げんちゃんの発達障害プロジェクト

カテゴリ:会話力( 2 )

教室見学。言葉が理解できない。ついていけない。だけど、学校は好き。

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かぎ編みに挑戦してます。初日、悲惨。二日目、なんとかできました。くさり編ができてきたら細編みでコースターを作らせてみたい。
 女の子みたいなことやれるか~・・・とか言わない幼さがすくいかな・・・

6年になって、初めて、げんちゃんの授業見学に行ってきました。
そして、びっくりしました。ここまでひどいとは思っていなかったふしがあるげんママです。げんちゃんは、クラスの中で、静かにすごしていましたが、授業の内容のほとんどは理解していないようでした。

 彼は、クラスの中で飛び交う、会話、説明。音は耳に入っていても、意味が理解できていないようでした。最初は、算数の時間で、比例をやっていました。かかわりあう、二つの数字の関係性を見つけるわけですが、図もない、絵もない授業、数字だけの表から、クラスメートは、ちゃんと意味を理解し、グループに分かれて、問題を互いに論議しあっていました。
げんちゃんは、もちろん、頭を空っぽにして、ぼ~っとしてます。100パーセントわかっていません! ただ、彼は、まわりに迷惑をかけずに、ちゃんと座っていたし、おとなしく、目立たずぼーっとしてました。

 先生が、「ほかの班の人の回答を見て回って、」というと、周りが離席したのを見て、自分も、歩き回る、ことをはじめました。行動をまねることもできていたということでしょう。

理科の時間もありました。
 ほかの子供たちの発表は、6年ともなると、理論的です。理論的なので、もちろん、げんちゃんは、何もわかりません。自動的に、彼は、聞くこともあきらめ、すべての機能を停止しているように見えました。

 ただ、すごいのは、ノートをとってました。ほかの生徒より、極端に遅いペースでもなく、比較的さっさと、手を目を動かしていました。
 生徒たちのディスカッションに入る前までは、先生が、ゆっくりしゃべって、板書をするので、そのあたりまでは、普通の子に負けないスピードで、ノートを写します。汚い字ですが。先生がわかりやすく話す内容については、半分くらいは体にはいっていきているような感じもあります。その証拠に、「○○という薬品は、金属を溶かすか、自分の予想を書いてください。」と言ったのに対し、
 さっさと、「溶かす」とノートのしたためました。先生対自分・・・なら、以前より、少しは聞き取れているようでもあります。

でも、先生、生徒、、またほかの生徒・・・と、会話のピンポンが飛びかうと、彼の眼は死んだようになり、空を追っているようです。

 中休みに、親切な女の子たちが、げんちゃんが仕上げてなかった提出物を持ってきて、
「ここのとこ、書いてないから書いて、」
とげんちゃんの前におきました。家庭科の反省を書く用紙、「感想」 というとこが白紙になっていました。
げんちゃんは、頭をかきながら、一生懸命書こうとしますが、なかなか出てこず、私や女の子が手伝います。なるほど、毎回のように、授業中に文を書き込んで仕上げる、このような用紙を、半分くらい白紙で持ち帰りますが、なかなか、論理的に文におこすことが難しく、自分の感想なんてのも、言葉にできないようです。

 つまり、げんちゃんは、自分の状態や、気持ち、内容の要約などを言葉にできないようです。

 そして、よく見ていると、女の子に話しかけられても、相手にわかるように話すこともできません。我が家では、みんなげんちゃんの生活全般をよく知っているので、主語が少しくらいなかろうが、内容はわかることが多いです。しかし、ここでは、相手にわかるように話さなければ、通じません。

 相手の女の子は、
「支援の子だから、しかたないか・・・」とばかりに、少し困ったような顔をしたけれど、なんということなく、げんちゃんに合わせてやっています。

げんちゃんは、プリントを書き込むと、手伝ってくれた女の子たちには、目もくれず、それを提出しに行ってしまいました。周りに気を使ったり、ということも、ないようです。

げんちゃんは、クラスで、みんなに温かいサポートを受けながら、すごしているだけで、グレーゾーンでも普通でもなんでもない、ただサポートのいる支援クラスの子、なのだと理解しました。

やれやれ・・・ウィスクの結果は、ほんとに現実的なんだな、と思いました。

体育の時間になると、一番自然で、げんちゃんは、高跳びの棒を、友達が飛んで落とすたびに、ちゃんともどす係になって、しっかりやってました。けなげに、一生懸命、クラスメートのお手伝いするのが自分の役目とばかりに、楽しそうでした。お手伝いや、こういうお仕事は、げんちゃんは、よく率先してやるのかな、と思います。うれしそうです。

おうちに帰って、
「げんちゃん、算数は、支援で受けたら。よくわかるよ。」
と言いましたが、
「いやだ!」
と頑として拒否しました。はたで見てると、普通クラスの時間の半分は、身になってないな、と思えるのですが、げんちゃんは、普通クラスが楽しい、と思っているようです。

私は、その日一日のことを振り返り、あることを強烈に感じました。

げんちゃんは、ごく単純な会話以外は、あまり理解できていない。そして、自分も、何かを伝えるために、相手にわかるように話すこともむつかしい。ということでした。

算数ができないとか以前に、彼は、ほんとに、言葉を理解していない、と思いました。


 言葉のプログラムの必要性を、強烈に感じたので、 
家に帰って、本を音読させながら、ブロックごとに、意味を理解できてるか、ちょっとした質問をしてみました。
するとどうでしょ。

「主人公の○○ちゃんは、何年生?」
「6年生。」
「じゃあ、げんちゃんとこの主人公は同級生だね。」

と私が言うと、
「え?違うよ。6年生だよ。」
なんて言ったり、わずか数行の内容さえ、当然知ってるはずの語彙もなく、とんちんかんな取り方をしていたりしました。


 この子の言語能力は、かなり低い、と思いました。算数があまりにひどいので、国語は、良い、と思っていましたが、とんでもない。彼の聞く力、伝える力・・・1~2年生がいいとこ・・・いや、それ以下かもな~。・・・なんてあきれてしまいました。


 学校見学は、いつもがっかりしますが、このたびも例外ではなく、私の彼への教育プログラムの変更を強いられるものでした。

言葉の力をまずあげなければ、げんちゃんは、いつも霧の中にいるようなものだと思いました。

 それとともに、やれやれ。中学は、絶対支援クラスありきだと思いました。それとともに、週2日のホームスクールは少ないくらいのものだ、とも思いました。げんママの幻想もあっさり消え、
げんちゃんに個別の教育を、まだまだしっかりほどこす必要がある、と感じ、迷いもなくなりました。

そして、今更ながら、げんちゃんの知的な低さは、かなりのもので、げんちゃんのスタートは、今思うと、私が把握していた以上に、すさまじいものだったのね・・・・この子って、が~っつり、知的障害だったんだね。汗

それでも、まったくわからない速度のテスト、習ったことを思い出して、意味不明ながら、50点くらい取ったりしてます。(簡単な確認テストだから、ほかの子は、90点以上がほとんどです。)
 カエルが10メートルくらいジャンプするに等しいのかもしれませんね。
色んなことがつながってきはじめてはいるけど、決定的な、言葉の力と、それを駆使して考える、理論的な思考にかけている。まだ、勝算はある。淡々とやっていくだけだな、と思います。げんちゃんが、ほんとに賢くなったら、正真正銘、知的障害は治る、と、証明できるな、と思います。取り組む素材としては、不足はない、と、いうことにしましょうか・・・・。汗

 ただ、げんちゃんは、普通クラスが好きで、学校や友達も好きみたいです。まわりのことは、気にせず、マイペースで、居場所を作り、楽しくやっていっていることも、よくわかりました。
人生は短い。私もげんちゃんも、周りなんて気にしてる暇なし。

周りが読めないとも言えますが、この子の長所でもあると思います。


まだまだ、独自路線でいく必要がある、と、感じた学校見学でした。

 

by glow-gen | 2017-09-30 00:50 | 会話力 | Trackback | Comments(26)

会話力が上がったかも

 9月の始めに書いたブログを読みながら、なんとなく、げんちゃんは、10月になってまた一つ上には行ってるよな~、と思います。

彼らの伸びは、突然一気に来たりしないので、(あったらうれしいのだけど、)まあ、いつもこんな感じではあるのです。

 上がり下がりの振幅の中で、時には、下の振りばかりが目立って、あ~、何でかな~、と思っていると、ある日、あら?上の振りの、振り幅がやや、今までの峰より、わずかにあがったのかな?という瞬間が出てきます。
 そういえば、前は、どんなだっけ~、とか思ってると、マンツー指導してくださる学研のK先生が、なんか、げんちゃん、前とは違うこんな行動が出ましたよ・・・なんて、言ってくれたりします。
「あ、やっぱりそうですよね~。」

そして、じわ~っと、あれ、やっぱり、ちょっと上がった・・・と認識します。でも、下の振りも相変わらず出ているので、半信半疑です。そういう時期が続くと、ふと、下の振りが、前より高くなってることに気づきます。

 その頃になると、
あ、上がったんだ。
と確信にいたる、という感じです。

 上の新しい峰は、初めは、ごくたまに出て、やがて、だんだん定常状態に近くなって、下も、確実に押し上げられる。その繰り返しを続けながら今まで来たと言ってもいいでしょう。

 そういう、うれしい確信が来る頃には、ママは、もう、次の課題を見つけていて、新しい振幅値は、すでに、当然獲得されたものとされています。
 げんちゃんにしてみれば、これって峠じゃないの?まだ、先があるの?というような心持ちかもしれないですね。

 だから、一歩上がったら、やっぱり、ほめて、それを確認して、お祝いでもしてあげるくらいの、階段踊り場的、時を持ちたい物ですね。ママにとっても、うれしい確認作業になるし、自分をほめてあげるひとときとしたらいいでしょうね~。 

 さて、ちょっと、階段踊り場的に、夏休み前とは、随分違っている所を書いてみましょう。

げんちゃんの会話は、かなり、つじつまが合うようになりました。ある学校での出来事を語るげんちゃんの会話です。
カウンセリングルームに、最近、げんちゃんにからんでいるT君のことを相談に行こうか・・・と、げんちゃんがもらす内容です。T君のことは、そこまで深刻なことではないようですが、げんちゃんは最近よく、話題にしてきます。

「あのね、先生は朝、裏門から来ることが多いんだけどね・・・・そこから入る入り口の近くに小さなお部屋があるんだ。たたみ1畳くらいの(2~3畳だと思う)・・・そこで、女の子が先生とお話したりしてるの見たことあるよ。そこに行って、T君がたたいてくることを先生に相談できるんだよ~。僕行こうかな・・・T君は、ほんといやだ!」


夏休み前だったら、ちょっと違っていたかなと思います。、
「T君がね、たたいてくるんだ~。お部屋がね。女の子がいてー・・・先生と話しているんだ。僕は、言いに行く・・・」


こんな感じじゃなかったかな~・・・と思います。

内容はさておき、げんちゃんの話を一生懸命聞こうとすればするほど、こういう感じだから、家族はみんな、ストレスの固まりになってました。

「T君と女の子って、どういう関係があるの???」
「意味わからんし~。」
ママも、お姉も、いらいらの頂点に達してしまう・・・

またこんなこともありました。

電話で、親戚のおじちゃん相手に、大好きな番組のキャラクターの話を、興奮気味に話していました。ちょっとびっくりしました。

「NHKの番組で、○○っていうのをやってて、その話なんだけど。・・・」

と枕につけているのです。

これは、国語の方が算数よりはましなげんちゃんとは言えども、やっぱり、すごいことです。ソーシャルの改善にも一役かいそうです。
相手の立場になって話してやる・・・というのは、けっこう、ママは、げんちゃんの発言の後から注意して、修正していたのですが、なかなか難儀してました。
頭の回線がややつながってきてると言っていいでしょう。

 それから、さっきの会話の中の、「たたみ1畳分」・・・なんて表現も、実際わかってるのかどうか謎ですが、どこからか覚えてくる表現のようで、げんちゃんの峰でもあります。
算数が激しい溝のくせして、
「クラスの2割から3割の子が、朝早く来るから、僕も早く行く。」
なんて、口走ったりします。たぶん、どこかの口まねで、何割がどれくらいとか、ぜんぜんわかってないのでしょうけど・・・


まあ、文章の組み立てが、ましになってくるというのは、高度なわざです。ちょっとここで、乾杯すべきでしょう。次に行く前にちょっとお祝いとしましょうか。、まあ、興奮気味の時は、どっと過去のげんちゃんにもどりはしますが、峰が出たのは確かです。


でも、とここで、横やりを入れてはいけないけど、学校から持ってくる、国語の文章題は、せいぜい50点くらいしか取れてないので、ほんと、それは、ほんのひとしずくの峰かもしれないですが、そのうち、文章題にもつながっていくと信じましょう。

げんママ、とっとと先に行きたいところを、今日はおさえて、乾杯しましょう!
階段踊り場の日です。





by glow-gen | 2014-10-10 20:15 | 会話力 | Trackback | Comments(86)



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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
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1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
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