げんちゃんの発達障害プロジェクト

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やさしい言葉で、はげまし、ゆっくり待つ。 何度も繰り返す。

 げんちゃんの意識の焦点が出力に向けて合わせられるように、色々取り組みを始めました。とは言っても、忙しい毎日の中で、何を優先してやるか、理想はあっても現実は企画倒れになることも多い毎日です。

そんなある日、脳梗塞で、高次脳機能障害になった60代の知り合いに、電話をすることがありました。私は、げんちゃんについて、

出力の焦点があわずに、なかなか持てる能力を出力できないこと。
覚えが悪いこと。
段取りが悪いこと。
わからなくても、質問もしないこと。
げんちゃんの悩みを話します。

私は、かねてから、彼女の症状が、げんちゃんととっても似ていることを聞いているので、たずねてみました。

「Iさんも、そういう症状って、理解できる?」
以前も、ブログで、彼女の発言を紹介したことがあるのですが、こんな風に言ってました。(もしかしたら、同じことを書いてるかもですが・・・)

「私も、いつも娘達に叱られてるのよ。お母さん、前に何回も言ったでしょ。どうしてわからないの? わからなかったら聞いてくれればいいじゃない・・・てね。でもね、聞いたときは、ちゃんと聞いてるのよ、瞬間、瞬間は、わかっても、記憶のページに残っていかないのよね。質問して、と言われても、質問することさえ思い浮かばないの。
 それに、叱られるとだめ。もう、わかりきってることも出てきませんよ。

 でも、やさしく何回も何回も教えてもらうと、覚えていけますよ。

だから、げんちゃんも、叱っちゃだめよ。大丈夫よ、大丈夫よ。あなたは大丈夫。ちゃんとわかるからね~って、・・・優しく教えてあげて。母は忍耐です。

 それから、私の主治医が言うのよ。私の同じ脳の場所をやられてしまった患者さんが、完全復帰してるらしいの。脳が、再生されない、というのは、昔の話。治っていくんです。とね。

ましてや、げんちゃんは子どもだよ。大丈夫ですよ。
 げんちゃんは、こういう状態をもって、勉強に果敢に挑戦してるなんて、ほんとにすごいことですよ。どれだけ大変なことか、わかってあげてね。 根性があるお子さんですよ。」

Iさんの話を聞くと、いつも納得します。 

しかし、げんちゃんが、母親だからといって、私を相手にすると、すぐになめた態度をとって私をおこらせてくるので、なかなかやさしくと言っても難しいときが多いです。とはいえ、原則、げんちゃんの頭は、静かに、やさしい声で、ゆっくりせかさず、学習させるのが、いいのだということは、よくわかりました。

いつもそうやって彼にのぞみたいけれど、どうしてどうして、母親に対しては、ヤツは、あーまで、勘違いした態度を取る。甘え、と言えばそれまでだけど、親子の難しさがつきまといます。

ホームスクールの初めは、儀式のように、げんちゃんが、むかつく態度をとって、修羅場に直行して、それをたてなおすのに、毎回何十分も時間を要する、あーいう無駄な時間が、ばかばかしい、ということも、自分の意識の中におさめてほしいな、と思います。

Iさんが言うような運びになるように、ママも考えなくちゃいけないけれど、げんちゃんも、もっと大人になってほしいです。
他人になら絶対しない態度、行動をしますからね~。

 まあ、しかし、いつも、彼女のおっしゃることは、深く頷くことばかりでした。


確かに、げんちゃんも素直になっていて、こっちもやさしく対応できる状況の時は、すごく出力もいいです。やさしく、待つ、励ます・・・できないといらいらしますが、テクニックとして、したたかにやっていかねばなりませんね。
 

by glow-gen | 2017-06-15 19:16 | Trackback | Comments(19)

さかのぼって、脳のつながっていない穴を埋めてあげる作業

 げんちゃんが、今取り組んでいることは、すべて、基本にもどして、1つ1つあらためて入力していくということです。

たとえば、ピアノを例にとるとわかりやすいのですが、今こんなことをしています。

とりあえず、ブルクミュラー(中級の入門くらいかな~)のアラベスクをひきこなした時点で、そのレベルの曲を新しく追加するのはお休みしてます。そのレベルの曲は、げんちゃんにとっては、譜読みをして自分でひきこなしたというより、ママが、横で、譜を読んでやって教えてやって、なんとか弾けるようになりました。

結局、そのレベルの曲は、4曲マスターしましたが、現在、その4曲を、指がなまったりしないように、何ヶ月も継続して弾くだけで、新しいのはストップです。

でも、その4曲については、けっこうすらすら弾けるのですが、毎回、お題が出されます。間違った部分に気付いて、あとからそこを、自分でもう一度練習する・・・とか、スラーや、アクセントを注意してひく、とか・・・

げんちゃんは、過去、自分が間違ったところとか、ぜんぜん意識することができなかったので、曲が終わった時に、自分が間違ったところを覚えている、ということは、新しい段階なのです。


そして、もう一つ、さらに、初心者の初心者がするような楽譜を加えています。これは、げんちゃんがすべて自力で練習します。譜読みをして、次のレッスンまでできるように練習して、練習した回数をノートに丸つけします。

先生曰く、「毎週次に進めますよ。」

それから、譜読みに関するドリルが少し宿題に出されます。これも、とても簡単です。(が、あぜんとするつまづきがあぶりだされます。)


母親にしてみれば、どんどん新しい曲を練習して、これだけひけるんだよ~と、なってほしいとろこですが、今は、そのステップバックが本当に大事だとわかっています。

たとえば、おたまじゃくしが5線譜の上の方に書いてあれば、鍵盤は右に進む、とか、あたりまえのことが理解できていないげんちゃんですから、唖然とするような穴が、出てきます。2オクターブの譜が自分で書けない・・・線の間と、線の上、ただ連続して書いていくだけなのに、・・。ため息

あれだけドリルで書いていたト音記号も、久々に書かせたらでたらめ、”ド”を表す、5線譜の下にある横棒を、好きな位置に書いています。つまり、ド、ドと続けて書いたときに、二つのドは、同じ高さにないわけです。まあ、これも、音符が上にあると、鍵盤は右に行く、というあたりまえのことを、意識できてないことの現れじゃないか、と思われます。書けばきりなく・・

とにかく、めいっぱい始めっから(汗)です。

しかし、やはり、そこを通過するスピードは速いです。埋めにくい穴もあって、手をかえ品をかえやるときもありますが、何度やってもだめ、という時期とは違って、やはり、わかっていくことができるようです。

穴をうめてやっていく作業ができていくと、色んなことがぽんと上がるような気がします。(だといいな~)

ピアノの先生も、前とは全然違う、ずいぶん、こっちも楽ですよ。と言われます。私も、ピアノに関してはもうノータッチ。宿題をしていかなければ叱られて、自分で気付いていくのを期待します。

最近、英語も、同じ作業をしようとしています。英語は、土曜の朝、預けるところがなくて、とりあえず、保育園代わりにいかせていたので、ただ、続けてると言う状態です。少しは聞き取れているか、と思いきや、"I"って何?、とか言っても、?だったりします。え~。な~んもわかってないやん! とパニックになりそうです。チャレンジタッチの英語は、けっこう正解を選べたりするのにね。ピアノと同じなのでしょう。

算数も同じです。2年3年の問題を平行してえっちら取り組む。国語は、ひとつひとつ、文におこさせて、え?と、唖然とする理解の仕方などを見つけては、修正する。

前回書いたところも、結局、こういう地道な作業で、少しはましになっていくといいな、と思います。

でも、げんちゃんって、一見何一つ、峰がないよな~と思います。・・・どの項目も、すべて、一つ一つ上げてきたんだよね~・・お子さんによっては、こういう作業がいらない子もいるのかもしれませんね。





by glow-gen | 2017-05-20 14:09 | Trackback | Comments(11)

注意欠陥、忘れ物って、改善してくる気がする・・・

 最近NHKでも、発達障害の特集はよくやっています。21日も、9時からあるみたいなので、私はスケジュール表に書き入れました。

きっと、発達障害って、昔からあったと思われるけど、ぜんぜん認知もされず、サポートの対象でもなかった時代もあるので、げんちゃんは、恵まれているんだろうな~・・・と思います。

 げんちゃんが、一見して、異常がすぐにはわからなくなってから、取り組んでいく内容も少しずつかわってきています。最近のげんちゃんを見ていると、
過去のことで、あれって、そういうことだったんだ、と納得することがよくあります。

昔接触のあった大人の方の幾人か、今考えると、その人はグレーゾーンだったんだろうな、と、今頃みょうに腑に落ちたりします。

たとえば、何度教えても、どうしても仕事が飲み込めない人、というのも思い出されます。初めの頃は、普通通り、まわりはさささっと、仕事の段取りを教えていました。納得したようなリアクションだったから、わかったのかな、と思っていると、失敗を繰り返します。何度も何度も・・・。色んな人が、そのたびに指導するのですが、ぜんぜんできるようになりません。

とうとう、周りは腹を立てて、声を荒げてしまいます。そうすると、ほんとに、平謝りしてくれるけれど、やっぱり同じ。叱ってみても、結果が同じなので、優しい子が、1つ1つ、段階ごとに、わかっていることを確認しながら、ゆっくり教えてみたら、その人は、なんか、根本的にまったくわかってないどころか、あぜんとするような方向性で理解していていました。

その他にも、パターン通りのことはなんとかできるけど少しも応用していけない。とか・・・・わからないのに、神妙な返事をしてしまう。わからないのなら、質問をしたり、メモをとったりしたらいいのでは、と思うけど、どうも、そのあたりもうまくできない。メモした紙をなくしてしまう・・・だとか。周りは、少しずつ、なんか、普通ではないんじゃないか・・・と、だんだん疑いはじめる。

性格が悪いわけでもなく、むしろピュアで、離れたところで見てると、すごく素直でやさしい人だったりします。だから、少し離れた部署の人からは、印象は悪くなく、まるで同じ部署の人がいじめているようにさえ見えたりすることさえあります。けれど、教育係に当たった人は、砂を咬むようなむなしさといらいらの連続です。

 なるほどな~と思います。

げんちゃんも、また、そういう状態にあります。一見わかったように見えて、まったく把握できていない、ということがよくあります。離れた他人は、素直でいい子、なんて言ってくれることもある。確かにまだ幼ないし。

学校から帰ると、K先生の所に、5つの物をそろえて持って行かなくてはなりません。連絡帳、宿題、一日日記、漢字帳、自主学習ノート。連絡帳と宿題はワンセットです。プリントだったり、ドリルだったりしますが、連絡帳を見て判断します。それ以外に漢字、日記、自主学習帳、の3つです。

毎回、何らかの物が抜けます。ある時は、宿題、ある時は、連絡帳・・・


大きな付箋に書かせて、行きがけに、おばあちゃんが付箋を見るように注意喚起した日もありましたが、やはりその日も何か忘れました。その日は、忘れたというより、意味不明の解釈をして、漢字帳をおいていきました。

え?なんで、そんな判断をするわけ? って唖然とする時もあります。

「ねえ、げんちゃん、K先生のとこに何持っていくの?」

と、昨日復習してやりましたが、たったこの5つをすらすらと言えません。何度も言わせる練習をして、やっと言えたかと思うと、
「全部で何個あるんだっけ~?」

の問いかけに、
「7つ」・・・
何も考えずに言ったりします。(ちょっと数えれば、5つとすぐわかるだろうに・・)わかってない・・・というより、何にも考えずに、ぱっと瞬間の印象で言ってるのでは、と私は思います。あるときは、突然 ”水筒!”とか、今までの内容に一度も入ってこなかった物を突然入れたりします。

普通の人が失敗するそれとは、なんとなく質が違うような失敗を繰り返しています。

わかったと返事をしても、あやしいな、と、私はわかっているけれど、知らない人が聞いたら、
「把握できたんだな。ちゃんとできるんだな。」

と思うでしょう。なのに、結果はまったくできない。

それでも、毎日毎日失敗を重ねながら、少しずつ、それらをそろえていくんだ、という意識ができていっている。そういう進歩はあるのです。以前なら、意識そのものがないからね~。

まあ、もう少ししたら、すべてそろえて持っていく日が来る感触はある。なんせ、日々変化する宿題を含めた5つだからね・・・、2年前なら、そういう課題自体、取り組むのはあほらしかったよね。

さらに、2階にピアノの練習にのぼっていって、帰りは、毎回、電気をすべてつけっぱなしで降りてくる。というのも、注意欠陥ゆえのものでしょう。

こういう特性が、治せずにずっといってしまうと、やっぱり、本人、周囲から誤解されたり、つらい目に合うと思います。

 耳で聴いたことを的確に処理して、行動決定するのがうまくいかない。目の前にあることだけにしか意識がいかない・・・・こういったことは、なかなか治りにくいと言われるところだと思うし、前述の方にしても、同様の特性があったわけですが、げんちゃんを見ている限りにおいては、失敗の内容も少しずつ変質していっているし、やっぱり、少しずつ良い徴候も出てきています。

一足飛びにいかないけれど、同じところで足ふみをしているというわけでもなさそうです。

最後まで残ると思われている、こういうトラブルも、げんちゃんに対峙しながら思うのは、やはり、治していけるんじゃないか、ということです。

げんちゃんの中に可能性を感じている最近の私です。
げんちゃんの脳は、過去一度も止まったままということはありませんでした。
楽観主義なのかもしれません・・・



by glow-gen | 2017-05-18 19:39 | Trackback | Comments(2)

算数の文章題

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普通にプリントを、普通に教えられる・・・・汗 そういうことだけでもすごいことかもしれない・・・一人でさせたら、2問くらいしかまともにできなかったけれど、ヒントを出しながらサポートしたら、それなりにやっていけた。これは、初めての峰。ぴくっと出ましたね。最後の問題づくりはおしえまくったけれど、今、こういう問題づくりは、言語と数をリンクさせるためにもよいです。
なんせ、教える以前の問題だったから・・・字も、いつのまにか、普通に書けるようになってる。
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久々に、お菓子知育玩具をちらつかせてみたら、やる~と食いついてきたげんちゃん。粘土は、いっさいできないげんちゃんだったから、お団子を同じ大きさに丸める、ということはこだわれなかった様子。でも、取説だけで一人で作ってしまった。これも進歩なんだね。

連休をはさんで、かなり私の意識が変化しました。げんちゃんは、私が考えている以上に、この子あほやん・・・とさめた目でげんちゃんを見てしまうほど、すかすかの土台が露呈しました。

 3日がっつり算数をやらせてみて、まったく、理解できてないげんちゃんを見てショックも受けました。それで、どうしたものか、とどん底の中からはい上がってきて、なんとか、次の戦略を構築した私です。

 でも、そんな私をよそ目に、げんちゃんは、ここ3日間、新しい側面を見せています。

 前より、算数ができている。・・・XとYを使った式を作る、という内容を習っているところです。

X円のお菓子3個と、250円のピザを1個買ったらY円になりました。

という問題を式にしましょう。

こんな感じの問題が、たくさん書いてあるプリントが宿題で出ました。は~・・10問中2問くらいしかできてません。
できているものは、ぱっと文章題を読んで、そのまま式にできるような単純なものだけ。上記のような、かけ算と足し算が1つの式に入るようなものは、ぜんぜんです。よく見ると、
文章題には、線も丸も何も書き込まず、読んだ直後のフィーリングで、適当に式を書いていることがわかります。

問題は何でも、ぱっと見て、何も考えずぱっと書くか、わからずフリーズするか・・・どっちかのげんちゃんです。

もう何度も、文章題に線を入れたり、絵を描いたりする練習をつんできたのにね。

考えてみると、文章題を読んで、自分で処理できはじめたのって、実質いつの頃からだろう・・・・ぱっと読んで、適当にそこから数字を抜き出して、自分のイメージの記号を入れて・・・ということさえも、できてなかったし、それができてきたのは、少なくとも、上学年。
しかも、文章題を、私がヘルプしながらなら、線を引き、絵を描き、というトレーニングを始められるようになったのも、5年生後半がいいとこなんじゃないかな。

文章を読んで、絵を起こす、なんて、・・・げんちゃんはどれだけマスターしているのかしら?

×だらけのプリントをもう一度やらせました。

「あのね、ずっと言ってるよね。線をひきましょう。図におこしましょう・・・」

「うるさいな~、もう・・・」

GW以降、私は、彼に出力をうながすために、やりかたを変えて、極力、叱ったり怒鳴ったりしないように心がけてるのですが、ヤツは、ほんとに、人をいらっとさせます。

「だからさ~・・・言われたことにトライしないと、いつまで経っても、普通クラスで算数なんて、無理だよ。」(ほんと疲れる・・・)

げんちゃんも私もかろうじてのところで踏みとどまって、文章題を線と丸で分解して、絵におこしていきます。

X×3+250=Y

げんちゃんは、ゆっくりとだけど、式にできました。絵も少しアドバイスが必要だったけど、できました。

へ~・・・かけ算と足し算のイメージにもっていけるんだ・・・・その後も、ちょっとしたアドバイスを与えながら、一人で解いていきました。私のヘルプがまったくなかったら、またへんなことを始めて、似たような点数に持ち込んでいたかもしれないけれど、明らかに、寝たきりの病人が、杖をつきながら歩き出した、くらいの変化を遂げています。

どんなに入れても、かけ算も割り算も、ぴんとくることができず、ただ計算をトレーニングするしかできないような子(せめて計算だけで、もなんとかやるしかない、って感じでした。)だったけど、げんちゃんの頭は、算数の考え方を編み出すことができる脳に少しは進化をとげてました。

消しゴム具体物とか、確かに、死ぬほどやったしね~・・・

イルカにとりあえず、芸をしこんで、できるとこだけでも、なんとかできるようにでっちあげる・・・そんな感じの日々だったけど、やっと、理論的なことをお互いに共有して、少しはすすめるようになってきてるようです。

今は、文章題が旬です。算数の言葉を式におこしていく、言葉や数字を与えて、基本的な問題を作らせる・・・そういうことが、げんちゃんの算数脳を整理していくようです。


七田の2年生プリントは、当時、難しすぎて、やらずにおいといたのですが、今、そのプリントがはまります。七田の算数プリントは、文章力とか、図とか、1つの問題に、ちょっとした広がりがあります。ほんとに理解してないと、難しい。げんちゃんのわかってないとこをあぶり出すのに有効です。しかも2年ならちょうどいい。

色々ショックなことも日々多いけれど、やっぱり、少しずつげんちゃんは、進んでいっているようです。

大きなショックがやってきた時のあとは、そういえば、いつも、ぽんと上がっているところを発見するのが、発達育児だった、と、また改めて思い出すのでした。








by glow-gen | 2017-05-13 15:37 | Trackback | Comments(10)

グレーゾーンからの出発

 GW終わってしまいましたね。すご~く濃い休みでした。温泉に行った以外は、なんか、げんちゃんのことで振り回されていたような連休でした。

でも、実家で、久しぶりに小学校時代の仲良しに会いました。そんなときでも、私の興味は、発達障害児の改善・・(笑)。友達相手にその話題です。すると、友達がこんな興味深いことを言いました。

「私は、小学校時代、自分は、そういうグレーゾーンにいたんじゃないか、って思うよ。」

え、まさか~。
長くなるので、彼女の話をかいつまんで書いてみると、彼女は、

”小学校時代、ほんとに暗算ができなくて、算数は単元の確認テストでさえまともな点をとったことがなかったよ。” だそうです。しかも、友達の名前も覚えられなくて、トラブルをさけるためにおとなしくしていた。”らしい・・・

え、まさか・・・
Nちゃんは、今、保険会社で少し上の方の仕事してます。数字を扱うのが仕事。大きな会場で、職員にプレゼンテーションしたりするようなこともやってのけてるみたいです。

さらに彼女は言います。とにかく、暗算だめだし、勉強できなくて、高校卒業するまで、頭いいとか言う世界とは、ほど遠い世界にいたと言います。。確かに彼女の高校は、とりあえず公立だけど、進学校とはほど遠い高校でした。さらに、彼女は続けます。

「でもね、高校出て、今の会社に入って、ばりばり計算とかいる部署に行って、毎日、保険商品の資料を見ながら、電卓を片手に、勉強していったんだよね。
 幸い、私の仕事は、私一人しかいなくて、私が計算ができないこととか、私ができないことを、攻める人がいなかったのが良かったんだよね。
 とにかく、わからないから、毎日毎日、一生懸命会社の資料で勉強して、努力して、計算は、わかったふりして、すばやく、電卓をたたいて、(今ではすごい電卓さばき)ある程度暗算でもできるような顔してやっていたら、なんか、いつのまにか色んなことができるようになってたんだよね。

でも、最近、計算ゲームやってみたら、20までの加減10問が、25秒はかかるのよ。変でしょ。

25秒・・・うん、確かに遅いかも。

それが、何度やってもスピードがあがらないの。それに、6たす7を、どうしても15、と言っちゃう。

げんちゃんが、”わかったふりをする”、っていうのもよくわかる気がする。仕事のやりとりで、相手の方が暗算で ○○でしょ、なんて、数字を言ったりするんだけど、私は、そうですね。としれっと言って、さっと電卓をたたく。そういうの多いかも。電卓で答え出すから、別に、何も問題はおこらないんだよね。だから、私が、計算できないなんて、誰も知らないと思う。今、私は、仕事ができる、って思われているみたいだし。


人の名前もなかなか覚えられないよ。だから、その人の会社とか、色んなことを覚えていて、カバーしてる気がする。とにかく、メモも必死でとるかな・・昔は、おとなしくしてたから、けっこう好かれたよ。

だからね、私が言いたいのはね、げんちゃんも、時間はかかるかもしれないけれど、自分が、できるようになりたい、って思って、毎日毎日積み重ねれば、それなりにできてくるんじゃないか、ってことね。

うちの親は、自分も無学だったし、私にも勉強しろって、ぜんぜん言わなかったのよね。
 だから、自分ができないこともなんとなくスルーしてきたんだけど、会社に入って、あ、これはいけない、がんばらなきゃ、って思って、バカみたいに毎日毎日やってたら、こうなっちゃったわけよね。
まあ、あれだな、げんちゃんのハッピーなとこは、げんママが、色々研究して、やってあげてること。そして、不幸なのは、できて当たり前、って自分基準に考えられちゃってる点・・・ははは(笑)

でも、あれだな。昔からあんたは、研究熱心というか、はまるというか、そこはかわらんね~・・・まあ、げんちゃん大丈夫だよ。 他の子のスピードで行こうとせずにやってみたら。


なんかね。私は、この休みに、がっつりホームスクールをやってみて、げんちゃんの認知が、想像を超えて、普通とは違うということに気づき、衝撃を覚えていたのです。言葉を自由にあやつっていると思っていた子が、実は、言語障害のように、限りなく言語を理解していなかった、というか、・・・奈落に突き落とされた気持ちだったのです。(自閉症スペクトラムとはそういうことだったのか~、と妙に納得してしまいました。げんちゃんは、言語は、低いなりにいけるとずっと勘違いしていたわけですよね~。)
 このまま、今のやりかたで突っ走ったら、一見普通に見えるけど、中身はぜんぜん違うげんちゃんができあがる、そういう衝撃を感じました。

これから書いてみようと思うけれど、げんちゃんに対する認識の大変革を感じ始めたのです。その時にタイムリーに、Nちゃんの話を聞けて、さらに、考えさせられました。
 たとえ、げんちゃんが、テストで良い点をとれるようになったとしても、中身はまったくの別物なんだ、っていうことです。うまく言えないけれど、・・普通クラスについていける、とか、テストとか、そういうものを基準にしても、見えてこない、すさまじい奥深いトラブルをかかえているってことです。 これからは、げんちゃんの育児にまったく違った視点をいれなければならない、そのことははっきりわかりました。

たぶん、この衝撃も、げんちゃんが、チャンスを根気よく作ってやれば、自分の状態や、わからないところを、かろうじて、なんとか、言葉にできはじめた、ことで、少しずつ明らかになってきたのでしょう。だから、決して悲嘆することではないと思いましょう。

次のステップ。ここもまた、ほんとに根気と忍耐を要しますよね。



 

by glow-gen | 2017-05-08 20:57 | Trackback | Comments(10)

チャレンジ

一泊二日で、温泉に行ってきました。プールやゲームセンターや、おいしいバイキングありで、げんちゃん、とっても楽しみました。こうやって、げんちゃんに負荷をかけずに、家族生活しているぶんにおいては、げんちゃんは、ほんとになんてこともなく、普通の子に見えます。

 男湯から出て来たら、ここで待ち合わせるよ、とか、その程度の言いつけなら、特にトラブルもありません。バイキングも、自分でとって、周りに迷惑をかけることもありません。

 難しいことをさせず、こういう感じだと、親子関係も良好なんでしょうね~・・・

しかし、こと、げんちゃんに、算数をさせたとたん、私とげんちゃんの関係は最悪になります。彼に、もう一度、算数の初歩の初歩を洗いなおして教えていってみて、すかすかのところを、もう一度整理して入力してやる、と、やるべきことをわかっている私です。しかし、実際に取り組むと、

「こんなところさえ、お前はわかってないんか~い! 」
と目の前で、うちのめされます。母親の心臓は、ずたぼろになってしまいます。

今日も、修羅場です。たぶん、このあたりは苦手だろうな、と思ってことにあたったけれど、結果は、私の想像をこえていました。
10進法の手作り問題をさせてみて、まさか、ここまでできないとは・・・

10×10=100
これはかろうじてできましたが、
5÷10=2
と書かれた時には、なぐりたくなりました。好き勝手に割りたい方から割っている・・・10を5で割ってどうするつもり。あほか
50÷10=

ずっと考えている(ふりをして)、フリーズしているげんちゃん。少数のひっ算もするし、割り算なら、0を最初に消して、なんてことも、そこそこするげんちゃんなのに、何をいまさら、・・って感じです。

おまえは、何もわかってなかったんかい!結局、位取り、というか、桁の意味がまだ、超不完全なのでしょう。

今日また、仮分数と帯分数に置き換えるところを、復習しましたが、似たようなものでした。

でも、彼の視線の動きを見てみると、彼は、本当に理解できないのではなく、脳をフリーズさせて、考えることを放棄しているのです。上手に、カモフラージュしてますが、算数に関しては、理解しようとする意識を放棄してます。

それは、分数の問題を、図におこさせて理解をさせるべく作業させていって、理解したと判断したのに、問題を出したとたん、でたらめを書くげんちゃんを見てはっきりわかりました。

今までの作業はまったく無意味といった感じで、まったく別の意識レベルで、適当に答えました。

もう、頭にきて、怒鳴ったら、

「え~、だって、ぼく算数苦手だから・・・無理だもん。」

と、たんたんと言うではありませんか、分数が苦手だから、なら、まだしも、算数が苦手だから、なんて、ここまで、何時間もかけて、一生懸命、やりかたを工夫して教えてきた私に失礼でしょ!わからないところを質問するエネルギーさえ出し惜しみします。

色んなことがアップしている今、げんちゃんは、まったく理解できないステージは終わってると感じてます。それでも、彼の意識は、まったくできないときと同じ。常に、ぽかんと口をあけて、食べさせてもらうのを待つ感じです。算数の回路を決して自ら動かそうとしない感じです。

げんママの目が座ります。いろいろげんちゃんに言った後、

「あんたねえ。自分をかえないと、発達障害だから、と言って、いつも支援してもらってすご、そういう世界から出れないからね。算数は苦手、と言ってれば、だれかがなんとかしてくれるわけ?買い物さえ四苦八苦して、わからないことをひたすら隠すことに必死な暮らし。そういう未来でいいの?(最近は隠すことにエネルギーを使いだしてるげんちゃんです。)
自分の手で、自分の人生つくっていくんだよ。あんたのまわりの人たちは、全力であんたを応援してるの。最高のチャンスを与えられて、自分がやる気をおこさないんだったら、あたしは手をひくよ。チャレンジしなくても、それなりに、サポートしてもらって生きていく道はあるからね。自分で選択しなさい。
もう、やめよ!」 

ほんと、最後通牒のような気持ちです。すると、私の迫力にびびったのか、

「いやだ!」
と叫びます。

「あのね。きびしいようだけど、あんたが挑戦してるのは、ほんとに大変な道なんだよ。一人の障害児が、それを克服して、自分の人生を、自分で作っていこう、ってことでしょ。甘ったれて、やれることじゃないわけ。あたしもK先生もみんな本気なの。
さしでやってんだよ。あんたも、本気にならなきゃ、絶対到達できない道なんだよ!
わかる!!  もう、あんたは、昔のがっつりのげんちゃんじゃないの。ちゃんと考えることができるようになってるんだよ!」

子供とはいえ、必死で臨むことを、私は彼に要求します。

でも、げんちゃんは、なんか、その瞬間、目がぱっとかわりました。そして、分数の問題にもう一度トライ。
やっぱり思った通り、前とはぜんぜん違いました。すらすらとかじゃないけど、意味を一生懸命考えて答えを出しました。そして、なんか、ちょっと満足した顔になって終わりました。

「あ、なんか、ちょっとわかってきたような~・・・」
とか言って。
やっぱり、そうです。げんちゃんは、算数さえも、かわってきてるのです。げんちゃんプロジェクトチームの本人そのものの意識が、これからの道を左右する、そういうステージにきています。

メンタルをささえる体もできてきたし、色んな基礎能力もできてきた。学校の先生方を含めて、プロジェクトチームメンバーもこれ以上ないほどそろっています。
あんたがやる気出さないのは、甘えというものでしょ。

勇気を出して、チャレンジしてほしいです。

by glow-gen | 2017-05-04 01:42 | Trackback | Comments(6)

発達障害児の4月は、ほんとに難儀です。~6年生新学期

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公園で出会った、野球部の中学生に、野球練習の相手をしてもらいました。手前、かまえてるのがげんちゃん。写真効果で、すごく遠い距離に見えますが、そんなに遠くありません。げんちゃん、しっかり、お礼も言って、お~、体育会系の乗りかも・・・「中学になったら、野球部に入ってね。初心者も大丈夫だよ。」やさしいお兄ちゃんでした。初心者・・・ははは・・・習っているのだけれど

 すっかり仕事が忙しく、更新できずにいましたが、げんちゃんの6年生生活も、無事漕ぎ出しています。
 結局、支援も普通クラスも、先生は変わってしまいましたが、どちらとも、良い先生みたいで。げんちゃんも、今まででは、一番ましなげんちゃんなので、小学校生活で、もっともストレスの小さい4月です。

 3月の直前顔合わせの時も、仕事で参加できず、いまだ先生方とも顔を合わせておりませんが、支援の先生も、連絡帳のコメントから、人柄がうかがい知れ、気持ちおだやかでいるげんママです。
 まあ、振り返れば、それぞれ先生方は個性が違って、時に、やきもきしたり、こっちのつぼとちがったりもありましたが、学年を終わってみたら、皆、それぞれに、子供思いの親切な先生方でした。
 
 激務の小学校教諭のお仕事は、今なり手がいないとこもあると聞きますが、やっぱり、先生って、聖職なんだな~と思います。できのいい子ばかりもった親には理解できない気づきですね。笑

 いつも、やっと先生方とうまく意思疎通できていく頃には、次の学年になるので、今後の支援クラスの人事は、いろいろ申し入れしたい部分がありますね。でもまあ、げんちゃんへの神様の特別な采配を信じ、ふたをあければ、すべてベストと信じましょう。

 昨年の普通クラスの先生は、とても素敵な先生だったので、先生は6年にもちあがってるのに、なんで、わざわざほかの先生なんだろう、と、最初はいやな気分でした。考えてみると、支援の子を預かると、仕事が増えるから、1年で勘弁してあげよう、という人事の配慮なのかもしれませんね。なんかな~と思ってると、「げんちゃんの先生は、とってもいい先生だよ、」と、ママ友がおしえてくれたので、ぱっと切り替わって、ちょっとわくわくしています。

 振り返って、4年の3月に、担任の先生が、
「友達へのちょっかいが減りましたね~。」
 とコメントしてくださって、翌5年の4月、新しい担任の先生が、
「友達へのちょっかい? そういうのはありませんけど・・・」
と言われたのを思い出します。今年もこういうミラクル4月になったらいいな、と願います。

 残念ながら、連絡帳に、”宿題は、プリント2枚” と書いておきながら、平気で、1枚しか持ち帰ってない、とか、提出する宿題をそのまま持ち帰るとか、ぜんぜん変わらんじゃん・・・というありさまです。それでも、いろんなところが伸びているげんちゃんのようです。

 日課表をそろえながら、”大きな本を後ろにそろえて入れて、前に小さなサイズのノートをスペースの無駄なく、きれいに入れる。”なんてことが、やっと、自然にできたりしてます。でも行くときだけ、帰りはでたらめ 泣・・

 そして、算数も、げんちゃんが希望したらしく、普通クラスで受けているようです。3月に、担任の先生が、
「算数は支援で受けなくては、げんちゃんのためにならない」
と、アドバイスしてくれましたが、多少はましになっているのでしょうか。たぶん、普通クラスの先生が、一生懸命横に来てくれたりしてるみたいです。4月今だけスケジュールになるんじゃないでしょうかね~。

 前回のブログで、げんちゃんの書いた文をアップしました。あれは、たまたま出た、ぴくっとした峰だと思いましたが、どうも、あれがごく普通になっています。げんちゃんは、野球教室のお友達のジャンバーを間違えて着て帰り、ずいぶんたってお返ししました。
「家に帰ったら、確認して、」とか友達に言われても、重要なことと思わないようです。でも、私に言われて、お菓子をそえて、お詫びの手紙を書きました。

○○君へ
 ジャンバーをまちがえてしまってごめんね。おわびに、おかしを入れておきます。食べてください。句読点もきちんと入れて、字もきれいでした。
「ぼく、きれいに書いたよ。これでいい?」
と言ってきました。きれいに書く、ということに、多少楽しみを見出したような感じでした。
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 たとえば、この自主学習。なんと同じ字をひたすら1ページ書き続けたげんちゃん。意味不明ですが、この持続力。やはりここへきてのものです。書字がやはりかわってきているのでしょう。
 自主性が出てきたら、しばらく、泳がせてみたいけれど、とんちんかんは続出必至です。がみがみ言うのを、ぐっとがまんしたら、すごいストレスになりそうですね。

 4月しょっぱなにはこんなエピソードもありました。お世話になった支援の先生お二人が転出されて、げんちゃんは、花束までわたしたそうでした。それなのに、帰ってきて、まったく何も言わないのです。あとから、先生に聞いてびっくり。普通なら、そんなこと言いますよね~。
「げんちゃんに、こういうことは大切なことだから、ママに話すべきだよ。」と言って聞かせると、「え~、そうなの?」
ときょとんとしています。なんかこいつ異常だな、と思って職場の男の子のお母さんに話すと、口々に、男の子ってそんなもんだよ、と言われました。 でもね、それじゃあだめでしょ。ねえ。
げんちゃんにはぜひ、女子力をつけたいものだ、と思った次第です.
毎年この時期、げんちゃんみたいな子の親になると、心おだやかにいられないですね~。

 そうそう、うちのお姉は、案の定、花の浪人生になりました。ヤツはヤツで心配です。のんびりしてますから、当然の結果でした。でも、まあ、げんちゃんのために家にいてくれてありがたいです。げんちゃんは、おねえに一目おいているらしく、彼女の言うことはよく聞きます

 おねえは、浪人生活をうまく生かして、1年分いっぱい友達作るといいなと思います。人生何から駒が出るかわかりません。しかし、げんちゃんとは違った意味で、超マイペースなやつです。 でもさすがに、2浪しないでくれよ~。泣

こんな感じで、今年の春は、良くも悪くも、ちょっと違った感じの春です。

by glow-gen | 2017-04-15 02:30 | Trackback | Comments(2)

春の合宿。段取りよく準備してね。

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一人で書いたという、5年最後の総括。日本史とか、どこで覚えたのでしょう。彼のおもしろい一面です。しかし、やればできるじゃん、的なげんちゃんの文でした。彼曰く、
「すごくがんばって書いてみた。」
たぶん、”今最高の峰がぴくっ”の部類です。

サッカーの合宿に行きました。今日は、パラダイス、と言いたいとこだけど、夕方帰宅です。笑


げんちゃんは、7月の校外研修の時、半日をかけて荷造りをさせてみたけれど、ほんとにだめで、ぐったり疲れたことを思い出します。研修のしおりを見ながら、頭の中でシュミレーションして何をどういう風に荷造りしたらいいか、を誘導して、準備させる。これがなかなか無理だったです。

 しかし、あれから、 8ヶ月たった一昨日、げんちゃんは、明らかに進歩してました。
「お風呂に行くときは、部屋着に着替えてから行くの?」
「うん、着替えてから行く。」
「じゃあ、お風呂セットの手提げ袋には、何を用意する?」
「え~っと、バスタオルと、着替え・・」

まあ、こんな感じです。一泊二日で、しかも、10回は行ったであろう合宿の準備です。出来て当たり前と言えばそうなのだけど、今回は、やはり、今までで一番ましだと思われます。
それでも、2時間はかかったような・・・・

水筒を持たせるときに、
「予備でペットボトルに2本お茶入れとくね。
さあ、水筒と、ペットボトルどっちを先に飲んだ方が、荷物が軽くなる?」

この質問は撃沈でした。平気で水筒、と言ってました。
「ペットボトルを先に飲むとどうなるの?」
「??」
「ペットボトルからになりました。どうする?」
「リサイクル?」
あほか! ずれとる!

 ペットボトルを捨てられるから荷物は少なくなる。

教えてやると、なるほど~と、目を輝かせていました。(しら~~汗!)でもね、前回までは、説明してやってもピントきてなかったから、やはり頭よくなってるんでしょう。そう思いましょう。

果たして、帰ってから、ペットボトルをどう処理してるやら。案外できてなかったりするんだろうな~。期待せずのぞみましょ。
でも、感触は、ぐっと前よりましになってます。

すべて、少しずつ少しずつ伸びています。袋の口を固結びするのも、もはや手際よくなってるし、他の子はもっと先に行ってるかもしれませんが、確実に、そのあとを追いかけていると思っていいでしょう。

 先日、6年に向けて、学校で写真のような文を書いてました。気合い入れて、彼の能力をフルに使って書いたようです。力がマックスに出力すれば、こういうことができるんだ・・・と思い、日々の能力の振幅を思った次第です。
出ないときは、全く出ませんからね~。

4月期待したいです。

by glow-gen | 2017-04-01 15:37 | Trackback | Comments(35)

抽象的なことを理解するための言葉

げんちゃんの不思議なところって、たくさんあります。

その一つに、普通の生活の時は、けっこう色々会話していて、かなり普通になってきたと感じる時があるのに、いざ、プリント類をやるときになると、なぜ、こんなことが理解できないの?ということが多いです。
特に、算数の問題をやるときは、自分一人で全部テストプリントを解けることは少なく、わからないと、じ~っとフリーズして、質問さえもできません。

わからないのはいいとしても、なぜ問題について、いまだに質問さえしてこないのか?
とても不思議です。彼の能力をわきまえて、充分適度な難易度の問題を与えているのに、なぜ質問さえできないのだろう???

普通の子なら、質問くらいはできると思います。
「これってどういうこと?」

なんて、文章題の一文をさして言ったりするんじゃないかと思います。

たまに、質問らしいつぶやきが出たら、お~・・・げんちゃんすごい。と思うほど、彼は、沈黙します。これは、彼が、いつも、受け身であるから、と言うわけでもなさそうです。

現実の生活に密着したことは、彼らの言語は、なめらかに出てくるけれど、プリントの上にある自分とは何の関係もない問題、つまり”抽象” に関しては言語を持っていないのではないか、というようなことをある人に言われて、なるほど~と感じているげんママです。

それと関係するかどうかわかりませんが、敬語、謙譲語、丁寧語・・これも、げんちゃんは、なかなか理解できずにいます。

彼は幼児のように、自分の生活に密着した言葉と、彼の好きな本の世界の話は言語を持つけれど、興味のない、”抽象”は、出力させる手だてがないのかもしれません。


そう考えると、結局、この子は、国語が算数よりできる、とか言っても、”言葉” がだめなんだ・・・と思わずにはいられなくなりました。

言葉で考えるための言葉・・・・げんちゃんには、やっぱり、言葉が必要なのかもしれない。

なんかこう、うまく言えないのだけど、ヘレンケラーが、始めて「ウオーター!」 と叫んだ時のように、目の前で繰り広げられている”抽象”に言葉を関連づけることがもっと必要なのかもしれない。単語を関連づけるだけではなく、その物事に、的確な文章を与えてあげることが必要なのかもしれない・・・


たとえば、げんちゃんは、ピアノを5年もやっているのに、楽譜のおたまじゃくしが上にあがるほど、鍵盤は右に行く、ということがわかっていませんでした。ピアノの先生と二人で絶句しました。

だから、もう一度、彼にそれを誇示して、言葉にさせながら理解させました。今までは、ほら、こうなるんだよ、とこっちが言葉を与えていましたが、はてしなく、誘導しながら、げんちゃんに言葉をつむがせていきます。

「楽譜がこうだったら~。ピアノは~、こっちで~。」

とか言ってるのを、
「楽譜の音符が高い方に書いてあるほど、ピアノの鍵盤は、右の方へ進んで行く。」

と、修正しながら、彼に、もう一度出力させるわけです。彼に出力させながら、修正するというのが正しいかもしれません。具体的な経験に、まずは的確な表現を与えてやり、それを体に落とし込む。
言葉、言葉、言葉・・・

特に、算数における言葉は、げんちゃんには乏しいようです。具体的な算数の事象にもっともっと言葉をつけてやる。

げんママ、まだうまく言えないけれど、最近手探りでやっていることの1つです。


 時々、げんちゃんに、しつこい! とか怒られたりするのだけど、まあ、嫌気がささない程度に・・

それから、げんちゃんに、トランプのスピードをさせてます。目の前の数字を見ながらカードを出すことと、カードを補充すること。げんちゃんは、必死です。パニックならず、一生懸命やっているので、ほんとに進化してるのです。
 
 家族で、トランプに取り組みながら、ふと、DSなどのゲームは、なんて、単調なのだろう、と感じます。相手からの声、手の動き、視線の奥行き、すべて、リアルゲームの方が、脳にがんがん刺激が来る感じがあります。

 情報の処理量は、こんな単純なトランプゲームでも、随分多いと感じます。げんちゃんには、できるだけ、ゲームを与えたくないな、と思います

by glow-gen | 2017-03-28 21:04 | Trackback | Comments(10)

げんちゃん5年を終えて 

げんちゃんは、とうとう5年生を終えました。
学年末の個人面談が、なかったので、しかたなく、支援と普通クラスの先生に面談をしていただくようにお願いしました。

(ついでに言うと、来年度からは、家庭訪問も希望者だけになるそうです。ちょっと面食らいました。)


 心配のある子や、支援クラスのお子さんを持つ母親は、こういう風に、先生との関係が希薄になると、さらに不安感がつのるだろうと思います。やれやれ。

こういう子の親って、祈るような気持ちで学校に送り出していることもしばしばで、学校の様子を折に触れ、先生に聞きたい気持ちがいっぱいです。なんせ、我が子は、うまくわかるように話したりすることができません。そのため、学校の様子が、ほんとにさっぱりわかりません。時々先生が、お手紙を書いてくれますが、やはり、生の声で、こちらの知りたいところを詳しく聞きたいと思います。
 
 残念ながら、お姉ちゃんの時にはなかった感覚です。こういう子を持ってはじめてわかる親心でしょうね~。

 とりあえず、げんちゃんの面談はかなってお話を聞きました。

 1年間ほんとによく伸びたげんちゃんも、普通クラスの先生に、端的に表現してもらうと、”まだまだ普通クラスに何のサポートなしに放り込むのは無理”ということでした。

なるほど、そうだろうな、と思います。
たとえば、私と電話でのやりとりで、先日こんなことがありました。

げんママ 「今日の野球の練習は、Aグランドであると思うんだけど、ちょっと自信ないから、電話切ったら、メールを確認してみるね。そして、もし、Bグランドであるんだったら、電話で教えてあげる。Aグランドだったら、電話しないから・・・」

私は、今日の野球の練習場について、さっと説明しました。

私は、最近、げんちゃんが、わかっているかどうか、すべてにおいて疑わしいので、復唱させる練習を始めました。自分の言葉で、一度出力する練習です。げんちゃんは、このやりとりを、復唱できません。私は、もう2度ほど説明を繰り返しました。すると、げんちゃんは、やっと自分の言葉で復唱します。

「お母さんが、電話を切ったら、野球がどこであるか調べて、え~っと、僕に電話する。」

は~、やれやれ。”Aだったらしない。Bだったらする。”という、付帯条件がつく、この内容は、彼の理解力をちょっと超えていたようです。

ならば、学校での先生の指示も、ストレートなもの以外は、落ちだらけなのがうかがい知れます。そして、彼の処理スピードは、まだまだ遅遅としてます。どう考えても、ハンデなしで、普通クラスでやっていけるわけはないのでしょう。

 でも、以前なら、1つの指示を出して、次の指示に移る時に、本人は、周りが見えず、終わるまで、ずっと最初の指示のことをしていたそうですが、今は、他の子が次の指示に移っていくのが気になり、あせってしまって少しパニクってしまうそうです。

 つまり、前より、次のステップに進んでくれたようではあります。

 友達との関係はどうですか。という私の質問に、先生は、友達が、げんちゃんの長所を書いてくれた寄せ書きプリントを見せてくれました。
なかなか、心温まることが書いてあります。中でも、

「げんちゃんは、勉強をいつもがんばっている。」

というのが多かったです。げんちゃんは、支援の子で、みんなちょっとした援助をしてくれるけれど、彼が、彼なりに、ほんとにがんばってることを、認めてくれているとわかりました。勉強に取り組んでいる時間は多くても、なかなか皆においつかないげんちゃんですが、がんばっている姿は、お友達にもけなげに写っているのだな、とわかりました。


他には、英語ができるとか、物知りだとか、おもしろい、だとか・・・”強いて言えば”、かもしれないけれど、うれしいことが書いてありました。

5年が終わって、総括すると、やはり、げんちゃんの進化は、まだまだ普通クラスレベルには、不十分だということでしょうが、まあ、やはり、彼だけを見たら、ほんとにすごい伸びです。

客観的にしっかり判断して、でも、親ばかにもなり、たんたんと次のステップに向かって、目標を立て、カリキュラムを組んでいこうと新たに決心しました。





 
by glow-gen | 2017-03-27 21:14 | Trackback | Comments(9)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
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