げんちゃんの発達障害プロジェクト

カテゴリ:安曇野方式算数( 6 )

5年算数 おつりがわかる 

  
a0184225_20293826.jpg

写真アップして思ったけど、こんだけ、ごちゃごちゃさせたらまずいですね~。もっと品数はシンプルにやった方がいいですね。

 5年生の2学期、げんちゃんは元気に学校に行ってます。
ここ数日は算数まで全部普通クラスで受けているようです。毎日授業ノートをチェックしたら、ノートぜんぜんとってないときもあって、授業まともに聞いてんのかな~?と怪しいかんじではあります。
 でも、はた目には、まあまあクラス風景になじんで見えるのかもしれませんね。

 でも、げんちゃんを教えている手ごたえは、せいぜい数割前後くらいしか、授業についていってるとは思えないけど。
4年の前半は、すぐに、支援クラスに逃げ込んでいたから、
「普通クラスの方がおもしろい。支援で勉強するのはいやだ。」
なんて、言ってくるげんちゃんは、かなり進化しています。

 だけど、算数や、家庭科(お裁縫)なんかは、やっぱり、支援してもらう方が効率的だと思います。

 そして、ノートをとっていれば安心というものでもなくて、ノート取ってるときは、授業は聞いてなかったり、反対にノートとってない時は、まあまあ聞いてたりするのかもしれません。学校に見に行ってないので、謎です。笑

 恐ろしいことに、5年の2学期というのは、算数の内容が一気にレベルアップします。”最小公倍数”"最大公約数”!ですよ。やがて、分数の通分が出現してきて、あれよあれよと言う間に、中学生を意識するレベルに突入します。今までの四則計算、数の感覚などが、おいてけぼりの子供にとっては、発達障害児でなくても、苦戦をしいられる世界になります。

 当然、げんちゃんは、数のすべての世界がまだまだあやふやで、やってもやっても沈んでいく算数沼の中にいるもんで、5年二学期の算数世界は、恐ろしい獣道のような感じですね。やれやれ・・・こわいこわい!

 それでも、2年前くらいは、同級生と同じ単元なんか、教えるのもあほらしい、と思う子供だったので、とりあえず、同じ単元を教えようと、いどんでいるだけ、彼は進歩していると言えます。

 安曇野算数に出会って、あれから1年ちょっとたってます。げんママも、げんちゃんのような子供に教えるノウハウが、少しはアップしてきてます。いまだに加減乗除が油断も隙もならない、文章題もスタートしたばかり・・・そんなげんちゃんに取り組みながら、粘り強く、最小公倍数なんぞにも手を出してみているというわけです。

 K先生に、ヘキサゴンブロックや消しゴム、100玉そろばん、キューブ、たくさん預けているので、K先生も、具体物を勉強の中に取り入れてくださり、がんばってくださっております。

 げんちゃんの数の進歩について、少し書いてみます。

 まず、私が思うのは、げんちゃんは、実物世界と算数の世界がなかなかリンクしていかない、という特徴があるようです。

 夏休みにこんなことがありました。

 問題集を離れて、お買い物遊びをしまいした。値札をつけた商品を並べて、合計を計算します。お皿に、実際のお金をたくさん入れておいて、支払いをしてもらいます。350円という買い物がありました。げんちゃんは、お皿のお金を眺めます。1000円札が一枚、あえて、100円は1枚しか入れず、10円をたくさん入れておきました。

 350円の支払いにいどみます。100円が1枚しかないので、一瞬あれ?という顔をしました。どうするかな?と思ったら、なんと、10円玉を数えだしました。

どひゃ ̄ ̄・・(汗)
 でも、ぐっとがまんして見ていると、さすがに変と思ったのでしょう。手を止めて、じっと考えています。それから、次に1000円札を持ちました。でも、またおいてしまいました。

 「げんちゃん、1000円で買えるかな?」
と、私。げんちゃんはだまっています。なんかよくわからないようです。
やれやれ・・・

私が誘導して、1000円を払います。商品をもらいます。私は、1000円と350円の商品を、別々の同じ大きさのトレーに入れます。
「1000円と350円の商品、どっちが価値が高いですか?」

と言って、持ち上げます。げんちゃんは、1000円の方を指さします。私は、1000円が入ったトレーを高く持ち上げて、
「じゃあ、同じ価値にするには、350円のお皿にいくら入れたらいいかな?」

そう言って、財布から出してきた100円玉をひとつづつ入れます。350・・450・・・550・・・・・・1000円

650円入れた段階で、商品のお皿は1000円になりました。

「これで、同じ価値だね。だから、お店の人は、650円を返してあげて、同じ価値にするんだよ。」

「そう! それがおつりなんだよね。」

げんちゃんの顔がぱっと輝いて
「あ~、そういうこと~。」

だって・・・
 やれやれ。おまえ、わかってなかったんかい。引き算はわかっても、おつりの意味がわかってなかったなんてね。

でも、つながったようです。おつりの意味が5年生になってやっとぴしっとリンクしたなんて、絶望的・・・と、思いそうですが、そうではありません。

一つづつ、つながっていく時期を迎えたのだと思います。

 汗水たらしてやってきた机上の学びを、こうして、並行して具体的にリンクさせる。子供さんのステージごとに内容や難易度はかわりますが、算数が溝になっているお子さんには、ほんとに大事なことだと思います。

 またいつか、公倍数や公約数のげんママ流教え方を書いてみたいと思います。

 何年も何年もかかって、あらゆる取り組みをして、やっと今、リンクをさせ得る時期に来てるんだな、そう思います。この具体物のリンク作業は、ほんとに大切だと感じてます。

追記 
ちなみに、価値なんて言葉は、たまたまげんちゃんは理解してるようですが、意味不明だったら、別の言い方で教えた方がよいですね。

by glow-gen | 2016-09-05 20:30 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(18)

算数学習障害児(LD)、割り算の教え方 その2


a0184225_2164185.jpg

げんちゃんは、1学期、割り算の意味を理解させることは、不可能のように感じました。簡単な筆算も、くらくらするほど、教え込むのが困難な感じです。まあ、割り算を理解できてないのに、計算しろというのも、なかなか難しいのは当然かもしれないですね。

矢ヶ崎先生に福岡に来てもらい、安曇野プランセミナーを受けたのが5月です。それ以来、消しゴム玩具を使って、具体物でやることの意義を感じて、折に触れ取り組んできました

3年の時に習う割り算は、九九の範囲の割り算です。81÷9=9、のように、かけ算の中から答えを出す物です。

割り算の消しゴム遊びを始めたとき、いくつかの消しゴムを用意して、3人に分けてね・・・なんて言いながら、作業をさせました。しかし、意外にも、げんちゃんはもたもたします。

次に、、
6÷3=2 と、答えた式からお話作って?と言いました。

出来るだろうと思ったら、やれやれです。げんちゃんはちんぷんかんぷんのようです。もちろん、それまでも、私なりに、式の意味も教えてきたというのにね。

結局、ものすごく格闘したあげくに、私はげんちゃんが、割り算が、”同じ数ずつに分ける”、ことを理解していなかったのを知りました。脱力しました~。そこわかってなくて、取り組んでいたんかい!・・・・

安曇野式のやり方は、かけ声というものがあって、それが、いかに大事が、その時知りました。

「仲良く分けるは、割り算」

と言うんだそうです。確かに、仲良く分けるのをわかっていなかったげんちゃんでした。

ちなみに、かけ算は、
「同じ物がたくさんはかけ算」

足し算は、
 「あつまれ~は足し算」
引き算は、
 「さようなら~は引き算」

と教えるのだそうです。まあ、どうでもいいようなことに思えるかもしれないけれど、式のイメージがつかめない、式の意味するところを理解しにくい彼らにとっては、大事なことのようです。この言葉に、決まったジェスチャーもつけて、味気ない式から、映像が浮かぶように助けます。

げんちゃんは、等しく分ける、とわかった段階で、わずかに、割り算の船出が始まったようです。


さて、夏休みをまたいで、げんちゃんは、なんとなく、そもそもの理解力というのがわずかに改善してきました。それと並行するように、一桁で割る割り算の筆算は、まあまあできるようになってきました。
 ところが、最初に書いた、式で物語を作るのが、いっこうにできません。

「6個のクッキーがありました。3人で分けると、何個ずつ分けられる?」、はそこそこできてきましたが、
「6個のクッキーがありました。2個ずつ分けると、何人に分けられる?」の方はつまってしまいます。
挙げ句の果てに、何人でではなく、「2個ずつ分けると何個ずつ分けられる?」、と意味不明なことを言い出します。

 やれやれ、なんでなの???
矢ヶ崎先生に尋ねてやっと意味がわかりました。わかってみたら、なるほどです。

 「足し算と引き算」と、「かけ算と割り算」の間にある大きなへだたり、そこが超えられなかったのです。

つまり、足し算、引き算は、クッキーがあったら、答えも、クッキーです。イメージで言うと、ビーズを糸に通すようなものです。同じ物が減ったり増えたりするだけ。最初が、何個なら、答えも何個です。

 でも、かけ算からはそうはいきません。二つの要素が出てきます。クッキーが一皿に4個ずつ。そのお皿が5枚。といった感じです。
「足し算と引き算」を、ビーズのような直線にたとえるなら、「かけ算と割り算」は、たてと横の面積というか、つまり、2次元になってきます。

たぶん、げんちゃんは、ビーズの感覚で考えたのでしょう。つながったビーズを同じ数ずつ分けるのは、イメージできるけれど、あくまでもそれは、直線のままです。

 これは、普通のお子さんでも、よくおこりうる混乱なのだそうです。一次元から2次元へ駒が進まないのです。

じゃあ、その時どうすればよいか、

 なんと、一度かけ算にもどるのだそうです。

かけ算は、割り算よりわかりやすいです。お皿の数という新たな条件が加わったとしても、答えは、あくまでもお皿の中身の合計です。クッキーがいくつづつか、お皿にありますが、答えは、あくまでも、クッキーの合計です。
 割り算の前に、かけ算というものは、お皿の中身の合計を出す物である、ということを、はっきり言葉で教えなければなりません。そして、具体物で何度も再現します。お皿に分けたクッキーの絵柄は、かけ算も、割り算も同じです。割り算が映像化しやすくなるというわけです。

 かけ算が映像として入ったら、割り算を説明します。

「割り算は、全部の数はわかっているところから始まります。」

このことを、言葉にして、しっかり教えなければなりません。かけ算は、全部の数がわかっていない。割り算は、全部の数がわかっている。明確にしてやる必要があるのです。

そして、割り算は、わかっている全部の数から、お皿の数と、一皿分の中身の数に分けていくと、教えるのだそうです。ちなみに、一皿分の量は、”一あたり量”と呼び、お皿の数は、”何個分”と教えるそうです。

 さて、そこまで教え込んだら、単純な文章題から、どれが、”一あたり量”になり、どれが、”何個分”にあたるか、考えさせていくのだそうです。

 単純に物を分ける問題ばかりではありません。難しいものになると、どれが”一あたり量”で、どれが”何個分”、にあたるのか、わかりにくいものもあります。
  割り算は、やはり、小学校算数の1つの山場なのかもしれません。


 私は、4年では、面積の出し方を習いますから、一あたり量を”たて”、何個分を”横”。そういうビジュアルも合わせて教えてもいいと思い、やっています。

算数につまづかない子なら、いちいち教えるまでもないことかもしれないけれど、割り算につまづく子には、そうやって、きっちり段階を追って教えてあげる必要があります。


 さて、次に、素晴らしいアイデアが安曇野プランにはあって、一皿分(一あたり量と言います。)の答えを求められる割り算は、
「わくわく割り算」
と名付けています。つまり、こういう問題の時にそう呼びます。
「子どもが3人いました。6個のクッキーを仲良く分けたら、何個づつもらえますか?。」3人とも、絶対クッキーをもらえる。だから、わくわく割り算なのです。

そして、
「6個のクッキーを2個ずつ仲良く分けたら、何人に分けられますか?」 に代表される方は、
なんと、
「どきどき割り算」
と命名するんだそうです。クッキーもらうために、並んでいても、前の人で配り終えたりするわけですね。始めに考えた人は、すごい知恵者ですね!


ちなみに、消しゴムの前にキャラクターをたくさん並ばせて教えていたら、計算式にない数のキャラクターがあるもんだから、またまた混乱していた、かわいそうなげんちゃん。・・・ははは(笑)どこまでめんどくさいヤツなんかい!
 答えが決まったら、もらえなかったキャラクラーは即座に退場させねばならない、げんちゃんでした。~(汗)


ほんと、そこまでやってやりますか~、とあきれるほど、細かい段階を追って入力していく必要があるようで、忍耐強くなくては、学習障害にはつきあっていられないですね~。でも、わからずに泣いている子が、わかってうれしそうにしたら、やっぱり、楽しくなりますよね。根気勝負!です。


それにしても、安曇野プラン算数の教え方、みごとなもんですね。

 理解させるのは、げんちゃんに限らず、一度やったら、すっと次に行けることもあるし、何週間も、かかることもあります。ほとんどやってなくても、次にやると理解してることもある。

 でも、相手がどこに、どうつまづいているか、把握できるということは、とても教えるのが楽になります。

 算数でお困りのママに役立つとうれしいです

by glow-gen | 2015-11-09 20:59 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(4)

安曇野的アプローチが教えてくれたもの。安曇野式算数その4

   安曇野プラン、げんママ流。これも、時々矢ヶ崎先生にポイントお聞きしたりして、様々な発見をしながら、ホームスクールが進行してます。ここあさんの提案で、このセミナーができてなかったら、今よりもさらに、げんちゃんの算数には、難儀してただろうな~と思います。
 
 たくさん書きたいことだらけなので、全部言い尽くせないのだけど、安曇野に取り組んだ、最も最初の日のことを、ちょっと書いてみます。

その前に、げんちゃんの算数能力の低さを表すエピソードをひとつ。
 げんちゃんは、まだ、お買い物がいまいちできません。買い物自体はできるのだけど、170円持たせて、150円のペットボトルを自販機で買いに行かせたら、

「おかあさ~ん。170円しかなかったので、買えなかった~。」
と言って、もどってきたりします。やれやれ、君は、筆算で、そういうプリント問題解いてるでしょうよ・・・何なんだ・・・ って、ため息が出ちゃいます。

 彼らの頭は、確かに何かが欠落してます。プリント学習をすれば、買い物の問題くらい出てきて、回答できたりするのだから、そのまま実践できてもいいでしょ。と普通は思います。でも、そこの架け橋がつながらない。

「買える」物というのは、手に持っているお金と同じ物か、安い物である。つまり、等価以下の物。そういうことから、ぴんと来ない。170円持ってたら、170の物しか買えない・・・。さらに、そこに、暗算ができないことも加わって、問題は、さらに、複雑化するというわけです。

 でもね、永久につながらないわけではないのです。長年やってきて思うのは、ちょっとしたきっかけを与えて、入力の積み上げをしてあげれば、ちゃんとつながる。

でも、どの架け橋が、つながっていないのかなんて、普通の人間たちには、理解ができにくいですよね~。だって、私たちの多くは、何にもしなくてもつながるわけだから・・

 そして、その認識の行き違いが、互いのストレスを生み、修羅場を生む。結局ふりかえると、そういうことのようです。

 

 そして、そのような前置きをして、安曇野を実践したそもそも初日の話をしたためましょう。。

「げんちゃん、マカロンいくつある?」

と、げんママは、たくさん買った、かわいいマカロンを前に、20個ちょっとのマカロンをカウントさせてみることにしました。まあ、こっちも、はじめたばかりで、何からやったらいいか、とまどってます。まずは、手始めに、ってことでした。

 が、しかし、げんちゃんは、驚いたことに、うまく数えられない!、

数がわからないんじゃないです。なんと、彼は、数えた物を別にするという誰もがやる作業をしないのです。指をさして数えるだけ。数えたものをよけないから、数え終わると、2度数えてしまうものが出てくる。何回数えても、結果が違います。

私は、びっくりしてしまいました。何なんだ・・・・(汗)


 でも、これは、発達の子幾人かにためしてもらったら、共通してました。(もち、算数がだめなお子さんでしたけど・・・)

 こういうことだから、プリントやってて、問題文から選んだ物を、線をひいて消去するなどということができないのが当たり前なんだな、と、大きくうなづきました。ちゃんと、チェックを入れなさい、と何度言ってもやらないのも当たり前なのです。

 安曇野的アプローチは、のっけから、ゲンちゃんへの、げんママの現状分析のミスをあぶり出す形になりました。驚くべき修正がいることに深く感嘆したげんママです。

 そして、げんママは、くらくらしながらも、時を改めて、もう一度、”数える”という単純な作業に取り組みます。げんちゃんは、何回も、「はずれ~」、とだめだしされたかと思うと、ある時、

「あ、ぼくいいこと考えたよ。」

 と叫び、うれしそうに、数えたマカロンを、ちゃぶ台の下に移動しました。そうやって、数えたものを下においてやると混乱が防げることに、やっと気付いたようです。やれやれ・・・今頃、・・・・

でも、まあ、げんちゃんが、生きる知恵の1つを学習した瞬間です。


 
 もう一つ、エピソードをそえておきましょう。げんちゃんに、消しゴムを使って割り算を教えていました。

げんちゃんのそれまでは、
16÷4= の式だと、16と4が暗算でかけ算できないので、ちゃんと4と答えるのですが、6÷3=という式になると、かけ算の暗算ができるものだから、いきなりかけて、18と書くので困っていました。割り算と、かけ算はいっしょだ・・・ととてつもない、変なとらえかたをしているのです。
 
つまり、本当の割り算の意味をわかってないのです。

少しぐらい丸をもらっても、彼の頭は、まったくわかってないわけです。

消しゴムでトライしました。

げんママは、
「マカロン12個を、4人のお友達に分けると~。」

と家で何度もやってみせてました。そして、いよいよ、

「さあ、12÷4の式の意味は?」と投げかけます。
げんちゃんは、今まで、ママがやるときは、わかったような顔をしてうなづいていたものの・・・

「え~っと、マカロンが~12個~? お友達が4人で~、・・・・3人に分けられる・・・」
ときましたよ!

あらら・・・・

結局、何度も格闘したあげく、げんちゃんは、実は、割り算が、同じ数ずつ分けるというルールであることを認識してなかったことが判明したのです。

とほほでしょ・・やれやれ。

同じ数ずつと説明せず、「仲良く」とか「けんかしないように」分けられる、と説明するのだと、矢ヶ崎先生に教わり、そんなところでつまづいてたのか、とあきれ果てながら説明したげんママでした。


しかし、この二つのげんちゃんのレポートで言いたいのは、安曇野的アプローチは、ほんとに、意外な事実が明らかになるということなのです。ほんとびっくりです。


そして、さらに、きちんとマカロンを整列させるとか、まとまりにする、とか、当たり前のようなことが、案外できないことに気付きます。

さらに、安曇野的アプローチを取り入れて、つきつけられた事実を前に、げんママが理解したことは以下の点でした。


そう、この子たちは、うそみたいに意外なところを、ほんのちょっと、手間をかけて、あえて、入力しないといけない、ということなのです。


 消しゴムを使い出して、そういうことに、気付くようになりました。
言い換えれば、イワコー消しゴムであれこれやる、つまり実態物を使って色んなことをやってみると、こっちの理解と、彼らの理解の世界には、大きな溝が横たわっているというこがわかったのです。そして、それを、すりあわせることが、実は、色んなストレスを解消する大きな手がかりになる、というが理解できました。

 ちょっとショックでもあるのだけど、ほんのちょっとの入力に手間をおしまない、という決心をしたら、新たなる世界が広がるのです。

ショックから立ち直ったら、げんママは思います。この入力の手間の先には、永遠のサポート、入力ではなく、ブレークスルーが来る。必ず。と・・・


だって、絵が描けなかった、いや絵どころか、三角さえ描けなかったげんちゃんが、膨大な点つなぎと、膨大な模写のあとに、(それ以前の基礎力トレーニングを含めればもっと膨大な入力です。)魅力的な彼自身の絵が一気に出力してきた事実は、決して偶然ではなく、1つのモデルであるのだから。

私は確信に満ちて、言ってみるのです。彼らに必要なことは、ちょっとした入力の手間なんだよね。 と、・・・
膨大な入力も、やってしまえば、そう、ちょっとした手間なんだ・・・とね


安曇野過去ブログ
by glow-gen | 2015-07-10 20:07 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(9)

安曇野方式げんママスタイル、その3

a0184225_1129619.jpg

安曇野レポートを書いて、矢ヶ崎先生にアドバイスいただきました。
子供にしょっぱなのレッスンをするときは、絶対に失敗しない、正解できるシチュエーションを作るそうです。なんたって、失敗を恐れる子供たちです。しかも、失敗体験ばかり、げんちゃんみたいな子は持ってるのです。やれやれ、また、同じような目にあうのかー・・・と最初に思わせたら、うまくいきにくいのだそうですよ。

 ははは・・・げんママは、その点で、いっきなり失敗してますねー。
「えー、こんなのもできないのー・・」

とか、いきなりやってますから・・・みなさんは、ぜひそういうことがないようにがんばってくださいませ。(笑)


前回レポートしてから、ずいぶん、いろんなことをためして、いろんなことに気づきました。10進法キャラメルのことも、今では、かわりのものをずいぶん考え出して、なかなか気に入ってます。

 まず、やり方の前に、イワコー消しゴムについて、どれを選べばよいか、私なりに、あれこれたくさん注文してみて気づいたことがありました。

 イワコー消しゴムは、カタログで見るより、実際は、大き目だということがわかりました。マカロン、ドーナツ、3センチほどはあります。

実際机の上で並べてみると、30くらいまでは現実的に動かしやすいですが、それ以上になると、でっかいので、かさばってきます。それに、たとえばリンゴや、イチゴなど、ころころしたものを選ぶと、これまた机の上から転がり落ちたりして、けっこう中断してしまったりもします。

 私のおすすめは、フレンチクルーラー。ドーナツ、マカロン、ハンバーガーあたりでしょうか。上に積み重ねられるところもいいですね。
でも、10までの数、せいぜい20までの数を教えるくらいの段階だったら、いっぺんに何十個も使わないので、そこまで、使いにくいものはないです。丸いケーキ、タルト、クレープ、けっこうかわいいので、それはそれで良いです。

個人的には、シェークもストロがかわいいし、このシェークにハンバーガーを3つをセットにして、とか、このマカロンは何個ずつつけられますか、なんて、いう掛け算割り算も面白いです。シェークをつけると、なんか、絵柄が引き立ちます。げんママのお好みです・・・笑


 10進法キャラメルをイワコーさんに作ってほしいな、と思っていたのですが、なんと、そんなものなくても、すぐれものが、イワコーさんにありました。

 ヘキサゴンブロックというものです。実は、レゴブロックみたいなパーツがあるので、その一部取り出して、それだけたくさん売ってくれない?と交渉していたら、組になって作っているので、それはできないらしく、かわりにヘキサゴンブロックを送ってくださいました。

 使ってみると、これが、大きさも、キャラメルくらい。縦にも横にもつながることができて、5の塊を作って、2段に組み立てると10が1本になるのでビジュアルに数が入りそうです。なんせ、不器用なわが子達、組み立てるのに、指も使えます。一押しです。



 今、キャラメルの箱に、10個整列できるか、それも、ためしてみるつもりでもあります。


 つなげてもよし、小さいので、箱に入れてもよし、これはいいものに出会った! 10進法を考えるのにもいいです。今から購入される方だったら、ヘキサゴンブロックも、少し注文するといいと思います。

 これは、アイデア次第で、どのようにも使えると踏みました。ヘキサゴンを使っていろいろ遊ぶ方法を考えました。イケテます。


 それから、かわいいドーナツを10進法にするのもいいです。アーモンドチョコレートのケースが良かったです。チョコなら、すぐ食べてしまいますから、箱はすぐに手に入ります。

 キャラメルの箱に入るかわいいアイテムは、・・・まだためしてないのですが、歯ブラシコップセットのコップが、小さくていけるかも、なんて思ってます。これは、セットで、歯ブラシの方は、10個たまれば、わゴムで10に束ねて昇格させる。なかなかよさそうです。

 それと、今日、注文したのが、先っぽシリーズ。鉛筆の先にくっつけて使うものですが、小さいので、イチゴあたりは、キャラメルのかわりに箱に入らないかな・・・と思います。すみません、まだ到着してません・・・



  どちらにしても、注文を選ぶのも楽しいですね。これは・・・げんちゃんより、私が喜んでいるかも・・・笑 算数地獄のほんのコーヒーブレークといったとこです。


さて、数の勉強に使うその前に、げんちゃんが、異常にくいついた遊びをご紹介しましょう!


 その名も 「私は誰でしょう!」
ハンカチの下で、さわって、消しゴムがなんであるかをあてます。簡単すぎたら、消しゴムのパーツにばらして、何の一部か当てる、アドバンスクイズもいいです。
げんちゃんにやってみたら、もうはしゃいで、ずっとこれをやりたい、と言って、なかなか本題に入れませんでした。


 この遊び、実はなかなか立派なトレーニングになります。というのも、発達障害児は、もともと、固有覚の弱い子が多く、自分の体がどうなってるか、認知する力が弱いのです。ピアノの鍵盤をたたいている手ごと、ハンカチで覆ったりすると、自分の指がどの鍵盤をひくべきか、けっこう鈍感なげんちゃんも、残念ながら、例外ではないと思います。

 目隠しじゃんけんをしても、自分がパーを出している、というのは、固有覚によって認知します。それが弱いと、自分のセルフイメージも弱くなるし、自分と他人の境界もあいまいになり、他人との距離感もつかめないのです。


 わざわざ、三角とか丸とかの積み木みたいなもので、どの形をさわっているか、をあてさせて、トレーニングすることもあるようです。
消しゴムをさわって、「これはペンギンだー」と嬉々としているのも、ただ遊んでいるだけではなく、固有覚トレーニングに効果があると思います。


そして、さらに そこから発展させたのが、私は何個です?・・という遊び

そうです、ハンカチの下のマカロンとドーナツやらをさわって、全部で、何個、どっちが何個と言わせるのです。

 たぶん、このようにして、イワコー消しゴムの魔法で、どんどんいろんなアイデアがわいてきますよ。積み木だけでやってた時の味気無さといったら・・・・もうもどれないなー。消しゴムなしじゃ算数は教えきれない。


 なんか、現金なようですが、げんママはすっかりはまってます。


まあ、しかし、冷静に考えれば、この安曇野式げんママスタイルも、げんちゃんの地頭自体をよくするものではないですよ。えー、あんた、こんなんもわかってなかったのー、とショックを受けながら、時々、消しゴムが、むなしく鎮座してる時もあります。でも、こんなとこでつまづいてたの?っていうことが明確にわかるということでもあるのです。
 

まあ、でもね。もしかしたら、今まで親子互いにトラウマかかえながら、算数をやってきた発達育児の歴史に、ある時、ふっと、いっきにすべての理解がつながる瞬間を、飽きもせず夢見ているのです。
 まあ、よくも投げ出さずやってるげんママであります。なんて、根気があるんでしょうねー・・・笑

追記するとしたら、もし、この方法を、3ー4年前にげんちゃんにためしたとしたら、どうかな、と思います。たぶん、素晴らしいやりかただけど、やっぱり、この子ぜんぜんわからない・・・だったと思ってます。今、げんちゃんが、ある程度、数の闇の中で、少しは、薄明かりがともっている状態になっているので、このやり方が、とりわけヒットする手ごたえがあるのではないかな・・・なんて思います。
その証拠に、やはり、多くの知的障害の子供を教えておられる矢ヶ崎先生の進捗状態をお聞きすれば、ほかの体の成長とリンクして、きわめて、根気のいる作業のようです。
そして、遅々として先に行かない時、ある時、すっと何段階か進むとき、決して時と正比例ではないようです。

こういうやり方を学んでもなお、こういっちゃなんだけど、算数だけやって算数はできるようにならない。この確信はやはり、今もかわりません。

by glow-gen | 2015-05-27 11:29 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(11)

安曇野方式げんママスタイル、ぼちぼちやってます その2

  
a0184225_20323867.jpg

安曇野方式アイテム。イワコーさんの消しゴム玩具。かわゆい!ハンカチとメモは必需品です。

 算数のセミナーのレポートを書かねばー、と思いつつ、日々、ばたばたと過ぎていきます。なんか、人生ってすごいスピードで駆け抜けていく・・・

 ここ2週間、教わったことを基礎に、自分なりにどんどんげんちゃんの算数教育をやってみてるうちに、矢ヶ崎先生のやり方かどうかわかりませんが、すっかり、自分なりにだいぶん消化できてきました。 
 何しろ、たった一日のセミナーです。(どうも、何十回もの講義で細かく教えて下さるそうですよ。普通は。)

先日のセミナーは、
概論が半分、実際の細かいやり方は、いくつかの基礎をせいぜい2時間ほどやっただけなので、ほとんど、我流です。でも、矢ヶ崎先生にお電話で進捗状況をお話したら、そんな感じでいいです。と言われたので、まあ、ここで、私なりに解釈した”安曇野方式を一日聞いただけの、げんママスタイル”を披露してもいいかな・・・と思い書いてます。

 げんちゃんをやりながらの、アイデア勝負。安曇野から、少しはみ出ていたとしても、お許しくださいね。

 なんせ、安曇野オリジナルであろうが、げんママアレンジだろうが、ほんとにこのやり方は良いと思うので、ここで紹介するグッズをそろえて、自分の子供さんに良い方法を考えてやってほしいです。

 と、長ったらしい前置きですみません。
 
 さて、本題です。

 安曇野式・・・とは、一言。 算数という抽象的な世界を、いや、数という、概念的世界を、あくまでも、現実におきかえて、ロールプレーしながら、数の世界の感覚をつかんでいくやりかたのようです。
 
  実際にどうするか、ってことから入りましょうか。講義であった実際例の、数の概念に入る初歩を、私なりのアレンジで書いてみます。

 ここで大事なのは、消しゴム玩具を使う。あくまでも、積み木とか、そういうものではなく、具体物です。


その1.数とはなんじゃ~

 飴が3個ありました。 という現実があります。ふつうは、そのまま理解できます。でも、飴というのと、3個というのが、ぜんぜん結びつかない世界があります。”3個”なんてものが、何を表しているのか。わからない子にはわからない。

 「いいですかー。こうやって数えま~す。いーち、にー、さーん。」
と数えてあげても、あー、いー、うー、えー・・・と言ってるのと同じように聞こえている子がいる。


 その子を花子ちゃんとしましょう。花子ちゃんのレッスンをやってみます。

 アイテムは、小さなお人形たちと、とりあえずマカロンの消しゴムでやってみましょう。
a0184225_2035198.gif


 「花子ちゃん、この子たちが遊びに来ましたよ~。この子たちに、マカロンを食べさせてあげましょう。花ちゃん、お店に行って、お出しするハンバーガーを買ってきてー・・・」

 私は、花子ちゃんに話しかけます。小さなもう一つのトレーに、サンプルのお人形と、マカロン1つ。このように、持ってきてね、という意味合いをこめてます。

「 はーい!」
 と言って、花子ちゃんは、たくさん積んであるマカロンのトレーから、ばさっと適当につかんで持ってきました。そしてお友達人形の下に適当に起きました。

「ん?」
 5個ぐらいつかんできましたよ。しかも、お人形の下にどかっと置きました。

「ふんふん・・・じゃあ、お友達に食べさせましょう!」

 私は、実際に花子ちゃんに体験させます。

マカロンをつかんだ花子ちゃんは、次に、お人形の口に、ひとつずつくっつけていきます。
あれ?・・・・

きょとんとする花ちゃん。

「あれれ、ぴったりじゃないね~! じゃあ、もう一度買ってきてー・・・」
とにこやかに、言う私。そして、持ってきたマカロンをすべて撤収~。

またお買い物にトライする花子ちゃん。


 まあ、こんな感じですかね~。


 さて、たったこれだけのことですが、この、お友達に食べ物を用意するという、ほとんど遊びの中に、奥の深いことがちりばめられています。

 まず、花子ちゃんは、数の概念がありませんから、どどっとお友達の下に、かたまりでマカロンをおきました。一人に1つという概念がわかりません。ぴったり、あまる。足りない。・・・そういう言葉さえピンきてないのかもしれませんね。

 花子ちゃんは、何度もやります。ママは、はいこうしますよ~とは言いません。花子ちゃんが、気付くように、どかっとおいたのを、並べるように誘導したりはします。
 
a0184225_20352998.gif

 ママは、気長に、花子ちゃんが気付くのを、何度も、角度を変えてサポートして、待つのです。
ある時、彼女は気付きます。おや、この友達の絵柄と同じばらつきになるマカロンを持っていこう・・・・お友達の下に置いて、ぴったりになるように持っていこう・・・・。

 そう、第一段階がクリアです。

 その2、持っていた小さなきれで、お友達を隠します。

「お布団の中で待ってるから、またお買い物に行ってね。」

 友達の映像がなくなったら、花子ちゃんはまたわからなくなります。物体を離れて、数という概念がなければ、なかなか、マカロンは持って来れないのです。

 やがて、この段階もクリアしました。

その3

 そしたら、お布団でかくしたお友達の所に友達の数の積み木を置きます。これは、表札と称しましょう。

 この積み木を見て、お友達の数がわかるようになれば、花子ちゃんは、数の世界を少し踏み出したことになります。

 まあ、実際は、たったこれだけでも、相当気長にやる必要がありそうです。数の世界が五里霧中の子ども達は、自分の体験から、数を気付いていくまでに、随分のステップを踏む必要があるのです。


 でも、普通の教え方と違うのは、花子ちゃんは、自分でトライし、自分で判定が見れる。ということです。私たちは、とかく教える、と思っていますが、どうも、安曇野の原点は、気付かせていく。獲得させていくということのようです。
(ここで、矢ヶ崎先生からのアドバイス。始めて取り組むときは、絶対成功するようにしむけるようにするそうです。そのとっかかりのモチベーションは大切だそうです。)

 さて、これは、ほんとに、数の事始めの例ですが、このやりかたのすぐれている点のもう一つは、積み木とかではなく、消しゴムの玩具を使うことです。ドーナツだったり、ハンバーガーだったり、おにぎりだったりすれば、子どものくいつきは良いし、生活で実践する感覚にとても近いというものです。
大人は、ブロックだろうが、竹ひごだろうが、数を何にでも置き換えられますが、数の闇にいる子ども達は、具体的な身近なそのものが、どれだけわかりやすいことか、というものです。
それに、これは、手触りも抜群だし、色もカラフル、気持ちもわくわく。5感をフルに刺激します。


 今まで、私の算数の教え方研究は、いつも、どう教えるか、ということでした。しかし、そもそも、子ども達は、教えてもらったって、感覚がつくというものではないのです。
子どもが気付いていけるように、色んな手助けをしますが、あくまでも、自分で獲得していく算数の勉強法なのです。

 そして、子どもは、先生から答えを教えられるのではなく、自分がやった数合わせが、ぴったりか、そうでないか、で正解、不正解を理解します。だれにも、だめだめ~、などとは言われないのです。

 ちゃんと離陸できるまで、何か月もかかっちゃう子もいるようですが、地道に経験を積み重ね、感覚として数をものにしていく。とてもハッピーなやりかただと思います。
実際、げんちゃんで、様々に用いてみました。

プリント学習の横で、問題を、実際に消しゴム玩具に置き換えて、やったりしました。このアイテムを使ってやっていくと、教える側のストレスはとても小さいです。紙と鉛筆だけで、わかりきったことを教えるつらさから解放されます。

また、げんちゃんが、こんな初歩的なことにつまづいているのか、ということも、目の前で、はっきりしていきます。


 さて、この消しゴム玩具は、イワコーさんと言う消しゴム玩具メーカーで、すべてが国産。口に入れても大丈夫な素材で作られています。


 次からは、実際にげんちゃんに使ってやってみた、げんママスタイルを少し紹介してみます。
イワコーさんの消しゴムを、数十個そろえたら、何らかの世界が始まるような気がします。

追伸

イワコーさんに、もし、注文される方がいらしたら、算数のお勉強に使ってる、とコメントしてください。先日、社長さんに、10個入りのキャラメル作ってほしいとお願いしたのですが、あまり良い返事をもらえなかったです。もし、ここの消しゴムを、算数教材にしてる人が多いとわかったら、もしかしたら、10で箱に入れる10進法キャラメル作って下さるかもしれないです・・・今とても、作ってほしいと思ってるげんママです・・・


 
by glow-gen | 2015-05-22 20:45 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(21)

安曇野方式算数のセミナー開催しました その1

a0184225_245429.jpg

先日日曜日に、京都在住の矢ケ崎響先生による、安曇野方式という、算数の教え方教室を、福岡で開催させていただきました。
 素晴らしい講演でした。10名を超える参加があり、皆さん九州各県から集まっていただいたお母さん方とパパ一人、それから指導者の方が3名でした。(そのうち一人は、、げんちゃんの支援の先生です。ご招待させていただいたら、午前中だけ顔を出してくださいました。)

 会場に限りがあるので、出席が出来なかった方もいて、大変申し訳ありませんでした。

 実は、このセミナーを企画しておきながら言うのもなんだけど、ちっとも私は期待してませんでした。(響先生ごめんなさ~いね)
なぜって、もう、げんママは、算数の教え方うんぬんには、かなり食傷ぎみだったのね。私が、げんちゃんが算数がだめだ、計算がだめだ、って言うと、まわりの人は、あれこれ、教えてくださいました。
「そろばんがいいよ~。」
とか、お金で教えなさい・・・とか、どこどこの問題集が良い、とか、・・・・
私は、そのたびに、ありがとうございます。と、言うんだけど、心の中では、
そういうもので、できるようになるんだったら、別に悩まないよね。と思っていました。げんちゃんの数に関する学習障害は、まるで、ブラックホールのように、すべての光をすいこんでしまってなお、闇のようなものだったからです。

 たぶん、げんママは、普通の人がおもいつく方法はすべてやってみた、と言ってもいいほど、やりました。
 本も読みました。
「算数が好きになる本」
「算数が得意な子にするために」
 こういうかんじのタイトルは、拾い読みも含めて、何冊もあさったし、公文の積み木50個セットを3セット買って、10個ずつセロテープではりつけて棒にしてみたり、100玉を買ったり、10玉そろばんも、そのたぐいの、おもちゃも買いました。お風呂で、ゴムボール浮かべて数えさせたり、さいころ、すごろく、おはじき。水道方式が良いと言えば、5のかたまりと、1をわけた丸を、厚紙で切り出して作ったりもしました。もちろんドッツもやったし、暗記ででも入んないかな~と思って、足し算九九のCDをお風呂で何度も流したりもしました。ある時は、ぱっと見て、数えずに、9までの数が形で認識できるように、数あてカードを繰りかえし当てさせたこともあります。

 まわりは、無責任に、
「あたしだって、計算苦手だけど、なんとかなってるから、大丈夫よ~。」
とノー天気に、さも、私が、気にしすぎだよ、と言わんばかりにおっしゃる人もいました。そもそも、年長さんの療育の先生さえ、

「数は、1年生で習いますから、今から心配しなくても~。」
とにこにこおっしゃいましたっけ。
 でも、げんママは、げんちゃんの、光を吸い込むような、闇の算数地獄を知っていました。どんなやり方も通用しない、背筋が凍りそうになるほどの異常さです。
 たぶん、わが子の溝になっている部分は、ジャンルこそ違っても、同じ感覚が共有できるのではないでしょうか。それはそれは、おそろしい世界です。

結局、げんちゃんは、遅遅としてますが、多少でも、進んできてるのは、算数をやったからというより、運動能力や、国語能力、言語能力、リズム感、聞く力、指先能力などなどなど・・・そういう、周辺能力がアップしてきて、溝が押し上げられた、そういう感触でしかありません。それでも、彼の峰の能力と、差が同じで、あとを追っていたら、私も、ヒステリックにならないのですが、時に、まったく、上がっていかない、と感じることも多く、そういうときは、私も落ち込みます。

 げんちゃんプロジェクトのストレスはたくさんありますが、彼の算数の能力の低さを考えると、さすがの私も、どんよりとなります。


 まあ、これくらいの前置きにして、セミナーはどうだったでしょうか。

 一言、ブラボーでした。たぶん、私が、今まで、教えていただいた算数指南の中で、最も、望み多き方法ではなかったでしょうか。ほんとに素晴らしかったです。紹介してくださったココアさんありがとうございます。こういう出会いは、インターネットがこしらえてくれたものですね。ブログあってよかったと、今回も感謝したしだいです。

 できるだけ、お伝えできると良いです。まずはイントロということで・・・
ちなみに、安曇野方式というのは、安曇野というところで、算数の教え方をどうしたらよいか、研究会があっていて、そこで開発されたやりかただそうですよ~。

by glow-gen | 2015-05-15 02:06 | 安曇野方式算数 | Trackback | Comments(6)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
ピックアップ 
 エジソンアインシュタイン協会詳細HP
ブレインジム 
灰谷先生リンク
安曇野式算数 矢ヶ崎先生詳細リンク
こども整体 頭蓋仙骨療法
げんちゃんママの紹介
小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 昨年5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
  リンク
聖書と福音
エジソンアインシュタイン協会
MANAの成長記録
御陽女様のいえ
飯田医院
道草日記2
チンジンさんjinjinのブログ
無くて七癖のブログ
LD?ディスクレシア?
かいすみママのブログ
プチトマトの発達障害克服するためのブログ
鹿児島のまゆたんのブログ
こども整体
ぷりんときっず
ぼくの感覚過敏について

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村
フォロー中のブログ
カテゴリ
全体
ライター紹介
ゆうゆうさんの手記
ゆうゆうさんyou tube
発達障害治療プログラム
お手玉トレーニング
視覚機能障害
無認可保育園、幼稚園
ビジョントレーニング
ギフテッド天才の育て方
障害児の親
おもちゃ
自治体の発達支援部署
体遊び
ワーキングママ
トレーニングの効果
本の紹介
鈴木昭平先生
ママ考案トレーニング
ピアノレッスン
ハンディキャップの子供たち
トレーニング法
ママのホームスクール
コウ君とカナちゃん
エジソンアインシュタイン
コーヒーブレーク
気功
特別支援学級
脳への考察
幼稚園でのできごと
教材
合気道
ブレインジム
ソーシャルスキル
発達障害改善プログラム
抑肝散
げんちゃんの体の機能
小学校生活
発達障害をとりまく社会
遅発性アレルギー
ラフマ アルファーGPC
たいそう教室

1年生夏休み
登山
サッカー
算数の学習障害
このブログのサマリー
ホームスクール
算数の学習障害
モンテッソーリ
お漏らし尿漏れ
天候と発達障害児
2年の夏休み
知能検査
体幹を鍛える
頭蓋骨と筋肉 頭蓋仙骨療法
発達障害改善の段階
プリント学習
3年生1学期
ママ会
運動会
夏休み
まわりを読む
ワーキングメモリー
会話力
高圧酸素療法
普通クラスでの様子
教室見学
指示通りに動くことができない
安曇野方式算数
身体能力、原始反射
マッサージ
連絡帳
学習用ソフトを使って
発音障害、言葉が出ない
思秋期自主性
聞く力
お絵描き工作
指先能力
段取り力
ゲームとの付き合い方
国語の授業
イルカによる介在療法
知能検査
意識のこと
時間
抽象的な思考を作る
未分類
以前の記事
最新のコメント
前記事の時間もですが、今..
by ここあ at 20:59
一般の子供は特に意識する..
by robo223 at 20:47
Hanaさん  言葉、..
by glow-gen at 19:13
Mさん 学校での出来事..
by glow-gen at 19:05
アドバイス下さいさん ..
by glow-gen at 18:59
ゆうママさん そうです..
by glow-gen at 18:57
言葉の真空地帯!うちの娘..
by growup_hana at 15:58
ごめんなさい、いま出先か..
by アドバイス下さい at 14:20
言葉の真空地帯…とっても..
by ゆうママ at 13:37
アドバイス下さいさん ..
by glow-gen at 11:05
itoさん 星状神経説..
by glow-gen at 00:22
itoさん 脳の酸素量..
by glow-gen at 00:21
itoさん カイロ治療..
by glow-gen at 00:13
itoさん すごいです..
by glow-gen at 00:09
アドバイス下さいさん ..
by glow-gen at 23:59
げんちゃんママさま い..
by ito at 23:44
とんままさん、アドバイス..
by glow-gen at 22:37
ただげんままを見てると ..
by アドバイス下さい at 16:27
とんままさんへ 返..
by アドバイス下さい at 16:23
いま子供と勉強中なので乱..
by アドバイス下さい at 09:49
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧