げんちゃんの発達障害プロジェクト

WISK Ⅲ検査の結果 はーだるっ、

ウィスク検査の結果を聞いてきました。
驚くことに、進歩してると思っていたげんちゃんの結果は、2年とまったく変わりませんでした。私は、目の前が真っ暗になりました。
ウィスク検査の項目を見ると、

1 言語能力 (言語概念形成、言語による推理力、思考力、言語による習得知識)
2 知覚統合 (非言語による推理力、思考力、空間認知、視覚ー運動協応)
3、注意記憶 (聴覚的ワーキングメモリー 短期記憶 注意 集中)
4、処理スピード (視覚刺激を正確に処理する力、注意動機付け、視覚的短期記憶、書記技能、視覚ー運動協応)

と4つの項目がありました。げんちゃんは、もっとも高かったのは、言語能力と、注意記憶で、90台。(100が平均だそうです。)がしかし、そのほかの項目は、60台70台となっていて、平均は、80ちょいで、「普通より下」と明確に書いてありました。やれやれ・・・

 単に点数だけではなく、そこから読み取れる、げんちゃんの特徴や、これからのサポートのポイントなどが、コンパクトに、しかも的確に書いてありました。ほんと、ちょっとのかかわりで、よく、ここまで的確に読めるもんだ、と感心するほどでした。一見なんとかついて行っていると思いこみたい普通クラスも、みながサポートしてくれて、ホームスクールで、手をかけ、なんとか、紛れているように見えるだけ、というげんちゃんの現実がしっかり記載されていました。

私が、ショックを受けていると、担当の先生は、
「ふつうは、年齢とともに下がるのに、下がってないのは、お母様がしっかりがんばってこられたからなんですね~。」

と、コンサルティングの後に言われました。 そんな風になぐさめられても、
「はあ・・・」
としか、言葉が出ません。

ぼ~っと、頭の中で、いろんなことがめぐってました・・・

知能検査とか、運動会とか、要所要所で・・・ろくな思いしてないな~・・・ 一生懸命がんばってんのに、なんて不憫な子なんだ! とか・・・
もう、ありとあらゆる、負の言葉がじゃんじゃん出てきます。

そして、なんか、私は、ぼ~っと昔のことがよみがえってきました。遠い子供の頃のある一場面。

その昔、全員知能検査を受けていた、我々の子供時代・・・私の担任が、こっそり(結果を、親に発表してなかったみたです。)
私の母に、
「娘さんの知能検査、すごく高かったんです。」

と言ったそうです。こっそり言ったのは、どうもその頃、知能検査をしたものの、結果は親子には、伝えなかったのでしょうね。つまり、結果は、学校側のマル秘事項だったのでしょう。
 母は、先生がこっそり教えてくれたのだ、と、すごくうれしそうに、私にそっと伝えました。そのときの母は、ひそやかに、上機嫌でした。
 そうか~・・・と、私は思いました。なるほど・・・親って、別に自分の手柄でもないのに、子供のできがほかの子よりいいと、なんか、自分の手柄のように感じるんだろうな。

そして、その逆もありで、自分のせいでもなんでもなくても、なんか、自分が悪い評価をされたような気になるわけなのね・・・

どの子も、神様から授けられただけのことで、親の失策でも手柄でもない。

その時の知能検査の結果がいくつなのか、どんなテストなのか、今となれば、よくわかりませんが、その時点で、私は母をすごく喜ばせたことだけは、深く印象に残っています。その後、私は、高校で落ちこぼれ、知能検査って何なの?、と、まったく理解できない勉強を前にして、わなないていました。
・・・そして、自分への勘違いは捨ててしまいました。今では、よくある、古ぼけた過去の栄光になっていて、こういうことでもなければ、思い出しもしない出来事になってしまいました。

今の私は、あの時の母と、対局にいるわな~・・・

ほんと、げんちゃんみたいな子を持つと、どうかすると、卑屈になりやすいのかもしれません~・・・。こういう日は、おもいっきり、おおげさなほど、卑屈になって、そこに浸ることにしましょうか・・・

発達ママに電話して、思いのありったけを、愚痴って・・・吠えて・・確かに、今日診療室で話した6年の女の子と、げんちゃんは、まったく別物でした。

ちょっと、神様、いい加減にしてください! あなたの愛するげんちゃんは、この体たらくです。今後、どういうシナリオをご用意ですか。もう、私はうんざりでございます。イエス様の御名によって、アーメン!

ということで、今立て直し中でございます。あしからず。鼻息ヾ(≧∇≦)

# by glow-gen | 2017-09-23 01:46 | 知能検査 | Trackback | Comments(10)

脳を制御し、開発さえする意識の働き

  「意識をすることができるようになると、脳自体をコントロールすることができる。」
と、知り合いのセラピストの先生からお題を頂戴したげんママですが、わかったようなわからないような気持ちで、日々けっこうもんもんと過ごしていました。

ところが、今日、仕事していて、ふと、こんなことを考えました。

 例えば、脳こうそくで、同じ場所に同じような麻痺をおこしてしまった患者さんが、二人いるとします。一人は、病気だからしかたがないと、ぼちぼちリハビリしながら暮らしています。もう一人は、元気な頃を思い出して、もう一度、あの頃にもどりたい! と強い意志を持って、また、医者がなんと言おうと戻れると信じて、一生懸命、独自に考え、研究したハビリプログラムを、夜も日もおしんでこなし続けました。

さて、5年後、どちらの人がもとの生活に近いところへ、もどっていったでしょう。

そう、答えは簡単。なおると信じて、死に物狂いでリハビリした人でしょう。

この人が治った勝因は二つあります。一つは、彼は、治ると信じていたこと。もう一つは、心が行動をかえ、リハビリに必死にとりくんだことでしょう。

このことは、一般には、意識ではなく、意志と呼ばれる類のものかもしれません。でも、心が、脳を改善したわかりやすい例だといえるでしょう。人の脳は、自らの意志で作り変えることができるのです。

 そうか~。脳が、心の支配を受ける、というようなことを、彼が盛んに言っていたのは、こういうことかもしれない。

 ある日のげんちゃんを観察していました。最近では、げんちゃんの、ゼロに近い時間の感覚を改善していくためのトレーニングをやっています。寝るまでは何時間あるのか。その間に何と何をしないといけないのか。そのために、どういう時間配分で、何からやる・・・みたいなことを、少しずつ考えさせるように誘導しています。(まったく、彼は、それについてはゼロベースです。とほほ)
 その中で、たとえば、明日の理科に備えて、ちょっと家で予習した方がいいね、ということになったとします。時間は、ほとんどありません。チャレンジタッチでちょっとだけ予習することにしました。げんちゃんは、チャレンジタッチに手をのばします。そして、開いたとたん、タブレットが、今日のおすすめ学習を表示したとします。そのとたん、げんちゃんは、理科をやる、とい意識がぶっとんで、タッチが誘導した国語をやろうとしました。(チャレンジタッチは、発達障害のお供、とさえ言いたいくらい、必須アイテムです。)
 理科をやる、と、ひらいたその時までは、彼の意志ははっきりしていたのに、次の瞬間ふわっと、意識が飛んでしまいました。意識と脳の支配関係が逆転した瞬間です。

「あれ、君は何をしようと考えたのかな?」

意識を取り戻すための声掛けをします。げんちゃんは、しばらく、フリーズしましたが、あ・・・とつぶやいて、急いで理科に変えます。声掛けをしなければ、げんちゃんは、ふわふわと、地上から足が離れるようにして、意識の伴わない、目の前のことに吸い付けられて、飛んで行ったままだったでしょう。

脳こうそくの一人の患者さんが、なんとなく、リハビリをさせられているようなありさまに似ているように思います。

脳の上位に意識が来る、というのはこういうことなのかもしれません。


 げんちゃんたちのような子に、いつもつきまとう、このふらふら~っとした意識のない行動は、脳が制御されることを嫌って、好き勝手に発動しているような状態なのかもしれません。


 このふわふわした感じは、もう一つの場合にもおこります。彼が「ただいま~」と言って、帰ってきたとします。
なかなか顔が見えないので、
「いまどこ?」
と聞いたとします。げんちゃんは、答えます。
「家・・」

この時、げんちゃんは、玄関に入ってもたもたしていたとします。彼は、家に帰ってきたという認識はあるけど、しっかり、玄関にいる、という意識が薄い・・・
「今、家のどこにいるの?」
と聞いてあげます。
「あ、玄関だよ。」
と、げんちゃんは、玄関にいる自分をしっかり意識します。げんちゃんがちょっとした声掛けで、本来認識していなかったことに、意識が発動したのです。

もちろん、これはたとえで、げんちゃんの実際のエピソードではありませんが、似たようなことがありますよね。


 ただなんとなく、ふらふらした意識の中で、行動している状態では、行動の制御はむつかしいでしょう。時間の管理も、時間軸の感覚もないので、そのふらふら感はいっそうひどいものになります。

 私たちが、げんちゃんたちにストレスを感じるのは、この制御されていない脳の気まぐれさだったり、暴走状態だったりするのではないでしょうか。


意識とは、脳を制御する心の働きのようです。本来、人の人格とは、脳に支配されているものではなく、脳を支配下に置くものなのです。意識とは、その中枢部の心の働きのことを言うのかもしれません。
 だから、意識を変えていけば、つまり、脳の上位に意識をもっていくことができれば、脳の眠っていた能力を呼び覚ますことができるし、すでにある能力も、スムーズに使える、ってことではないでしょうか。
 IQさえ伸ばすのが可能かもしれない。

案外、難しくないのかもしれない・・・これを、彼に話すと、いいせんいってる・・と言われました。で、具体的な声掛けのこつを教えてもらいました。

 たとえば、夜のスケジュールを段取りするように促しているときに、彼は、日課表をそろえる、と言いながら、好きなことに熱中するばかりです。私は、「ねー。日課表はいいのかな~。」
と言いますが、なかなかです。セラピストの彼いわく、
 そういうときは、日課表をもってきてごらん、、と持ってこさせ、具体的に、明日は何があるのかな~と、時間表を見させて・・・しっかり準備して、気持ちよく授業を受けたいね。
と言うのだそうです。つまり、明日のことが身にせまってくるように、現実味を帯びるように、より具体的なイメージがわくようにもっていくのだそうです。

なるほどな~・・・彼らの制御されてない脳を制御するために、それより上位の意識、あるいは、心によりリアルに働きかけなくてはならないというわけです。彼の意識は、よりリアリティーや必要性を感じて、動き出し、暴走していた脳は、自由自在に整理されたり、覚醒されたりするのだそうです。


 わたしは、何度もくいついて、彼に質問しまくってましたが、なんとなく、わかってきたような気がします。これならできるかもしれない・・・。明るい光が見えてきた気になっています。


しかし、かたや、私は、連休中最悪の気分ですごしていました。なんせ、先日ウィスク検査の報告に行ってきて、げんちゃんのさんざんなIQ結果にぐれていました。笑。またそれは次に書くとしましょう。



 

# by glow-gen | 2017-09-20 23:09 | Trackback | Comments(17)

げんママやっとつきぬけたかも。なるようになったところが人生最高の選択!

  前回のブログを書いてからも、ずっと私は迷走していました。まだ、そんなこともできないのかな~・・・みたいな事件もいっぱいおきていたし、げんちゃんの出力状態も、なんか、すさまじくばらついていたのです。

 ある時は、ほう、げんちゃん、こんなに学習に対して理解力が上がっている!
って、驚いたかと思うと、次の日は、え~~、なんでこんなのさえわからないの? というようなことがおこり、ジェットコースターに乗っているように、こっちは混乱したりしてました。

ところが、ここ数日、私もげんちゃんも、なんか、突き抜けました。(とか、現在完了形にしてはいけないかな・・・日々揺れ動く発達育児なもんで。)

げんちゃんの状態は、あいかわらずなのですが、明らかに、意識のもっていきかたがかわっています。

ある日、げんちゃんは、大量に学校でやったテストやプリント類を持ち帰りました。社会のテストは、5年にあともどりしたかのごとく、半分しか書けてません。でも、彼は、そのプリントの山をさして、

「どうして、今日プリント持って帰ったかわかる?」
と言い出しました。きょとんとしていると、
「机の中がいっぱいになって、片付けられないから・・」

と言ったのです。びっくり。  普通の子のママなら、だから何~? とつっこまれるところですが、おわかりになるでしょう!。
整理整頓がだめなこの子たちが「かたづけられないから」なんて言う、宝石のような言葉を口にしたのです。しかも、ただなんとなく、持ち帰ったのではなく、自分の気づきと気持ちを、次の行動に結びつけて、さらに、その一連のことを言葉にしたのです。

意識が働いてきた、と言わずして何と言おう!

まあ、こういうちょっとしたことが、ちらっと、かいまみえたりする今日この頃なのです。


そして、セラピストの彼が、また実にうまいことを言います。

「今はね、げんちゃん、たくさんつめこみすぎて、頭の中が混乱してるんだよ。だから、ちょっと整理させてあげる時期なんだ。整理してあげると、もっと、安定して出力してきますよ。」

ため息! この彼は、ほんとにいつも的確でびっくりしてしまいます。イルカの経験も、それからの彼の振り幅の大きい毎日の生活も、少し上がったと思って、色々教え込んできた学習ライフも、ぐつぐつ沸騰したちゃんこ鍋みたいに、ぐちゃぐちゃになって混じりあっているのが見えるようです!

少しカリキュラムを減らして、整理させてあげればいい・・・

K先生と作戦会議をしました。色々なお習い事、げんちゃんは、いやがらず、楽しいとさえ言って行っているけれど、彼自身、自分の本当のコンディションや気持ちを、的確に把握して言葉や行動に反映できていないのではないか・・・そういう話しもしました。自分が無理してると気付かずにがんばってしまっているのかも・・・まあ、平易に言うとそんなところです。

 でも、普通クラスに行きたい! とがんばっているげんちゃんから、取り上げてしまうプログラムはなかなか見つからず、とりあえず、

 マッサージをたくさんしてあげる。
 睡眠時間を増やす。


ははは、戦略会議をしたわりには、貧弱な結論・・・汗
でも、彼が、ちゃんこ鍋状態だ、ということを、私が深く納得できたので、私の彼への好感度もぐっと上がって、がみがみ言う気持ちが落ち着きました。

 マイナスに振ってるような行動が出ても、
「整理整理・・・・大丈夫大丈夫・・・」

みたいな余裕が生まれ、絶対この次のステージは、飛躍する。そんな期待が胸によぎるようになりました。


くもんの先生と電話で話しました。

「普通の子はね、学校で、とにかく、自分を出さないように、それはそれは訓練されてるんですよね~。くもんでも学習の時は、静かに、おりこうさんに勉強する。日本の学校でよくしつけられたものですよね~。げんちゃんは、そういう、ある意味、日本の学校教育で型にはめることをされていない、まるで、昭和の子、みたいなところが魅力ですね。
彼の周りは、なんか、いつも明るい雰囲気がある・・・自分を受け入れてない子というのも、ちゃんと見ていて、距離をとったりもしてますよ。」

私は、集団の中のげんちゃんについて、あまり評価できるチャンスがありません。でも、くもんの先生の言葉は、げんちゃんの長所を先生なりに表現してくれているのかもしれません。

確かに、学校に合わせる、というのではなく、げんちゃんのオリジナルな教育のために、たまたま、学校も利用させていただいている。

という私のスタンスが、くもんの先生の言うようなげんちゃんに反映しているのかもしれません。とにかく、くもんの先生のげんちゃん評は、今はまだまだサポートもいるけれど、期待値は高い子だよ、ということのようで、うれしい限りです。

そして最後には、先生も私も
「ま~。なんかわかんないけど、なるようになったところが、ベストのとこじゃないんですか~?中学のクラス選びも・・・」

大笑いしながら、そういう話しに落ち着きました。なるようになったところが、人生ベストの選択。いいですね~。くもんの先生、良い先生にあたったものです。それも、げんちゃんの能力なのでしょう。笑












# by glow-gen | 2017-09-15 20:43 | 脳への考察 | Trackback | Comments(8)



小学校6年生の息子。5歳の時に、発達障害とわかり、ママの格闘の記録。
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小学校6年になる息子げんちゃん。5歳の秋に、発達障害が発覚。最初はショックだったけれど、脳はまだまだ未知数。ママがなんとか素敵な子供に育ててみせるぞ~。最初はIQ60、70・・コミュニケーションも微妙。身体もふらふら、はさみもにぎれず・・・もちろん絵もまったく描けず、5歳なのに、ほとんど2歳児みたいでした。いや、それ以下の機能もたくさんありました。
 「子供の脳に良いこと」を書かれた鈴木昭平先生が主催する、エジソンアインシュタインメソッドに出会って、ママが改善をさせることを学びました。そこを皮切りに、日々研究を積み重ね色々取り組み、相当改善してきました。、たまたま支援クラスができなくて、普通クラスの1年生に入学しました。2年の2学期から、支援クラスができて入ってます。算数の学習障害は、ひどく、相当苦労してますが、毎月毎月、必ず進化しています。日々はらはらどきどき。 天才ぼうやに育てるべく、奮闘中。パパと浪人生の娘と、医療関係に働くワーキングママ。
 近くに住む、お姑さんに手伝ってもらいつつ、がんばっています。
1年生の2学期から週に1.5日学校を休ませて、ママがおうちでホームスクールをやってます。4年からは週二日になりました。さらに、5年の9月からは、2.5日に増え、3学期からまた、週2日にもどし、今にいたってます。
近くに住む、主婦のK先生のおうちで、ママが仕事でできない日は、ホーム学習のお手伝いをしてもらっています。
 昨年5年生からは、算数以外、試験的に普通クラスにシフトという快挙です。発達の改善に取り組みはじめて6年の歳月は、子どもをどんどん改善していきました。
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