げんちゃんの発達障害プロジェクト

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算数の学習障害、教え方の研究 その1

   ホームスクールを増やして、げんちゃんのプログラムに多少の余裕ができました。いつも、今週は、ここまでしかできなかったな~。学校のペースにおいつかない! と焦っていたので、良かったです。

 算数に関して、
「げんちゃんに、LDとかディスカリキュア(計算障害)いう立派な称号をあげましょう!」

という感じになってきてます。いろんなことが、少しずつ少しずつ伸びているので、算数の障害は、逆にきわだってくるような感じです。今までは、がっつり知的障害で、どれもこれも、ほんとにひどいな~。書字障害に、絵が描けない障害に、生活全般に及ぶお困りごと・・・あれもこれも・・・で、LDなんていうピンポイントの言い方はできませんでした。
LDって、普通の子だけど、一部の学習だけ困難を要する、ってニュアンスですからね~。でも、最近、なんか、いずれは、まずそこへ収束していってんのかな~という手ごたえです。
 
 3年生の時は、好きな理科や社会でさえ、テストの問題の意味を把握することができず、テスト形式の勉強も、常に横にいて解説つきでした。(下の図の矢印のところ・・・なんて指示さえわからないわけですから。)

 とはいえ、まだまだ、算数だけではなく、漢字の覚えもすこぶる悪い。ちょっと複雑な内容になると、ぐんと理解できなくなる。
 普通と言うにははばかられることがたくさんあります。でも、汚くしか書けないけれど、書字についやすエネルギーも少なくなり、”読む、聞く、書く”・・という、学習の基本が、かなりいいせんにきているのは確かです。
 それゆえ、ホームスクールのストレスも軽くなってきております。ホームスクールでしっかり底上げして、小学校時代に、げんちゃんをかなりのラインまでもっていきたいものだ、と思います。

 ホームスクールに、ずいぶん時間をまわせるようになったけれど、学校でも算数は週に3時間程度受けることになります。算数だけは、支援クラスに移動して、教えていただいています。4年までは、学校では、課題の最先端のところを、とにかくさっとさらってもらう、ということにあてていただきました。でも、教科書の内容が ”分数の約分、通分”・・・なんて内容になってきてるので、学校では教えられないと判断して、もっぱら、手がまわらない、計算練習の反復をしていただくことにしました。

 小学校算数は、5年の1学期までで、四則計算をすべて終わり、加えて、通分なしの分数計算、小数点のある計算もやります。いまだに20までの加減計算が、のろのろスピードのげんちゃんは、まだまだすべての計算問題が、困難な習得課題といえます。

 ホームスクールの算数は、具体物を使いながら、とにかく数の感覚作りに取り組んだり、すっ飛ばしてきた過去の課題をもう一度しっかり入力したり、また、5年の今の内容も、学校ではできない体験型の教え方にして取り組むようにしたり、まあ、一筋縄じゃいかない、げんちゃんの算数と格闘しているありさまです。

 その格闘の中で、割り算のわかりやすい教え方、分数のわかりやすい教え方・・・・そういうものを開発してます。笑
 なんたって、私が買いあさった、できない子に教える算数のノウハウ本も、げんちゃんにはまったく通用しません。世にある、算数の教え方は、しょせん数の感覚がそこそこついてくる子供たちに対するものでしかありません。本代にも、相当投資しましたが、一冊買って、せいぜい二つ三つの、枝葉末節のヒントが収穫できればおんの字といったところでした。

 つまり、げんちゃんの算数障害は、世間様の理解の範疇をこえてると言うことなんだと思います。
 それに、ディスカリキュアとか、算数の学習障害、とかいう検索キーワードで検索しても、そういう障害があって、それはどんなことで・・・みたいな内容はヒットしても、私の胸にぐっとくる、教え方のノウハウの詳細、というものは、あまり、見つけられていません。
 私が安曇野方式をベースに、格闘して考え出した算数の教え方も、結局、げんちゃんの数把握が、昔より相当ましになっているから使えるのかもしれなけれど、昔、何をやっても途方にくれていたころより、教え方も、彼の理解の度合いも、ぐっとましになっているのは確かです。

 数のどこにつまづいているのか、によって、げんちゃんに良かった方法がすべての子に使えるとはかぎらないのですが、私が考えた方法が、算数の学習障害の子供たちに役立つといいと思います。いつか、げんちゃんが、算数を克服したあかつきには、ぜひ、ひとつの本にでもまとめられるといいな~と思って、老後のテーマにしています。笑
 
 教え方を、夜中まで毎日のように考えて、それをまとめて、翌日、K先生に伝える。それを実践してもらう。そんなことをひたすら毎日やっています。

 そしたら、ある日、K先生から面白い電話をいただきました。

 「げんちゃんママから教えてもらった算数の教え方を、ほかの学研の生徒さんに使って教えてます。初めて分数に入る子、初めて掛け算、割り算に入る子・・・・そしたら、目を輝かせて、すぐに理解しますね。~すごーくいいやり方ですね。普通のお子さんでも、こういう段取りで教えるのがいいですね。ありがとうございます。消しゴムも、ほかの子に使ってます。」


 ははは・・・・けがの功名ですね・・・・でも、ちょっと複雑な気持ちになります。ほかのお子さんは、げんママスタイルで、あっという間に、算数の達人になっていくのに、げんちゃんときたら、・・・・達人どころか、まだまだ四苦八苦している。

 私が、最近考えた、掛け算・割り算の教え方をはじめ、算数の教え方について、少し書きたいと思います。今日はイントロということで・・・
加減(足し算、引き算)に比べて、算数嫌いには、乗除(掛け算、割り算)は難局です。でも、こういう教え方をしたらいいんじゃないか、と思います。


 それから、ホームスクールの運動プログラムを変えました。今までは、ホームスクールの気分転換兼、体作りは、私のへたくそなキャッチボールだったのですが、かねてから、取り入れたいと思っていたボルダリングをはじめました。これについても、また書きたいと思うのですが、まさに的中! これは、今までげんちゃんにやらせた、どのスポーツとも違う効果があると直感してます。
 私も、いっしょに始めました。今週で3回目。

 ふと、ブログ書きながら思ったけど、げんちゃんも、夏休み前に比べると、また一つ上のステージにのぼっているようです。



by glow-gen | 2016-09-29 12:55 | Trackback | Comments(6)

ずるをする。嘘をつく。発達障害児の事情

今日は、発達障害のお子さんの、ちょっと困った習性について書いてみます。

以前、ある方が、知りあいに、こんな悩みを打ち明けているのを聞きました。その女性には、中学の娘さんが二人います。妹さんは、いわゆる優等生で、気立ても良く、勉強もよくできて、なんら申し分のない娘さんのようです。
 ところが、それに対してお姉さんの方は、常習的に嘘をつく娘さんで、一見はた目には、素直で良い子なのですが、とにかくあらゆる場面でうそをついて、オオカミ少年のように、すっかり信用を失っています。彼女は二人ともわけ隔てなく、同じように愛情深く育てた、とおっしゃっていました。

 その嘘は、明らかに、時間が経つとばれて、さらに自分の立場をあやうくさせるのに、その娘さんは、どんなに叱っても、さとしても、なかなか治らないのだそうです。やむにやまれず、私の知り合いに相談していたのを、たまたま横で聞いてしまったのでした。

 私は、その時、あ、そのお姉さん、きっと発達に問題をかかえているに違いない、と直感しました。

 そして、今回、げんちゃんにおきたエピソードから、私は、その時のことをまた思い出す羽目になりました。

 ある日、げんちゃんは、理科のテストを持って帰ってきました。見ると、すべて○です。でも、あれ?100点と上に書いてもらっていません。その日、理科のテストがあるのがわかっていたので、何度も予習させ、学校に行かせました。二人ともがんばって臨んだテストだから、うやむやにはできません。・・。  

 やがて、げんちゃんは、
「言っても、しからない?」
と聞きました。それで、叱らないから言ってごらん、と言うと、
「答えを見てやった。」
と言いました。え~~?どういうこと?

意味がわからないので、先生にお尋ねしたところ、次のような説明でした。普通クラスからテストと答えが入った袋をわたされ、支援クラスに来たげんちゃんでしたが、たまたま先生が席をはずしていて、袋を先生にわたせず、そのまま答えを丸写ししたということだったようです。でも、あれだけテストにそなえて学習したのになぜ? すぐに、見てやる方を選択したのでしょう。

「いい点をとると、みんなが喜ぶから・・・」
げんちゃんは白状します。

 だんだん、グレーゾーンに近づいてくると、 自分が、周りから遅れていること、周りよりできない、ということが、刷り込みのように、しみついてしまって、それを、自分で意識もするようになります。また、あらゆる場面で叱られ続けたりもしています。自分のキャパをこえて、あらゆることを期待され、できなければ、まわりから、強いバッシングをうける。

 そういうプレッシャーから解放される、手っ取り早い選択は、ずるをする、とか、ちょっとした嘘をつく、とかいう手段になるのです。また、進化した頭は、そういうごまかしのテクニックも、ものにしているわけです。

がんばる、でも、できない。叱られる。・・・そういうサイクルにさらされると、悪意ではなく、自分を守る手段として、どうしても、嘘やごまかしで、とりあえず、その場をしのぐという処世術が身についてしまうのです。しかも、時間軸の感覚が弱い子たちです。そういう嘘があとにばれたら、どうなる、とか、そうすると、どんな不利益があるとか、いうことが見えづらいときてます。

 げんちゃんは、すまなさそうに、ずるを告白しましたが、それが習慣化されるリスクも、残念ながら高いのだと思います。他にも、げんちゃんは、指導されると、いかにも、素直に納得したという返事をくりかえしたり、神妙な態度で、私の次の行動をさえぎることがよくあります。わかったのかな、と思ったら、ぜんぜんで、単にその場の逃れ術でやっていることに気づきます。最近は、私もだまされなくなりました。

 支援クラスにいると、いろんな庇護のもとにあるので、そんなに自分をつくろう必要はないかもしれません。でも、、普通クラスでで過ごしているグレーゾーンの子たちは、自分を他の子と同じように見せなければならない、ずるをしてでも、嘘をついてでも、自分が非難される場面をすくなくしたい、やむぬやまれぬ状況に追い込まれているのでしょう。

 ただ嘘つきと押さえつけて、しかるだけでは、解決しない気の毒な事情が存在するのです。

もしそうなら、まずは、その子が嘘で底上げしないで、安心して失敗できる環境をつくってやることから始めなければいけない。また、セルフイメージも高めるように、できない自分も好意的に受け入れるメンタルを与えなければなりません。


げんちゃんの場合も、普通クラスの子に対するコンプレックス。つい叱ってしまうげんママに、どうしても良いとこを見せたい自然な気持ち。そういう積もり積もった結果のインチキなのだと思います。

とりあえず、げんちゃんが安心できるように、今の彼そのものが、とても素晴らしく、どんどん伸びていくから大丈夫だよ、ということを、すりすりしながら伝えました。同時に、テストをする理由、なぜインチキをすべきではないか、ということも諭しました。


最初に書いたお嬢さんの話も、もしかしたら、発達の問題があるのに、普通を求められる生活が続き、処世術としての嘘を身に着けてしまったのかもしれないと思います。もちろんこれは推測ですが。裏をかえせば、げんちゃんのインチキ、これも、伸びたゆえのエピソードで、あるのでしょう。。





















 
by glow-gen | 2016-09-24 23:32 | Trackback | Comments(13)

半日ホームスクーリング

   先日、夏休みの成果を学校に見に行ってみました。なかなか意味深かったです。
算数と社会を見学させていただきました。9月に入っても、暑くて湿気も多い日でした。げんちゃんは、なんか、やる気なさそうに、
「あつ~い。あつ~い。」と言って、だるそうにしてました。なんたって、発達障害児は、すこぶる暑さや湿気に弱いです。

 算数は、習熟度別授業になっていて、げんちゃんは、間違いなく、一番下のクラスに入ってるのだと思います。

 公倍数のお勉強です。何度か家でもさせてます。5の倍数を当てられました。
「5×1=5、5×2=10・・・・」
一応言えたけど、5、10、15、20・・・とは言えないみたいですね。数量感覚の乏しいげんちゃんは、暗記している九九を必死で言うのがせいいぱいのようです。一番下のクラスでも、ほかの子は、やっぱり、げんちゃんより、さっさとなんでもやってしまいます。
 その日の授業は、幸い基礎の基礎。げんちゃんも、一生懸命参加して、ノートも、そこそこ取りました。
 公倍数が、何か、わかっているという感触はないけれど、掛け算すればいい、と思っているようです。

 そして社会。算数で力尽きたように、だら~っとしてました。見るに見かねて、私が支援員さんのような役割にあたると、すすすっと、テーマに取り組んで、教科書を写したりします。支援クラスに逃げ帰っていた時代とはぜんぜん違って、進歩しているようではあります。でも、暑さと湿度のせいなのか、前回見に行った時より、だるそうに、ぼ~っとしてる時が多かったです。

 きわめつけ、
「コメ作りのポイントを、この文章から箇条書きで抜き出してください。」
と、先生が言いました。

は~。そりゃ無理だ。げんママは思いました。なんたって、やっと、そこそこ作文らしきものが書け始めたばかりです。

 でも、まあ、参加しているぎりぎりのところにはいました。思いつくまま、社会の内容の関連したことを発言したりしてました。そして、視線の送り方、先生の話を把握しているパーセンテージは、前回より良くなってました。今回聞けてないのは、やる気の問題もからみました。でも、前回は、ひたすら聞く能力が低くて聞けてない。やる気があったら、普通に聞けるというわけではないけれど、度合いは右肩上がりにはなっているようです。

まあ、はた目には、結果的に、先生のオーダーがすべて聞けてるわけではないので、かわり映えしないように見えるかもしれません。担任の先生に、
「う~ん。伸びてますね。」
と言ったら、
「そうですか。」
と言われたので、毎日見ている先生には、ぐんとアップしたわというわけではないようです。が、その微妙な変化は、やってるげんママにはわかりました。

 そうは言っても、げんママ的には、夏以降、色んな理解力が上がった手ごたえがあるので、せっかくの授業を物にできていないのは、なんだかもったいないな~、と思いました。

 その時間、もっと彼にあった学習時間を組み立ててあげたら、効率的だな、と思いました。去年なら、支援クラスにもどすだけ、なのですが、今は、げんちゃんは、特急列車に乗せて少しでも先に行きたい感じです。それに、支援クラスは、だんだん新入生が多くなってきて、細かいオーダーは無理でしょう。

  それで、さっそく、週に二日のホームスクールに加えて、あと一日、午前中だけ、K先生のもとで、授業内容と特別プログラムをつめこんだホームスクールをすることにしました。支援の先生にも意見を聞きたくてお手紙しましたが、何もコメントがなかったので、ま、いいか。やりましょう。

 でも、普通クラスの刺激は、今のげんちゃんには、絶対必要です。見栄も出てきて、普通クラスに所属したい、という思いも強くなってるようだし。学校生活は、家では教えられないいろんなことを、自ら学ぶ大切な場所です。

げんちゃんにだけ、一日が30時間くらいあるのなら、学校にもたくさん行かせたい、ホームスクールもしたい、が実現するのですが、なんせ、学校に行くと、家では、ただひたすら、ぎりぎりのスケジュールをこなすだけになってしまいます。

 学習のさせ方でもなんでも、普通のことを普通にしてたのでは、げんちゃんの伸びはあまり期待できない。それを知っているのでやむおえません。


さっそく、先週から、さらに一日、午前中ホームスクーリング。その後、給食時から学校。という日がスタートしました。

さすがに、私は仕事を、さらに休むわけにはいかないので、K先生のところでやっていただくことにしました。一日中ホームスクールの日より、時間の制約もあり、昼から学校という、しゃきっとした気分もあり・・・で、なかなかよさそうです。

メニューは、学校で教える内容も、おおよそ盛り込んで、さらに、溝になっているところにスポットを当てたプランニングです。3時間しかないので、大したことはできませんが、この日は、制限時間の中で、作業スピードを意識したプログラムにします。継続すれば、成果は出そうです。

 K先生のスクーリングの時は、前日に、夜なべして、K先生にお願いする内容を事前に組み立てます。朝、電話でポイントを先生にお願いして仕事へ行きます。なかなか大変です。プランニングだけで、平気で2時間とかかかる時もあります。
 K先生はとても良い先生ですが、やはり、普通の教え方以上のことをやってと、丸投げしても、それは無理というものなので、私がプランニングして、やっていただく。長年このスタイルになっています。

 当のげんちゃんは、 遅刻して登校するのがいやだとか、あんまり感じてない様子なので助かります。ただ、学校が好きなので、え?そうなの? と不思議そうにはしてました。横並びを期待される日本の教育ですが、先生方や学友の協力もあって、げんちゃんは、学友とはぜんぜん違う学校生活を送る日々です。 成果を出してほしいな、と思います。

そうこうしているうちに、5年生生活は、折り返しにきてしまいました。

by glow-gen | 2016-09-16 16:26 | ホームスクール | Trackback | Comments(13)

5年算数 おつりがわかる 

  
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写真アップして思ったけど、こんだけ、ごちゃごちゃさせたらまずいですね~。もっと品数はシンプルにやった方がいいですね。

 5年生の2学期、げんちゃんは元気に学校に行ってます。
ここ数日は算数まで全部普通クラスで受けているようです。毎日授業ノートをチェックしたら、ノートぜんぜんとってないときもあって、授業まともに聞いてんのかな~?と怪しいかんじではあります。
 でも、はた目には、まあまあクラス風景になじんで見えるのかもしれませんね。

 でも、げんちゃんを教えている手ごたえは、せいぜい数割前後くらいしか、授業についていってるとは思えないけど。
4年の前半は、すぐに、支援クラスに逃げ込んでいたから、
「普通クラスの方がおもしろい。支援で勉強するのはいやだ。」
なんて、言ってくるげんちゃんは、かなり進化しています。

 だけど、算数や、家庭科(お裁縫)なんかは、やっぱり、支援してもらう方が効率的だと思います。

 そして、ノートをとっていれば安心というものでもなくて、ノート取ってるときは、授業は聞いてなかったり、反対にノートとってない時は、まあまあ聞いてたりするのかもしれません。学校に見に行ってないので、謎です。笑

 恐ろしいことに、5年の2学期というのは、算数の内容が一気にレベルアップします。”最小公倍数”"最大公約数”!ですよ。やがて、分数の通分が出現してきて、あれよあれよと言う間に、中学生を意識するレベルに突入します。今までの四則計算、数の感覚などが、おいてけぼりの子供にとっては、発達障害児でなくても、苦戦をしいられる世界になります。

 当然、げんちゃんは、数のすべての世界がまだまだあやふやで、やってもやっても沈んでいく算数沼の中にいるもんで、5年二学期の算数世界は、恐ろしい獣道のような感じですね。やれやれ・・・こわいこわい!

 それでも、2年前くらいは、同級生と同じ単元なんか、教えるのもあほらしい、と思う子供だったので、とりあえず、同じ単元を教えようと、いどんでいるだけ、彼は進歩していると言えます。

 安曇野算数に出会って、あれから1年ちょっとたってます。げんママも、げんちゃんのような子供に教えるノウハウが、少しはアップしてきてます。いまだに加減乗除が油断も隙もならない、文章題もスタートしたばかり・・・そんなげんちゃんに取り組みながら、粘り強く、最小公倍数なんぞにも手を出してみているというわけです。

 K先生に、ヘキサゴンブロックや消しゴム、100玉そろばん、キューブ、たくさん預けているので、K先生も、具体物を勉強の中に取り入れてくださり、がんばってくださっております。

 げんちゃんの数の進歩について、少し書いてみます。

 まず、私が思うのは、げんちゃんは、実物世界と算数の世界がなかなかリンクしていかない、という特徴があるようです。

 夏休みにこんなことがありました。

 問題集を離れて、お買い物遊びをしまいした。値札をつけた商品を並べて、合計を計算します。お皿に、実際のお金をたくさん入れておいて、支払いをしてもらいます。350円という買い物がありました。げんちゃんは、お皿のお金を眺めます。1000円札が一枚、あえて、100円は1枚しか入れず、10円をたくさん入れておきました。

 350円の支払いにいどみます。100円が1枚しかないので、一瞬あれ?という顔をしました。どうするかな?と思ったら、なんと、10円玉を数えだしました。

どひゃ ̄ ̄・・(汗)
 でも、ぐっとがまんして見ていると、さすがに変と思ったのでしょう。手を止めて、じっと考えています。それから、次に1000円札を持ちました。でも、またおいてしまいました。

 「げんちゃん、1000円で買えるかな?」
と、私。げんちゃんはだまっています。なんかよくわからないようです。
やれやれ・・・

私が誘導して、1000円を払います。商品をもらいます。私は、1000円と350円の商品を、別々の同じ大きさのトレーに入れます。
「1000円と350円の商品、どっちが価値が高いですか?」

と言って、持ち上げます。げんちゃんは、1000円の方を指さします。私は、1000円が入ったトレーを高く持ち上げて、
「じゃあ、同じ価値にするには、350円のお皿にいくら入れたらいいかな?」

そう言って、財布から出してきた100円玉をひとつづつ入れます。350・・450・・・550・・・・・・1000円

650円入れた段階で、商品のお皿は1000円になりました。

「これで、同じ価値だね。だから、お店の人は、650円を返してあげて、同じ価値にするんだよ。」

「そう! それがおつりなんだよね。」

げんちゃんの顔がぱっと輝いて
「あ~、そういうこと~。」

だって・・・
 やれやれ。おまえ、わかってなかったんかい。引き算はわかっても、おつりの意味がわかってなかったなんてね。

でも、つながったようです。おつりの意味が5年生になってやっとぴしっとリンクしたなんて、絶望的・・・と、思いそうですが、そうではありません。

一つづつ、つながっていく時期を迎えたのだと思います。

 汗水たらしてやってきた机上の学びを、こうして、並行して具体的にリンクさせる。子供さんのステージごとに内容や難易度はかわりますが、算数が溝になっているお子さんには、ほんとに大事なことだと思います。

 またいつか、公倍数や公約数のげんママ流教え方を書いてみたいと思います。

 何年も何年もかかって、あらゆる取り組みをして、やっと今、リンクをさせ得る時期に来てるんだな、そう思います。この具体物のリンク作業は、ほんとに大切だと感じてます。

追記 
ちなみに、価値なんて言葉は、たまたまげんちゃんは理解してるようですが、意味不明だったら、別の言い方で教えた方がよいですね。

by glow-gen | 2016-09-05 20:30 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(18)

まだまだ足りないお絵描き能力 

 2学期 初日、げんちゃんを始業式に行かせて、翌日はホームスクールです。朝は、K先生にやってもらいました。始業式から戻ってきて、げんちゃんは、どうも故意に宿題を学校に忘れたようで、いっしょに取りに行きました。
 宿題は、図工の下絵描きです。薄い木のプレートに絵を描き、それを、電動糸ノコでカットして、着色してパズルに仕立てるというものでした。
 なぜ、故意に学校においてきたのでしょう。かさばったからかもしれないし、やりたくなかったのかもしれませんね。

 げんちゃんは、ホームスクールで週に2日学校を休みますが、学校でのプログラムも、たくさん受けさせたいことがあります。図工もその一つです。絵を描いたり、工作したり、いつもそこがテーマのげんちゃんは、一人で取り組ませるにはちょっと不安な内容もあるけれど、前よりはましになっていると思います。

 でも、休みが多いので、なかなかさせるのは大変です。今回も、下絵描きは学校でする内容ですが、学校に行ってなかったので宿題になったというわけです。

 久しぶりに、がっつり3時間くらいを絵を描くことにあてました。今回のテーマは、糸ノコで切る前提の絵柄なので、それを考慮した図案です。さすがに、そこまで配慮した図案を考えるのは、げんちゃん無理だと判断して、本の挿絵からいっしょに選んでアレンジすることにしました。

 やっていきながら感じたことを、ちょっとしたためてみたいと思います。

 まず、げんちゃんの絵画力は、絵が描けなかった昔を考えれば、とりあえず描けるようになっているので、もちろん進歩だと思います。でも、模写に近い今回の作業をさせてみると、バランスと、比率、というか、画用紙のどこから始まって、どのあたりに線を描けばいいか、とか、すごく破たんを感じます。例えば細い丸を模写するのに、太い丸を描いたり、なんというか、一番大切な特徴をはずしてしまう感じです。

 え~~、この絵のどこをどう見れば、そういう絵になるわけ??

と、声を荒げたくなります。いちいち修正していると、エンドレスなので、途中からあきらめて、ワンポイント指導に切り替えて、好きに描かせることにしました。

 でも、夜遅くまでかかって、自由に出力させるというより、手本に従って描かせるという枠の中で、ある程度自由にやらせる。でも、げんちゃんの絵は、それなりに絵にはなってます。おまけに、そういう描かせ方はげんちゃんには、あまり負担がないようです。

 つまり、自由に描きなさいと、出力を待つのではなく、ある程度、構図とか、描き方とか、手本を見せて、その通りにパターン化してあげる描き方です。絵というと、どうしても、出力を要求したくなるのですが、体に持っている絵のパターンが少ない子供たちは、やみくもに描けと言われるのは苦痛そのものだったりします。ましてや、もともと絵がゼロベースだったげんちゃんには、なおさらです。

 げんちゃんは、私ががみがみ言うのをやめて、それでも、ある程度道を示してやる、というやり方に切り替えてしばらくすると、けっこう楽しんで、型が決まった枠の中で、自分のアイデアも出したりして完成させました。原画とは、比率や印象がずいぶん違いますが、まあ、それなりに、似たような絵になり、完成しました。


 げんちゃんが、3年生くらいになって、やっと絵らしい絵を描けるかな、というステージに入りました。少しくらい絵が描けるようになっても、げんちゃんのお絵かきの歴史はやっと3~4年といったところか・・・まだまだ、安心せず、絵を描くトレーニングをする方がいいな、と感じてます。どこにそのスケジュールを入れていくのか・・・げんちゃんにやってあげたい能力開発トレーニング、学習・・・様々ありすぎて当惑してしまいますね。

 さて、私が絵のトレーニングをする上で、とても参考になったのは、あのカリスマ絵画教師 酒井臣吾先生の考え方とやりかたです。彼は、まず、子供に型を入れます。教え方DVDのついた本もあって圧巻です。教師で酒井式を知らなかったらもぐり、と言われるほどすごい先生だと思います。子供さんが、やっと、えっちら絵を描きだして、まあまあのところに行ったら、ぜひ酒井式でひとつひとつトレーニングするのがいいかも・・・彼のやりかたは、まず、教師が描く、だもんね~。描き方の手本を教えつくすのです・・・

 絵が描けるかどうか、は、その後のいろんな能力がつくかどうか、大きく運命を分けるんじゃないか・・・それくらい重要だと私は考えます。

酒井式で教える教師マニュアルがありました。こういう絵画教室があるといいですよね~。ま、げんちゃんは、もう日にちも予算もいっぱいいっぱいですが・・・・

by glow-gen | 2016-09-01 19:02 | お絵描き工作 | Trackback | Comments(5)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 昨年5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
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算数の学習障害
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算数の学習障害
モンテッソーリ
お漏らし尿漏れ
天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
夏休み
まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
教室見学
指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
身体能力、原始反射
マッサージ
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