとしても、家に帰ってきて、
「お母さん、合宿申し込み出すように言われたけど?」
みたいなレスポンスになっていいものではありませんか。

私は、げんちゃんに、紙を出し忘れたことがだめなのではなくて、(そういう単純なミスは誰でもあります) 先生が、何度も催促しているのに、そこから、自分が何をすべきか、関連付けて考えてないことが問題だ、とかみくだいて教えました。しかし、何度説明しても、彼は、ただ、自分が、紙を出し忘れたことが悪い、としか、わからないようでした。


もう一つ書くと、げんちゃんは、宿題の内容をちゃんと書き写して帰っくるようになりました。ところが、宿題でやるはずのドリルを平気で学校においてきたり、省略して書いてある内容が、何なのかわからないことがよくあるのです。
つまり、書いているときに、その内容のことを頭で展開してるわけではなく、ただ、ひたすら写しているだけなのです。
”あれ、この”計算ス10”ってなんのことをさしているのだろう。・わからなくては、家ではできないな。隣の子に聞こう”
とか、漢字プリと書いてあるけど、そんなのもらってないけどな・・・どれのこと?”

そういう関連付けがされてないのです。だから、家で、宿題となったとき、本人もまったくわかってなくてできない、とか、持ち帰ってないとか、そういうことがしょっちゅうです。

一見、素直に返事をするし、板書も写してくる。まわりは、わかったものと思って対応する。でも、あけてみると、まったく期待外れ・・・


これが、社会人であれば、職場から相当バッシングをくらうでしょうね。

当然考えるでしょ。ということが、考えられてない・・・リンク付けされてない・・・そういう感じです。

以前なら、まず、指示じたいを出すのがかなり不安だったし、学校で指定されたところを写してくることさえできなかったので、まずはそこからでした。

でも、今は、当然行動にともなう、推察されるべきことがまったくされてない。そういう課題になっています。

そして、この部分は、なんというか、手ごわいです。この当然できるべきことが、つながるためには、まだまだ相当な進化が必要です。

一つ一つをつなげてやる作業・・・そういう感じでしょうか。

そう、ばらばらとした能力を、つなげてやる作業・・・これは、相当な気力と根気がいるような気がしてます。



by glow-gen | 2017-03-09 02:12 | Trackback | Comments(24)

算数の学習障害 ああ割り算!

 算数の学習障害は、げんちゃんの最も押し上げられないトラブルです。もちろん注意欠陥だって、なかなか手強いですが、算数の障害は、未だにやっていて心が折れます。

 なぜって、もっとも時間の多くをさいてやっているにもかかわらず、ほんとに、遅遅としてるので、エネルギーが吸い込まれるブラックホールのようです。

たぶん、発達ママたちそれぞれ、我が子のそういうジャンルをかかえていらっしゃることと思いますが、ジャンルはみな異なれど、この心が折れる感触は、誰しも同じなんじゃないかな。

 おかげで、小学校の算数なら、どんなお子さんにだって、私は教えて理解させる自信がありますよ~。
普通の子の、苦手なんて、そんなの、なんてことないですよね~。私の中では苦手のうちに入りませんもの。(笑)

 げんちゃんは、それでも、5年の通分も、そう大きくない数だったら、そこそこやったりするし、四則計算を人並みに、遅くて、よく間違えるけど、えっちらやったりもする。まあ、去年までを考えたら、相当な進歩なんですよ。10までの数さえわからない、闇の時代からすると、彼の算数は霧の中くらいにはなっている・・・・

 でも、逆に、そこまで持っていった、というのは、私やK先生のストレスが、すさまじく壮絶なものだったと、裏を返せば言えるわけであります。(げんちゃんだって、しかりだと思います。)
もし、やってなければ、間違いなく、彼は、20までの数くらいしか、未だにわかってないと断言できます・・・

 今、苦しんでいることにスポットを当ててみたいと思います。

ずばり、彼は、割り算がわかりません。11月にクラスでいただいたプリントを今なら、理解させられるかな、と思い、昨日取り組んでいました。

 ガソリン30リッターで186キロ走る車があります。ガソリン1リッターだと何キロ走る?

こういう問題をやってました。
彼は、残念ながら、割り算特訓のかいもなく、どうしてもわからないようです。

そもそも、割り算は、ほんとに手こずっているのです、4年の時から、消しゴムやトレーを使って、何十回もデモしました。・・・そのかいあって、単純な文章題が正解するようにもなってました。
 でも、やっぱり、だめなんでしょうね。

30リッターのガソリンと距離の関係は、
 30÷186
となってたり、30÷30とやってみたり、果ては、30×186・・・・彼の思考が理解できないよ~~

私も、半ばパニックで、必死であれこれ教え続けました。格闘すること、気付くと3時間! やれやれ。

何て、空しい半日・・・・

何で、こんなことわからないんだろう・・・って、思います。ちょっと前であれば、そもそも、何にもわかっちゃいね~。今こんなのやるのは、時期尚早と思うのですが、もうそのステージはなんとか、抜けて、説明したら入るような気分になっているのに、ぜ~んぜん理解できない。


格闘の末、二人とも、くたくたになって、お開きになりました。

夜眠りにつきながら、もしかしたら、彼はこういう風に考えたのかな~・・・と、しつこく、思考します。(我ながらしつこい)

ちょっとしたためてみます。

1,30リットルが1リットルになってる、
  つまり、30を30で割るんだ~・・・・リットルが、ばらばらになって1になってるんだから、リットルを小さく分けるんだ・・・ でも、30を30で割るのは、なんか変だな。じゃあ、30リットルを距離で割ろう・・・・
 なるほど、感覚的な物としては、そうなのかもしれません。


2,割り算の問題なのに、時にかけ算をします。

  どうしてか・・・イコールの向こうに来るのが、ごっちゃになっている。もしくは、彼の頭の中では、かけ算も一あたり量、と何個分、を使うわけで、割り算も、そのアイテムの上で、本人的には、イメージしやすいかけ算にしてしまう。確かに、一あたりりょうをエックスみたいなもににすれば、かけ算になるよね。

文章の書き順を、どんどん並べて、なんとなく、÷、×、をフィーリングで入れている。

 

 総数を出すのがかけ算、総数をばらばらにしていくのが割り算・・・まだ、入らないのでしょうかね。
(確か、前のブログで、具体物をやった記事を載せました。そう、たくさんやってるんですよ~)

 =の向こうに答えが来る。そこが感覚として入ってないんだ、という説明は、安曇野の矢ヶ崎先生に教えていただきました。
答えというのは、イコールの向こうに書くもんだ。そういうところが感覚として定着してなかったりする、と教えていただいたときは、妙に納得しましたっけ。

だから、たくさんやったじゃない!

しょうがないから、1リットルでエックスキロ走るとして、と、図説してやると、

 エックス×30リットルは、186キロ、とわかったようです。
よくわかんないけど、かけ算の反対は割り算だから、
 186÷30=エックス・・・答え

 こうやって、感覚的にはわからないけど、かけ算に持ち込んで、逆だから、割り算、と、最後には答えていました。・・・
こういう入れ方って、どうよ~、と思いつつ、本日終了です。

 
 どうやって、割り算の感覚を入れましょうか。
 消しゴムとお皿で、基本を何度もやりましたが、ちょっとパターンが変わると、ぜんぜんわかってないようでがっかりします。

 ここまでわかるようになった、と言うべきかもしれませんが、こっちの、かけたエネルギー量を考えたら、私は、いい加減にしてよ! という気持ちしかおこりません。

 それほど、私もげんちゃんも、ぞっとするような算数地獄をあがいてきています。


 時々、私はほんとに、あきらめないな~と、自分でも感心してしまいます。

そして、算数パニックから回復すると、しみじみ、げんちゃんの打たれ強さとタフさに、相当助けられてる面もあるんかな~と、思います。

友人に、算数はやめて、他の峰を伸ばすこと考えたら、と言われるときがあります。
たぶん、そういう選択肢もありでしょう。

でも、やっぱり無理!
これだけ、研究して、エネルギーをかけて、二人とも登りかけた山。絶対、得意にしたいです。ほんと!
じゃなきゃ、げんちゃんも私も可愛そうじゃん!

ガルル~・・・遠吠、
リセットしてトライします。



by glow-gen | 2017-02-27 21:00 | 算数の学習障害 | Trackback | Comments(19)

最近のピアノレッスン。マイナススタート

a0184225_01435338.jpg
ボルダリングも、ホームスクールの体育としてやってます。週一ですが、げんちゃんはどんくさいです。どんくさい私と良い勝負・・・継続は力、
a0184225_01432957.jpg
スケートボードをやりたいと、おばあちゃんに買ってもらいました。夢中で2時間くらいやってましたが、いつのまにか乗ってました。

a0184225_01431082.jpg
a0184225_01431057.jpg
日曜学校の紙芝居の絵は、げんちゃんに一部描かせることにしました。ほんと、うまくなってると思います。.マイナススタートが、すごい努力を重ねて、ゼロになったとたん、すごく、プラスに振りはじめたのかもしれません。ただ、塗るのは、まだ手首の動かし方や指先が、うまく動いていないようです。

げんちゃんのピアノのことを書いてみます。げんちゃんは、学級崩壊みたいで、習っている意味がなかったような1年間を経て、10分間くらいレッスンができるようになった年長さんのおわりから、カウントすると、5年くらいやっています。

半年で一曲というペースです。夏の発表会では初歩より中級に近い曲をひきました。
げんちゃんがそんな曲弾けるなんて、昔から考えればすごいことでした。

でも、げんちゃんのピアノは、まるでイルカに芸をしこむようなありさまで、相当なママの忍耐の上に成り立ってました。5年もやっているのに、楽譜を読んで弾くのではなく、ママが、とにかく、横で口伝えや細かいリードで一発主義的に教え込んでいるようなもので、間違えると、譜を読んでやりかえるのではなく、なんとなく、覚えてしまったのを、最初からまたひかないと出てこないようなありさまです。

 もちろん楽譜が全く読めないとかではないけれど、あれだけしたのに、なんで? 楽譜と手がリンクしません。うまく言えないけど、右脳的な覚え方でひいているのがわかります。

 譜面を読むのも大事だけど、まずは、指が動くこと、と先生が言われて、なるほど、と思い、今までは、譜面にこだわらずやってきたのです。

 でも、最近あまりに、楽譜を読まずに、フィーリングだけで弾くので、さすがに、先がないな~と思い、先生に譜面主義を取り入れてもらいました。そろそろ、そういう左脳的なアプローチができる頃じゃないか、と思いました。

 今までよりぐっとレベルを落として、黄色バイエルくらいから、自分で譜面を読んで練習します。
それと同時に、私のサポートがなくても、一人で練習できるように、というので、そういう簡単な曲と、すでにマスターした4曲の曲をひたすら、忘れないように、と指の練習のために弾きます。

そのため、げんちゃんのピアノレッスンは、レベルが、一見すごく後退したように見えます。
でも、昔と違って、私がいなくても、一人で練習してくれるようになりました。つまり、げんちゃんのピアノは、習い始めて1年くらいのレベルから、新たにスタートしなおすような状態になってます。

ピアノを例にとって言うと、マイナススタートだったところを、やっとゼロにもってきて、また今からプラスに向かってスタートを切ったような感じです。

宿題、遅れている所の強化勉強など、ほんとに、時間がいくらあっても足りないようなげんちゃんのスケジュールに、なんとかピアノをもぐりこませて、やめずに続けてきました。ほかの子が5年ピアノを習えば、もっと行くよね、と思いますが、やはり、この子達は、すべてが、マイナススタート。プラマイゼロに持って行くまでのエネルギーがいるので、仕方のないことなのかもしれませんね。

 ゼロ点まで行ったら、もう一度、一から入れなおす・・・発達障害トレーニングの極意かもしれません。そんな気がします。


 いつか、げんちゃんが、教会の伴奏者になるのを目標にしてます。壮大な計画です。ついでに、弾き語りとかできるようになってくれたら、私の苦労は報われますね~。音楽は人生を豊かにします。こつこつピアノ頑張ってほしいと思っているママです。

オンチも、とにかく歌って少しずつ改善しているような気がします。

最近ぐんと背がのびて、男っぽくなっていってるげんちゃんです。ほかの子のように、全体を俯瞰して見て、そこからの考えや意見を述べることが、まだできません。いつになったら、そういう、大人っぽいげんちゃんになるのかまだまだ遠いゴールを見つめてるげんママです。


 

by glow-gen | 2017-02-23 01:58 | Trackback | Comments(2)

当然の共通認識、意外とないかもね~。母のイライラ

ある朝のできごと・・・・
げんちゃんは、前日宿題ができませんでした。私が夜帰ると、もうねむ~い時間です。やれやれ、だめか~・・・と思い床につかせました。
早めに寝たげんちゃんは、翌朝ちょっと早めに起きました。なんか、意欲的な後ろ姿・・・ありゃ、これは、宿題しようとしてるな、とわかりました。すすすっと、宿題出して、とはいかず、変な動線ですが、その意欲がまんまんに感じられます。
「宿題しようか・・」
と私。
「うん。する。」
内心びっくり・・・宿題は算数の文章題でした。
意欲はいいけど、なんかいやな予感・・・げんちゃんは、取り組み始めたのはいいけれど、じ~っと文章題を見つめて、ぱっと式を書きます。

”4リットルのお茶があります。0.3Lのボトルに移すと、何本のボトルに入れて、何L余りますか?”

ほんと基礎の基礎・・・
げんちゃんは、ぱっと

0.3÷0.3=
と書き殴るような汚い字で書きました。
あ”””
「あのね、ずっと言ってるでしょ。問題に線をひきなさい。そして図を書いて。」
私の声はおだやかです。

「あ~、うるさい! こまかっ!」
げんちゃんは、吐き捨てるように言って、ぐいぐい突き進みます。0.3÷0.3を、筆算に持ち込みました。ゲゲゲ・・・・・おそろし!

さあ、そこからしばらくすったもんだして、げんちゃんは、まったく自分のやり方を変えようとしません。そして、ついには、炎上。

「おまえは、なにかんがえとんじゃ~! ・・・・」

心優しいげんママ(?)も、そこまでされたらぶち切れまっせ。

ある程度、計算ができてきたので、文章を読んで、数の世界をイメージしていくトレーニングを続けていました。そのたびに、線をひく、図におこす、と、K先生ともども口を酸っぱくして言っているのに、まったくかわらないげんちゃん。

この問題が、割り算とわかっただけでもすごい、という面はあるのですが、こういう反抗のしかた、誰の得になると言うんじゃ! あほ・・アドバイス受け入れなければ、ばかばかしいでしょ!
結局、図をなんとか、無理無理書かせて再度させると、なんとかできました。ほらね~。
でも、すったもんだの時間で、時間切れ。

K先生に電話で愚痴って、夕方、K先生のとこのレッスンのさい、色々げんちゃんはお話してもらいました。私のいらつくポイントは、K先生も同じ、ヤツに真剣に面と向かえば、おのずとみんな感じてくる問題点です。

K先生曰く
「なんか、どうも、何で、文章題に線をひくのか、絵を描くのか・・・わかってないんじゃないか、と思いました。」
ママ「え、あれだけ、毎回説明してるのに?」
K先生「そうなんですよ。わかっちゃいるけど、めんどくさい・・・ではなくて、なんか、そもそもわかってないような・・・」

ママ「あ、そういうこと・・・・(なんか妙に腑に落ちる) つまり、こっちをなめとんのか~といきり立ってくるけど、本人は、問題をぱっと見て、わかっちゃった、と思ってるわけだ。」
K先生「そうそう。うまく言えないんだけど、ママや私が何で怒るか、わかってないというか、そんな感じなんですよ。」

は~~・・・・ママは、力が抜けます。最近は、こういうのカサンドラ症候群というらしいです。発達障害のパートナーを持って、こっちが、ヒートアップしたり、思い煩ったりして、当の本人は、まったく違う線路を走ってる・・・みたいな感じです。たぶん・・

でも、なんか、わかります。げんちゃん、ママを怒らせたってことはわかっているけど、とどのつまり、どういうことなのか、ってわかってなかった・・・充分考えられますね。
怒ったエネルギーも使い損というわけです。当然わかってるやろ、ということも、一度、ママは何でげんちゃんに注意したわけ? 説明して?

と聞くべきだったのでしょうね。説明できる能力がないんなら、3択くらいで、

① ママは、げんちゃんが宿題を昨日やらなかったのを怒っている
② 問題に線をひかないのを怒っている
③ 問題を間違ったことを怒っている

さてどれでしょう。と質問するのはいい方法かもしれません。案外、げんちゃん、③とか、平気で選ぶかも・・・
ここが②と正解できたとしたら、

じゃあなぜ、線を引いた方がいいわけ?

と質問して、答えさせる。または、答えを選択させる。こういう、あほらしいほどの、チェックを入れて、確認作業を各所に入れた方がいいと確信します。

げんちゃんは、神妙に、とても素直に
「はい」
とうなづきますが、この「はい」ほど、怪しい物はない・・その場を切り抜けるための「はい」にだまされないように、確認作業おすすめします。



by glow-gen | 2017-02-18 14:54 | Trackback | Comments(10)

問題をすべて可視化して回答する。複雑な行動をささえるもの


a0184225_01162379.jpg

げんちゃんの頭って、ほんとに、普通とは違うんだな~と、少し進化してきても、おりにふれ、ゲッ!と思うことがよくあります。

あの壮絶な思いをしてきた算数の学習障害だって、血の出るような訓練を重ね、なんとか、少数の四則計算までそこそここなせるようになっても、たまに、たす10プリントなんかしたりすると、
21たす10が210となってみたり,3.14×10 を突然ひっ算に持ち込んでみたり、偶数を順に100から逆に穴埋めさせたら、しどろもどろだったり・・・

今更、あんた何やってんの!

と、絶叫してしまう場面が到来します。基礎的な能力に、ぼこぼこ穴があきまくっていることがわかります。これらは、この子達の感覚的なものが自然に育っていきにくい部分にゆらいするんだろうと思います。様々な進化とともに、常に、さかのぼって、穴埋めしなきゃいけないことを感じます。

げんちゃん5年生の算数は、2月から、円や多角形の学習に入りました。げんちゃんは、算数を普通クラスで受けたかったようですが、無理なので、あいかわらず支援で受けています。

でも、40分くらいの授業で、しっかり現在進行形のところをやってくるので、やっぱり、げんちゃんは、算数も、それなりに進化してるのかな、と思います。


連休も今日は返上して、昼からホームスクールです。彼の算数を教えていて、ある気づきが.ありました。

写真のような問題をさせていました。色のついた図形の周りの長さを答えなさい、と言う問題です。

単純に直径を使って、その円周を求めることは、機械的にまあまあできますが、こういう何段階も踏んですすめていく問題になると、げんちゃんはお手上げです。少しサポートして、一つの円周を求めることができたとしても、そこの答えが出た瞬間に、自分が、回答に到達する、ほんの一歩を計算した、ということを忘れて、ぱっと式の答えを。回答欄に書きます。同じような作業を何回か繰り返し、そこから出てきた3つの答えを、足し合わせて初めて、出題されている長さがわかる、ということを、すっかり忘れます。たとえ、問題を解く初めにおぼえていたとしても、一段階やった段階で、自分が今何をやろうとしていたのか、この次にまた、もう一つ作業を.するべきなんだ、ということはすっかり抜け落ち、最悪、今自分が解いた式が、何のためにしたのかさえ忘れます。

 とりあえず、何かして、この答えが出てきた、あ、これを回答欄に書こう!

なんか、そんな感じです。

何と何がありました。全部でいくらでしょう。みたいなストーリー性のない問題ならそれでも合いますが、そんな単純なことって、1年生か2年生くらいしか出てこないでしょう。人生の問題だって、同じです。

げんちゃんは、この円の問題を、えっちらおっちら、サポートしていけば、理解してくれました。(まあ、それだけでも、大喜びしていいほどの過去だったのですが・・・)でも、自分でその解法の山道を上まで登っていけるとは到底思えません。

私は、途中式を一つ一つ書かせるために、

図を書かせ(いやはや、フリーハンドで円を描かせるのは、これも、あぜんとするシーン続出でしたけど・・・)考え方が、段階を踏めるように、あえて、言葉で、何をするかしっかり誘導し書かせて、それから式を書き、途中の答えもきちんと線をひいて書き込ませ、(なんたって、二つ計算しなければならないのに、一つ終わると、もう一つを忘れて、おわってしまったりしますからね~。注意欠陥とはよく言ったものですね。)


本人になんとか解法を導き出させ、考えていった筋道を、これでもかというほどに、きれいに可視化させていきます。。
「あ~・・・めんどうくさい!」
とげんちゃん連発。こういう思考は、彼の頭の使ってない回路です。

なんせ、可視化するためには、字もきれいでなくてはならないし、とにかくきれいに見やすくする必要があります。ぐっちゃぐちゃに書いて
「これでいいでしょう。細かいよ!」
とか、すぐほざいてくるげんちゃんを、泣かしまくりながら、きれいに書かせていきました。(ほんと、こいつのレスポンスは、おこるまいと思っていても、発火させてきます。)

ほっておいて見ていると、とりかかる前に、げんちゃんの脳は、フリーズしてます。むつかしそうと見ただけで、もう考えることをやめる・・・・こういう行動パターンです。そうなると、ぽかんと、誰かが、教えてくれるのを待ちます。

やれやれ、支援クラスの子にしみついた誰かが、教えて入れてくれる・・・という態度。あるいは、頭に負荷がかかることをとってもいやがり、シャットダウンするのかもしれません。

眠ろうとするげんちゃんの脳を、怒り飛ばし、一つ一つやっていきます。

「あ~めんどくさい」
もう、こんなやつ相手に、すごみまくって、やっと仕上げたときは、1時間は軽くたってました。

でも、出来上がると、やっぱり、これを少しずつでも考えていく力はついてきてるのです。

「これ、できない問題だった?」
「いや、そうでもない・・・」
「そうだよ。あんたは、もうこういう問題取り組めるようになってんの。いつまで甘えるの!ぽか~ん顔して、誰か教えてくれるの待つ~。僕はできないから、最初から考えませ~ん。もう、こういうのはやめなさい! 一生賢くなれないよ!」

何時間もかけて10問もできない有様でしたが、サポートされながら、根気よく、いくつもの段階を根性入れってたどったげんちゃんは、やっぱり、進化してます。

そして、私は、なるほど、と思ったのです。単純な脳トレのようなことばかりしていても、なかなか、到達点までいけないのはこういうことなんだね~と。
つまり、人間の高度な行動というのは、こういう問題と重なる、いくつもの段階を踏んだ複雑な処理能力に由来するものなのでしょう。

 ネットワークを求めている段階に来て、よくあるワーキングメモリーを鍛えるような、パソコンゲーム的トレーニングをいくらつんでも、高度な行動や認識力に即つながらないのです。

 そういう単純な一つ一つの能力は、基礎力としては必要ですが、ネットワークをつなげていく、次の段階に来たら、あまり役にたたないんじゃないかな、と思います。

それより、こういう学習を、とにかく、順をおって、丁寧に、根気よく、解いていく、そういうことの方が、よっぽど役にたつのではないか。

 そういえば、なかなか伸び悩んでいる中学のお子さんのママが、お子さんが、よくある有料のワーキングメモリートレーニングを受けたのに、ちっとも生活に反映されず、でも、スコアだけは、すごく伸びた、という話をされていましたが、こういうことだったんではないかな、と思いました。

 ある段階に来たら、それぞれトレーニングを重ねて培った個々の能力をどう使ってどう連携させて行動するか、というトレーニングにシフトするべきで、げんちゃんも、そういう段階に入ってきたのかもしれません。

 考え方を、いちいち言葉に書き出し、手順の細かいとこもきちんと書き出していく。今のげんちゃんには旬のトレーニングです。

 

 


by glow-gen | 2017-02-12 01:26 | 算数の学習障害 | Trackback | Comments(18)

いっせい指示が入らないけど・・・まあ、いいか。

a0184225_0304619.jpg

ミシンをかけるげんちゃん。脳はどんどん進化していきます。げんちゃんは、はさみすらも扱えなかった子ですものね~ため息


先週、普通クラスの先生から報告をいただいたのによると、げんちゃんは、まだ、クラスの指示のスピードについていけないようです。5年生にもなると、大人と同じようなスピードで作業をすることが求められます。たとえば、連絡帳を書きながら、次にやることを聞いて、頭のすみにおき、連絡帳を書き終わったら、直ちにそれに取り組む。取り組んでいると、また次の指示が来て、同じように、滑らかに次から次へ、自分のなすべきことをこなしていく。まあそんな感じでしょう。

 なんせ、げんちゃんは、つい先日まで、たった一つの指示さえ、うまくこなせない子供だったわけで、まあ、そう簡単に、見事な高みにのぼっていけるはずはありませんよね。
報告を読みながら、まあ、そりゃそうだよな~と妙に納得してしまうげんママでした。

 でも、今は、一つなら、けっこうやりはじめるげんちゃんが見えます。家なら、一つやりながら、私が、
「それ終わったら、お風呂洗っててね。」
なんて、言ったら、は~いと返事して、たまに、ちゃっちゃとやり始めたりすることもあります。今のげんちゃんの延長に、やがて、いくつかの指示も、まあまあでき始めてくるげんちゃんがイメージできます。そうやすやすとはなりませんが、今までなら、そんな快挙を微塵もイメージすることができなかったです。

サッカーや野球の先生も、
「そう問題なくやってますよ。」
と言いはするけど、
「時々、練習や合宿で、自分の次にすることがわからなくて、一人違うことをするこがありますよ。そんな時は、少し教えてあげなくてはなりませんが、まあ、教えれば、そう問題はなく、集団行動できますよ。」

みたいなことを付け加えます。5年で初めてげんちゃんを担当してくださった担任の先生は、今のげんちゃんしか知りませんが、あの障害児然とした時代を経てきているげんママは、今のげんちゃんは、ほんとにうそのようでもあります。この今はできないけれど、できるげんちゃんがイメージできる、ということは大きなことで、発達育児のトンネルを抜けてきたということなのかもしれません。

中学も心配だし、いっきにほかの子と同じと言うわけにもいかない、という現状はあっても、まあ、いいんじゃない。そのうち、げんちゃんのタイムスケジュールで進んでいけば・・・なんていう心持ちになってきます。

 ここしばらく、週に2日のホームスクールに加えて、半日またふやし、2日半学校を休ませていたのですが、そろそろ、半日ふやしたぶんは、返上しようと思います。どうしても、というときは、させていただくけれど、基本その日は学校・・・みたいな感じです。

「ねえ、お母さん。ぼく、普通学級で算数もやりたいから、支援に行かなくてもいいように、先生にお手紙書いて。」
とげんちゃんが言ってきました。プライドなのか、純粋に、大きな黒板で、ほかの子の発表とか聞きながらやる授業が楽しいのか、よくわかりませんが、・・・まあ、どっちもそうかな。客観的には、算数の学習障害は、まだあるので、やはり、マンツー指導の方がいいように感じますが、彼の中で、何かが芽生えているのでしょう。
本人のやりたいように泳がせてみたい気がします。

 前回のブログ以来、自分の持ち物や、やるべきことの管理、プリントの管理を、いちいち付箋をつけて分類管理する方法をトライし始めました。また、終わったプリントもファイルに整理するのを、自分でやるようにもっていったり、ぼちぼち、そういう能力のきざしがあると踏んで、戦略を実行し始めました。すぐにできるとかではないけれど、彼の、意識がかわってきてるな~と感じます。

 今日は少しびっくりすることがありました。ホームスクールで休むげんちゃんに、家庭科のミシンの宿題が出ていました。直線縫いをミシンでやります。やれやれ、私は、やっかいだな~と思いました。この指先が超不器用なげんちゃんに、まだミシンなんて教えても、時期尚早だな・・・と。でも、いざ取り組んでみると、すらすらとかではないけれど、私が思ったよりもずっとげんちゃんは器用になっていました。あ、これも、脳がつながった証拠だな、と思いました。
a0184225_0332257.jpg

 プリントをファイリングするのも、パンチを使って、上手にしはじめて、しかも、ミシンも、パンチで穴あけ作業も、楽しそうに集中しています。良い意味で、私の期待をしっかり裏切ってくれるげんちゃんがいました。このファイリング作業は、3年の時は、自分でさせるのをあきらめました。


 すぐにパニックをおこし、きょときょときょときょと、落ち着きがなく、そのくせ、なんかどろ~んとしていたげんちゃんの中に、少しずつ変化の兆しが表れているのでしょう。6年も中学も、だめと言われつつも、なんとかなるわな。豊かな感性のユニークなげんちゃんに仕上げたいな~と、ふと思うのでした。


a0184225_0334149.jpg

げんちゃんは時々おもしろい。マシュマロみたいなお菓子をお姉ちゃんが作ったのですが、命名してくれました。”石ふわ雪感” なんて、ちょっといいじゃない。こういうげんちゃんが時々出てきて、ちょっとうれしくなるママです。
by glow-gen | 2017-01-30 00:36 | 小学校生活 | Trackback | Comments(24)

学校の宿題 提出物 説明する力

クリスチャンホームの我が家は、日曜は、教会で礼拝をささげたあと、(プロテスタントのキリスト教会)日曜学校を担当していて、子供たちに聖書の教室をしています。讃美歌も歌わせたりして、げんママ、日曜はけっこう忙しいです。
 神様は、一人一人ちゃんと目的をもって創られていて、心から君たちを愛しているんだよ~、と教えながら、(本気でそう思っているんだけどさ。)家では、げんちゃんを時々バカ呼ばわりしてしまって、バトルしたりして、きっとげんちゃんは、こいつ、偽善者だ~と、そのうち言うに違いない・・・と、苦笑します。まあ、人間は皆欠陥人間、神様の理想とは程遠い皆罪びとと聖書には書いてます。私もまだ道半ばってこと、あんたもまた相当欠陥だらけ。私を見ずに素晴らしい神様を見上げなさい・・・なんてね~~  笑

そうでなければ、イエス様は十字架にかからなくてよかったわけなんだからね・・・(あ、世界のベストセラー聖書を読むとわかります。ちょっと脱線)

前置きはさておいて、いつも、日曜学校で、げんちゃんの頭の悪さをちょっと嘆いています。

聖書のお話をしたあと、ちょっとした質問をします。その日の内容をもとにして、まあ、国語の問題に近いような感じになります。2年生の男の子がいるのですが、だいたい、さっと的確にこたえます。
げんちゃんは、その子が言ったことを、真似するだけ。2年生のその子は、理屈もちゃっちゃっと早口でまくしたてるように、理論整然と語ります。

げんちゃんが伸びたのは、それまで、対抗心むき出しで、その子が発言したりすると、妨害したり、変なことを言ってちゃち入れてたのが、おりこうさんにしている。その子の答えるのを聞いて、冷静にまねしたりする。そういったところです。

いつになったら、このA君のように、さっと理論的な説明が的確にできるようになるんだろうな~・・・やれやれ、いつも、情けない気分になります。

算数の学習障害はあいかわらずですが、その中にあって、式を立てるにあたっての解法の説明くらいしていいんじゃないかな、と思いますが、なかなかできません。

「台形が二つあって、間にすきまがあって、隙間をのけてくっつけると、平行四辺形になるから、二つの台形の面積は、この平行四辺形の面積を求めればいいんだよ。」

げんちゃんよりちいさい子が、こういうことをさっと言ってのけます。

 また、いまだに、学校から持って帰るプリント類について、
「これは宿題なの? いつ出すの?」
みたいな問いに応えられないで、ただプリントを持ち帰ってくるだけ、というのもまだまだ多くて、いやになります。

支援クラスの子だから、宿題を出さなくても多めに見てもらってるようで、それも、なかなか提出物の習慣づけができない原因になっているのかもしれません。


ほんと、げんちゃんは、飛躍的に伸びてる、と思いたいけど、社会に出すには、まだまだ半端そのもの。この延長で大人になって、適当にまぎれて職についたとしたら、仕事の落ちがひどい、とか、空気読めない、とか、指示が抜け落ちすぎる、とか、あらゆる抜けのおかげで、うまくいかないのは見えているようです。

一見、普通、でも、ぜんぜん普通じゃない。今、そんな感じのげんちゃんですね。(まあ、以前は、普通に全然見えなかったわけで、それだけでも褒めるべきでしょうが、ラベルと中身があまりに違っているのも、つらいです。)

この一見普通、から、中身もしっかり普通になるまで、何をすればいいのでしょうか・・・

当面の目標は 学校からもらってくるプリントやしなければならないことを、自分で把握して、家で自分から取り組むことです。

ママが、カバンをさがして、宿題をさせたり、提出物を用意したりするのをいいかげんにやめたいです。そんなことをちくいちしてもらってるくせに、何か言うと、
「うるさい。」
とか
「あ~もう、わかってる~。」

とか、偉そうに私に言ってくるのは、ほんとに頭にきますよね。

「うるせ~。お前は、私が手をかさなければ、何もできないくせに、何言っとんの。それなら、ありがと、と言うべきでしょ。偉そうなこと言いたいんだったら、自分で管理しろ!」

しょっちゅうバトルしてます。時々切れて、
「じゃあ、ほっとくからね。自分でやりな!」

というと、げんちゃんは、
「うるさい。だめ!」

と言います。まだかわいいんでしょうね。だめ、と言うので、私が言うのが一理あるとは、少しは思っているのかもしれません。

でも、先日、音楽の先生が、げんちゃんに、楽譜のことで、ここは、こういう風に読むんだよ、みたいな指導をしたら、なんとげんちゃん、その部分に、言われたことをメモ書きして書き入れたそうでした。先生も私もびっくり。そういえば、支援の先生が、最近ノートの取り方がうまくなった、みたいなことを書いてくださっていたっけ。

そろそろ、学校での連絡事項、提出物、宿題、それらのことを自分で管理していくのを目標にする時期になったように思います。以前から目標にはしてましたが、今思えば、はるかかなたのシンボルみたいな目標だったね。今は、その頃より、ちょっと具体的な目標になっていると思いたい。泣
問題や質問に対して、理論的に的確に説明できる。こういうことも、目標にすえましょう。

 これらのことは、やはり、目標として、意識化することで、戦略も考えることができます。この能力は、三角の頂点にある能力でしょう。すぐには、無理でしょうが、そこへ向かって取り組んでいかなければなりません。

by glow-gen | 2017-01-23 00:39 | 段取り力 | Trackback | Comments(3)



小学校5年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
ピックアップ 
 エジソンアインシュタイン協会詳細HP
ブレインジム 
灰谷先生リンク
安曇野式算数 矢ヶ崎先生詳細リンク

こども整体 頭蓋仙骨療法

げんちゃんママの紹介 小学校5年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。  「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと髙3の娘と、医療関係に働くワーキングママ。 1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増えました。  今年5年生は、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
 リンク
聖書と福音
エジソンアインシュタイン協会
MANAの成長記録
御陽女様のいえ
飯田医院
道草日記2
チンジンさんjinjinのブログ
無くて七癖のブログ
LD?ディスクレシア?
かいすみママのブログ
プチトマトの発達障害克服するためのブログ
鹿児島のまゆたんのブログ
こども整体
ぷりんときっず
ぼくの感覚過敏について
人気ブログランキングへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村
お気に入りブログ
カテゴリ
全体
ライター紹介
ゆうゆうさんの手記
ゆうゆうさんyou tube
発達障害治療プログラム
お手玉トレーニング
視覚機能障害
無認可保育園、幼稚園
ビジョントレーニング
ギフテッド天才の育て方
障害児の親
おもちゃ
自治体の発達支援部署
体遊び
ワーキングママ
トレーニングの効果
本の紹介
鈴木昭平先生
ママ考案トレーニング
ピアノレッスン
ハンディキャップの子供たち
トレーニング法
ママのホームスクール
コウ君とカナちゃん
エジソンアインシュタイン
コーヒーブレーク
気功
特別支援学級
脳への考察
幼稚園でのできごと
教材
合気道
ブレインジム
ソーシャルスキル
発達障害改善プログラム
抑肝散
げんちゃんの体の機能
小学校生活
発達障害をとりまく社会
遅発性アレルギー
ラフマ アルファーGPC
たいそう教室

1年生夏休み
登山
サッカー
算数の学習障害
このブログのサマリー
ホームスクール
算数の学習障害
モンテッソーリ
お漏らし尿漏れ
天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
夏休み
まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
教室見学
指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
身体能力、原始反射
マッサージ
連絡帳
学習用ソフトを使って
発音障害、言葉が出ない
思秋期自主性
聞く力
お絵描き工作
指先能力
段取り力
未分類
以前の記事
最新のコメント
ゆうママさん 問題行動..
by glow-gen at 20:22
yさん は~~。ひ..
by glow-gen at 20:20
春休み、たんたんと4、5..
by ゆうママ at 19:19
robo223さん ほ..
by glow-gen at 14:12
またまたコメントで申し訳..
by robo223 at 20:38
ゆうママさん ほんとお..
by glow-gen at 10:20
げんちゃんの絵、生き生き..
by ゆうママ at 15:38
とんままさん 絵は、ほ..
by glow-gen at 13:34
junママさん お久し..
by glow-gen at 13:29
iさん 私たちのめざす..
by glow-gen at 13:23
sさん 卒園おめでとう..
by glow-gen at 13:07
mさん すごいですね~..
by glow-gen at 13:02
絵の出来栄え、凄いですよ..
by とんまま at 12:47
大変ご無沙汰しております..
by junママ at 19:05
robo223さん 詳..
by glow-gen at 17:10
続きです。(長くてすみま..
by robo223 at 14:07
げんちゃんの模写が素晴ら..
by robo223 at 13:56
Yさん よ~くわかりま..
by glow-gen at 20:23
Hさん ほんと戦友です..
by glow-gen at 18:33
mさん げんちゃんの算..
by glow-gen at 15:28
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧