げんちゃんの発達障害プロジェクト

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ホームスクール、フォーカスが合わない・・・とは

  
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ホームスクールの失敗の原因を前ブログに書いてみましたが、今日また、もう1つ気付きました。

もしかしたら、これが、最も、根底にある恐ろしくやっかいな問題かもしれないです。

 それは、げんちゃんが、ある意味”狂人モード”に入っている状況下で、ホームスクールをすることがある、ということです。

 カリキュラムもまずくない、ママも、忍耐強く、すぐに切れずにがんばっている。

 それでも、まったくげんちゃんの体が、ホームスクールに向かない・・・そんな状況の時が、しばしばあるのです。

 これは、ブレインジムの姉妹版とでも言う”BBA”(ビルディングブロックアクティビティー)では、”フォーカスが合わない”と表現するらしいです。

 その言葉は、まさに、ぴったりだと思うのですが、げんちゃんの意識が、どうにもこうにも、目の前で展開されている事象に、まったく焦点が合わないのです。

 心ここにあらず、と言った感じの時もあるし、ほんとに、狂人のように、にたにたしてる時もある。きょときょときょときょと・・・落ち着かない時も、もちろんあります。
共通してるのは、視線が、まったく目の前の物から、はずれてしまっています。集中というものとは、対局にある状態です。

 ママは、もちろん、いらいらして、叱ったりしますが、まったく、無意味な行為であるかのように、げんちゃんの脳には届きません。ともすると、怒鳴った大声の刺激だけが、あるいは、言葉のするどさだけが、彼の反射をさらに引き起こす・・・そんな風にも見えます。

 このモードが支配すると、ホームスクールの、ありきたりの学習カリキュラムなど、ほとんど母親の慰めにしかなってない・・・そういう気がしてきます。

 まさに、万事休す・・・・・

前回書いた、カリキュラムのミスから、そういうモードに追い込んでしまうこともあるのですが、何の脈絡もなく、どんな良いカリキュラム下でも、発現することがあるのです。

 今朝もそうでした。

 マッサージを終え、軽く体を動かして、げんちゃんを机にいざなったのですが、げんちゃんのモードはほんとに、最悪でした。


 目は、どことなく、宙に浮き、まったく落ち着きを欠いてます。よく、私は、怒らずに、もちこたえたものだ・・・と自分をほめたくなるほど、彼は、ばかげてました。


 結局、朝ほんのわずかだけ取り組んで、あきらめました。眠そうにもしてたので、寝せようとしました。不思議なことに、いつもなら、学習中、眠くなった時、仮眠をとらせると、すぐに寝てしまうのに、なんだか、げんちゃんは、それすらできないようでした。

 最近調子の良い時は、チックが随分減っているのに、なんと、しょっちゅう出てきます。


やれやれ・・・・これは、もうお手上げです。脳の回路のもつれは全開に達し、脳は、自分の好きな回路だけ暴発してるみたいです。


 まだまだ、脳の低位の場所(大脳皮質とか、前頭葉とかではない、原始的な部分)が、まだまだ整っていないのだなー・・・と理解するげんママです。



 いやはや、もう何をやったらよいのやら。途方に暮れてしまいます。


 そして、昼から仕事にもどって、冷静に考えてみたら、げんちゃんの今日の状態は、やはり、何らかの体へのアプローチ。それが必要なんだな、と思いました。原始反射を、どうにもこうにも押さえられない脳の状況にあったのだ・・そう考えるのが妥当です。

 最近、体操の先生が来られて、しっかりストレッチをして、可動域を広げて、さらに運動レッスンをした直後、げんちゃんの体は、なんとなく、すっきりしたような、動きのスムーズさを感じます。ブレインジムの多くのエクスサイズも、結局は、ストレッチだったりするわけで、ストレッチ、すなわち、筋紡錘に刺激を与え、反射で縮こまった筋肉を伸ばし、また収縮させると、脳と体をしばっていた、あらゆる抑制から解放されてくるのかもしれないです。

 思い切って、学習的ホームスクールを中断し、げんちゃんのためにプログラムした、ストレッチに限らず、体のカリキュラムに変更することが、最も効果的な時もある。そう思います。


 はなっから、その体の調整プログラムも、決して、学習プログラムに劣る物ではない、という認識をもって、まよわず、そちらを、選択する。「あー、今日も、だめだったー、」

と思わずに、こっちも、学習プログラム同様に、十分、親子で達成感を味わって良いのだと、位置づけること・・・・それが、また、ホームスクールを成功に導くコツなのかもしれない、と思うのでした。








by glow-gen | 2015-07-28 20:48 | ホームスクール | Trackback | Comments(18)

ホームスクールのカリキュラム

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げんちゃんのホームスクールは、そうそううまく行くときばかりではありません。こんなんじゃ、学校行ってる方がよかったんじゃない? と思えるほど、悲惨な日もあります。

 でも、最近、やっと、ホームスクールが、多少は進化してきて、今日は、うまくいった、と思う日も出てきてます。(まあ、めったにないわなー)

 ちなみに、だめな日というのは、たとえば、プリントしてて、ぜんぜんわかってないので、こっちも切れて、何が何でも、わからせようとしたりして、げんちゃんは、廃人のようになり、その姿を見て、こっちも、怒り心頭になる。最後は、げんちゃんをののしって、泣かせてしまう。

 はっと気付いたら、何もできないまま、3時間経ってた、・・・・まあ、そういうストーリー展開ですねー。

または、やる気のなさが、全身からこっちに伝わってきて、あんたは誰のためにやってるの? あんたは何様なの? と、こっちの怒りスイッチを思いっきり押されてしまい、完全失敗に終わります。彼らは、ときに、人を怒らせる天才かー、と疑いたくなるような行動をします。・・・
 あとから、大人の発達障害の方のブログを読んだりすると、彼らの、行動様式が、決してわざとでもなんでもないし、ある種、生理的状態に支配されていたりするということがわかりはするのだけど、なんせ、こっちも人間です。わかったからといって、まったくおだやかでいられるほど、人間ができていません。

 しかし、この頃、やっと、私も賢くなって、前より、ホームスクールのミソを語れるようになりました。

 つまり、失敗の大きな原因をあげてみれば、成功の鍵もわかってくるというものです。思いつくままに書いてみましょう。

失敗の原因その1,カリキュラムの内容が、げんちゃんには、難しすぎる。
 多くの場合、戦略ミスともいえる、こんな原因によることが多いと思っています。

  たとえば,ある問題を、解けた瞬間があったとしても、げんちゃんのそもそもの能力は、まだそこに行ってない。言い換えれば、げんちゃんの現在の真の能力とは、多少のストレスがかかった状態でも、そのことができる地点なのです。

 あれができたんだから、今度はこれを・・・とセレクトしたカリキュラムの多くは、まだまだハイレベルであることが、なんと多いことか・・早く、ふつうの子においついてほしいと考える親心は、なかなか、前にもどって、ボトムアップを固めるよりも、先に行くことをあせってしまうようです。
それに、この子たちの、特に溝になってしまっている能力は、凡人にはおよびもつかない不思議な理解の道筋をたどるようで、後ろに、あえて戻った時に、えーーー、そんなことでつまづいているんだ! とびっくりすることもしょっちゅうです。ふつうは、理解して先に行ってるところが、まったく、スルーしていることが多いので、できた、という事実は、基礎工事をおこたった基礎なし建造物みたいな感じなのです。

 とにかく、そこを、いつも念頭において、早々に、難易度の修正をかける必要があります。

その2,げんちゃんが、疲れてしまうまでやってしまう。

 これも、そもそも、良かれと思う親心から出てくるもんだなんだけど、つい、がんばらせてしまう、ということです。
あ、少しできそうね、と、思うと、もうちょっと行ってみよ、欲をかいて長々とさせてしまいます。
 
 私たち日本人は、自分が受けてきた教育と言えば、忍耐勉強ですから、同じ方法論をもって、どうしても、この子たちにあたってしまうのです。



 まだ、ほかにもあるとは思うのですが、この2大失敗は、どのママパパも、きっと経験があると思います。


 じゃあ、どうすりゃいいの?ということですが・・・・私なりの見解を書くと、まあこんな感じかな。

 その子のステージにあった、タームで区切る、ということです。今のげんちゃんなら、20分から、せいぜい30分。量も決して欲張らない。
計算問題のやや、苦手なところを新しくやるような時は、せいぜい、2問程度。

 時間も量も、決してだらだら、量的満足感を追及することなく、短いサイクルでどんどん内容をかえていきます。やりはじめて、カリキュラムが空振りに終わったとしても、短いタームで次に行くパターンだと、さっさと終了が来るので、その後のカリキュラムにまで、多大な影響を及ぼすことはありません。


 やっと、机に座れるようになった、くらいのステージだったら、まずは、10分タームでしょう。

先日のホームスクールを具体的に紹介してみます。この日のできは、まったくうまく運ばなかったのですが、まあ、失敗でもなかったと思います。


 9:30-9:50 ストレッチ
9:50-10:05 漢字
10:05-10:35 掛け算ひっ算2問 消しゴムヘキサゴン使用
10:40-11:16 休憩がわりの読み聞かせ
11:20-11:35 七田プリントの1問のみ
11:35-12:00 エクスサイズを取り込んだ、数唱。 100.200.300・・・・1000.1100・・・
     お手玉を二つ、数唱のリズムに合わせて、同時に投げ合う。取るのと、投げるの同時にする。もう、だいぶ、集中が解けてるので、ここいらで、こういう体を使うのをもってきました。
12:40-1:00 ピアノ

午前終り
 食事、休憩

3:10-3:40漢字
3:50-4:35 七田プリント 算数 消しゴムドーナツ使用
     
休憩 水泳に行く(いっしょに、水泳行ってたら、25を、難なく泳ぐようになりました。教えてもないけど、好きこそですねー)
食事入浴

8:50-9:25 国語 福嶋先生の問題集*これはけっこう好きみたいで、ちょっと長め
9:25-9:50 小学校入試問題 重さ比べのプリント再挑戦・・・これは、かなり、理論思考がいりますが、1か月前にやったときはちんぷんかん。今回は、大分理解してました。 うーん、大脳皮質のシナプスは、やはり、のびていってる!
9:50-  ここからは、げんちゃん、自分の趣味で、絵を描いてました。下の絵です。

11時就寝
 もっと早く寝かせねば・・・
こうやって書いてみると、やっぱりねー。ふつうの小学生ではないですよねー。よくがんばってると思います。しかし、内容量だけ見ると、ふつうの子の何分の1の量です。この時間費やしたのなら、もっともっと・・・そう思ってはいけないですねー。

 でも、今日の日曜、私が、出かけていて、遊びまくってましたよ。あせった私は、帰ってげんちゃんをテーブルに座らせて読み聞かせを始めました。その流れで、最近気に入ってる’化け物の子’を絵日記に描きました。やらされていない、本気モード。やりたかったのでしょうね。上の絵です。

しかし、びっくりしましたよ。げんちゃんは、確か、絵が描けなかった子だったはずなのに。はー。この冒頭
の模写力!そして、ハンドマッサージが積み重なるほどに、うまくなっていってる字。ちょっとうれしい瞬間です。

ゼロから1を何が何でもつけましょう! この子たちは、かならずブレークスルーする・・・

この絵を見たら、信じてしまいます。親ばかと言われようとね・・・
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`文章は、まだまだ教えて入力中。でも、短文なら、かなりいけてきましたよ。

by glow-gen | 2015-07-27 00:17 | ホームスクール | Trackback | Comments(2)

ホームスクールについて

   夏休みに入ってしまいました。毎年、夏休みは、綿密に計画を立てます。といっても、ママの仕事を細切れに休み、そこでホームスクールをやって、私ができない時は、近くの先生のおうちで(もとは、学研の先生ですが、個人指導を、こちらが教材等用意して、やり方とかも、げんママのお願いするスタイルに、あわせていただいてます。)指導してもらいます。
 
 サッカー、野球、ピアノ、英語、体操・・・そういうのも入ってくるので、げんちゃんは、けっこう受験プレッシャーのない、受験生みたいなのかもしれないですね~。
何も知らない人に言うと、目をひそめて、
「何も、小学生のうちから、そんなにがりがりやらなくても~。」
と、言います。 まあ、おねえの場合は、私自身がそう考えていたから、しかたないですが、とにかく、早く脳の開発をすべきだ、と考える、今のげんママには、遠い世界の話のように感じます。

 最近おもしろいことがありました。以前、子供会の役員をしている時に知り合ったOさんから、何年ぶりかに電話をもらいました。用件は、げんちゃんとはまったく関係ない用事でした。そのあと、Oさんが

「私、学校に行ってるのよ~。」
なんだか、ちょっとトーンダウンした感じでおっしゃったので、もしかして、と思い、
「あれ、支援員さんしてるの?」
と私が言うと、
「あ、そうなんだけど・・・」(ちょっとためらったトーン)
とOさん。
「あら、もしかして、げんちゃん、見てくれてんの?」
と言うと、
「そうなんよ。げんちゃんを時々みさせていただいてます~。」
との返事。やっぱり、・・・

・・・そのことを言うのをためらったのは、なんでも、学校で守秘義務、守秘義務とうるさく言われるのと、げんちゃんの障害のことを、自分が知っている、ということを、私がどうとらえるか、ちょっと心配したからのようでした。(実際、それも変な話で、私は、支援員さんと打ち合わせさせてもらいたい、といつも思ってました。)

 もちろん、私はそんなことは気にしないので、

「え~、そうなの?? ありがたい! ありがたい! げんちゃんの学校の様子が知りたいの! 教えて!」
とくいついて、色々教えていただきました。

 まあ、神様は、色んなところで、色んな人を配して、私を助けて下さること! 感謝です。なんせ、二日ホームスクールをとったことで、それ以上仕事に穴をあけられない状況になり、学校見学ができず、学校の様子は、ぜんぜんわからない状態だったのです。

 支援員さんというのは、げんちゃんみたいな子を持って初めて知るのですが、ちゃんと教職を持ってないとできない文字通り、先生方を助けるために入ってる、アルバイトの先生です。(たぶん・・・正職員じゃないと思うんだけど。そこは知らないです。)
 おもに、遅れのある子のサポートに入ることが多いようです。実際、お友達の発達障害のお子さんのママも、若い時にとった教員免許を生かして、入っている人もたくさんいます。(追記・・教職なくても、大丈夫なとこもあるそうです。すみません。)

 Oさんに、
「ホームスクールって、誰がどんなことをしてるの?」
って聞かれました。げんちゃんが、定期的に欠席するので、毎週ローテーション作りで、真っ先にそこに目がいったのでしょうね。私が説明すると、ちょっとびっくりされました。
私が、やってるとは思わなかったそうです。

 ホームスクールは、やっぱり、興味深くよくたずねられます。アメリカなんかじゃ、ホームスクーラーはけっこう多く、ホームステーを経験した人に聞くと、現地で行ったプロテスタントのキリスト教会には、ホームスクーラーたちが集って、共同授業を受けるホールなんかがあったそうです。人々の認識も、ずいぶん違った物のようです。

 でも、日本では、まだまだかなり少数で、認知度も低いし、ホームスクーラーのための、施設、グッズ、人材、どれも、希薄です。

まあ、げんママも、完全ホームスクーラーではなく、学校を軸にしてるので、偉そうなことは言えませんが、それでも、かなり少数派なのかもしれないです。

今年は水と木やってますが、時々ある土曜授業なども、英語とピアノを優先するので、ことごとく休んでますね~・・・


最初は、学校を休むので、体育や、音楽、図工などの特別な授業が受けられなくなってしまう、と心配したのですが、学校に見学に言って、ほぼ素人と言っていいクラスの担任が、がんばって教えておられるのを見たら、まあ、プロのピアノ講師と、それぞれ、教えるのがプロのスポーツの先生が教える運動のお稽古ごとで、十分、カバーが出来るとふみました。それで、心配しなくなりました。

 図工も、あまりに能力のないげんちゃんは、1~2年の頃は、まったくついていけず、ひたすら支援員さんに手伝ってもらって、でっちあげるだけなので、これならば、家で彼の段階のトレーニングをしっかりやった方が能力アップにつながると思われました。


 実は、私の知り合いの、あるキリスト教の牧師家族も、別に不登校でも何でもないのに、子ども5人、ホームスクールで立派に育てています。牧師のパパに聞くと、ピアノを全員にしっかり教えたら、ある時、それを軸に、今度は、ギターをやりたいだの、歌をやりたいだの、自主的な希望が出てきて、広がっていったよ・・・と言ってましたっけ。
 まあ、そういう人が身近にいたので、ホームスクールに対する心配がまったくなかったのかもしれませんね。(ちなみに、そこの子どもは、現在、それぞれ看護学校に通ったり、けっこう良い大学行ったりったり、留学してたりしますから、すごいよね~。発達障害児は一人もいないのですが。)
 
 
 さらに、彼が言うには、そもそも、ホームスクールとは、宣教師が、宣教地で、子どもを家庭で指導したのが始まりなんだとか・・・・そういう素地があるので、アメリカでは、とても根付いているんでしょうかね。・・・・

げんちゃんの話しにもどりますが、

 1つのことをやるのに、とっても時間がかかるげんちゃんは、一日中、取り組んでも、なかなか、いっきにたくさんのことをこなせるわけではないですが、いわゆるプリント学習のようなものだけにかたよることなく、その時に必要と思われるプログラムを入れられるので、ホームスクールは、学校のカリキュラムの外堀かためのようなことができる、というメリットがあります。

 まあ、あまりにできなくて、私が切れて、げんちゃん泣く・・・みたいなことも、けっこう多かったですが、だいぶん、げんちゃんも、普通っぽいとこが出てきて、ホームスクールは、前より、それらしくなってきてます。

 私が、暗礁に乗り上げているような時は、お助け先生として、近くの学研の先生に、3時間肩代わりしてもらう、という逃げ場を作ってます。


たまに、二人で、暗礁に乗り上げることもないとはいえないですが、やはり、そこは他人。私より、なんとかしてくださいますよね~。

ホームスクールも、4年目に入ると、げんちゃんも私も、学校生活とそれがあるのが当たり前になっています。

あ、内容を書きたいと思ったのですが、イントロで終わってしまいました。次回に回します。








 
by glow-gen | 2015-07-17 19:55 | ホームスクール | Trackback | Comments(14)

安曇野的アプローチが教えてくれたもの。安曇野式算数その4

   安曇野プラン、げんママ流。これも、時々矢ヶ崎先生にポイントお聞きしたりして、様々な発見をしながら、ホームスクールが進行してます。ここあさんの提案で、このセミナーができてなかったら、今よりもさらに、げんちゃんの算数には、難儀してただろうな~と思います。
 
 たくさん書きたいことだらけなので、全部言い尽くせないのだけど、安曇野に取り組んだ、最も最初の日のことを、ちょっと書いてみます。

その前に、げんちゃんの算数能力の低さを表すエピソードをひとつ。
 げんちゃんは、まだ、お買い物がいまいちできません。買い物自体はできるのだけど、170円持たせて、150円のペットボトルを自販機で買いに行かせたら、

「おかあさ~ん。170円しかなかったので、買えなかった~。」
と言って、もどってきたりします。やれやれ、君は、筆算で、そういうプリント問題解いてるでしょうよ・・・何なんだ・・・ って、ため息が出ちゃいます。

 彼らの頭は、確かに何かが欠落してます。プリント学習をすれば、買い物の問題くらい出てきて、回答できたりするのだから、そのまま実践できてもいいでしょ。と普通は思います。でも、そこの架け橋がつながらない。

「買える」物というのは、手に持っているお金と同じ物か、安い物である。つまり、等価以下の物。そういうことから、ぴんと来ない。170円持ってたら、170の物しか買えない・・・。さらに、そこに、暗算ができないことも加わって、問題は、さらに、複雑化するというわけです。

 でもね、永久につながらないわけではないのです。長年やってきて思うのは、ちょっとしたきっかけを与えて、入力の積み上げをしてあげれば、ちゃんとつながる。

でも、どの架け橋が、つながっていないのかなんて、普通の人間たちには、理解ができにくいですよね~。だって、私たちの多くは、何にもしなくてもつながるわけだから・・

 そして、その認識の行き違いが、互いのストレスを生み、修羅場を生む。結局ふりかえると、そういうことのようです。

 

 そして、そのような前置きをして、安曇野を実践したそもそも初日の話をしたためましょう。。

「げんちゃん、マカロンいくつある?」

と、げんママは、たくさん買った、かわいいマカロンを前に、20個ちょっとのマカロンをカウントさせてみることにしました。まあ、こっちも、はじめたばかりで、何からやったらいいか、とまどってます。まずは、手始めに、ってことでした。

 が、しかし、げんちゃんは、驚いたことに、うまく数えられない!、

数がわからないんじゃないです。なんと、彼は、数えた物を別にするという誰もがやる作業をしないのです。指をさして数えるだけ。数えたものをよけないから、数え終わると、2度数えてしまうものが出てくる。何回数えても、結果が違います。

私は、びっくりしてしまいました。何なんだ・・・・(汗)


 でも、これは、発達の子幾人かにためしてもらったら、共通してました。(もち、算数がだめなお子さんでしたけど・・・)

 こういうことだから、プリントやってて、問題文から選んだ物を、線をひいて消去するなどということができないのが当たり前なんだな、と、大きくうなづきました。ちゃんと、チェックを入れなさい、と何度言ってもやらないのも当たり前なのです。

 安曇野的アプローチは、のっけから、ゲンちゃんへの、げんママの現状分析のミスをあぶり出す形になりました。驚くべき修正がいることに深く感嘆したげんママです。

 そして、げんママは、くらくらしながらも、時を改めて、もう一度、”数える”という単純な作業に取り組みます。げんちゃんは、何回も、「はずれ~」、とだめだしされたかと思うと、ある時、

「あ、ぼくいいこと考えたよ。」

 と叫び、うれしそうに、数えたマカロンを、ちゃぶ台の下に移動しました。そうやって、数えたものを下においてやると混乱が防げることに、やっと気付いたようです。やれやれ・・・今頃、・・・・

でも、まあ、げんちゃんが、生きる知恵の1つを学習した瞬間です。


 
 もう一つ、エピソードをそえておきましょう。げんちゃんに、消しゴムを使って割り算を教えていました。

げんちゃんのそれまでは、
16÷4= の式だと、16と4が暗算でかけ算できないので、ちゃんと4と答えるのですが、6÷3=という式になると、かけ算の暗算ができるものだから、いきなりかけて、18と書くので困っていました。割り算と、かけ算はいっしょだ・・・ととてつもない、変なとらえかたをしているのです。
 
つまり、本当の割り算の意味をわかってないのです。

少しぐらい丸をもらっても、彼の頭は、まったくわかってないわけです。

消しゴムでトライしました。

げんママは、
「マカロン12個を、4人のお友達に分けると~。」

と家で何度もやってみせてました。そして、いよいよ、

「さあ、12÷4の式の意味は?」と投げかけます。
げんちゃんは、今まで、ママがやるときは、わかったような顔をしてうなづいていたものの・・・

「え~っと、マカロンが~12個~? お友達が4人で~、・・・・3人に分けられる・・・」
ときましたよ!

あらら・・・・

結局、何度も格闘したあげく、げんちゃんは、実は、割り算が、同じ数ずつ分けるというルールであることを認識してなかったことが判明したのです。

とほほでしょ・・やれやれ。

同じ数ずつと説明せず、「仲良く」とか「けんかしないように」分けられる、と説明するのだと、矢ヶ崎先生に教わり、そんなところでつまづいてたのか、とあきれ果てながら説明したげんママでした。


しかし、この二つのげんちゃんのレポートで言いたいのは、安曇野的アプローチは、ほんとに、意外な事実が明らかになるということなのです。ほんとびっくりです。


そして、さらに、きちんとマカロンを整列させるとか、まとまりにする、とか、当たり前のようなことが、案外できないことに気付きます。

さらに、安曇野的アプローチを取り入れて、つきつけられた事実を前に、げんママが理解したことは以下の点でした。


そう、この子たちは、うそみたいに意外なところを、ほんのちょっと、手間をかけて、あえて、入力しないといけない、ということなのです。


 消しゴムを使い出して、そういうことに、気付くようになりました。
言い換えれば、イワコー消しゴムであれこれやる、つまり実態物を使って色んなことをやってみると、こっちの理解と、彼らの理解の世界には、大きな溝が横たわっているというこがわかったのです。そして、それを、すりあわせることが、実は、色んなストレスを解消する大きな手がかりになる、というが理解できました。

 ちょっとショックでもあるのだけど、ほんのちょっとの入力に手間をおしまない、という決心をしたら、新たなる世界が広がるのです。

ショックから立ち直ったら、げんママは思います。この入力の手間の先には、永遠のサポート、入力ではなく、ブレークスルーが来る。必ず。と・・・


だって、絵が描けなかった、いや絵どころか、三角さえ描けなかったげんちゃんが、膨大な点つなぎと、膨大な模写のあとに、(それ以前の基礎力トレーニングを含めればもっと膨大な入力です。)魅力的な彼自身の絵が一気に出力してきた事実は、決して偶然ではなく、1つのモデルであるのだから。

私は確信に満ちて、言ってみるのです。彼らに必要なことは、ちょっとした入力の手間なんだよね。 と、・・・
膨大な入力も、やってしまえば、そう、ちょっとした手間なんだ・・・とね


安曇野過去ブログ
by glow-gen | 2015-07-10 20:07 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(9)

こだわり行動に見る原始反射 原始反射その2

  原始反射の最も早期に出てくる物は、恐怖麻痺反射というもので、おかあさんのお腹の中でおこります。それは、文字通り、過剰に恐怖心を抱くような反射で、原始反射とググってヒットする
灰谷先生のホームページから抜粋すれば、以下のような感じの困った症状になるらしいです。

・ストレス耐性が低い
・肌、音、視覚的な変化などへの感覚過敏
・状況が変わったり、驚くような出来事が嫌い
・柔軟に対応できない
・疲れやすい
・すぐに息をつめる(止める)
・人前で恥をかくような状況が怖い
・自己信頼、肯定感が低い
・愛情を受け取るのも表現するのも苦手
(本当は好きなのに、「嫌い!」というなど)

・自己否定が強い
・極度な恐れ、被害的な妄想
・新しい活動を嫌う、特に誰かと比較されたり、優劣が出るような活動
・かんしゃくをおこす
・ストレス状況で固まる(考えることと動くことが同時にできない)

おやおや、げんちゃんをはじめ、発達ママたちのお困りごとを、られつしたみたいで、笑っちゃいますね~。やれやれ

 自閉症スペクトラムというのは、自閉症から普通と言われる人の隔たりの帯の中どこかにいる子のことですが、自閉症傾向が強ければ強いほど、この反射の支配を受けているように見えます。

 げんちゃんは、この初期の反射の支配を以前は色濃く受けてましたが、今は、多くの努力で、かなり脱したように思います。

 でも、敵はなかなかしたたかで、これが終わると、次なるは過激な闘争反射が生まれるようです。
つまり、生命維持を可能にする、危機に対して反応する行動、つまり、逃げるか戦うか・・という反射です。人間は、ある状況に対して、本当にこれが、逃げるべき状況か、あるいは、戦うべき状況か、ちゃんと区別がつくので、落ち着いて暮らせるわけですが、そこまで反応すべきではない状況で、いちいち、この反射が出てくれば、なんというか、うっとうしくてやってられません。

 まさに、げんちゃんは、それです。

勝ち負けにこだわる、常に勝ちたい!勝つためなら手段を選ばない・・・まだまだなんというか、落ち着いて見てられない状況が勃発するげんちゃんです。私は、げんちゃんが、相手に対して、どうも態度が違う、マウンティングも、これに該当するんじゃないか、と思います。以前より、程度も頻度もましにはなってるけど、消えてはいませんよね。

 げんちゃんではないけど、お友達の発達障害の成人したお子さんで、潔癖症でひきこもりの青年がいるのですが、もしかして、こういうのが変形して出た形なのかな~なんて思います。

まあ、とにかく、やっかいですよね。


 こういう反応は、共通してあることは知ってたけど、その納め方をお聞きしたのは、今回初めてでした。


なんと、やっぱり、マッサージだそうです。背中と足の裏、なんかをすりすりさするのが良いそうです。


junママさんに、おもしろいことを聞きました。お子さんが幼稚園時代に、パニック行動が出たとき、先生は、園のお友達に、その子をハグするようにすすめたんですって。そしたら、落ち着いたそうです。


これは、スキンシップが良い、イコールマッサージに相通じる何かですよね~・・・

丹田という場所があります。おへそのあたりをさします。そこをスタートにして、頭、手の先、足の先とさすっていくマッサージも習いました。丹田、頭、丹田、手、丹田、同側の足、丹田、手、丹田、反対側の足・・・と、簡単に言えば、さすっては、また丹田にもどる~って、単純にやっていくだけなんですが・・・良いです。


感覚過敏で触らせてくれない子はどうするかっていう問題が残りますが、さすって気持ち良いと喜ぶ子は、どんどんやったらいいですね。

注意すべきは、いやがるのを無理にしてはいけないんですって。気持ち悪い感覚を与えるのは、意味がないんだそうです。



げんちゃんは、何でもきもちい~、というタイプなのでがんがんやってますが、そうでない子は、なんとか、気持ちよくやれるとこから、やれるだけ、そこから突破していくしかないですね。

むぎゅ~。すりすり。粘着質なげんママは、日頃から、そういうことやるの大好きだったけど、マッサージって感じではなかったです。すりすりむぎゅーを科学しましょう~。

あ、ちなみに、体操の先生にその話をしたら、赤ちゃんの時、ベビーマッサージしたら、体は絶対に柔らかくなります。とのこと・・・へ~、へ~・・・・へ~・・あたしが体固いのは、母がワーキングウーマンで忙しくて、さわってもらえなかったから~・・・とかね。(笑)

by glow-gen | 2015-07-04 17:12 | 身体能力、原始反射 | Trackback | Comments(22)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 昨年5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
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1年生夏休み
登山
サッカー
算数の学習障害
このブログのサマリー
ホームスクール
算数の学習障害
モンテッソーリ
お漏らし尿漏れ
天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
夏休み
まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
教室見学
指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
身体能力、原始反射
マッサージ
連絡帳
学習用ソフトを使って
発音障害、言葉が出ない
思秋期自主性
聞く力
お絵描き工作
指先能力
段取り力
ゲームとの付き合い方
国語の授業
イルカによる介在療法
知能検査
意識のこと
時間
抽象的な思考を作る
英語
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