げんちゃんの発達障害プロジェクト

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算数の学習障害 ああ割り算!

 算数の学習障害は、げんちゃんの最も押し上げられないトラブルです。もちろん注意欠陥だって、なかなか手強いですが、算数の障害は、未だにやっていて心が折れます。

 なぜって、もっとも時間の多くをさいてやっているにもかかわらず、ほんとに、遅遅としてるので、エネルギーが吸い込まれるブラックホールのようです。

たぶん、発達ママたちそれぞれ、我が子のそういうジャンルをかかえていらっしゃることと思いますが、ジャンルはみな異なれど、この心が折れる感触は、誰しも同じなんじゃないかな。

 おかげで、小学校の算数なら、どんなお子さんにだって、私は教えて理解させる自信がありますよ~。
普通の子の、苦手なんて、そんなの、なんてことないですよね~。私の中では苦手のうちに入りませんもの。(笑)

 げんちゃんは、それでも、5年の通分も、そう大きくない数だったら、そこそこやったりするし、四則計算を人並みに、遅くて、よく間違えるけど、えっちらやったりもする。まあ、去年までを考えたら、相当な進歩なんですよ。10までの数さえわからない、闇の時代からすると、彼の算数は霧の中くらいにはなっている・・・・

 でも、逆に、そこまで持っていった、というのは、私やK先生のストレスが、すさまじく壮絶なものだったと、裏を返せば言えるわけであります。(げんちゃんだって、しかりだと思います。)
もし、やってなければ、間違いなく、彼は、20までの数くらいしか、未だにわかってないと断言できます・・・

 今、苦しんでいることにスポットを当ててみたいと思います。

ずばり、彼は、割り算がわかりません。11月にクラスでいただいたプリントを今なら、理解させられるかな、と思い、昨日取り組んでいました。

 ガソリン30リッターで186キロ走る車があります。ガソリン1リッターだと何キロ走る?

こういう問題をやってました。
彼は、残念ながら、割り算特訓のかいもなく、どうしてもわからないようです。

そもそも、割り算は、ほんとに手こずっているのです、4年の時から、消しゴムやトレーを使って、何十回もデモしました。・・・そのかいあって、単純な文章題が正解するようにもなってました。
 でも、やっぱり、だめなんでしょうね。

30リッターのガソリンと距離の関係は、
 30÷186
となってたり、30÷30とやってみたり、果ては、30×186・・・・彼の思考が理解できないよ~~

私も、半ばパニックで、必死であれこれ教え続けました。格闘すること、気付くと3時間! やれやれ。

何て、空しい半日・・・・

何で、こんなことわからないんだろう・・・って、思います。ちょっと前であれば、そもそも、何にもわかっちゃいね~。今こんなのやるのは、時期尚早と思うのですが、もうそのステージはなんとか、抜けて、説明したら入るような気分になっているのに、ぜ~んぜん理解できない。


格闘の末、二人とも、くたくたになって、お開きになりました。

夜眠りにつきながら、もしかしたら、彼はこういう風に考えたのかな~・・・と、しつこく、思考します。(我ながらしつこい)

ちょっとしたためてみます。

1,30リットルが1リットルになってる、
  つまり、30を30で割るんだ~・・・・リットルが、ばらばらになって1になってるんだから、リットルを小さく分けるんだ・・・ でも、30を30で割るのは、なんか変だな。じゃあ、30リットルを距離で割ろう・・・・
 なるほど、感覚的な物としては、そうなのかもしれません。


2,割り算の問題なのに、時にかけ算をします。

  どうしてか・・・イコールの向こうに来るのが、ごっちゃになっている。もしくは、彼の頭の中では、かけ算も一あたり量、と何個分、を使うわけで、割り算も、そのアイテムの上で、本人的には、イメージしやすいかけ算にしてしまう。確かに、一あたりりょうをエックスみたいなもににすれば、かけ算になるよね。

文章の書き順を、どんどん並べて、なんとなく、÷、×、をフィーリングで入れている。

 

 総数を出すのがかけ算、総数をばらばらにしていくのが割り算・・・まだ、入らないのでしょうかね。
(確か、前のブログで、具体物をやった記事を載せました。そう、たくさんやってるんですよ~)

 =の向こうに答えが来る。そこが感覚として入ってないんだ、という説明は、安曇野の矢ヶ崎先生に教えていただきました。
答えというのは、イコールの向こうに書くもんだ。そういうところが感覚として定着してなかったりする、と教えていただいたときは、妙に納得しましたっけ。

だから、たくさんやったじゃない!

しょうがないから、1リットルでエックスキロ走るとして、と、図説してやると、

 エックス×30リットルは、186キロ、とわかったようです。
よくわかんないけど、かけ算の反対は割り算だから、
 186÷30=エックス・・・答え

 こうやって、感覚的にはわからないけど、かけ算に持ち込んで、逆だから、割り算、と、最後には答えていました。・・・
こういう入れ方って、どうよ~、と思いつつ、本日終了です。

 
 どうやって、割り算の感覚を入れましょうか。
 消しゴムとお皿で、基本を何度もやりましたが、ちょっとパターンが変わると、ぜんぜんわかってないようでがっかりします。

 ここまでわかるようになった、と言うべきかもしれませんが、こっちの、かけたエネルギー量を考えたら、私は、いい加減にしてよ! という気持ちしかおこりません。

 それほど、私もげんちゃんも、ぞっとするような算数地獄をあがいてきています。


 時々、私はほんとに、あきらめないな~と、自分でも感心してしまいます。

そして、算数パニックから回復すると、しみじみ、げんちゃんの打たれ強さとタフさに、相当助けられてる面もあるんかな~と、思います。

友人に、算数はやめて、他の峰を伸ばすこと考えたら、と言われるときがあります。
たぶん、そういう選択肢もありでしょう。

でも、やっぱり無理!
これだけ、研究して、エネルギーをかけて、二人とも登りかけた山。絶対、得意にしたいです。ほんと!
じゃなきゃ、げんちゃんも私も可愛そうじゃん!

ガルル~・・・遠吠、
リセットしてトライします。



by glow-gen | 2017-02-27 21:00 | 算数の学習障害 | Trackback | Comments(19)

最近のピアノレッスン。マイナススタート

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ボルダリングも、ホームスクールの体育としてやってます。週一ですが、げんちゃんはどんくさいです。どんくさい私と良い勝負・・・継続は力、
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スケートボードをやりたいと、おばあちゃんに買ってもらいました。夢中で2時間くらいやってましたが、いつのまにか乗ってました。

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日曜学校の紙芝居の絵は、げんちゃんに一部描かせることにしました。ほんと、うまくなってると思います。.マイナススタートが、すごい努力を重ねて、ゼロになったとたん、すごく、プラスに振りはじめたのかもしれません。ただ、塗るのは、まだ手首の動かし方や指先が、うまく動いていないようです。

げんちゃんのピアノのことを書いてみます。げんちゃんは、学級崩壊みたいで、習っている意味がなかったような1年間を経て、10分間くらいレッスンができるようになった年長さんのおわりから、カウントすると、5年くらいやっています。

半年で一曲というペースです。夏の発表会では初歩より中級に近い曲をひきました。
げんちゃんがそんな曲弾けるなんて、昔から考えればすごいことでした。

でも、げんちゃんのピアノは、まるでイルカに芸をしこむようなありさまで、相当なママの忍耐の上に成り立ってました。5年もやっているのに、楽譜を読んで弾くのではなく、ママが、とにかく、横で口伝えや細かいリードで一発主義的に教え込んでいるようなもので、間違えると、譜を読んでやりかえるのではなく、なんとなく、覚えてしまったのを、最初からまたひかないと出てこないようなありさまです。

 もちろん楽譜が全く読めないとかではないけれど、あれだけしたのに、なんで? 楽譜と手がリンクしません。うまく言えないけど、右脳的な覚え方でひいているのがわかります。

 譜面を読むのも大事だけど、まずは、指が動くこと、と先生が言われて、なるほど、と思い、今までは、譜面にこだわらずやってきたのです。

 でも、最近あまりに、楽譜を読まずに、フィーリングだけで弾くので、さすがに、先がないな~と思い、先生に譜面主義を取り入れてもらいました。そろそろ、そういう左脳的なアプローチができる頃じゃないか、と思いました。

 今までよりぐっとレベルを落として、黄色バイエルくらいから、自分で譜面を読んで練習します。
それと同時に、私のサポートがなくても、一人で練習できるように、というので、そういう簡単な曲と、すでにマスターした4曲の曲をひたすら、忘れないように、と指の練習のために弾きます。

そのため、げんちゃんのピアノレッスンは、レベルが、一見すごく後退したように見えます。
でも、昔と違って、私がいなくても、一人で練習してくれるようになりました。つまり、げんちゃんのピアノは、習い始めて1年くらいのレベルから、新たにスタートしなおすような状態になってます。

ピアノを例にとって言うと、マイナススタートだったところを、やっとゼロにもってきて、また今からプラスに向かってスタートを切ったような感じです。

宿題、遅れている所の強化勉強など、ほんとに、時間がいくらあっても足りないようなげんちゃんのスケジュールに、なんとかピアノをもぐりこませて、やめずに続けてきました。ほかの子が5年ピアノを習えば、もっと行くよね、と思いますが、やはり、この子達は、すべてが、マイナススタート。プラマイゼロに持って行くまでのエネルギーがいるので、仕方のないことなのかもしれませんね。

 ゼロ点まで行ったら、もう一度、一から入れなおす・・・発達障害トレーニングの極意かもしれません。そんな気がします。


 いつか、げんちゃんが、教会の伴奏者になるのを目標にしてます。壮大な計画です。ついでに、弾き語りとかできるようになってくれたら、私の苦労は報われますね~。音楽は人生を豊かにします。こつこつピアノ頑張ってほしいと思っているママです。

オンチも、とにかく歌って少しずつ改善しているような気がします。

最近ぐんと背がのびて、男っぽくなっていってるげんちゃんです。ほかの子のように、全体を俯瞰して見て、そこからの考えや意見を述べることが、まだできません。いつになったら、そういう、大人っぽいげんちゃんになるのかまだまだ遠いゴールを見つめてるげんママです。


 

by glow-gen | 2017-02-23 01:58 | Trackback | Comments(2)

当然の共通認識、意外とないかもね~。母のイライラ

ある朝のできごと・・・・
げんちゃんは、前日宿題ができませんでした。私が夜帰ると、もうねむ~い時間です。やれやれ、だめか~・・・と思い床につかせました。
早めに寝たげんちゃんは、翌朝ちょっと早めに起きました。なんか、意欲的な後ろ姿・・・ありゃ、これは、宿題しようとしてるな、とわかりました。すすすっと、宿題出して、とはいかず、変な動線ですが、その意欲がまんまんに感じられます。
「宿題しようか・・」
と私。
「うん。する。」
内心びっくり・・・宿題は算数の文章題でした。
意欲はいいけど、なんかいやな予感・・・げんちゃんは、取り組み始めたのはいいけれど、じ~っと文章題を見つめて、ぱっと式を書きます。

”4リットルのお茶があります。0.3Lのボトルに移すと、何本のボトルに入れて、何L余りますか?”

ほんと基礎の基礎・・・
げんちゃんは、ぱっと

0.3÷0.3=
と書き殴るような汚い字で書きました。
あ”””
「あのね、ずっと言ってるでしょ。問題に線をひきなさい。そして図を書いて。」
私の声はおだやかです。

「あ~、うるさい! こまかっ!」
げんちゃんは、吐き捨てるように言って、ぐいぐい突き進みます。0.3÷0.3を、筆算に持ち込みました。ゲゲゲ・・・・・おそろし!

さあ、そこからしばらくすったもんだして、げんちゃんは、まったく自分のやり方を変えようとしません。そして、ついには、炎上。

「おまえは、なにかんがえとんじゃ~! ・・・・」

心優しいげんママ(?)も、そこまでされたらぶち切れまっせ。

ある程度、計算ができてきたので、文章を読んで、数の世界をイメージしていくトレーニングを続けていました。そのたびに、線をひく、図におこす、と、K先生ともども口を酸っぱくして言っているのに、まったくかわらないげんちゃん。

この問題が、割り算とわかっただけでもすごい、という面はあるのですが、こういう反抗のしかた、誰の得になると言うんじゃ! あほ・・アドバイス受け入れなければ、ばかばかしいでしょ!
結局、図をなんとか、無理無理書かせて再度させると、なんとかできました。ほらね~。
でも、すったもんだの時間で、時間切れ。

K先生に電話で愚痴って、夕方、K先生のとこのレッスンのさい、色々げんちゃんはお話してもらいました。私のいらつくポイントは、K先生も同じ、ヤツに真剣に面と向かえば、おのずとみんな感じてくる問題点です。

K先生曰く
「なんか、どうも、何で、文章題に線をひくのか、絵を描くのか・・・わかってないんじゃないか、と思いました。」
ママ「え、あれだけ、毎回説明してるのに?」
K先生「そうなんですよ。わかっちゃいるけど、めんどくさい・・・ではなくて、なんか、そもそもわかってないような・・・」

ママ「あ、そういうこと・・・・(なんか妙に腑に落ちる) つまり、こっちをなめとんのか~といきり立ってくるけど、本人は、問題をぱっと見て、わかっちゃった、と思ってるわけだ。」
K先生「そうそう。うまく言えないんだけど、ママや私が何で怒るか、わかってないというか、そんな感じなんですよ。」

は~~・・・・ママは、力が抜けます。最近は、こういうのカサンドラ症候群というらしいです。発達障害のパートナーを持って、こっちが、ヒートアップしたり、思い煩ったりして、当の本人は、まったく違う線路を走ってる・・・みたいな感じです。たぶん・・

でも、なんか、わかります。げんちゃん、ママを怒らせたってことはわかっているけど、とどのつまり、どういうことなのか、ってわかってなかった・・・充分考えられますね。
怒ったエネルギーも使い損というわけです。当然わかってるやろ、ということも、一度、ママは何でげんちゃんに注意したわけ? 説明して?

と聞くべきだったのでしょうね。説明できる能力がないんなら、3択くらいで、

① ママは、げんちゃんが宿題を昨日やらなかったのを怒っている
② 問題に線をひかないのを怒っている
③ 問題を間違ったことを怒っている

さてどれでしょう。と質問するのはいい方法かもしれません。案外、げんちゃん、③とか、平気で選ぶかも・・・
ここが②と正解できたとしたら、

じゃあなぜ、線を引いた方がいいわけ?

と質問して、答えさせる。または、答えを選択させる。こういう、あほらしいほどの、チェックを入れて、確認作業を各所に入れた方がいいと確信します。

げんちゃんは、神妙に、とても素直に
「はい」
とうなづきますが、この「はい」ほど、怪しい物はない・・その場を切り抜けるための「はい」にだまされないように、確認作業おすすめします。



by glow-gen | 2017-02-18 14:54 | Trackback | Comments(10)

問題をすべて可視化して回答する。複雑な行動をささえるもの


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げんちゃんの頭って、ほんとに、普通とは違うんだな~と、少し進化してきても、おりにふれ、ゲッ!と思うことがよくあります。

あの壮絶な思いをしてきた算数の学習障害だって、血の出るような訓練を重ね、なんとか、少数の四則計算までそこそここなせるようになっても、たまに、たす10プリントなんかしたりすると、
21たす10が210となってみたり,3.14×10 を突然ひっ算に持ち込んでみたり、偶数を順に100から逆に穴埋めさせたら、しどろもどろだったり・・・

今更、あんた何やってんの!

と、絶叫してしまう場面が到来します。基礎的な能力に、ぼこぼこ穴があきまくっていることがわかります。これらは、この子達の感覚的なものが自然に育っていきにくい部分にゆらいするんだろうと思います。様々な進化とともに、常に、さかのぼって、穴埋めしなきゃいけないことを感じます。

げんちゃん5年生の算数は、2月から、円や多角形の学習に入りました。げんちゃんは、算数を普通クラスで受けたかったようですが、無理なので、あいかわらず支援で受けています。

でも、40分くらいの授業で、しっかり現在進行形のところをやってくるので、やっぱり、げんちゃんは、算数も、それなりに進化してるのかな、と思います。


連休も今日は返上して、昼からホームスクールです。彼の算数を教えていて、ある気づきが.ありました。

写真のような問題をさせていました。色のついた図形の周りの長さを答えなさい、と言う問題です。

単純に直径を使って、その円周を求めることは、機械的にまあまあできますが、こういう何段階も踏んですすめていく問題になると、げんちゃんはお手上げです。少しサポートして、一つの円周を求めることができたとしても、そこの答えが出た瞬間に、自分が、回答に到達する、ほんの一歩を計算した、ということを忘れて、ぱっと式の答えを。回答欄に書きます。同じような作業を何回か繰り返し、そこから出てきた3つの答えを、足し合わせて初めて、出題されている長さがわかる、ということを、すっかり忘れます。たとえ、問題を解く初めにおぼえていたとしても、一段階やった段階で、自分が今何をやろうとしていたのか、この次にまた、もう一つ作業を.するべきなんだ、ということはすっかり抜け落ち、最悪、今自分が解いた式が、何のためにしたのかさえ忘れます。

 とりあえず、何かして、この答えが出てきた、あ、これを回答欄に書こう!

なんか、そんな感じです。

何と何がありました。全部でいくらでしょう。みたいなストーリー性のない問題ならそれでも合いますが、そんな単純なことって、1年生か2年生くらいしか出てこないでしょう。人生の問題だって、同じです。

げんちゃんは、この円の問題を、えっちらおっちら、サポートしていけば、理解してくれました。(まあ、それだけでも、大喜びしていいほどの過去だったのですが・・・)でも、自分でその解法の山道を上まで登っていけるとは到底思えません。

私は、途中式を一つ一つ書かせるために、

図を書かせ(いやはや、フリーハンドで円を描かせるのは、これも、あぜんとするシーン続出でしたけど・・・)考え方が、段階を踏めるように、あえて、言葉で、何をするかしっかり誘導し書かせて、それから式を書き、途中の答えもきちんと線をひいて書き込ませ、(なんたって、二つ計算しなければならないのに、一つ終わると、もう一つを忘れて、おわってしまったりしますからね~。注意欠陥とはよく言ったものですね。)


本人になんとか解法を導き出させ、考えていった筋道を、これでもかというほどに、きれいに可視化させていきます。。
「あ~・・・めんどうくさい!」
とげんちゃん連発。こういう思考は、彼の頭の使ってない回路です。

なんせ、可視化するためには、字もきれいでなくてはならないし、とにかくきれいに見やすくする必要があります。ぐっちゃぐちゃに書いて
「これでいいでしょう。細かいよ!」
とか、すぐほざいてくるげんちゃんを、泣かしまくりながら、きれいに書かせていきました。(ほんと、こいつのレスポンスは、おこるまいと思っていても、発火させてきます。)

ほっておいて見ていると、とりかかる前に、げんちゃんの脳は、フリーズしてます。むつかしそうと見ただけで、もう考えることをやめる・・・・こういう行動パターンです。そうなると、ぽかんと、誰かが、教えてくれるのを待ちます。

やれやれ、支援クラスの子にしみついた誰かが、教えて入れてくれる・・・という態度。あるいは、頭に負荷がかかることをとってもいやがり、シャットダウンするのかもしれません。

眠ろうとするげんちゃんの脳を、怒り飛ばし、一つ一つやっていきます。

「あ~めんどくさい」
もう、こんなやつ相手に、すごみまくって、やっと仕上げたときは、1時間は軽くたってました。

でも、出来上がると、やっぱり、これを少しずつでも考えていく力はついてきてるのです。

「これ、できない問題だった?」
「いや、そうでもない・・・」
「そうだよ。あんたは、もうこういう問題取り組めるようになってんの。いつまで甘えるの!ぽか~ん顔して、誰か教えてくれるの待つ~。僕はできないから、最初から考えませ~ん。もう、こういうのはやめなさい! 一生賢くなれないよ!」

何時間もかけて10問もできない有様でしたが、サポートされながら、根気よく、いくつもの段階を根性入れってたどったげんちゃんは、やっぱり、進化してます。

そして、私は、なるほど、と思ったのです。単純な脳トレのようなことばかりしていても、なかなか、到達点までいけないのはこういうことなんだね~と。
つまり、人間の高度な行動というのは、こういう問題と重なる、いくつもの段階を踏んだ複雑な処理能力に由来するものなのでしょう。

 ネットワークを求めている段階に来て、よくあるワーキングメモリーを鍛えるような、パソコンゲーム的トレーニングをいくらつんでも、高度な行動や認識力に即つながらないのです。

 そういう単純な一つ一つの能力は、基礎力としては必要ですが、ネットワークをつなげていく、次の段階に来たら、あまり役にたたないんじゃないかな、と思います。

それより、こういう学習を、とにかく、順をおって、丁寧に、根気よく、解いていく、そういうことの方が、よっぽど役にたつのではないか。

 そういえば、なかなか伸び悩んでいる中学のお子さんのママが、お子さんが、よくある有料のワーキングメモリートレーニングを受けたのに、ちっとも生活に反映されず、でも、スコアだけは、すごく伸びた、という話をされていましたが、こういうことだったんではないかな、と思いました。

 ある段階に来たら、それぞれトレーニングを重ねて培った個々の能力をどう使ってどう連携させて行動するか、というトレーニングにシフトするべきで、げんちゃんも、そういう段階に入ってきたのかもしれません。

 考え方を、いちいち言葉に書き出し、手順の細かいとこもきちんと書き出していく。今のげんちゃんには旬のトレーニングです。

 

 


by glow-gen | 2017-02-12 01:26 | 算数の学習障害 | Trackback | Comments(18)

メモを取りはじめたげんちゃん。歌を歌うのが楽しい。

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書写のメモ。興味があったのかな? 先生が言ったことも詳細にメモしてました。こういうことが、ポッとおこりました。今後これが普通になる日が来ると信じましょう。ぴくっと出た峰は、やがて、普通になる。今までの経験です。

最近げんちゃんは、勉強が楽しい・・・と言います。それだけ聞くと、すご~い、と思われるかもですが、言ってることが、行動にうまく表現されてないげんちゃんです。
K先生がお休みになると、ぜんぜん自分で勉強しないし、好きと言うなら、もっとがむしゃらに問題解くんじゃない? という感じです。

そのあたりが、げんちゃんですね。うまく言えないけど、学校で始まる自宅学習習慣づけウィークの紙に、「目標 毎日180分勉強する」・・とか書き込んで持って帰ってきました。でも、聞いてみると、180分を3時間と把握してなかったし、自分の生活リズムの中に、どう取り入れていく、とかいう話になるとさっぱり認識してません。気合はあるけど、戦略も計画も、具体的な内容に落とし込めてないというか、気持ちだけ暴走してるような感じで、逆にそんなこと言わない方が、しらけないよ。と、いった風です。

 まあ、でも、勉強が楽しい、という気持ちは、多少はあるんだろうね。少しいろんなことが理解できてきたからでしょうかね。

 先日の学校の宿題、通分足し算20問、えっちらおっちらサポートしながら、3時間以上もかかってやりとげました。2年の内容の、18+5=23 みたいなことが、まだ、すっと出てこないので、何段階にもわたって計算していくような問題は、すさまじい労力がいるようです。頭は、まだまだ悪いです。でも、何がなんでも、宿題をやり通す、とやりました。昔はなかった行動様式が出てきたのは確かです。

 国語のテストも受けました。ほかの子が30分でやるテストを、途中から支援に行って、計70分もかけて解いたそうです。でも、やりおおせたようで、片面、文章題100点取っていました。記述の問題が多かったのにがんばったようです。(ここ2ヶ月文章題の問題集を地道に取り組んでいました。)明らかに、半年前ならおこらない快挙です。少しずつ少しずつ前進してます。

 先生が、これはすごい、と言って見せてくれたプリントを見ると、書写の時間に、事前の講師説明を詳細にメモにおこしたものでした。ほかの子でも、書いてない子がいたのに、すごかったですよ、と言われました。

 それがいつも、コンスタントに出てくるわけではないけれど、たまに出る峰は、ぴくっと、高みに突き出しているのかもしれません。

 そこだけ見ると、お~っと期待しますが、大きな振幅があって、ダメなときは、ほんと鳴かず飛ばず、みたいな日も多いです。ま、でも、メモなんて、今まで、まったくかすりもしなかったわけですから、今は、相当な伸び率なのかもです。


 最近特質すべきことがもう一つあって、げんちゃんは、歌を歌いだしました。もともと、歌を歌えない子でした。下手というのではなく、歌えないのです。それが、小学校にあがって、3年生頃になると、少し歌えるようになりました。それが、今、とっても、歌いたくなってるみたいで、テレビに合わせて鼻歌歌ったりします。

 今、学校でコーラスをやってますが、積極的に歌っているようです。が、しかし、げんちゃんは、歌元年ときてるものだから、音をはずしまくり、まわりから浮いているようです。自分が音はずしているのを聞き取れないようです。

 でも、その意欲が素晴らしいということで、まわりは、誰も、オンチを責めないように気をつけています。この歌の敏感期を大切にしようということで、日曜日の教会では、讃美歌の時、前に出て、リードするお役目に加えてもらいました。讃美歌リードの先生に
「げんちゃん、練習する?」
と聞かれ、積極的にピアノの前で練習しているげんちゃんは、昔ならありえなかった姿です。


これは、やがて、耳が開かれ、音がましになる、と踏んでいます。そうなれば、また、ほかのところの能力に反映していくのだろう、と期待してます。

ほかの子から遅れていても、確実に一つ一つ進んでいけば、やがて差はなくなるでしょう。楽観的なげんママは、やがてキャッチアップし、さらに自分の才能が開花して素敵な子になることを、イメージしています。(ま、元をとるわけね。親ばか力ですね。)

「あ~あ。僕はふつうに生まれたかった。障害児なんてつまらない。僕は自分がきらいなんだ。」

なんて、時々げんちゃんはもらすのですが、

「いやいやいや・・・普通じゃないから面白いんだよ。いけるいける。がんばりなさい。できないことも、わからないことも、かくさなくていいから。そのまんま、何も恥ずかしいことはないよ。あなたの作者である神様が、げんちゃんをすばらしいと絶賛しているのだから、人間の目なんか気にすることはありません。あんた、まだまだ修行がたらんね。」

な~んて、平然と言ってます。なんせ、やっぱり、できることを目標にせずに、できない自分を隠すことに、エネルギーをつぎ込もうとするんですよね。人間だからしかたないんだろうけどね。
そのままの自分をちゃんと肯定してあげて、そこから最大限の努力をする。それこそが、もっともかっこいい生き方だと感じてくれたらいいな、と思います。

普通じゃないから面白い。将来、まじにそんな風に思えるげんちゃんになってほしいです。


by glow-gen | 2017-02-08 01:36 | Trackback | Comments(5)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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げんちゃんママの紹介 小学校5年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。  「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと髙3の娘と、医療関係に働くワーキングママ。 1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増えました。  今年5年生は、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
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モンテッソーリ
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天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
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まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
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指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
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こんにちは。げんちゃんマ..
by ゆうママ at 18:38
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