げんちゃんの発達障害プロジェクト

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教室見学。言葉が理解できない。ついていけない。だけど、学校は好き。

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かぎ編みに挑戦してます。初日、悲惨。二日目、なんとかできました。くさり編ができてきたら細編みでコースターを作らせてみたい。
 女の子みたいなことやれるか~・・・とか言わない幼さがすくいかな・・・

6年になって、初めて、げんちゃんの授業見学に行ってきました。
そして、びっくりしました。ここまでひどいとは思っていなかったふしがあるげんママです。げんちゃんは、クラスの中で、静かにすごしていましたが、授業の内容のほとんどは理解していないようでした。

 彼は、クラスの中で飛び交う、会話、説明。音は耳に入っていても、意味が理解できていないようでした。最初は、算数の時間で、比例をやっていました。かかわりあう、二つの数字の関係性を見つけるわけですが、図もない、絵もない授業、数字だけの表から、クラスメートは、ちゃんと意味を理解し、グループに分かれて、問題を互いに論議しあっていました。
げんちゃんは、もちろん、頭を空っぽにして、ぼ~っとしてます。100パーセントわかっていません! ただ、彼は、まわりに迷惑をかけずに、ちゃんと座っていたし、おとなしく、目立たずぼーっとしてました。

 先生が、「ほかの班の人の回答を見て回って、」というと、周りが離席したのを見て、自分も、歩き回る、ことをはじめました。行動をまねることもできていたということでしょう。

理科の時間もありました。
 ほかの子供たちの発表は、6年ともなると、理論的です。理論的なので、もちろん、げんちゃんは、何もわかりません。自動的に、彼は、聞くこともあきらめ、すべての機能を停止しているように見えました。

 ただ、すごいのは、ノートをとってました。ほかの生徒より、極端に遅いペースでもなく、比較的さっさと、手を目を動かしていました。
 生徒たちのディスカッションに入る前までは、先生が、ゆっくりしゃべって、板書をするので、そのあたりまでは、普通の子に負けないスピードで、ノートを写します。汚い字ですが。先生がわかりやすく話す内容については、半分くらいは体にはいっていきているような感じもあります。その証拠に、「○○という薬品は、金属を溶かすか、自分の予想を書いてください。」と言ったのに対し、
 さっさと、「溶かす」とノートのしたためました。先生対自分・・・なら、以前より、少しは聞き取れているようでもあります。

でも、先生、生徒、、またほかの生徒・・・と、会話のピンポンが飛びかうと、彼の眼は死んだようになり、空を追っているようです。

 中休みに、親切な女の子たちが、げんちゃんが仕上げてなかった提出物を持ってきて、
「ここのとこ、書いてないから書いて、」
とげんちゃんの前におきました。家庭科の反省を書く用紙、「感想」 というとこが白紙になっていました。
げんちゃんは、頭をかきながら、一生懸命書こうとしますが、なかなか出てこず、私や女の子が手伝います。なるほど、毎回のように、授業中に文を書き込んで仕上げる、このような用紙を、半分くらい白紙で持ち帰りますが、なかなか、論理的に文におこすことが難しく、自分の感想なんてのも、言葉にできないようです。

 つまり、げんちゃんは、自分の状態や、気持ち、内容の要約などを言葉にできないようです。

 そして、よく見ていると、女の子に話しかけられても、相手にわかるように話すこともできません。我が家では、みんなげんちゃんの生活全般をよく知っているので、主語が少しくらいなかろうが、内容はわかることが多いです。しかし、ここでは、相手にわかるように話さなければ、通じません。

 相手の女の子は、
「支援の子だから、しかたないか・・・」とばかりに、少し困ったような顔をしたけれど、なんということなく、げんちゃんに合わせてやっています。

げんちゃんは、プリントを書き込むと、手伝ってくれた女の子たちには、目もくれず、それを提出しに行ってしまいました。周りに気を使ったり、ということも、ないようです。

げんちゃんは、クラスで、みんなに温かいサポートを受けながら、すごしているだけで、グレーゾーンでも普通でもなんでもない、ただサポートのいる支援クラスの子、なのだと理解しました。

やれやれ・・・ウィスクの結果は、ほんとに現実的なんだな、と思いました。

体育の時間になると、一番自然で、げんちゃんは、高跳びの棒を、友達が飛んで落とすたびに、ちゃんともどす係になって、しっかりやってました。けなげに、一生懸命、クラスメートのお手伝いするのが自分の役目とばかりに、楽しそうでした。お手伝いや、こういうお仕事は、げんちゃんは、よく率先してやるのかな、と思います。うれしそうです。

おうちに帰って、
「げんちゃん、算数は、支援で受けたら。よくわかるよ。」
と言いましたが、
「いやだ!」
と頑として拒否しました。はたで見てると、普通クラスの時間の半分は、身になってないな、と思えるのですが、げんちゃんは、普通クラスが楽しい、と思っているようです。

私は、その日一日のことを振り返り、あることを強烈に感じました。

げんちゃんは、ごく単純な会話以外は、あまり理解できていない。そして、自分も、何かを伝えるために、相手にわかるように話すこともむつかしい。ということでした。

算数ができないとか以前に、彼は、ほんとに、言葉を理解していない、と思いました。


 言葉のプログラムの必要性を、強烈に感じたので、 
家に帰って、本を音読させながら、ブロックごとに、意味を理解できてるか、ちょっとした質問をしてみました。
するとどうでしょ。

「主人公の○○ちゃんは、何年生?」
「6年生。」
「じゃあ、げんちゃんとこの主人公は同級生だね。」

と私が言うと、
「え?違うよ。6年生だよ。」
なんて言ったり、わずか数行の内容さえ、当然知ってるはずの語彙もなく、とんちんかんな取り方をしていたりしました。


 この子の言語能力は、かなり低い、と思いました。算数があまりにひどいので、国語は、良い、と思っていましたが、とんでもない。彼の聞く力、伝える力・・・1~2年生がいいとこ・・・いや、それ以下かもな~。・・・なんてあきれてしまいました。


 学校見学は、いつもがっかりしますが、このたびも例外ではなく、私の彼への教育プログラムの変更を強いられるものでした。

言葉の力をまずあげなければ、げんちゃんは、いつも霧の中にいるようなものだと思いました。

 それとともに、やれやれ。中学は、絶対支援クラスありきだと思いました。それとともに、週2日のホームスクールは少ないくらいのものだ、とも思いました。げんママの幻想もあっさり消え、
げんちゃんに個別の教育を、まだまだしっかりほどこす必要がある、と感じ、迷いもなくなりました。

そして、今更ながら、げんちゃんの知的な低さは、かなりのもので、げんちゃんのスタートは、今思うと、私が把握していた以上に、すさまじいものだったのね・・・・この子って、が~っつり、知的障害だったんだね。汗

それでも、まったくわからない速度のテスト、習ったことを思い出して、意味不明ながら、50点くらい取ったりしてます。(簡単な確認テストだから、ほかの子は、90点以上がほとんどです。)
 カエルが10メートルくらいジャンプするに等しいのかもしれませんね。
色んなことがつながってきはじめてはいるけど、決定的な、言葉の力と、それを駆使して考える、理論的な思考にかけている。まだ、勝算はある。淡々とやっていくだけだな、と思います。げんちゃんが、ほんとに賢くなったら、正真正銘、知的障害は治る、と、証明できるな、と思います。取り組む素材としては、不足はない、と、いうことにしましょうか・・・・。汗

 ただ、げんちゃんは、普通クラスが好きで、学校や友達も好きみたいです。まわりのことは、気にせず、マイペースで、居場所を作り、楽しくやっていっていることも、よくわかりました。
人生は短い。私もげんちゃんも、周りなんて気にしてる暇なし。

周りが読めないとも言えますが、この子の長所でもあると思います。


まだまだ、独自路線でいく必要がある、と、感じた学校見学でした。

 

by glow-gen | 2017-09-30 00:50 | 会話力 | Trackback | Comments(26)

脳が支配している世界と、脳を支配している世界

意識に働きかける・・・・意識は、脳より高次の司令塔である。

このことを私がはっきり意識できたことで、げんちゃん教育は、次のステージへ幕開けをしました。私は、げんちゃんが、自分の意志や心を持たず、ただ、だめな脳に支配されっぱなしだ、ということに気づいた・・・というか、そういうイメージを持ちました。

それで、ある時、げんちゃんにこう言いました。

「あのね、あんたの脳は、あなたの召使なんだよ! 召使にいつもこき使われて、好きなように動かされてるんだよ。しっかりしなさい!」

というのも、学校の算数の宿題を前にして、早々にフリーズしたげんちゃんがいました。文章題でしたが、受験の文章題のように、少し読解力を要しました。しっかり読むと、たいして難しくもなく、むしろ、簡単だと気づくのですが、一見難しめに見えます。
げんちゃんは、いつものように、一瞬見ただけで、脳を閉じ、私の説明にも完全に耳栓をしました。

 それは、まるで、怠け者の脳という家来が、主人をだまし、自分が働かなくていいように、げんちゃんに対して、狡猾に裏工作をしているようでした。

私は、げんちゃんの後ろで暗躍する、脳という闇の帝王に、心底腹がたち、それに、疑問も持たずにいいようにされているげんちゃんに、ほんとに腹がたったのです。

「これ、難しくないよ、簡単だよ。しっかり読んでごらん。」

私の言葉もむなしく、とうとう、わたしへの最後通牒です。

「あ~。ぼくは、算数苦手なんだ。さっぱりわからない。」

今までなら、げんちゃんのやる気のなさ、とか、苦手意識とか、そういう言葉のたぐいで解釈していたのですが、私は、敵は、げんちゃんではなく、向上したいと思っているげんちゃんを、狡猾に後ろでだましてあやつる、脳という召使だということに気づきました。

私は、そいつをしかり飛ばすように、言いました。

「げんちゃんの脳よ。聞きなさい! あんたは、ほんとに、ずるく、すぐに逃げて、怠ける。 い~い。げんちゃん、あんたが脳のご主人様だよ! だのに、あんたは、使用人の脳からいいようにされてんの! しっかりしなさい! この問題は、簡単なんだよ。脳に働けって、叱り飛ばすんだよ!」

げんちゃんは、ふわ~っとあくびをして、そのままソファーに寝ようとします。私は、もう腹が立って腹がたって、いきりたち、横たわったげんちゃんをひっぱりおこし、どなりつけて、

「あんた、おきなさい。あなたがご主人様なのよ! 寝ちゃだめ! 起きるの! 脳の好きなようにさせていいの?」

げんちゃんは、ふらふらしながら、起き上がって、洗面所に行き、顔を洗いました。そして、もうろうとしながらも、机に座り、私に、叱咤激励されて、問題に取り組みました。その間、私は、
いっしょに脳をしかり飛ばし、げんちゃんをふるい立たせました。

とうとう、げんちゃんは、ご主人様の地位をとりもどし、問題がそう難しくないことに気づいた様子で、私のサポートを素直に聞きながら、問題をやり遂げました。


そのあと、落ち着いて、げんちゃんに、聞きました。

「わかった? 自分が、ご主人様の時と、脳に支配されているときの違い?」

すると、不思議なことに、げんちゃんは、はっきりとうなづきました。驚くことに、げんちゃんは、物の化につかれた人が、正気にもどった時のように、明確に、違いを感じているようでした。


そして夜になって、げんちゃんは、スケボーのタイヤを取り換えようとしていました。6角レンチをもって、トライしてましたが、片方をおさえてないために、ネジはくるくる回るだけで、まったく動いてなかったようです。パパがそれを見て、なぜ、ネジがちゃんとはずせないと気づかないの? 方法を変えようと考えないの? とあきれてしまいには怒ってました。たしかに、普通の人間なら、気づくでしょ、というとこに、まったく気づこうともせず、自分のやりかたに固執して、延々とやっている姿に、パパは、どっと疲れたようでした。

「なぜ、考えないの?」

まあ、だれもが、げんちゃんの行動を見ていて、いいたくなる言葉です。げんちゃんは、パパのいらいらを、受け流すように、

「はいはい、わかったわかった・・・わからなかっただけ。」

とふてぶてしく、言います。どうすればよかった、とか、なるほど、そうか~、とか、何の反省も、検証も、まったくする気もありません。私がいつも、うんざりする、げんちゃんの行動パターンです。頭使おうよ! と、何度言ってきたことか・・・・

とにかく、めんどうくさいことから、逃げる、頭に負荷のかかることからは、逃げて、逃げて、単純な表面的なことだけをしたがります。例を挙げればきりがないけれど、英語なら、ただ、模写のように、頭を空っぽにして、一文字づつ、ただ写すだけ・・・とか。文章題なら、ただ、公式に、その中の数字を、何も考えず、適当にあてはめるだけ・・・とか。 とにかく、頭を使うことをどこまでも惜しみ、楽な方へ楽な方へ走っていくのです。


パパは、久々にげんちゃんとかかわり、うんざりしてました。
「なんで、こいつは、考えんのかね~・・・」

へとへとになりながらの攻防戦。げんちゃんのふてぶてしさも、ピークに達してます。

「あんた、脳は、働くことをいやがって、なまけてなまけて、考えないようにしてるんだよ。いい。あなたが、脳を動かして、考えるの。そうしなければ、あんたは、いつまで経っても、バカのまんまにされちゃうんだよ! げんちゃんは、頑張り屋で、向上心もあるし、いい子なのに、脳が、いつも、げんちゃんを、あやつって、考えないようにしてるのがわからないの?」


まあ、こんな感じで、私も必死です。

「目をさますの。自分の脳に言うことをことを聞かせなさい!」

私も、一歩も引き下がらず、もうへとへとです。
でも、やがて、げんちゃんは、昼間の算数の時の感覚を覚えていたのか、ある瞬間から、すっと素直になりました。私の畳みかけるのをはらって、

「あーあー・・ちょっと考えさせて、・・・静かにして!」

と言います。私は、だまりました。しばらくしてから、私は、パパに叱られていたさっきのことを検証しました。げんちゃんに、どうすればよかったか、をヒントを出しながら考えさせました。たどたどしく、言葉にしていったげんちゃんは、脳を動かして、解決策を説明することができました。私はすかさず聞きました。

「”はいはい、わかったわかった・・・知らんし・・”
とか、ふてぶてしいこと言ってる時の自分、気づいた?」

私が言うと、
「うん、なんとなく・・・、お父さんが怒っている意味がわからなかった。」
「今はわかったの?」
「うん。ぼくが、なんにも考えなかったから・・・」

それは、適当な言い訳ではなく、自分がほんとに意味がわかって言っていました。


げんちゃんは、どうも、自分が脳を支配している感覚と、支配されている感覚・・・少し感じれたのだと思います。

そのあと、しばらく、げんちゃんは、脳を支配していました。くもんの宿題の途中から、げんちゃんの様子は、なんか変わっていって、素直に、私のアドバイスを取り入れて、取り組みだしました。
終わったときは、すっきりしていたように見えました。あーこれなんだな、意識が、脳を支配する感覚・・・どうも、げんちゃんは、その感覚を、ほんの少し意識できたのかな、と思いました。

これからは、使用人である脳と、主人であるげんちゃんの攻防戦が始まると思います。それはそれは、壮絶な戦いです。変なたとえだけど、麻薬患者をたちなおらせるような、そんな壮絶さを感じてます。

現実から逃避しない。自分をごまかさない。言い訳しない。脳は、そういう心の闇を利用して、げんちゃんを支配してきます。



by glow-gen | 2017-09-25 01:11 | 意識のこと | Trackback | Comments(14)

WISK Ⅲ検査の結果 はーだるっ、

ウィスク検査の結果を聞いてきました。
驚くことに、進歩してると思っていたげんちゃんの結果は、2年とまったく変わりませんでした。私は、目の前が真っ暗になりました。
ウィスク検査の項目を見ると、

1 言語能力 (言語概念形成、言語による推理力、思考力、言語による習得知識)
2 知覚統合 (非言語による推理力、思考力、空間認知、視覚ー運動協応)
3、注意記憶 (聴覚的ワーキングメモリー 短期記憶 注意 集中)
4、処理スピード (視覚刺激を正確に処理する力、注意動機付け、視覚的短期記憶、書記技能、視覚ー運動協応)

と4つの項目がありました。げんちゃんは、もっとも高かったのは、言語能力と、注意記憶で、90台。(100が平均だそうです。)がしかし、そのほかの項目は、60台70台となっていて、平均は、80ちょいで、「普通より下」と明確に書いてありました。やれやれ・・・

 単に点数だけではなく、そこから読み取れる、げんちゃんの特徴や、これからのサポートのポイントなどが、コンパクトに、しかも的確に書いてありました。ほんと、ちょっとのかかわりで、よく、ここまで的確に読めるもんだ、と感心するほどでした。一見なんとかついて行っていると思いこみたい普通クラスも、みながサポートしてくれて、ホームスクールで、手をかけ、なんとか、紛れているように見えるだけ、というげんちゃんの現実がしっかり記載されていました。

私が、ショックを受けていると、担当の先生は、
「ふつうは、年齢とともに下がるのに、下がってないのは、お母様がしっかりがんばってこられたからなんですね~。」

と、コンサルティングの後に言われました。 そんな風になぐさめられても、
「はあ・・・」
としか、言葉が出ません。

ぼ~っと、頭の中で、いろんなことがめぐってました・・・

知能検査とか、運動会とか、要所要所で・・・ろくな思いしてないな~・・・ 一生懸命がんばってんのに、なんて不憫な子なんだ! とか・・・
もう、ありとあらゆる、負の言葉がじゃんじゃん出てきます。

そして、なんか、私は、ぼ~っと昔のことがよみがえってきました。遠い子供の頃のある一場面。

その昔、全員知能検査を受けていた、我々の子供時代・・・私の担任が、こっそり(結果を、親に発表してなかったみたです。)
私の母に、
「娘さんの知能検査、すごく高かったんです。」

と言ったそうです。こっそり言ったのは、どうもその頃、知能検査をしたものの、結果は親子には、伝えなかったのでしょうね。つまり、結果は、学校側のマル秘事項だったのでしょう。
 母は、先生がこっそり教えてくれたのだ、と、すごくうれしそうに、私にそっと伝えました。そのときの母は、ひそやかに、上機嫌でした。
 そうか~・・・と、私は思いました。なるほど・・・親って、別に自分の手柄でもないのに、子供のできがほかの子よりいいと、なんか、自分の手柄のように感じるんだろうな。

そして、その逆もありで、自分のせいでもなんでもなくても、なんか、自分が悪い評価をされたような気になるわけなのね・・・

どの子も、神様から授けられただけのことで、親の失策でも手柄でもない。

その時の知能検査の結果がいくつなのか、どんなテストなのか、今となれば、よくわかりませんが、その時点で、私は母をすごく喜ばせたことだけは、深く印象に残っています。その後、私は、高校で落ちこぼれ、知能検査って何なの?、と、まったく理解できない勉強を前にして、わなないていました。
・・・そして、自分への勘違いは捨ててしまいました。今では、よくある、古ぼけた過去の栄光になっていて、こういうことでもなければ、思い出しもしない出来事になってしまいました。

今の私は、あの時の母と、対局にいるわな~・・・

ほんと、げんちゃんみたいな子を持つと、どうかすると、卑屈になりやすいのかもしれません~・・・。こういう日は、おもいっきり、おおげさなほど、卑屈になって、そこに浸ることにしましょうか・・・

発達ママに電話して、思いのありったけを、愚痴って・・・吠えて・・確かに、今日診療室で話した6年の女の子と、げんちゃんは、まったく別物でした。

ちょっと、神様、いい加減にしてください! あなたの愛するげんちゃんは、この体たらくです。今後、どういうシナリオをご用意ですか。もう、私はうんざりでございます。イエス様の御名によって、アーメン!

ということで、今立て直し中でございます。あしからず。鼻息ヾ(≧∇≦)

by glow-gen | 2017-09-23 01:46 | 知能検査 | Trackback | Comments(22)

脳を制御し、開発さえする意識の働き

  「意識をすることができるようになると、脳自体をコントロールすることができる。」
と、知り合いのセラピストの先生からお題を頂戴したげんママですが、わかったようなわからないような気持ちで、日々けっこうもんもんと過ごしていました。

ところが、今日、仕事していて、ふと、こんなことを考えました。

 例えば、脳こうそくで、同じ場所に同じような麻痺をおこしてしまった患者さんが、二人いるとします。一人は、病気だからしかたがないと、ぼちぼちリハビリしながら暮らしています。もう一人は、元気な頃を思い出して、もう一度、あの頃にもどりたい! と強い意志を持って、また、医者がなんと言おうと戻れると信じて、一生懸命、独自に考え、研究したハビリプログラムを、夜も日もおしんでこなし続けました。

さて、5年後、どちらの人がもとの生活に近いところへ、もどっていったでしょう。

そう、答えは簡単。なおると信じて、死に物狂いでリハビリした人でしょう。

この人が治った勝因は二つあります。一つは、彼は、治ると信じていたこと。もう一つは、心が行動をかえ、リハビリに必死にとりくんだことでしょう。

このことは、一般には、意識ではなく、意志と呼ばれる類のものかもしれません。でも、心が、脳を改善したわかりやすい例だといえるでしょう。人の脳は、自らの意志で作り変えることができるのです。

 そうか~。脳が、心の支配を受ける、というようなことを、彼が盛んに言っていたのは、こういうことかもしれない。

 ある日のげんちゃんを観察していました。最近では、げんちゃんの、ゼロに近い時間の感覚を改善していくためのトレーニングをやっています。寝るまでは何時間あるのか。その間に何と何をしないといけないのか。そのために、どういう時間配分で、何からやる・・・みたいなことを、少しずつ考えさせるように誘導しています。(まったく、彼は、それについてはゼロベースです。とほほ)
 その中で、たとえば、明日の理科に備えて、ちょっと家で予習した方がいいね、ということになったとします。時間は、ほとんどありません。チャレンジタッチでちょっとだけ予習することにしました。げんちゃんは、チャレンジタッチに手をのばします。そして、開いたとたん、タブレットが、今日のおすすめ学習を表示したとします。そのとたん、げんちゃんは、理科をやる、とい意識がぶっとんで、タッチが誘導した国語をやろうとしました。(チャレンジタッチは、発達障害のお供、とさえ言いたいくらい、必須アイテムです。)
 理科をやる、と、ひらいたその時までは、彼の意志ははっきりしていたのに、次の瞬間ふわっと、意識が飛んでしまいました。意識と脳の支配関係が逆転した瞬間です。

「あれ、君は何をしようと考えたのかな?」

意識を取り戻すための声掛けをします。げんちゃんは、しばらく、フリーズしましたが、あ・・・とつぶやいて、急いで理科に変えます。声掛けをしなければ、げんちゃんは、ふわふわと、地上から足が離れるようにして、意識の伴わない、目の前のことに吸い付けられて、飛んで行ったままだったでしょう。

脳こうそくの一人の患者さんが、なんとなく、リハビリをさせられているようなありさまに似ているように思います。

脳の上位に意識が来る、というのはこういうことなのかもしれません。


 げんちゃんたちのような子に、いつもつきまとう、このふらふら~っとした意識のない行動は、脳が制御されることを嫌って、好き勝手に発動しているような状態なのかもしれません。


 このふわふわした感じは、もう一つの場合にもおこります。彼が「ただいま~」と言って、帰ってきたとします。
なかなか顔が見えないので、
「いまどこ?」
と聞いたとします。げんちゃんは、答えます。
「家・・」

この時、げんちゃんは、玄関に入ってもたもたしていたとします。彼は、家に帰ってきたという認識はあるけど、しっかり、玄関にいる、という意識が薄い・・・
「今、家のどこにいるの?」
と聞いてあげます。
「あ、玄関だよ。」
と、げんちゃんは、玄関にいる自分をしっかり意識します。げんちゃんがちょっとした声掛けで、本来認識していなかったことに、意識が発動したのです。

もちろん、これはたとえで、げんちゃんの実際のエピソードではありませんが、似たようなことがありますよね。


 ただなんとなく、ふらふらした意識の中で、行動している状態では、行動の制御はむつかしいでしょう。時間の管理も、時間軸の感覚もないので、そのふらふら感はいっそうひどいものになります。

 私たちが、げんちゃんたちにストレスを感じるのは、この制御されていない脳の気まぐれさだったり、暴走状態だったりするのではないでしょうか。


意識とは、脳を制御する心の働きのようです。本来、人の人格とは、脳に支配されているものではなく、脳を支配下に置くものなのです。意識とは、その中枢部の心の働きのことを言うのかもしれません。
 だから、意識を変えていけば、つまり、脳の上位に意識をもっていくことができれば、脳の眠っていた能力を呼び覚ますことができるし、すでにある能力も、スムーズに使える、ってことではないでしょうか。
 IQさえ伸ばすのが可能かもしれない。

案外、難しくないのかもしれない・・・これを、彼に話すと、いいせんいってる・・と言われました。で、具体的な声掛けのこつを教えてもらいました。

 たとえば、夜のスケジュールを段取りするように促しているときに、彼は、日課表をそろえる、と言いながら、好きなことに熱中するばかりです。私は、「ねー。日課表はいいのかな~。」
と言いますが、なかなかです。セラピストの彼いわく、
 そういうときは、日課表をもってきてごらん、、と持ってこさせ、具体的に、明日は何があるのかな~と、時間表を見させて・・・しっかり準備して、気持ちよく授業を受けたいね。
と言うのだそうです。つまり、明日のことが身にせまってくるように、現実味を帯びるように、より具体的なイメージがわくようにもっていくのだそうです。

なるほどな~・・・彼らの制御されてない脳を制御するために、それより上位の意識、あるいは、心によりリアルに働きかけなくてはならないというわけです。彼の意識は、よりリアリティーや必要性を感じて、動き出し、暴走していた脳は、自由自在に整理されたり、覚醒されたりするのだそうです。


 わたしは、何度もくいついて、彼に質問しまくってましたが、なんとなく、わかってきたような気がします。これならできるかもしれない・・・。明るい光が見えてきた気になっています。


しかし、かたや、私は、連休中最悪の気分ですごしていました。なんせ、先日ウィスク検査の報告に行ってきて、げんちゃんのさんざんなIQ結果にぐれていました。笑。またそれは次に書くとしましょう。



 

by glow-gen | 2017-09-20 23:09 | Trackback | Comments(17)

げんママやっとつきぬけたかも。なるようになったところが人生最高の選択!

  前回のブログを書いてからも、ずっと私は迷走していました。まだ、そんなこともできないのかな~・・・みたいな事件もいっぱいおきていたし、げんちゃんの出力状態も、なんか、すさまじくばらついていたのです。

 ある時は、ほう、げんちゃん、こんなに学習に対して理解力が上がっている!
って、驚いたかと思うと、次の日は、え~~、なんでこんなのさえわからないの? というようなことがおこり、ジェットコースターに乗っているように、こっちは混乱したりしてました。

ところが、ここ数日、私もげんちゃんも、なんか、突き抜けました。(とか、現在完了形にしてはいけないかな・・・日々揺れ動く発達育児なもんで。)

げんちゃんの状態は、あいかわらずなのですが、明らかに、意識のもっていきかたがかわっています。

ある日、げんちゃんは、大量に学校でやったテストやプリント類を持ち帰りました。社会のテストは、5年にあともどりしたかのごとく、半分しか書けてません。でも、彼は、そのプリントの山をさして、

「どうして、今日プリント持って帰ったかわかる?」
と言い出しました。きょとんとしていると、
「机の中がいっぱいになって、片付けられないから・・」

と言ったのです。びっくり。  普通の子のママなら、だから何~? とつっこまれるところですが、おわかりになるでしょう!。
整理整頓がだめなこの子たちが「かたづけられないから」なんて言う、宝石のような言葉を口にしたのです。しかも、ただなんとなく、持ち帰ったのではなく、自分の気づきと気持ちを、次の行動に結びつけて、さらに、その一連のことを言葉にしたのです。

意識が働いてきた、と言わずして何と言おう!

まあ、こういうちょっとしたことが、ちらっと、かいまみえたりする今日この頃なのです。


そして、セラピストの彼が、また実にうまいことを言います。

「今はね、げんちゃん、たくさんつめこみすぎて、頭の中が混乱してるんだよ。だから、ちょっと整理させてあげる時期なんだ。整理してあげると、もっと、安定して出力してきますよ。」

ため息! この彼は、ほんとにいつも的確でびっくりしてしまいます。イルカの経験も、それからの彼の振り幅の大きい毎日の生活も、少し上がったと思って、色々教え込んできた学習ライフも、ぐつぐつ沸騰したちゃんこ鍋みたいに、ぐちゃぐちゃになって混じりあっているのが見えるようです!

少しカリキュラムを減らして、整理させてあげればいい・・・

K先生と作戦会議をしました。色々なお習い事、げんちゃんは、いやがらず、楽しいとさえ言って行っているけれど、彼自身、自分の本当のコンディションや気持ちを、的確に把握して言葉や行動に反映できていないのではないか・・・そういう話しもしました。自分が無理してると気付かずにがんばってしまっているのかも・・・まあ、平易に言うとそんなところです。

 でも、普通クラスに行きたい! とがんばっているげんちゃんから、取り上げてしまうプログラムはなかなか見つからず、とりあえず、

 マッサージをたくさんしてあげる。
 睡眠時間を増やす。


ははは、戦略会議をしたわりには、貧弱な結論・・・汗
でも、彼が、ちゃんこ鍋状態だ、ということを、私が深く納得できたので、私の彼への好感度もぐっと上がって、がみがみ言う気持ちが落ち着きました。

 マイナスに振ってるような行動が出ても、
「整理整理・・・・大丈夫大丈夫・・・」

みたいな余裕が生まれ、絶対この次のステージは、飛躍する。そんな期待が胸によぎるようになりました。


くもんの先生と電話で話しました。

「普通の子はね、学校で、とにかく、自分を出さないように、それはそれは訓練されてるんですよね~。くもんでも学習の時は、静かに、おりこうさんに勉強する。日本の学校でよくしつけられたものですよね~。げんちゃんは、そういう、ある意味、日本の学校教育で型にはめることをされていない、まるで、昭和の子、みたいなところが魅力ですね。
彼の周りは、なんか、いつも明るい雰囲気がある・・・自分を受け入れてない子というのも、ちゃんと見ていて、距離をとったりもしてますよ。」

私は、集団の中のげんちゃんについて、あまり評価できるチャンスがありません。でも、くもんの先生の言葉は、げんちゃんの長所を先生なりに表現してくれているのかもしれません。

確かに、学校に合わせる、というのではなく、げんちゃんのオリジナルな教育のために、たまたま、学校も利用させていただいている。

という私のスタンスが、くもんの先生の言うようなげんちゃんに反映しているのかもしれません。とにかく、くもんの先生のげんちゃん評は、今はまだまだサポートもいるけれど、期待値は高い子だよ、ということのようで、うれしい限りです。

そして最後には、先生も私も
「ま~。なんかわかんないけど、なるようになったところが、ベストのとこじゃないんですか~?中学のクラス選びも・・・」

大笑いしながら、そういう話しに落ち着きました。なるようになったところが、人生ベストの選択。いいですね~。くもんの先生、良い先生にあたったものです。それも、げんちゃんの能力なのでしょう。笑












by glow-gen | 2017-09-15 20:43 | 脳への考察 | Trackback | Comments(8)

ランドセルをそろえて入れる 意識の力か・・・?

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イルカから帰ってきてもうすぐ2週間が経とうとしています。
セラピストの彼は、
「ちょっとリバウンドみたいなのあるから、ま、2週間くらいしたら、じんわり、成果が現れてくるよ。」
と言いました。
 確かに、帰ってしばらくは、なんか、こっちの期待感と、げんちゃんの行動がちぐはぐで、どうもしっくりこなかったのですが、なんとなく、いい具合に、私の方は舵取りしてきた感じです。
げんちゃんの方は、というと、一気に改善したというわけではないけれど、意識という観点で言えば、意識しているときの仕上がりと、そうでない時の仕上がりに、明確な差が出てきたような感じです。

ランドセル中身事件

 ほんとにちょっとしたことなのですが、(いや、発達の子にとって、これはすごく大事件!)
げんちゃんは、ランドセルの中身を、ごく自然に整頓して入れるようになったのです。最初は、ちゃんとこうしなさい、と私が明日の用意をする時に注意してさせました。その時の手つきはぎこちなく、やる気もない、といった感じ。

でも、驚くことに、翌日の夜、彼は、手早く、ランドセルの中身を整えました。そして、ここがポイント! その次の日、学校から帰るとき、きちんと整えて入れて帰ってきたのです。

驚き! これは、もう3日も続いてます。ずっと言い続けてきたのですが、なかなかできず、私が指示してやらせても、すごく時間がかかって雑だったのに、無造作に手早くできるようになっています。

と、この話をママ友にしたら、どこが言いたいポイントなの? という顔をされました。
確かに、普通の子だけ持つと、こんなのは当たり前なのかもしれません。お姉ちゃんがいつから、ちゃんとランドセルの中身をそろえたか、なんて覚えてもないですね。私たちの観察眼のなんと細かいこと! 

しかし、私にとっては大事件です。意識がなければできないことですから。

来年は支援クラスはやめる 、という宣言をしてみました。

数日前、げんちゃんは、学校でウィスク4の知能検査を受けました。まだ結果は知らされてませんが、げんちゃんに聞くと、わからない問題もあったらしいので、あんまり期待はしないでおきましょう。それをふまえて、月末は就学相談です。どうなることでしょう。支援クラスを勧められるのでしょうかね・・・・

でも、セラピストの彼の意見を聞いてみたら、
「中学は、ちょっと大変でも普通クラスがいいと思うよ。もちろん、ばりばりついていけるようになるとは思えないけれど、彼の意識が目覚めてきてるから、自分で周りを見て、ギャップを埋めていく作業が生まれるよ。ただし、サポート体制は作ってもらうようにお願いした方がいいし、あと6か月でもっと上がる予定も含まれている。」
ということでした。それで、げんちゃんに、そのことを宣言してみました。

「やったー!」
げんちゃんのうれしそうな顔・・・へ~、そうなんだ。普通クラスの自分でありたいんだね。しかし、そのいびつな影さえあるその感情は、意識のスイッチを押すように感じます。

ここ数日
「それだったら、普通クラスは無理なんじゃない」
うっかり、目の前のことだけに執着した行動が目だったり、明らかに知恵のない行動に走ったりすると、つい、言ってしまいます。わずかですが、げんちゃんに、緊張感がただよいます。なんかおどしてるみたいでどうなのよ、とは思うのだけど・・・効果はありますね。

 でも、げんちゃんの実力は、というと、例えばこんなところに現れます。
自転車がパンクして、しかもチューブがタイヤにからまり、げんちゃんは、自転車屋さんに40分もかけて、半分かかえるようにして自転車を運びました。(ここは偉かった)汗だくです。お店につくと、店員さんが、一まわり大きな自転車を買った方がいいよ、と言いました。たしかに、私もそうなることを予定してました。
それで、私は、げんちゃんに向かって、
「店員さんに商品説明を聞いて、どれにするか決めてごらん。」
と言いました。なんかきょときょとしているげんちゃんに、さらに

 「注意深く聞こうね。」

と言う私。じっと見守っていましたが、やはり、店員さんの説明をよくわかっていませんでした。やれやれです。

なるほど、これでは、普通クラスの先生の言うことは、せいぜい半分か、良く見積もっても3分の2くらいしかわからないだろうな~。と思います。でも、以前と違うのは、要点を整理してやると、わかります。そして、理解したあとは、自分で言葉にして説明できる。この説明能力は、ほんとに上がっているな、と思います。

「チェーンが、カバーがあって、中に入っているから、こわれにくい・・・」(てにをは、は、完ぺきではないけど、ちゃんと意味がわかります。)

そして、よく見ると、彼は、まわりの自転車のデザインに目がいっているようで、自分の世界に半分入ったまんまで聞いているような気がしました。聴きたい!と、いう意識をぐっと入れれば、たぶん、もっと把握できていたと思いました。

 この意識のスイッチは、興味があること、とか、失敗して、ヤバイ、と思って、自分で修正しようとする場合、とか、いくつかのパターンで入るように思います。・・・でも、オンとオフは、ききわめて気まぐれで、本人もまだコントロールがむつかしいようです・・・今後、そのあたりが改善してくると、もう少し伸びるような気がします。

 セラピストの彼は、
「考えなさい、という言葉は言わないで。頭でやろうとすると混乱するから、なるべく、心で感じさせるようにして。」
なんて、言います。今は、意識を入れるときなんだ、と、自然に感じて、行動にうつせるように、ということなのでしょうか。わかっているようでよくわからない私です。
でも、彼への指導やトレーニングの方向性は、なんとなくわかってきたような気になっているげんママです。

by glow-gen | 2017-09-08 02:15 | 聞く力 | Trackback | Comments(43)

能力を発揮させる「心」

新学期も始まり、やっと・・・何で私は、げんちゃんに、こんなにうんざりしていたのか。よ~くわかりました。

私は、げんちゃんにとても良い兆しを感じていました。・・・、けっこうグレーゾーンから、普通に見える領域に入ってきた、と、思っていたのです。

 でも、それは、やっぱり認識違いでした。簡単なテストが解けた、とか、スケボーを乗りこなすとか、上手に折り紙を折るようになった・・・とか、数限りない、1つ1つのパーツはできてきましたが、発達障害の発達障害たるゆえんである、私がもっとも改善したい部分、それが、まったく手つかずでかわらないのです。

 絵も描けず、ぼんやりくねくねしていたげんちゃんから、今や、まあまあの平均点を満たす項目がたくさん出てきているかもしれないけれど、その一つ一つの能力は、いわば、単独でばらばらのパーツにすぎません。

 私が求めているのは、そのモチーフが、美しくハーモニーをなして、つながっていることでした。モチーフのすべては、関連性に乏しく、小さな子でも、集めたモチーフを、もう少し上手につなげていくことができるんじゃないかとさえ思います。

 くもんに入って1ヶ月以上経ちました。げんちゃんをおもしろいと言ってくれる、素敵な先生のおかげもあって、楽しみに通ってます。でも、し~んとした教室で、
「おれって、て~んさい!」
とか、時々ぶつぶつ言いながら問題を解いたりするげんちゃんは、すっかり、みんなから変な目で見られているようです。それは、浮いているのか、おもしろがられているのか、教室の雰囲気を引っ張っているのか・・・ニュアンスはよくわかりません。(周りのリアクションをちゃんと把握したりはしている。と言ってましたが、どうなのでしょう。)さらに、くもんには、解く順番とか、先生に出すタイミングとか、宿題を用意するノウハウ、とか、段取りが決まっているようです。でも、げんちゃんは、いまだに、うまくいかないようです。
 簡単に言うと、げんちゃんだけ、ちょっとサポートがいる、ってことでしょうね。一人で問題のやり直しも難しいようです。

 とりあえず、普通の塾にデビューしたものの、やっぱりね、という感じのようです。

 また、新学期が始まって、あいかわらず、1学期同様、宿題の内容を写して帰ってない、とか、帰りに寄るはずの、支援クラスに寄らずに帰ってくる、とか、まったく進歩が見られないような抜けがたくさんあります。

先日、くもんの先生と楽しそうに話をしているげんちゃんを目撃して、ため息が出ました。 
 普通に会話ができる、と思っていたけれど、彼は、自分が話したいことを饒舌に話すときは、完全に自分の世界に入ってしまってます。先生がただ、相づちを打ってるだけ。そして、たまに、こっちの世界に降りてきて、はっとしてます。
 対等な会話とはいいがたい・・・

 そして、しっかりこっちの世界にいる時は、だいたい
「はい、」「あ、そうなの?」「わかった」
そういうレスポンスしかできないような気がします。なんか、うまく表現できませんが、なんか、違うんだよね~。
普通のようで、なんか違う・・・こっちの世界にいて、話を広げることは、できてないんじゃないかな~。

 うまく言えないけれど、すべてにおいて、何かができたとしても、そこから広がりがないのです。

これって、どう説明したらいいのでしょう。

つまり、一つ一つのことを関連づけて考えることができない、ということだと思います。ぶつぶつっと、ばらばら・・・

そして、この関連づけができなければ、彼には、常に周りとは違う違和感がつきまといます。
 最近私は、これを改善したいと思い、少し改善できてきた、と感じていた。

でも、そうではない現実がつきつけられて、私はここんとこ、すごくうんざりしていたのだということがよくわかりました。

 それとともに、では今から何をしたらいいのか・・・ということも、だんだんわかってきました。

 ヒントは、セラピストの先生の言葉です。こんなことをげんちゃんに言ってました。

 
 げんちゃんは、よく、あせって、フリーズしてたり、考えのない行動をしてたり、ということが多々あります。

セラピストの先生が、そんなげんちゃんを見て、

「げんちゃん、頭で取り出そうとしてはいけないよ。心で取り出すんだよ。落ち着いてね。
今、きみが見ているその引き出しには何もないよ。大丈夫。たくさんいいものが入っている引き出しがあるから、心で選ぶんだよ。」


と声かけしてました。なるほどな~と思いました。
頭ではない、心・・・(なんか、わかったようなわからないような・・・でもすごい!)


彼の心を動かして、今まで苦しい思いをしていっぱいにした、1つ1つの引き出しの中身を、タイミング良くつなぎ合わせて取り出すことができるようにしていくような訓練とは何か。
セラピストの彼は、「心」、と、強調します。彼は、けっこうすご助言者のようです。(彼からの助言をしっかり消化できたら、書いていきたいです。)

さて、今日は、久しぶりに、体操の先生が見てくれました。夏休みをはさんでのげんちゃんに向かってみて、彼女の言葉は、好意的でした。
 
「げんちゃん、すごい! 意識がかわってる!」

そうかな~~・・・あまりそうは思えないのですが、私のねらった方に行っているのなら、いいな~・・
 

by glow-gen | 2017-09-02 17:40 | イルカによる介在療法 | Trackback | Comments(26)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
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