げんちゃんの発達障害プロジェクト

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視覚処理能力。スポーツビジョンと発達障害

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ざっくりいい感じになってきているげんちゃんですが、あくまでも、ざっくりで、細かく見ると、まだまだできないことだらけです。

3週間前、野球の見学に行って見ていると、なんと、げんちゃんときたら、何度バッターボックスに立っても三振ばかりです。げんちゃんより、小さなお子さんが、上手にヒットしているのに、なんじゃ、こりゃ。という感じです。

はは~ん。こりゃ、目だな!

と思い、”スポーツビジョン” で検索してみました。

”ビジョントレーニング”というのは、発達障害では、そもそもイロハのイで、発達障害の子に、見え方の異常があるのは、良くあることです。

ここを改善せねば、なかなか学習効果が上がらない、というので、私は、ある時期、見え方を改善することに血道を上げていました。1~2年生の頃だったかな~。いや、もっと前?

発達育児を始めて、見え方の異常に気付いた頃、発達障害の枠の中で ”ビジョントレーニング”を検索していました。
すると、ある程度情報が出てくるのですが、主に、トレーニングの情報が主で、なぜ、発達障害の子に見え方のトラブルがおきるか、とか、トレーニングではなく、その原因にアタックする方法は何か、という、根本的な情報は少ないと感じました。

その頃、私は、そもそも、なぜ、見え方に困難をきたすのか、ということが知りたくて、探っていました。

全く視点を変えて、”視力回復” の世界で情報をあさっておりました。そして、その情報を吟味するうちに、頭蓋仙骨システムの悪化が脳神経の視神経のいくつかを圧迫するのではないか、ということも考えるに至りました。(興味のある方は、過去の見え方の異常の記事を参照にしてみてください。)

それから何年も経って、ビジョンのことは、少し優先順位がさがっていたのですが、今回、また見え方について、考える必要性を感じました。

今回は、”スポーツビジョン”の世界を検索してみよう、と思い、色々あさってみると、なかなかおもしろい内容にヒットしました。

たとえば、一流サッカー選手は、「目の前のボールを扱いつつ、ピッチのすべての情報を目で確認できている。」そうです。ピッチを上から俯瞰するような見方を、マクロ(近視眼)な視点をもちながらやっていると。
一流と呼ばれるアスリートと、そこまでいかないアスリートたちについて調べてみると、最後の差は、運動能力ではなく、スポーツビジョンなのだ、というようなことも書いてありました。

彼らの視野は、とても広く、目の前に集中しているようで、かなりの範囲を見ている、といいます。

すごいですよね。つまり、目の前のことだけで、”空気読めない”発達障害児からすると、正反対の見え方をしていると言っていいかもしれませんね。

さらに、スポーツビジョン用のめがねというのもあって、偏光グラスを応用して、コマ取りでボールを見るトレーニングをする物もありました。それは、あえて、飛んでくるボールを連続で見えなくすることで、必死で見ようとする脳の働きを喚起して見る力をアップするのだそうです。そのトレーニングあとは、めがねをとって、逆にボールが見えやすく感じるというもののようです。

スポーツビジョンを大きく分けると、”周辺視力”、”動体視力”、というもので代表されるのかもしれません。(私の理解のしかたが不完全だったらすみません。)


発達障害の世界だけで調べている時とは、また違った切り口で、とてもヒントになりました。

さて、さっそく、げんちゃんに、”周辺視のトレーニング”と、”動体視力トレーニング”、さらに、”目と手の協調”、という三点でトレーニングを始めました。

なんて、かっこいいことを書きましたが、なんのことはない、100均のボール系遊びグッズを買ってきて、とにかく、10分でも毎日やる、ということを始めました。周辺視に関しては、
トランプ(その後手作りカードになりました。)を13枚適当に広げて、1から順番にとっていく、というトレーニングです。

100均グッズボール系アイテムは、げんちゃんのくいつきも良く、学習の合間にするには最高のアイテムのようです。どうも、学習に疲れてくると、視線は一点に固定され、動きにくく固まってしまうようで、どの気晴らしより効果的だと感じます。
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そして、周辺視トレーニングをやってみると、彼の記録は壊滅的で、彼は、まったく周辺視という概念さえないかのようでした。
普通は7~8秒でできるトランプ13枚を、平気で20秒以上かけてとっていました。つまり、視線をまんなかあたりにぼんやりとおいて、周りをいっぺんに見る、ということに、慣れていないようでした。

彼の見方は、1つ1つ視線を動かして、トランプを捜すので、それだけ時間がかかるのです。

一点集中、周りが読めない・・・ということイコール、文字通り、視野のせまさがあるのだろうな、ということを実感しました。
ぼちぼち取り組んでいましたが、やるほどに、ましになっていきます。

そして、驚くことに、それから次の野球の日に、げんちゃんは、ぽんぽんヒットを打ったようです。視覚処理も、やはり、油断せず、やっていかねばならないんだな、と思いました。






by glow-gen | 2017-06-29 20:31 | 視覚機能障害 | Trackback | Comments(19)

普通クラスで、時間内にテストを仕上げる。

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朝、10分で、裏表一枚を仕上げます。今のげんちゃんには、ちょうどいい。

げんちゃんの意識を引き出して、出力の焦点に合わせたい。平たく言うと、げんちゃんのやる気が高められるにはどうしたらいいのか、と手探りで日々をすごしています。
そうこうしている間に、6月も終わりそうです。ちょっとブログに向かう時間がなく過ぎている間に、いろんな展開がありました。

 げんちゃんに、一つ始めたことは、自分用に「気づき、覚書ノート」を作ったことです。
何度も今まで説明したようなことを、毎回失敗するので、そのたびに、こちらが、辟易しながら説明をしてやって、当の本人は、当然のごとくふんぞり返っているので、頭にきて、かなりリピートした内容は、自分で、覚書ノートに書かせて、再度失敗したら、こっちが説明するんじゃなくて、自分で、ノート見て考えろ! ということにしました。

だいたい、いつも、ママやK先生が、一生懸命取り組んでいるのに、本人は、こっちのエネルギーの消耗など、どこふく風なので、ええかげんにせーよ、と思います。何度も何度も同じことを繰り返しても、
「あちゃー・・・そうだった。しっかり覚えておかなければ。」とか、「もっと、この問題、理解したい!」という心の動きがなければ、いつも同じことの繰り返しです。

もう、げんちゃんは、意識を入れれば、かなり覚えておけるステージに入っているとふんでいます。過去数年前とは、もう、ステージがかわっていると思っています。


できるだけ、ママが手取り足取りしてやるのをやめました。今までも、できるだけ、なんでも自力でやるように取り組んできましたが、そうすると、タイムロスがきわめて大きいので、つい手出しするようになりますが、手を出すにしても、自分でフィードバックするための手出しにするように気をつけています。

机も横に座らず、時には、ぜんぜん別のところに離れて、自力で問題を解かせて、持ってこさせるようにしたりしてます。

げんちゃんのトラブルは、なかなか手ごわいとはいっても、一月ごとに進歩しているのは間違いないようで、ここんとこ、学校で受けるテストは、普通クラスで、普通のお子さんと同じ時間内に仕上げて提出することも多くなってきています。
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なんせ、5年の終りに、普通クラスでテストは受け始めたものの、得意な理科社会でも、倍の時間をもらってやっていました。ちょっと記述の多い国語の問題などは、半分以上白紙の時も多かったです。ところが、先日、国語のテストで(確認テストで、難しいものではないけれど。)100点を取ってきていたのでびっくりしました。 しかも、算数のテストは、時間の限り、でたらめでもなんでも、すべて穴埋めして、提出するなんて、今までありえません。算数は、とくに、何問か適当にうめるだけでも、すごいことでした。
 小さな一歩を積み重ねていくことが、大きな進歩につながるということでしょうね。

授業中の聴覚処理は、あいかわらず悪いようだし、みんなでやる教材なども、処理スピードが間に合わなくて、授業で書き込むプリントなどは、まだまだ書き込んでいない部分が多いげんちゃんですが、こういうものも、一歩ずつきっと改善してくんだろうな・・・と、思います。

聴覚処理や視覚処理についても、ちょっと気づいたことがあって、最近また取り出して訓練しています。またそれは書くとして、

ここ一週間取り組み始めたことがあります。4年生の10分間ドリルを、朝、しょっぱなに、必ずやらせる、というチャレンジです。げんちゃんに、一人でさせるプリントは、4年生くらいがちょうどよくて、とくに算数は、4年でも、まだまだすらすらとはいきませんから、4年の漢字を5分、4年の算数を5分(10分かかったり、普通にしますが。)朝、取り組むのは、とても良いです。

始めは、ほんとに、バトルでしたが、1週間たったこの頃では、あまりストレスなく取り組むようになっています。

時が良くても悪くても、とにかく、コツコツ積み上げること、たんたんとこなせること。人生において、もっとも成功することだと私は思っています。コツコツやれること。それこそが、天才の条件なんじゃないかな、とさえ思っています。

折り紙で、鶴もぼちぼちですが、一日1枚折ろう・・・と、がんばっています。先日のブログで、折り方を覚えた、と書きましたが、昔より、すごく覚えている、というだけで、げんちゃんときたら、何枚も折っているのに、毎回すらすらとはいきません。最後の方で、必ずやりかたがわからなくなるのです。もちろん、不器用に、仕上がりも汚いです。 普通の子なら、何枚か折れば、あとはすらすらだと思うのですけどね。

まあ、これも、まずは、コツコツ100枚折ってみようと思っています。


by glow-gen | 2017-06-21 18:15 | 普通クラスでの様子 | Trackback | Comments(19)

やさしい言葉で、はげまし、ゆっくり待つ。 何度も繰り返す。

 げんちゃんの意識の焦点が出力に向けて合わせられるように、色々取り組みを始めました。とは言っても、忙しい毎日の中で、何を優先してやるか、理想はあっても現実は企画倒れになることも多い毎日です。

そんなある日、脳梗塞で、高次脳機能障害になった60代の知り合いに、電話をすることがありました。私は、げんちゃんについて、

出力の焦点があわずに、なかなか持てる能力を出力できないこと。
覚えが悪いこと。
段取りが悪いこと。
わからなくても、質問もしないこと。
げんちゃんの悩みを話します。

私は、かねてから、彼女の症状が、げんちゃんととっても似ていることを聞いているので、たずねてみました。

「Iさんも、そういう症状って、理解できる?」
以前も、ブログで、彼女の発言を紹介したことがあるのですが、こんな風に言ってました。(もしかしたら、同じことを書いてるかもですが・・・)

「私も、いつも娘達に叱られてるのよ。お母さん、前に何回も言ったでしょ。どうしてわからないの? わからなかったら聞いてくれればいいじゃない・・・てね。でもね、聞いたときは、ちゃんと聞いてるのよ、瞬間、瞬間は、わかっても、記憶のページに残っていかないのよね。質問して、と言われても、質問することさえ思い浮かばないの。
 それに、叱られるとだめ。もう、わかりきってることも出てきませんよ。

 でも、やさしく何回も何回も教えてもらうと、覚えていけますよ。

だから、げんちゃんも、叱っちゃだめよ。大丈夫よ、大丈夫よ。あなたは大丈夫。ちゃんとわかるからね~って、・・・優しく教えてあげて。母は忍耐です。

 それから、私の主治医が言うのよ。私の同じ脳の場所をやられてしまった患者さんが、完全復帰してるらしいの。脳が、再生されない、というのは、昔の話。治っていくんです。とね。

ましてや、げんちゃんは子どもだよ。大丈夫ですよ。
 げんちゃんは、こういう状態をもって、勉強に果敢に挑戦してるなんて、ほんとにすごいことですよ。どれだけ大変なことか、わかってあげてね。 根性があるお子さんですよ。」

Iさんの話を聞くと、いつも納得します。 

しかし、げんちゃんが、母親だからといって、私を相手にすると、すぐになめた態度をとって私をおこらせてくるので、なかなかやさしくと言っても難しいときが多いです。とはいえ、原則、げんちゃんの頭は、静かに、やさしい声で、ゆっくりせかさず、学習させるのが、いいのだということは、よくわかりました。

いつもそうやって彼にのぞみたいけれど、どうしてどうして、母親に対しては、ヤツは、あーまで、勘違いした態度を取る。甘え、と言えばそれまでだけど、親子の難しさがつきまといます。

ホームスクールの初めは、儀式のように、げんちゃんが、むかつく態度をとって、修羅場に直行して、それをたてなおすのに、毎回何十分も時間を要する、あーいう無駄な時間が、ばかばかしい、ということも、自分の意識の中におさめてほしいな、と思います。

Iさんが言うような運びになるように、ママも考えなくちゃいけないけれど、げんちゃんも、もっと大人になってほしいです。
他人になら絶対しない態度、行動をしますからね~。

 まあ、しかし、いつも、彼女のおっしゃることは、深く頷くことばかりでした。


確かに、げんちゃんも素直になっていて、こっちもやさしく対応できる状況の時は、すごく出力もいいです。やさしく、待つ、励ます・・・できないといらいらしますが、テクニックとして、したたかにやっていかねばなりませんね。
 

by glow-gen | 2017-06-15 19:16 | Trackback | Comments(19)

失敗したときのバックアップを考えることができない

 
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前後から、法則を見いだす、という思考は、げんちゃんたちは、ほんとに苦手ですよね。まあ、こういう能力を、ちまたでは、頭がいいと言うんだよね~。あ、これ、もちろん、ヒント出してます。汗

たとえば、宿題をメモってくる連絡帳を、学校に持っていくのを忘れたら、他のノートに宿題を書いて帰ってくる、とか、サッカーの練習に行ったら、誰もいなかったから、ああ、今週は、別のグランドであったんだったと思いだし、そこへ急いで向かう、とか。

 こういうしばしば日常でおこるつじつま合わせは、生活を潤滑に進めて行く上で、だれもが持っている能力です。人間は、誰しも、勘違いしたり、忘れたりするものなので、その時の被害を最小におさえるための工夫は、小さい時から積み重ねていく物です。

 でも、げんちゃんは、連絡帳を忘れれば、宿題もワンセットでわからないし、サッカーのグランドが誰もいなければ、何も考えずただ帰ってくるだけ。

こういうことがもっとも苦手なげんちゃんは、そこに関しては、ほんとに伸びてないんと違うかな~・・・と、ふと思ったりします。当然考えてするだろう、と期待することは、ことごとくはずしてきます。

 でも、
「ねえ、連絡帳持っていかなかったら、宿題書かないの?他に何かできたんじゃないの? 」
と言うと、しばらく考えて、

「・・・・う~ん・・・他の紙に書けばよかった・・・」

などと言ったりすることもあります。まあ、ぜんぜん進歩してないわけじゃないんだろうね。と思いたいです。・・・

 こういうのも、前回書いた意識と関係します。ルーティンなことを、何も意識せずぼ~っとこなしているように見えるげんちゃんは、意識をすれば、少しは、できることも多くなるような気がしてます。

明日の学校の支度をするのに、なんか、めちゃくちゃ早くて、あ、これは、ぜんぜんそろってないぞ、と思いました。(実際連絡袋など、机の上に入れ忘れているものが見えます。

「げんちゃん、ちゃんと支度しないと、忘れ物してると思うよ。」
「そんなことないよ。ぼく、ちゃんとしたよ。今日算数があったから、理科と社会を入れるだけでいいんだよ。」

と言い張ります。つまり、今日と明日の日課の違いは、社会理科・・・だから、社会と理科を入れるだけで終わり。と考えたようです。算数がちゃんと入っているか、確認する気はさらさらないようです。

今日と明日の違いを考えて、無いものを入れる。という発想は、昔ならなかったでしょうから、確かに進歩かもしれません。でも、K先生のところに、算数のドリルをランドセルから取り出して持っていったことは、ぜんぜん覚えていません。ドリルが入ってないと気付かないのはどうなのよ・・・・と思います。

 最近はこういう感じです。なるほど、前より、ちょっと考えてみたんだね。ということも見受けられるけど、とてつもなくすっこぬけてる・・・そういう感じです。

 げんちゃんが、明日の日課を自分でそろえることを、少しずつトライしはじめたのは、たぶん3年か4年くらいのものです。普通の子は、1年生だと考えると、色々試行錯誤して経験を積んできた時間は、まだまだ足りないと考えた方がいいのでしょうかね。

 普通の子の、せいぜい1-2年くらいのレベルのことが、生活のいたるところで繰り広げられているのかもしれない。

6年生と思うから、あほか、と思うけど、こういう”やれやれ”と思う、行動の試行錯誤は、行動が洗練されていくためのステップなんだ、と思えばいいのかもしれませんね~・・・

 少し進化すれば、ここももっとできるんじゃないの? と思うけど、子どもの成長というのは、いや、脳の成長というのは、決して、一段飛ばしにはいかないのかもしれませんね。
生活の中に出てくるこういうできそこないの部品みたいなものも、彼が今までやり残してきた歴史の中で、今やっと、一生懸命積み重ねていってるのかもしれませんね。

 もしげんちゃんが、1年生だったら・・・と考えれば、まだ、ほほえましく見守っているでしょう。コイツは、1~2年生でまだやってないことを、今経験して、獲得しているんだ~。と思う視点がいるのかもしれないね~。

 いや、こういうとこは、一生かわらないよ・・・なんて、耳に悪魔の声がささやいても、びしっと否定しましょう。進化している限り、普通のレベルのうっかりさん、程度には持って行けると思います。・・・笑












by glow-gen | 2017-06-09 20:38 | 脳への考察 | Trackback | Comments(16)

どうして興味のあることだけできるのか。

どうして、げんちゃんのような子ども達は、興味のある分野と、そうでない分野に、極端な差があるんだろう・・・・

ずっと昔、テレビ番組で、タマネギの刺激について、科学的なうんちくをたれていました。げんちゃんは、それを見ていて、あとから、突然、すらすらっと、そのうんちくを口にしたのです。

 話もかまない、意味不明なことしか言わない時代に、その時だけすごかった・・・・

でも、一度っきりでした。そういう、”ロイヤルストレートフラッシュ” みたいな現象が、その後もごくたまにおこりました。一度おきると、またいつものどんよりげんちゃんでしかありません。


最近、私は、そのことについて、私なりの気付きをしました。あくまでも、私が勝手に感じたことですが。

学習だけではなく、あらゆるアプローチを続けてきたげんちゃんの中には、たぶん、表面に現れている能力より、もっと多くの潜在能力が入力されていると思っています。しかし、出力となると、なかなかうまくいきません。たまに、前述のストレートフラッシュがおこったときは、たまたまある条件がびしっとそろったということなのでしょう。

そのストレートフラッシュの条件は何か。

能力を出力するためには、能力そのものの存在と、その部分に、意識の照準を合わせる必要があるのだと思います。その意識の照準とは、海馬の働きなのかもしれません。

とにかく、出力には、げんちゃんの意識が、潜在的な能力に大きな圧力をかけてあげなければならない。

意識と簡単にいってしまったけれど、それは、たんなるやる気とか興味だけとも限りません。体の正中にしっかり自分の意識を持っていくような、体の問題も含むと思います。やる気を出すぞ、と本人が、思って、すぐに出せる物でもないのかもしれません。

とにかく、やる気、興味、体調、集中力、意欲、その他焦点を合わせる力・・・・総合力ですが、ここでは"意識"と命名しましょう、それが必要なのです。

それはすなわち、出力を促す原動力となります。

興味があることについては、当然出力したいことに照準があいやすい。あえば、潜在的な能力は出力が促される。。
そういうことなのかな、と、思うのです。。

普通の子は、難なく照準を出力内容に合わせることができる。興味があれば、なおさら、びんびんに照準があう。
普通の子は、そう興味がなくても、これは、試験にでるから、とか、宿題だから、とか、いろんな理由をちけると、自分のコントロールができて、出力に意識をもっていけます。

しかし、げんちゃんみたいな子は、興味がすごくある、なんて言う、つき動かすようなエネルギーがなければ、出力に照準が合わないのではないか。そんな考えをするようになりました。

では、照準を合わせていくためには、どうすればいいのでしょう。そこまで大きなエネルギーがなくても、さらっと出力方向に迎えるには。

まずは、体があるレベルに達していることが必要だと思います。多くの原子反射に翻弄されていると難しいのかなと思います。正中にすべての感覚を集中させる体の機能が大前提になると感じます。体ができてなければ照準どころではありません。
それから、余分な情報に煩わされない感覚機能と情報処理機能。優先順位がわかる、知的な活動もいる。体をそこにもってこれる、気持ちをそこに合わせていける、・・・
うまく分析できないけど、多くの基礎能力がいることは確かです。
ただ、やる気がない、聞いてない、とか、叱責の対象になるような、表面に現れることだけをがみがみ言ってもうまくいかない。(体については、以下の書なんかもいいですよ。)
(人間脳の根っこを育てる 栗本啓二 著)
とにかく、全体的に底上げされていかないと、照準はあってこないのは、はっきり感じます。

しかし、ある程度能力があがってくると、本人が、出力に向けて、多少は舵が切れます。

げんちゃんは、そのじぶんで舵をとる部分が、今からだと感じています。そろそろ舵が切れてもいいんじゃない、と思うのですが、なかなか期待通りにいかない日々です。
私が、ジレンマに感じるのも、そういう部分なんだと思います。

たりないのは何なのでしょう。

私は、二つのことをおぼろげに感じます。
一つはやはり体です。視覚処理機能、聴覚処理機能、体感覚。今までついてきた体の能力をうまくアレンジできない。もちろん、むかしとは比べものにならないくらい伸びてはいるものの、やはり、もう一度、体への新たな処方箋がいるようです。

それと、もうひとつは、本人の取り組みに対する心の状態。いつもやらされているメンタリティーで、自分がやりたい、ではないことが大きいのではないか。

この心の部分は、思い切って、プロのセラピストなんかの力を借りてもいいかもなー、なんて、思っています。げんちゃんの心の声を引き出してやるセラピー。

先日、鹿児島のまゆたん先生が福岡に来られたので、げんちゃんを見てもらいまいました。いいかんじでげんちゃんの心に働きかけておられました。母ではない多くの人たちの働きかけこそ、げんちゃんのモチベーションにはたらくことができると感じます。もちろん、普通クラスの刺激も今こそがんがん必要だと感じています。

具体的取り組みの処方箋を、今ねりなおしかな。


by glow-gen | 2017-06-07 02:52 | 脳への考察 | Trackback | Comments(11)

質問をしない、意識しない。

 毎日、仕事から帰るとげんちゃんに会うのが楽しみです。やっぱり、出来の悪い子ほどかわいい、というものなのかもしれません。
ま、でも、帰ってみると、実際は、いらっとさせられることが続出します。まずは、彼は一切学校での出来事をしゃべりません。連絡事項もランドセルを点検して初めて推察するだけ。提出物も出し忘れ、連絡帳も持って帰らず・・・あほか。
せめて、
「今日ね~・・・」
と、楽し気に話してくれれば、まだかわいげもあるけれど・・・・、知り合いのお子さんは、ママに話したいことてんこもりみたいです。 とくに女の子は、楽しいですよね。

今日は、おばあちゃんがどっさり、ぐちゃぐちゃにしたプリントの山を私に持ってきました。なんと、ごみ箱に入っていたらしい。げんちゃんの持ち帰りプリントでした。なんで捨てるの?

見てみると、国語の時間に取り組んだらしいプリントです。
6年にもなると、討論会をテーマにした教材があり、あるテーマを話し合うノウハウを学んでいました。

ある課題について、肯定する意見、否定する意見。
どういうポイントで発言して、理由を述べるのか。また、自分の意見に反対意見が出たら、どう、反論するのか、プリントにまとめながら学んだようです。

まあ、簡単なディベートの学習になってました。

ぐちゃぐちゃのプリントは、肯定意見、否定意見、理由・・・反論理由・・・といったまとめ方で、表になっていて、タイトルに、あるテーマが書いてありました。

げんちゃんは、もちろんほとんど白紙でした。でも、どのプリントも、一か所くらいは、自分の意見が、そこそこまとまった文で書いてありました。

捨てなくてもいいのに、一つでも書けたのは進歩だと思うけどね~

国語は普通クラスに行ってからも、なかなかついていけないと5年の先生にも言われてました。なんたって、5-6年の課題は、高度です。

さて、どの程度なのか、と、家で復習してみました。まずは、私が解説。げんちゃんは、ひたすら、私の説明に
「あ~、うん。」
を連発するだけ。またまたわかったふりです。

これがお姉ちゃんだったら、たぶん、私が言ったことに、すばやくレスポンスし、楽しい会話の掛け合いがある。わからないなら、また、それなりの言葉で応戦してくる。げんちゃんは、ただ、うんとかはいとか・・・ひたすら受け身。
しかたなく、質問すると、

考えてるふりをして、だまりこむ・・・・ストレスはピークになります。

「ねえ、わかってないんでしょ。わかったふりしないでよ。一生懸命教えて、わかったふりだけされると、うんざりするから。」
と、いらつく口調の私。

「どこがわかっていないの?」

と言うと、
「あ・・肯定?」
「え、肯定って意味がわかってないの? じゃあ、なんで先に質問しないの。まったくわからないのに、え~っととか言い続けて、考えるふりして、時間かせいでいたの?
やめてよ!」

辞書で、肯定の意味をひかせてみたら、いまいち、辞書の使い方がわかってない。またまた教えて、やっとプリントにたどりついて、説明すると、その割にはできるとこもけっこうある。

「あんた、このプリントむつかしかった?」

「いや、そうでもない・・・」

「最初からできない、とあきらめてたんでしょ。」
「あ・・・うん・・・かな?」

「なんで質問しないの? 意味がわかってないんだったら、どんなに考えてたってわかんないでしょ。なんでわかんない、って言わないの?」

「あ・・・なんか、怒られるかな、と思って・・・」

一生懸命教えて、つきあって、適当に、ふりだけされることこそ、最高に頭にくることはありません。ヤツはそこがぜんぜんわからないようです。

ふと、学校の国語の授業 のノートに、
「お母さんにいろいろ言われるのがいやだ・・」と書いてありました。どんな時に時間が遅く感じる? というテーマで、書いてたみたい。

ふ~ん。悪いけど、こっちも、あんたに、わかったふりされるのは、一番いやだし・・・吐きそうになるんだけど。

やれやれ、ほんと。たぶん、どこかで、最悪の親子関係の時期がきそうだわ。

 でもね、言っとくけど、いやなのは、あんただけじゃないの。こっちもそうだから。子供って、ほんといい気なものですね。自分の立場しか考えなくていいんだから。あんたより、お母さんの方が、いやな思いしてるから。
  だって、あんたは、適当にわかったふりして、その場をしのごうとしてるだけでしょ。こっちは真剣に必死なんだからね。

ほんと時々、う~んざりしますよ。 ほんと! 
親じゃなかったら、とっくにほたってるって。ほんと、親って、忍耐を神様にまなばせられてるようですね。

 あらら、今日は、ほんとは、書こうと思ってたのは、違うことでした。

 げんちゃんは、スーパーの袋を、自分ですすすっと折れるようになってました。しばらくぶりにやらせたら、なんということもなくできてました。
 加えて、折り紙のつるも、折れるようになってる。なんたって昔と違うのは、折り方を覚えて、自分で折ってくるようになってたこと。随所に進歩が見られます。

たぶん、ワーキングメモリー改善してます。 なんどやってもかつては、風船の折り方を覚えなかった。
 
 だから、もう、いいかげん、ちゃんと質問して、意識をそこに重ねて、学習してほしいです。
気持ちの焦点をもっと、真剣に、学習に乗せてほしい・・・意識の焦点を合わせれば、質問出てくる時期にきてる。


by glow-gen | 2017-06-02 02:43 | 国語の授業 | Trackback | Comments(4)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 昨年5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
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